No.590581

インフィニット・ストラトス 双璧の白騎士と魔法少女たち プロローグ

謝罪を込めての再書き直し作品です。

2013-06-23 22:25:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:8156   閲覧ユーザー数:7793

管理局機動六課にて

 

「…………さて、どういうことか説明して貰おうかな?」

 

現在そこには雪のように白い肌と銀色の髪をロングヘアーにした少女が漆黒の槍を右手に握り締め、目の前に白色の魔力光によって構成されたバインドによって体の自由を奪われた二人の少年のうちの一人の喉元一歩手前辺りに置いていた。

 

因みに隣にいるもう一人の少年も片方の少年と似たような状況下に置かれていた。

茶髪にポニーテールの少女は杖を構え、金髪のロングヘアーの少女は鎌を片手で持ち少年の後頭部に配置させ、最後に茶髪のショートヘアーの少女が杖の先端部に黒い魔力光を溜め込んでいつでも撃てるように準備をしていた。

 

((どうして、こうなったんだ……))

 

バインドされている瓜二つの容姿を持った双子の兄弟、織斑一夏もとい、天城一夏とその双子の弟の天城春斗は期せずして同時にはあ、と内心溜め息をついていた。

事の発端は三日ほど前。

二人は友人であり上司であるクロノ・ハラオウン直々の任務で第97管理外世界『地球』にあるとある兵器の運搬としの護衛を申しつけられていた。

正直二人にとってその兵器に関わることも、地球そのものに向かうことも反対だったのだが、友人の頼みを断るわけにもいかないので仕方がなく二人は地球に降りていったのだ。無論その際の事はに目の前にいる彼女たちには伝えていない。そのせいでこのような目にあっているのだ。

 

話が多少ずれてきたので戻すがとにかく二人は地球に降りるとすぐさま任務を遂行するため、動き出した。

その結果は見事成功。道中の途中で数機ほど強奪しようとする者達がやってきたが所詮はそこらで鍛えた程度の人間。彼ら二人にとっては赤子の手を捻るよりも楽に撃退した。

 

しかし、問題はここで起きた。

それは任務が完了したため早急に立ち去ろうとしたとき、運搬していた兵器を運ぶ際に、運んでいたトレーラーが突然グラリ、と倒れ込むように傾き初め、それに巻き込まれそうになっている従業員を見つけた春斗は自身の扱う魔法の一つ『ソニックブーム』を使って従業員を潰される前に救出することに成功した。……のだが問題はこの先で、なんとか従業員を助けた春斗は不用意にも降ろして置かれてた運搬した兵器に身を任せてしまったのである。

その結果、どうなったか?

 

動いたのだ。女性にしか使えないはずの欠陥だらけの最強の兵器(笑)。IS『インフィニット・ストラトス』を

 

その後はとにかくもう大変だった。

まず春斗は偶々近くにいた政府の人間によって世界中にその名を広めさせられ、兄である俺一夏も動かせるのでは?と無理矢理触らせられた結果、見事機動に成功し、それによって世界中が大パニックとなり、最終的に俺たち二人は欠陥だらけの兵器(笑)を学ぶためにIS学園に強制入学させられることとなったのであった。

 

……と、こんなわけで話は冒頭部に戻るわけだが……え?まだ説明が足りない?ちっ、物分かりの鈍い奴らだな全く……まずISは俺と春斗、それとどっかの企業のボンボンの計三人しかいない。元々ISっていうのは女性にしか反応できなかった所謂ガラクタ兵器だったからな。

けど、それを俺たちは動かしてしまった。

そして先に述べたIS学園に強制入学。これは何を意味するか?もう俺の言いたいことは大体わかっただろう?

 

IS学園入学→ISは女性にしか乗れない→IS学園の生徒は三名除いて全員女子→目の前の女子四人様方激怒←今ここ

 

……ってなわけさ。あ?最後がなんでなのかいまいちわからない?……ああ、そっか。まだこいつらの事を何にも話してなかったっけか?

すまんすまん、今から説明するよ。まず俺の喉元に槍を突きつけているのが不知火楓(しらぬいかえで)。俺と春斗の昔からの幼馴染みで俺の恋人だ。本人曰く前世の記憶を持った『転生者』とか言う奴らしいみたいだけどそんなのは俺には関係のない話だ。

 

んで、次に俺の隣で似たような目に……いや、あっちの方は俺よりも二人多いからある意味あっちの方が酷い目に遭ってるのか……コホン、とにかく俺の隣にいるのは双子の弟、春斗。基本的に容姿は瓜二つなもんだから大抵の人はどっちがどっちかわからないって反応をするんだけど一応区別の仕方はある。それは背丈が若干俺に軍配があるということ、それと瞳の色が違うこと、俺は昔とある実験体にされたせいで左目が蒼に、右目が紅くなってしまい、さらに興奮すると金色になるというよくわからない事になってるけど春斗の場合はなにもされなかったので一般的な目と同じであるということ。あとは精々一人称が違うことくらいだろう。

俺は自分のことを『俺』と呼ぶけど春斗は『僕』と呼んでいる。

 

……かなり話が脱線したな。で、春斗の周りにいるのは高町なのは。フェイト・T・ハラオウン。八神はやて。春斗の恋人たちであり、俺の義妹だ。

そして再び話が戻るがIS学園には女子しかいない。だから彼女たちは自分の彼氏が略奪される可能性と自分以外の女の子と関係を作るのでは?という不安からこういう状況がたってしまったというわけだ。

しかし三人の嫁持ちの春斗はともかくして俺まで疑われるなんて心外だな全く。

 

 

……だから

 

 

「楓」

 

「ん?なにかな?」

 

にっこりと微笑んでいるがその眼に笑いという感情は一切含まれていない。あるのはただ、不安だけのように見えていた。

 

「……愛してる」

 

少しばかり、懲らしめてやろう。

 

「にゃっ、にゃにゃにゃ////////!?!?!!?」

 

俺がそう言ってやると思ってたとおり、楓は耳まで真っ赤に染め上げて顔を背けた。

 

い ま だ !

 

俺は緩くなっていたバインドを破壊すると一気に楓との距離を詰める。途中、楓はその事に気付いて距離をとろうとするがこの部屋が距離をとるためには狭すぎることと反応が遅れた為、一夏の接近を許してしまう形となってしまった。

 

「くっ!バインーームグゥッ!?」

 

急いでバインドで拘束しようとするが俺はその口を片手ーーではなく唇で塞ぐことでそれを阻止する。俗に言うキスという奴だ。

チラッと楓の顔を覗き込むと案の定、さっきよりも赤みを加速させている楓の顔が超至近距離で拝むことができた。

 

それからしばらくして俺は楓を解放してやった。

 

「はぁ……はぁ……みゅぅ…」

 

赤面しつつ小動物のような声をあげる楓が俺の理性をことごとく潰していく。

ついつい襲いたくなってしまう衝動を抑えつつも、俺は再びバインドを食らう前に楓を抱き抱えるとそのままソファーに押し倒す。

 

「ぁ…」

 

潤んだ瞳が一夏の蒼と紅の瞳を見つめてくる。その瞳には様々な感情がこめられているように見えていた。

 

「さあ、どうされたいのかな?」

 

形勢逆転。今この状況においてなによりも見合う言葉はまさしくそれであろう。

楓は先程よりは赤みがひいてきたがそれでも尚頬を紅く染め上げながらもじもじとしながら視線だけは外さなかった。

 

「……して………」 

 

「ん?なんか言ったか?悪いけどよく聞こえなかったからもう一回言ってくれないか」

 

実際に一夏の耳にはしての言葉しか聞こえてなかったのだがもし仮に聞こえてたとしてもおそらく同じ事を口にしていたであろうと予想できていた。

 

「~~///わ、私を……め、めちゃくちゃに…して……!」

 

プツリ

 

刹那、一夏の中で理性が完全に切れる音が聞こえた。

 

「そうか…」

 

ニヤリ、と悪巧みが成功したように笑みを浮かべると再び楓を抱き抱えると彼女の耳元でそっと囁いた。

 

「それじゃあ、続きは寝室で……な」

 

「っ~~~/////////」コクン

 

小さな肯定を確認すると一夏は楓を抱き抱えたまま別室に移動しようとしたそのときだった。

 

ガラッ

 

「ん?」

 

扉を大きく開けて赤髪の男性が中に入ってきた。彼の名は五反田弾。一夏と春斗の親友にしてある意味での苦労人だ。

彼がここに来たのは一夏達の事について問い詰めるため……だったのだが彼が部屋に入ると異様な光景が目に入った。まず最初に見たのは一夏とその本人に抱き抱えられた楓。次いでバインドによって縛られている春斗とそれを囲む何時もの三人。端からすれば色々とツッコミだらけのこの空間の中、しかし弾はハッと意識を取り戻すと

 

「あー、悪ぃ。お取り込み中だったんだな……失礼しまーす」 

 

即座に逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ってよだーーーーーーーーーーん!!!」

 

管理局内に、春斗の魂の雄叫びがこだました。

 

 

 

 

~~それから数分後~~

 

「で?結局原因は何なんだよ?」

 

「「こいつが悪い」」

 

互いに指を指しながら一夏と春斗は自分の責任を押し付けた。流石は兄弟、息もやり方にも全くブレがない。

 

「大体お前があんなガラクタに触ったのがいけないんだろうが!!」

 

「それを言ったら事前に話しておかなかった兄さんにも非があるじゃないか!!」

 

ギャーギャーと叫ぶ二人を五人は呆れた顔でそっと眺めることにした。

この二人のやりとりこそ、もう何年も前からのことなのだが、一向に直る気配がない。まあだからこそいざというときに仲が良いのかもしれない。所謂喧嘩するほど仲が良いという奴である。

 

「いいぜ、お前がそうまでして自分の罪を認めねえってんなら……こっちにだって考えがある」

 

「ふぅん?そっちこそ自分の責任を理解する気はないみたいだね兄さん」

 

そう言って一夏は剣を模したペンダントを、春斗は楯を模したブレスレットに、それぞれ手を添えた。そしてその二つの力を互いに開放しようとある言葉を叫んだ。

 

「「スタンド・アッーー」」

 

「させねえよ」

 

ブシャアッ!×2←玉ねぎの汁を二人の目の当たりにぶちまけた音

 

ゴロゴロゴロゴロ!二人が両目を抑えながら床を転がっている音

 

「「目がぁ~!目がぁ~!」」

 

某天空の城に出てくるム○カ大佐の如く叫びながら二人は仲良く床の上をゴロゴロと転がる。

 

『全く。マスターの性格には困ったもんですね……』

 

そんな彼らを一機のデバイスが呆れた声を漏らしながら一夏達を見ていた。デバイス名レイヴ。一夏の持つインテリジェントデバイスであり永遠のパートナーでありそして剣である。

 

『諦めましょうレイヴ。これが我らのマスターの長所であり、短所であるのですから』

 

そんなレイヴを宥めるかのように春斗のインテリジェントデバイス。デバイス名クランシェ。一夏と同じく春斗にとってクランシェはパートナーであり、自らの楯である。

 

これはそんな二人とそれを取り巻く少年少女たちの物語。

二人の騎士は汚れたかつての故郷の世界に何を思うのか?はたして彼らの運命は?

 

それは神のみぞしるである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ところで結局話はどうなったんだ?」

 

『楓さんはデュエル』

 

『なのはさんたちは一日交代デートという事で手を打つことになったそうです』

 

「あ、そう……」

 

 

 

 

え~、みなさん。まずは一言

 

マジでごめんなさいっ!!!(土下座)

 

本当なら参考程度にまでしておこうと思ってたのに他の人に言われて再確認するまでコピペしているという事にすら気付いていなかった自分が愚かでした……さらに追い打ちを掛けるかのように謝罪を含めて新たに書き直していたらそれがいつの間にか流れていたという始末。

誠に申し訳ございませんでした。

 

こんないい加減な作者ですがこれからも生暖かい目で見てください……

 

それではっ!


 
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