No.591526 魔法少女リリカルなのは—守る者の為に—FalSigさん 2013-06-26 23:29:30 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:1555 閲覧ユーザー数:1482 |
第8話
あれから一週間、何事もなく日は過ぎた。今日、金曜の夜から日曜の夕方までは、とある事情から説明するのに、また不信感をあおらないように温泉に行くことになっている。
「柊二、用意はできたの?荷物もだけど、例の話は。」
アリサがもう用意をして、玄関で待っている。
「悪いな、準備はもうできてるよ。」
「そう、なら行きましょう。」
アリサはそういって、盛大にこけた・・・
「いったー。」
「アリサ、テンション高い?」
オレがアリサの様子から推測すると、アリサは顔を真っ赤にして抗議してきた。
「そんなわけないでしょう、久しぶりのなのは達とのお泊りだからって、あたしがテンション高いなんてっ!」
そんな、言い訳してるアリサが可愛くて、気付いたら頭を撫でていた。アリサは何か文句を言っているが、頭には入ってこない、ただただ、可愛いと思うがままに撫でていた。
「柊二、いつまであたしの頭を撫でているつもりなの?」
いつの間にか、いつも通りになったアリサは不機嫌そうに聞いてきた。時計を見ると、時間があまりなかった。
「ごめん、さあ、行こうアリサ。」
そういって手を差し伸べると、アリサは顔をまた赤くして手をつかんだ。
「アリサ、荷物を渡してくれるかな?女の子に持たせてられないよ。」
オレが苦笑いしながらそういうとアリサはさっきより顔を赤くした、まるでサクランボのようだった。
「えっ!?それを早く言いなさいよっ!!」
そういって、先にずかずかと歩いて行った。・・・あ、またこけた。
「こんにちは!柊二さん。」
なのはが元気よく挨拶をしてきた。オレはそれに普通に返してから、他の人たちを待った。
フェイトがやってきてから、はやてが来た。はやてと一緒に来たのは3人と1匹?だった。
「ごめんなぁ、紹介まだやったろ?あっち行ってから自己紹介しようと思ってな。」
はやては苦笑いしていた。パッと見ると、この3人と1匹は相当力量を持っているだろうと推測できる。まず、ピンク髪の女は、動きに隙がない。小っちゃい奴も殺気がビシビシ伝わってくる、そのほかも同様に素人とは思えないほどだった。
「じゃあ、行きましょうか。」
アリサの一言でみんな、用意しておいたバスに乗り込んだ。
1時間ほどで目的地に到着した。部屋は3つでそのうちの一つにオレと1匹が入れられた。女の子たちは、二つに分かれていた。と言っても、寝るとき以外は一緒にいるだろうからあまり変わらないが・・・。
「柊二、話の前にみんなでお風呂に行きましょう。貸し切りにしてもらっといたわ、男湯も女湯も。」
アリサがそういうので、そうしよう。みんなはもうすでに用意をはじめていた。
「わかった。んじゃ、またあとで。」
そういって別れた。「みんな」でという言葉を気にせずに・・・。
「ふう、いい湯だな。久しぶりにゆっくりできた気がするな。」
深い息をしながらしみじみ思った。ふっと、奥の扉に「露天風呂」と書いてあった。もう、時間的に星空が見えるだろう、と思って露天風呂に行くことにした。
「う、寒い・・・。」
まだ3月の初旬、寒いのは当たり前だった。それでも、最近結構暖かかったから、少し驚いた。
「柊二、いる?」
アリサの声だ。こちらに向かっているようだ。・・・へ?
「ちょっと待て、アリサ、オレがいるのに来るな。オレが出ていくからそれまで待ってくれ。」
「いいから、そこにいなさい!動いたら・・・どうなるかわかっているわよね?」
声に凄味がある。やばい、ここで出て行ったら、給料が減るどころじゃあない。
「入るわよ。」
「お邪魔しまーす。」
「お邪魔します。」
「邪魔するで。」
なのは、フェイト、はやてが入ってきた。一応みんなタオルを巻いてはいるが、湯船につかるときにはずすから相当やばい、
「おい、他の人がき、」
「貸し切りって言ったでしょ?」
「貸し切りにしてもらっておいたわ。」・・・。ああ、そんなこと言っていたな。アリサたちは少し離れた場所で湯船につかった。みんな、美少女なため、ロリコンではないが、この状況は相当やばい。
「空が綺麗だね。フェイトちゃん、はやてちゃん。」
「そやね、山の方だと、綺麗に見えるもんやね。」
「うん、綺麗だね。なのはも。」
なんて会話をしている。おまけにフェイトはなんか変なこと言ってるし。アリサはそんな3人を見て笑って、フェイトに突っ込んでいた。
しかし、とにかくやばい、限界に達したオレは。
「やっぱり、オレ出るから!!」
逃げ出した。しかし、4人が追いかけてこようとしたところで転んだ。
「っが!?」
段々薄れていく意識の中、アリサの声が聞こえた。なにか、言っているが聞き取れない。そうしてオレは意識を手放した。
次に目が覚めたのは、部屋の中だった。みんな集まっていた。
「柊二、大丈夫?」
「柊二さん、大丈夫ですか?」
アリサ、なのは、フェイト、はやては心配そうな顔をしているが、ピンク髪の女と小っちゃい奴はこっちをじっと睨んでいる。
「大丈夫です。すいません。」
頭がまだ少し痛いが、そう答えておいた。するとアリサは胸をなでおろしていた。
「じゃあ、改めて、自己紹介しなさい、柊二。」
「奏霧柊二、アリサの執事をしていますが、一応、異世界から来た魔導師のはずです。記憶がないので、大したことは覚えていないので勘弁してください。そして、こいつがオレのデバイス『シェルン』です。」
『やっはー、シェルンですう。宜しくです!』
オレとシェルンが挨拶をすると、なのはたちが、
「改めて、高町なのはです。時空管理局の嘱託魔導師です。」
「フェイト・T・ハラオウンです。なのはと同じ嘱託魔導師です。」
・・・ん?ハラオウン?
「あれ?フェイトってハラオウンでしたっけ?」
「ごめんなさい、ハラオウン家の養子になってたんですけど、先週は、言うの忘れてました。」
ふーん、とうなずきながら、理解した。
「ん、今度は私の番やね。なのはちゃんたちと同じく嘱託魔導師の八神はやていいます。そして後ろの4人は。」
後ろの4人、1匹が人間の形をしていて、4人になっていた。
「ヴォルケンリッターが将、シグナムだ。
ピンク髪の女はそう言った。
「鉄槌の騎士ヴィータ。」
「湖の騎士、シャマル。」
「盾の守護獣、ザフィーラ。」
「そう、4人合わせてヴォルケンリッター、その主が私なんよ。」
はやてはそう言った。
すると、唐突にシグナムといった女が立ち上がり、オレを指差しこう言った。
「貴様、明日、私と闘え。」
あとがき、
すいません、すいません。更新遅れました。ぶっちゃけた話、学生なんで、テストがあったんです。それで、書いている時間が・・・。
前回、敵役の名前の案をくださった方、ありがとうございます。あの中から選ばせてもらいます。
また、更新が遅れると思いますが、どうか、こんな駄文ですが、見ていただければと・・・。コメントも大歓迎なので、カオスになるぐらいどうぞ~。
では、また次回!
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第8話
更新が遅れましたが宜しくお願いします・・・。