No.595570

真・恋姫なのは? 第一話

アサシンさん

海鳴の家に送られた一刀

そこは小さな山の中に在る

竹林に囲まれた日本屋敷だった

2013-07-07 23:59:58 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:5832   閲覧ユーザー数:4185

 

 

 

 

 

海鳴のとある小さな山の中

 

 

 

 

一刀「ん・・・うん?」

 

一刀「ここは、海鳴なのかな」

 

 

一刀が目覚めたのは、林の中だった

 

直ぐ近くに道を見つけたので迷わずにすんだ

 

 

ほんの数分歩いていると

 

 

 

一刀「本当に俺ん家だな」

 

 

 

見えてきたのは一階建の古風な日本屋敷

 

庭には花が咲き

 

芝生と小さな池があり

 

家の周りは竹藪に囲まれている

 

 

 

一刀「とりあえず、上がるか」

 

 

 

玄関から入ると家の周囲には白い石が敷き詰められていた

 

家の中は広く

 

旅館並みの広さがある

 

 

一刀「瓦の屋根に、畳の床、引戸、囲炉裏まで全部そろってるな」

 

一刀「ん?これは」

 

 

お茶の間で休んでいると、机の上にあった手紙を見つけた

 

 

 

『御主人様がこれを読んでいると言う事は、ちゃんと家に着いたのね。』

 

『家には家財道具一式送っといたわ』

 

『今御主人様の体はまだ青年よね?』

 

『今から丁度一年後にクライド・ハラオウンが闇の書の暴走で戦死してしまうのを防ぐために、御主人様の力を借りたいの』

 

『御主人様に最初にお願いしたいのが、彼を救う事なのよ』

 

『それまでに御主人様にはレアスキルと魔法の習得をしてほしいの』

 

『一年が私が介入できるギリギリの期限なの』

 

『手紙の中に鍵があるでしょ?』

 

『それを鍵穴のある扉に使うと、御主人様の為に用意した別荘に繋がっているわ』

 

『別荘では時間の流れが違うから気を付けてね』

 

『別荘には魔法とデバイスに必要な物とかすべて置いてあるわ』

 

『体が少年になるのは、クライド・ハラオウンを救ってからね』

 

『じゃあ、次会う時は夢の中で』

 

『貂蝉より』

 

 

 

一刀「この鍵がねぇ(キュクゥ~)・・・とりあえず飯だな」

 

 

 

家にある食材で昼食を作り、食べた後

 

自分の部屋にやって来た

 

何故俺の部屋だけ洋式なんだろうか?by一刀

 

部屋の中に小学生になった後必要になる『私立聖祥大附属小学校の制服』等がクローゼットの奥に

 

 

机には一刀と恋姫達の集合写真が飾ってある

 

引出には筆記用具など学校で必要な物が、鍵が付いている引出には貂蝉の手紙に着いていた『鍵』とそれぞれの鍵の説明書が貴重品を入れている箱のように並べられている

 

 

 

ベッドの下にはナニに使う本とテレビ

 

 

仕掛け扉の中には地下に行ける階段と、デバイスルームがある

 

階段の下には三国の武将達が使っていた武器や、書物がギッシリと詰まっている

 

 

 

一刀「俺ん家が忍び屋敷みたいになっている・・・だと?」

 

 

これには俺もビックリした

 

 

一刀「ん~、この白い十字鍵で別荘に行けるんだよな?」

 

カチャン

 

一刀「うっ、まぶし?!」

 

 

光が弱まり、目を開けると、そこには

 

 

一刀「ここは、教会か?」

 

 

そう、すべてが白に染まっている教会が目の前に広がった

 

07‐GHOSTに出てくる『バルス・ブルグ教会』だ

 

入り口の門で突っ立っているとメイド服を着た女の人が現れた

 

 

 

??「北郷一刀様ですか?以上」

 

 

一刀「え?あっ、はい俺が北郷一刀ですが。貴女は?」

 

 

武蔵「申しおくれました、私はここ『バルス・ブルグ教会』にて侍女長を務めさせていただいてます。自動人形、武蔵・アリアダストと申します、以上」

 

 

一刀「武蔵、アリアダスト・・・・って!それって」

 

 

武蔵「はい、境界線上のホライゾンの平行世界から貂蝉様にお呼び出されてきたのです。以上」

 

 

一刀「そうだったのか、じゃあこの広い教会の管理とかも全部?」

 

 

武蔵「はい、私を含め108の自動人形がこの教会にて聖職者として勤務しております。以上」

 

 

一刀「そうか、貂蝉にここで魔法とレアスキルの習得をって、聞いているんだが」

 

 

武蔵「魔法は私が、レアスキルは別の者が担当しております。以上」

 

 

一刀「別の?その人は何処に?」

 

 

??「及びですか?武蔵さん」

 

 

武蔵「紹介します北郷様、私と同等の権限を持つ『109体目』の自動人形。『本多鹿角』」

 

 

一刀「ちょっとまてぇ~い!」

 

 

鹿角「何でしょう?」

 

武蔵「何でしょうか?以上」

 

 

一刀「武蔵さんは分かるとして、何で鹿角さんが居るんですか?!」

 

 

鹿角「はい、私はあなたにレアスキルの事を教えるためと、貴方を鍛えるためにと呼び出されたのです」

 

武蔵「私は魔法を教えるためと、北郷様の身の回りのお世話を仰せつかっております。以上」

 

 

一刀「何したいんだよ貂蝉・・・・」

 

一刀「まあいいや、どうせこれも神(作者)の意志とかそんなところだろ」

 

一刀「ところで、機材や資料とかその他諸々。俺ん家よりも詰め込んでいるってのと、時間の流れが違うって聞いたんだが」

 

 

武蔵「北郷様の世界での一時間が、この世界では一日と換算してください。なお、この世界は何時までいても年を取ることはありません。爪や髪が伸びる程度です。以上」

 

 

一刀「ここでの一日が現実の一時間か・・・となると俺の時間的猶予は最長でも大体5045760時間、約210240日か」

 

 

鹿角「一刀のレアスキルはすでに出来上がっていますので。後必要なのは努力のみです」

 

 

一刀「ジャッジ、じゃあこれからよろしくな。武蔵さん、鹿角さん」

 

 

武蔵「ジャッジ、私の事は武蔵と呼び捨てで構いません、私も一刀と呼びますので。以上」

 

 

鹿角「ジャッジ、私の事も鹿角と呼び捨てに、旦那様」

 

 

 

一刀「ああ、二人ともわかった・・・って、あれぇ~?」

 

 

この展開って、まさか!?

 

 

 

 

武蔵「私の御主人様を旦那様とは。どう言う事ですか、鹿角?以上」キシャアアア←竜

 

 

鹿角「忠勝様と勝るとも劣らぬ武勇で良き男。これに手を出さずして誰に手を出せと言うのですか?武蔵」ガオオ←虎

 

 

武蔵「主人に公私共にお仕えし支え、お守りするのがメイドの務め。一刀の貞操は貴女に渡しません。私のです!以上」

 

 

鹿角「夫からの許可も頂いておりますゆえ、問題はないです。それに・・・一刀を護るのは私の役目です!そして貞操も私のです!」

 

 

 

武蔵はネイト・ミトツダイラが使っていた銀鎖(ぎんさ)を

 

 

鹿角は本多二代(ふたよ)が父、忠勝から受け継いだ神格武装『蜻蛉切』(とんぼきり)を構える

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「貂蝉のやつ、ホントにナニやっちゃってんの?」ハァ~・・・

 

 

俺はこの状況を作った貂蝉(作者)に向かって返事のない質問を青い空に言った

 

 

 

 

 

 

ここ、バルスブルグ教会に来て大体210240日目

 

 

ついにクライド・ハラオウンを救う日が来た

 

 

一応あそこは教会なので肉を一切食べられなかったが、食用花や魚がおいしかった

 

特に花のお茶や、砂糖付けは心身ともに良く

 

魔法やレアスキル習得の訓練で疲れた心と体に沁みた

 

魔力の循環を助ける効果と心と体を癒す効能があったりしたのには驚いた

 

何でも俺が来るずっと前から聖歌や祈りを聞き、穢れの無い空気と聖水で育ったためだろうと、武蔵と鹿角から聞いた

 

 

 

あと収納してある書物とその量が凄かった

 

アルハザードの技術が書いてある本を見つけた時は驚いたものだ

 

速攻で封印して禁忌格納庫に突っ込んだ

 

 

 

そうそう、俺が手に入れたクライド・ハラオウンを救う鍵に成るレアスキルについて言って置こう

 

 

俺が手に入れたレアスキルは

 

 

アルテミスト(万物を統べる者)

 

 

対価を支払う事によって、その対価と同じ量の力を行使できる能力だ。要するに等価交換と言うヤツだ

 

 

対価の対象に制限はない

 

 

そして俺はこのアルテミストを使って救うのに必要な物を作った

 

 

対価は俺がこの世界でしてきた約210240日分の努力だ

 

 

そして俺が作った物とは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現実世界のお茶の間に俺と貂蝉は居る

 

 

俺の家は自動人形が一年間掃除してくれてたみたいだ。埃一つない

 

 

貂蝉が言うにはこう言う事らしい

 

 

 

まず貂蝉達、管理者の力で俺をクライド・ハラオウンが乗る小型艇に転送し、俺はクライド・ハラオウンを闇の書から引きはがす

 

引きはがしたら即、バルス・ブルグ教会へ貂蝉に運んでもらう

 

 

 

その後は・・・・・・・・

 

 

 

 

庭先に十文字の魔法陣を展開した貂蝉と俺

 

 

 

貂蝉「それじゃあ御主人様、お願いね」

 

 

一刀「任せといて貂蝉。必ず救ってみせるよ、そのための無間地獄の中で手に入れた力なんだから」

 

一刀「送ってくれ、貂蝉」

 

 

貂蝉「ええ、送る先は小型艇の中よ。気を付けて」

 

 

 

その言葉を最後に俺の見ていた風景が変わった

 

 

 

 

とある宇宙空間

 

 

小型艇内

 

 

 

一刀「うっわ~。ここまで浸食されているとわ」

 

 

小型艇は本船から離れた所らしい

 

俺はクライドが居ると思われる部屋へ向かうと

 

通信を丁度終えたらしいクライドと、クライドに浸食している闇の書を見つけた

 

 

 

一刀「アナタがクライド・ハラオウンですか?」

 

 

クラウド「!?、何故人が?いや、それよりも早く脱出するんだこの小型艇は・・・」

 

 

一刀「アルカンシェルで撃たれるのでしょう?」

 

 

クライド「わかっているなら何故?!」

 

 

一刀「時間が無いので本題に入ります」

 

一刀「アナタは生きたいか?」

 

 

クライド「生きたいに決まっている!、僕にはリンディとまだ小さなクロノを置いて・・・・逝けるわけないだろう?!」

 

 

一刀「良かった、これで遠慮なくアナタを助けられる」

 

 

クライド「君は何を言って?」

 

 

一刀「舞い踊れ・・・・月華美人!」パァアアアン

 

 

俺の手には、妻の一人

 

孫尚香 小蓮の使う武器

 

月下美人を呼び出す

 

 

 

一刀「動かないでくださいね?」

 

一刀「月の舞!」シュシュシュシュシュシュ

 

 

ブシュゥアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

 

 

 

俺は月下美人を使い、クラウドに取り付いていた闇の書を切り離した(物理的に)

 

クライドの手を引っ張って立たせると、丁度アルカンシェルが放たれるところだった

 

 

一刀「では行きますよ?クライドさん」

 

 

クライド「良くってどこへ?」

 

 

一刀「俺の別荘『バルスブルグ教会』へ」

 

 

 

俺が言い終わるのと共に足元に十文字の魔法陣が展開され

 

バルスブルグ教会へ転送された

 

 

転送された瞬間

 

クライドと俺がいた小型艇は

 

アルカンシェルで塵一つ残さず消し飛ばされ

 

闇の書も、どこかへ行ってしまった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

 

クロノの父、クライド・ハラオウン救出編でした

 

 

 

っえ?短い?修行編は?武蔵と鹿角の修羅場は?

 

 

作者にそのような技術は持ち合わせていません!(キリッ)

 

 

この作品は劇場版とテレビ版、ゲーム版などとTINAMIの情報を元に書いております

 

 

作者の独自解釈と少々無理やりな御都合主義などが満載ですので

 

 

時間軸なども時折可笑しくなっています

 

 

それでも大丈夫な方はお読みください

 

 

 

 

 

次回  真・恋姫なのは?第二話 

 

        クライド、少年になる?

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再来~~~


 
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