No.592672 真・恋姫無双 (時空編) 第十五章カイさん 2013-06-29 23:53:42 投稿 / 全10ページ 総閲覧数:3628 閲覧ユーザー数:3114 |
管理局sida
エリオ「フェイトさん」
スバル「心配?」
エリオ「はい、相手は一度フェイトさんに勝っています。不安じゃないと言う方が可笑しいです」
スバル「あれは相打ちだって」
ティアナ「そんなの詭弁よスバル。フェイトさんは相打ちだなんて思ってないわ」
スバル「ティア・・・」
ティアナ「それに、私達だって負けているのよ。偉そうな事は言えないわ」
スバル「うん」
ヴィータ「誰も言えねえよ、偉そうな事なんて」
スバル「ヴィータ副隊長」
ヴィータ「あいつは、北郷は、一度も本気を出してない。それ所か、まだ何か隠してやがるに違いねえ。厄介って言葉が人の形した様な奴だ」
シグナム「最も気になるのはあの刀。前の物とは違う、それ所か更に強い力を感じる」
はやて「PM-466だけやない、あの刀は、まるで北郷さんその者を示しとる様なもんやな。」
なのは「力・技・姿勢・知識。どれをとっても申し分ない人だね」
はやて「シャマル。フェイトちゃんの勝率は?」
シャマル「今の所は何とも、ただ」
はやて「ただ?」
シャマル「フェイト隊長の装備が破壊されたら、勝率は一気に下がるかと」
はやて「やっぱりそうか」
キャロ「大丈夫です!信じましょう」
なのは「そうだね、今私達が出来るのは、勝利を祈る事と信じる事の二つだけだね」
はやて「そうやな、まあ一様。周りに注意しとこうか」
----三国side----
華琳「ねえ秋蘭」
秋蘭「はい」
華琳「率直な意見を聞くけど、一刀は勝てるの?」
秋蘭「可能性は零では有りません。ですが負ける可能性も同じ位かと」
雪蓮「如何言う事?」
秋蘭「あの装備。少し怪しいな」
春蘭「秋蘭もか?」
秋蘭「姉者も何か感づいていたか」
春蘭「あの装備を見た時から、嫌な臭いがした」
凪「正体が判らない以上、安心は出来ません。それに管理局の技術力は我々では足元にも及ばないでしょう」
華琳「そう、ありがとう」
桃香「華琳さん。止めないんですか?」
華琳「止めるって何を?」
桃香「北郷さんです、負けたらまた離れ離れになっちゃうかも知れないんですよ」
華琳「貴方はまだ、北郷一刀と言う人間がわかってないわね、桃香」
桃香「えっ?」
華琳「一刀は負けわしないわ、その為の準備もしたんだから」
桃香「でも!」
華琳「一刀は勝つは、絶対に」
雪蓮「言い切ったわね」
華琳「ええ、だって。あんなに燃えてる一刀、初めて見たからね」
華琳は笑顔でそう言い返すと、視線を一刀に戻した
一刀「魏軍、北郷一刀。推して参る」
フェイト「ライトニング1、フェイト・T・ハラオウン。行きます!」
二人同時に駆け出すと、直ぐにお互いの武器がぶつかり合う
一刀「へッ!」(にっ!)
フェイト「ふっ」(にこ)
ガキン!
一刀「でりゃあああ!!」
フェイト「はああ!!」
ガガガガガガガガガガ!!!!!!!!
一刀「この洛陽は、曹孟徳のいる居城、此処で負ける訳にはいかねえ!」
フェイト「残念ですが勝たせてもらいます!今回は管理局員ではなく、一人の人として勝負を挑んだんですからね」
一刀「一人の人としてか、上等じゃねえか!」
フェイト「!?」
激しいラッシュの途中で、一刀は距離をとり雲雀を放つ
フェイト「ハーケンセイバー!」
ドオン!
一刀「悪いな、テスタロッサ」
フェイト「ッ!?初手は囮!?」
一刀「此処は、俺の距離だ!」
神風で後ろに回った一刀が攻撃を仕掛ける、誰も当たると思った。この時は
バルデッシュ「フォートレス発動」
一刀「何!?」
ガキーン!!
一刀「ぬうう!?」
フェイト「残念でしたね」
一刀「う、何だ今の?」
フェイト「貴方のデータは調べていたと、前にティアナから聞きませんでしたか?」
一刀「なッ!?それは・・・」
弾き飛ばされた一刀が目を見開く、何故なら
フェイトを守ったのは、前に一刀がティアナ達を助ける時に使った技とまったく同じだったからである
一刀「蒼龍陣(そうりゅうじん)・・・まさかそのアーマー!?」
フェイト「そうです、北郷。このドラグーン・フォートレスは、貴方の戦闘データを元に作られた物です」
--------
秋蘭「あれは、蒼龍陣!?」
春蘭「何故奴があれを使える!?」
華琳「如何したの?」
凪「華琳様。あれは隊長が使う防御用の技とまったく同じなんです」
華琳「何ですって!?」
秋蘭「嫌な臭いの理由はこれか、だとしたらあの装備は一刀の技を元に作られた可能性があるぞ」
春蘭「ちょ、ちょっと待て!だとしたら赤龍牙も!?」
秋蘭「可能性は有る」
凪「何て卑怯な手を」
華琳「それは違うわよ凪。此れも一つの戦術よ。相手の心を折る上では一番効果的だわ」
凪「ぐっ!」
秋蘭「もし姉者の言う事が正しかったとしたら、赤龍牙と似た様な技が使える可能性がある」
雪蓮「自分が得意とする技や戦術を使う。確かにこれほど効果的な手段は無いわね」
秋蘭(一刀!)
--------
はやて「驚いとるな」
ヴィータ「そりゃそうだ。自分と同じ技が使えるなんてな」
シグナム「あの北郷の技は対処がし辛い、だがもしそれが此方も使えたなら。話は変わってくる」
シャマル「対処法が見つからないなら、利用すれば良いだけですからね」
ヴィータ「といっても、データがあんま無いからなんとも言えねけどな」
シグナム「だが精神的には効果がある」
はやて「そやな。さて如何出るん、北郷さん?」
はやては興味心身で一刀を見ていた。そうしている内に一刀が立ち上がる
--------
一刀「この、舐めやがって、赤龍牙!!」
フェイト「シューティングビット!」
フェイトの背中にあった翼のような機械が飛び出し、一刀の赤龍牙を打ち落とす
一刀「やっぱ、ファ〇ネルかよ!?」
フェイト「スパイラルビット!」
キュイーーーーーーン!!
一刀「なっ、螺旋蒼龍牙まで!?」
8本有る内の3本が高速で回転を始める
一刀「くっ!」
フェイト「防戦一方ですね北郷。でも、此れで」
バルデッシュ「シューティングビット及びスパイラルビット機動維持。ソニックムーブ!」
バシュン!
一刀「!?」
フェイト「はあああ!!」
回避に専念していた一刀にザンバーに替えたフェイトがソニックムーブで接近し、一刀に一撃を加える
一刀「ぐう!」
フェイト(今しかない!)
バルデッシュ「バインド発動」
ガシャン!!
一刀「しまった!?」
フェイト「バルデッシュ、全ビットをバーストモードに展開!」
バルデッシュ「了解」
ガシャンガシャンガシャン!!!!!
一刀「おい!マジかよ!?」
フェイトの掛け声で、ビットが十の字に開き、エネルギーが充電される
フェイト「フォトンランサー・ファランクスシフト!」
一刀(このままじゃやられる!?何か手はねえか、何か!くそ、あんな変な鉄の機械付けた奴なんかに・・・鉄?そうだ!)
フェイト「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト。撃ちぬ」
グラッ!
フェイト「な、何!?」
バルデッシュ「何かに引き寄せられています」
フェイト「い、一体何が」
バチバチバチ!!
フェイト「!?」
突然体制が崩れたフェイトが目を見開いた、誰もがこの現状を見れば驚くだろう。地面から雷が出ているのだから
一刀「ビンゴ」
フェイト「ほ、北郷」
一刀「例えどんだけ技術面で勝っていようと、鉄を使ってんなら簡単だったじゃねえか」
フェイト「て、鉄?」
一刀「鉄なら磁力に反応するよな」
フェイト「ま、まさか!?貴方は電撃だけじゃなくて磁力も!?」
一刀「正直賭けだったが、何とかなったな」
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ヴィータ「な、何だありゃあ!?」
シャマル「電撃?いや、あれは磁力」
シグナム「磁力だと、人間が磁力を生み出せるというのか!」
はやて「考えるべきやったな、電撃が使えるんやからその可能性もある」
なのは「これじゃあフェイトちゃんが動けない!」
エリオ・キャロ「「フェイトさん!?」」
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秋蘭「そうか、鉄は雷に反応する」
凪「例え攻撃を与えられなくても、動きを止める事位は出来る!」
華琳「考えたわね、一刀」
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一刀「蒼龍牙!」
ドドドドドドドドドドド!!!!!!
フェイト「ッ!?フォトンランサー発動中止!ソニックムーブで距離をとる」
バルデッシュ「了解」
一刀(チッ!外したか。まあ良い、ビットは全部破壊したし、これで振り出しに戻った)
額に出来た汗を拭うと、フェイトに視線を戻す
フェイト「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
一刀「あれを避けるとわな、それでこそ俺のライバルだ」
フェイト「嬉しい反面、悔しい言葉ですね」
一刀「ビットを失った以上、勝敗は決した。かな?」
フェイト「いえ、まだです」
一刀「何?」
フェイト「見せてあげましょう、私達が辿り着いた答えを、貴方に勝つ為に考え付いた切り札を!」
ギーン!
フェイトの言葉が終ると同時に、フォートレスが光りだす。だがただの光ではなかった
一刀「そ、その光!?」
フェイト「貴方が一番判るでしょう、この光の、この輝きの意味を」
一刀「あ、あれは」
一刀「蒼の・・・焔・・・」
そう、一刀が困難を切り抜けてきた、蒼の焔だった
次回は魏の三剣人
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一刀とフェイト、セカンドバトル!!