天女伝 第三話
水鏡女学院より南に3里ほど行った場所
そこに、水鏡と龐徳公の二人は馬の速度を落とし、流れ星の痕跡の探索をしていた。
「あの落ちてくる角度からして、この辺に落ちたと思ったのだけれど・・・何も見当りませんね」
「そもそも、それは本当に流れ星だったの?物の怪の類が見せた幻覚という線はないのかしら?」
「もしそうなら、学院にいた全員が騙されたことになりますね」
「私は見ていないのだから、全員ではないわよ」
「・・・揚げ足を取れないでくれませんか」
「だって何も無くて暇なんですもの、蔓をからかいたくもなるわよ」
「はぁ・・・。しかし、物の怪にしろ、昼間の流れ星にしろ、可笑しなことが起こりますね」
「世の中の動きに呼応して、天が狂っているのかもね」
「・・・確かに最近の世の中の動きは変を通り越して、狂ってますからね」
「このあたりはそうでもないけど、北の都の方は官匪の圧政、賊の横行が酷いらしいわよ」
「にもかかわらず、王朝では宦官が贅の限り尽し遊びほうけています。それを知れば真面目に働くよりも賊になりたいと願うものが出てくるのも、しょうがないのかもしれませんね」
「真面目に働くのが嫌に、か・・・ねえ、蔓」
「なんですか?」
少し間をあけてから、龐徳公は口を開いた。
「私たちの教え子たちがそんな大陸の状態を変えられると思う?」
「なんです、藪から棒に」
「たまに思うのよ。私たちの教え子たちが仕官しても、豚どもの餌食になってしまうのでは・・・ってね」
「菖蒲・・・。」
「ごめん。少し弱気になってしまったわ」
「いえ、それだけ今が異常ということでしょうね。・・・確かに今のあの子たちでは大陸の状態は変わらないかもしれません。民草という根は腐り、漢という大木は今にも倒れそうです。」
「・・・。」
「でもね、菖蒲。」
「?」
「私は信じているのです。この大陸を変える、いえ、救うことが出来る本当の天才が私たちの教え子から生まれることを」
「蔓・・・。」
「確かに私たちには、救うことはできませんでした。ですがきっと、大陸を救うことが出来る、成し遂げる人材を、私たちの手で育てることが出来る、とね」
しばらく沈黙が続いた。
しかし、唐突に龐徳公が身体が震え始めた。
「・・・ぷっ。あなたってやっぱり、根は熱血よね」
我慢できずに吹き出し、水鏡をからかい始めた。
「な!?笑うことはないでしょう。真剣に答えましたのに」
「ごめんなさい。でも蔓が珍しく熱くなるからおかしくって」
「もう、知りません」
そう言って、水鏡は顔をそむけた。
しかし、首や耳まで赤くなっているため、後ろから見ている龐徳公にも彼女が照れていることがわかった。
龐徳公は「やれやれ」という感じで
「機嫌なおしてよ、蔓。今度町に行ったときにでも美味しいもの奢るから」
「物で釣ろうとしないでください」
「なら、いらないの?」
「・・・いりますけど。それで許しては私が食いしん坊みたいではありませんか」
「いまさらそんなこと気にしないわよ」
「・・・それもそうですね」
さっきまでの暗い空気はそこにはなかった。
・・・・・・・
・・・・・・・
それからしばらく探索を続けた後のことだった。
「あれは・・・?」
「どうかしたの?」
「いえ、あそこ何か光ってませんか?」
そういって水鏡は前方を指差した。
彼女の後ろにいた龐徳公は水鏡の隣に馬を寄せ、前方を凝視した。
「確かに何か光っているわね」
「様子を見に行きましょう」
「待ちなさい、蔓。何があるか分からないわ。貴女は私の後ろに」
「・・・確かにその方が良さそうですね」
試案した後、水鏡は納得した。
彼女らはお互いの位置を入れ替え、光るものに近づいていった。
「あれは・・・人、人が倒れてるいるわ」
「近づいてみましょう」
「ちょっ!?危険よ!待ちなさい蔓!」
先行した水鏡に驚き、龐徳公は馬の腹を蹴り、加速させた。
「女の子?小さな女の子が倒れています」
「離れなさい、蔓!その流れ星とその子が何か関係があるかもしれないわ!」
「そう警戒しなくても、大丈夫ですよ。見てください。この子、何か信じられないものを見た、という顔で気絶しています」
水鏡は女の子を抱き寄せ、龐徳公にも顔が見えるようにした。
歳は12ほどかと思われる少女が顔を歪めながらにして気を失っている。
顔を歪めているのにもかかわらず、少女の顔は可愛らしく、どこか気品を感じられた。
「それでも、よ。こんな森の中で、見たことのない布で出来た服を纏った女の子が一人でいるなんておかしいわ。それにその服、その子の大きさに合っていない。不審な点が多すぎるわ」
「そうですか?危ない感じはしませんよ。」
そう言うと水鏡はしばらく思考に耽った後、口を開いた。
「・・・おそらく何処かの貴族の子ではないでしょうか、夜に屋敷を賊に襲われ、近くにあった服を着て命からがらここまで逃げ延びた。そしてあの流れ星を間近で見て気を失った。そう考えれば辻褄があうのではないかしら」
「確かにそうだけど、確証がない。無暗に信用するのは危険よ」
「ではどうするのです?このままこの子をここに放置しますか?そんなことをしたらこの子は獣に食べられてしまうかも知れませんよ?」
「ちょっと、そこまでは言ってないわよ」
「なら、連れて帰ってもよろしいでしょうか?」
「・・・はぁ。分かった、降参よ。貴女の好きにしなさい。」
龐徳公は大きくため息をついた。
「フフ、ありがとうございます」
「まったく、貴女って変なところで頑固よね」
「それでは、学院へ戻りましょうか」
「えぇ、そうね」
・・・・・・・・
・・・・・・・・
「一刀、お前の名前の由来を話したことはあったかの」
まだ、中学に上がる前、祖父ちゃんが俺に語ったことがあった。
その時の俺は修行をしておらず、ただ祖父ちゃんの家に遊びに行っていた。
その日は祖父ちゃんに呼び出され、道場に来ていた。
「由来?聞いたことないよ、祖父ちゃん」
「ふむ、そうか。ならば話しておこう。我々、北郷家は北郷流剣術を磨くだけではなく、己を鍛え上げることを家訓としておる。そして、当主となる長男には『男に生まれたからには一番を目指せ』という意味をこめて、名前に『一』をつけておる。わしの名が、一(はじめ)、お前の父が一矢(かずや)、そしてお前が一刀(かずと)というようにな。」
「へぇ~、そうだったんだ」
はじめて知った事実に俺は少し誇らしい気持ちになった。
「そこでだ、一刀。お前にも、うちの家訓に習い、己を鍛えてほしい。わしはそう思っているのだ」
祖父ちゃんは俺の目を見て話しを続けた。
「おそらく、辛いものになるだろう。投げ出したくなるだろう。しかし、お前なら乗り越えられると信じておる。」
そこで祖父ちゃんは俺から視線を外した。
「だが、もしそれが嫌なら、今ここで拒否してくれ。残念だが、それも一つの道だろう。」
祖父ちゃんのすこし悲しい声を聴いて俺は、己を鍛えようと思い、その気持ちを口にしようとした。
「祖父ちゃん。俺、や・・」
「一刀。」
そこで、祖父ちゃんに遮られた。
祖父ちゃんは真剣な目で俺を見ていた。
「一刀。気をつけろ。言葉には責任が伴う。男が一度決めたことを、途中で変えてはならん。もし、軽い気持ちから、言葉を発しそれを曲げたのなら、わしはお前を軽蔑するだろう。」
今までにないほど真剣な声を聴いた。
そのあまりの剣幕に俺は声を発することが出来なくなっていた。
「だからもし、自分の中で曲げたくないことがあった場合は口に出せ。そうすれば、それは責任となってお前を縛るだろう。その覚悟は今のお前にあるのか?」
正直、祖父ちゃんの言っていることは、あまりよく分からなかった。
しかし、それが大切なことなのは、子供な自分にもわかった。
「もしその覚悟があるのなら、もう一度誓ってくれ」
だからこそ、俺は自信を持って答えた。
「やるよ。絶対に己を強くする。大体俺は、祖父ちゃんの孫なんだぜ。絶対に成し遂げるよ。」
俺はそう、笑顔で答えた。
すると祖父ちゃんも笑って
「そうか、そうだな。わしの孫だ、やり遂げるな。」
そうして俺は己を鍛え上げることにした。
祖父ちゃん曰く、真の漢になるための教育らしい。
漢の3カ条なるものを基盤とし、精神面と肉体面の修行が始まった。
漢の3カ条
一つ、漢は強くなければならない
一つ、漢は賢くなければならない
一つ、漢は優しくなければならない
それを知った時、俺はまた誇らしい気持ちになれた。
その3カ条が素晴らしいものだと思ったからだ。
その時はな。
確かに言葉は素晴らしいと思うし、正しいとも思ったさ。
だけどさ
あの修行はないだろ
そう思うほど、修行はきつかった。
剣術の修行はまだまだよい方で、無人島でほとんど食料なしで生活させられたり、熊と戦わせようとしたり、谷から突き落したり・・・
獅子は千尋の谷にわが子を突き落とし這い上がってきたものだけを育てるっていうけど、
それを人間にやっちゃ駄目だろ。
普通死んじゃうよ。ほんと、いやマジで。
そうして俺は男の中の男になるべく修行した。にもかかわらず今の俺はなんだ?
まず縮んでいる。170後半あった身長は今や頭一つ小さい、150程度までになっている。元の顔立ちの生真面目さが表れる顔立ちではかろうじてあったが、大きな目は少したれ目であり、微笑むだけでとても可愛らしくなる。身体は小さいが出るところは多少出ており、要するに小さくてもバランスが良いのだ。
総じて断言しよう。
美少女である。
まごうことなき美少女であった。
・・・・・・
・・・・・・
「はっ!?」
声を上げて目が覚めた。
とても変な夢を見た。
気が付いたら、美少女になっているという変な夢を見た。
「って、思いたかったな~」
俺は何かを諦めるようにつぶやいた。
うんそう、やっぱり女の子になってる。
祖父ちゃんの教えのたまものか、今度は何とか冷静を保っていられた。
深く大きなため息をついた。
そこで、冷静ゆえに気づいた。
「ん?んんん?何処だ、ここ?」
確か何処かの森の細道にいたはずなのだが、今いるのは室内だった。
やけに中華テイストの部屋で、その部屋の隅に置かれたこれまた中華テイストのベットに俺はいた。
しかしこの部屋、なんだか違和感がある。中華テイストだけでも少し変だが、それ以上に違和感がある。
・・・
・・・・・
「あっ!電気がない」
そう、この部屋に光源となりそうな物はなく、窓から入ってくる日の光のみが部屋を明るくしていた。よくよく見てみると、電灯のほかにも電化製品はなく、コンセントも見当たらない。今の時代、コンセントがない家があるのか、と考えていると、部屋の扉が開いた。
「あら、起きたのですね」
そう言って入ってきたのは、長い黒髪が色っぽい、着物を着た妙齢の美人さんだった。
「えっと・・・」
さすがに突然のことで呆然としてしまった。
すると、妙齢の美人さんは、俺のいるベットに近づき、横に備え付けてあった椅子に座った。その座り方も実に様になっていて、外見も相まってとても優雅に見えた。
美人さんは俺の目を見ながら話しかけてきた。
「いろいろと聞きたいことはありますが、まずは自己紹介からいたしましょう。私の名前は、性は司馬、名を徽、字を徳操と申します。周りの人々からは水鏡とも言われてます。」
「えっ?」
司馬徽?水鏡?
三国志?
ここ日本じゃないの?
いろいろなことが頭を回り、また混乱してきた。
「それで貴女のお名前は?」
その言葉で、とりあえず返事をしなければと混乱しながら答えた。
「・・・一刀・・です」
とっさのことで、性を名乗り損ねた。
すると水鏡さんは怪訝な顔をした。性を名乗っていないからと考え、名乗ろうとしたところ
「それは、真名ではないのですか?」
と返ってきた。
初めて聞く単語であったため、意味が分からなかった。
俺が不思議そうな顔をしたために、お互い困った感じになった
「・・・真名ってなんですか?」
沈黙に耐え切れなくなり、俺は訪ねた。
水鏡さんは信じられないもの見たような目で俺を見つめ、次に悲しそうな顔をした。
「あんなことがあったのです。多少は記憶も混乱しているでしょう」
「え?」
小さくつぶやいたが、聞き逃してはならないことを言った。
記憶が混乱している?
水鏡さんは首を横にふり
「いえなんでもありません。真名とは真の名と書いて真名です。真名はその人の本質を表す名前であり、その人の魂に通じると言われるほど神聖な名前で、本当に大切な人以外が呼んだ場合殺されても文句が言えない、それほど大切な名前なのです。」
水鏡さんの話を聞きつつ、なんとか頭を冷静にして思考を開始した。
しかし、そんな名があることは知らなかった。
日本ではもちろんのこと、祖父ちゃんの家で読んだ三国志にも出ていなかったはずである。それに口に出したら殺されるって物騒だな。しかし、良いことを聞いた。ここでは迂闊に人を呼ぶ前に自己紹介してもらおう。じゃないと死ぬかもしれないし。
あとやはり、ここは日本ではない可能性が高そうだ。
「それで、貴女の真名以外の名前は何なのでしょう?」
「へ?」
どうしよう?
この空気的に今更、名乗りづらいな。
そこでさきほど、水鏡さんが「記憶が混乱している」と言っていたのを思い出した。
「・・・すいません、わかりません。」
「・・・そうですか、そこまで・・・」
ヤバい、この人凄く俺のこと心配してくれてる。ぐさぐさと俺の良心にダメージが来ている。
「記憶が定かではないと不安でしょうが、頑張ってください。私も出来うる限りのことをいたしましょう。」
グサッ!
良い人だ、この人!良心が痛すぎる!
俺は精神的ダメージに顔を歪めた。
すると、水鏡さんはそんな俺を見て、安心させるように微笑んだ。
そして
「貴女はこれから如何するつもりですか?」
水鏡さんの質問に俺は考えをまとめるためにも、情報を仕入れることにした。
「えっと、その前にいくつか質問して良いですか?」
「はい、好きなだけしてください」
「その、ここはどこですか?」
「ここは荊州襄陽の山の中です。そして此処は私が行っている私塾の水鏡女学院です」
「・・・女学院?」
女学院云々はよく分からんが、やはり荊州といい、水鏡の私塾といい三国志の時代のようだ。
「なぜ、おr・・・私はここで寝ているのですか?」
さすがにこの姿で「俺」は変だろうと思い言い直した。
「それはですね・・・」
それから水鏡さんはこれまでの経緯を話してくれた。
講義中に流れ星が落ちてきたこと。
流れ星の痕跡を探索中に俺を見つけたこと。
このままでは危険ということで此処まで連れてきたこと。
「そうそう、貴女の周りにあったものも、そこに置いてありますよ」
そう言って、部屋のベットとは反対の隅を指差すと、確かにそこに俺の荷物が置いてあった。
「何から何までありがとうございます」
「気にしないでいいですよ。それでこれからどうするか、決まったかしら?」
「えっと、それは・・・」
駄目だ、情報を仕入れたところで、どうしようもない。
ここが三国志の時代だと仮定した場合、現代から1800年ほど過去ということになる。そうなると、頼れる人もいなければ、どうやって生きていけばいいのかすら分からない。
俺が絶望に顔を沈めていると、水鏡さんはまた、優しく微笑んだ。
「どうすれば良いか分からないのでしたら、ここに住んではどうですか?」
「・・・え?」
「この私塾は最低限働いてくれれば、金銭は取らずにここで学べる機会を与えます。ですから、貴女もここで学びながら、どうすれば良いかを決めれば良いのではないかしら?」
「でも、良いのですか?」
「本来であれば、面接などを行うのだけれど、今回は特別にね」
その申し出はとても助かる。しかし、どうしても分からないことがある。
「・・・何故そこまでしてくれるのですか?」
水鏡さんと俺は当たり前だが、初対面である。俺が彼女に助けてもらうメリットは存在しても、彼女が俺を助けるメリットは存在しないだろう。しかし、彼女は俺を助けるという。その理由が気になった。
「何故、ですか。・・・実をいうと私にも分からないのです」
「・・・・・・・は?」
「つまり、はっきりとした理由はありません。」
「理由もなしに助けてくれるのですか?」
「いけませんか?・・・しいていうのなら、そうした方が良いと思いましたので」
「いやいや、理由になってませんよ、それ」
「まあ、良いではありませんか?貴女はとりあえずの生活を手に入れられます。私は自分の気持ちを満足させることができます。ほら、二人とも得することが出来ますよ」
そう言って水鏡さんは俺の頭を撫でてきた。とても優しくて暖かい手で、気持ちよかった。しかし、それ以上に恥ずかしい気持ちが大きい。何しろ自分は17歳の高校生男子の精神である、水鏡さんのような美人に頭を撫でられることには耐性がついていない。
「や、やめてください。恥ずかしいです」
顔が熱くなるのを感じながら、講義した。
「あら、ごめんなさい。恥ずかしかったですか?」
「いえ、頭を撫でられるのに慣れていないのだと思います」
嘘ではない。
そして、深呼吸をした後、水鏡さんに向き直り、けじめをつける。
「水鏡さん。ありがとうございます」
俺は深く頭を下げた。
「そして、これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いしますね、えっと・・・真名以外の名前がないと不便ね」
「あ、えっと」
どうしよう、いっそ本名を告げようか。しかし、告げる前に水鏡さんが閃いた、とばかりに手をたたき、俺に提案してきた。
「そうだ、単福(たんぷく)と名乗ったら、どうですか?」
「単福?」
「ええ、あなたは服装からして貴族だと思いますから、権勢のない裕福の家の者、という意味合いで単福。どうですか?」
「・・・単福」
なんだろう。
何処かで聞いたことがある気がするのだが、思い出せない。
なんだっけ、単福って?
そう考えに耽っていると
「その、気に入りませんか・・・」
しゅん、という擬音が似合いそうな感じで水鏡さんが落ち込んでいた。そんな姿を見ていると罪悪感がふつふつとわいてくる。とりあえず今は、思考を中断した。
「いえ、とても気に入りましたよ!これからは単福と名乗らせてもらいます」
「本当ですか、それはよかったです。貴女ぐらいの子なら、字がなくても不審には思われませんしね」
そういえば、字がつくのは女の子の場合15歳の時だっけ?
確かに今の自分の見た目は小学校高学年程度なので、字がなくてもそれが普通だろう。
「それでは改めて、よろしくお願いしますね、単福ちゃん」
「はい、よろしくお願いします、水鏡先生」
俺はその数日後に思い出す。
単福
後の名を徐庶元直
劉備や曹操に軍師としてつかえた人間であることを・・・
トランス少女は素晴らしい!!
何らかの原因によって少女になってしまった少年。
少女でありながら少年の活発さ、凛々しさを受け継いだトランス少女。
トランス少女の魅力とはなにか?
それは中性的な魅力だ。
中性的な者に対する憧れや羨望、それは今も昔も変わらない。
太古より人々が創造してきた神々は男も女も超越した存在、そう中性だ。
日本の歌舞伎の女形や、宝塚もそうだろう。
人は皆、中性的な者に美しさや神秘を感じる。
というわけで、変態(チョコ)です。
第三話どうでしたか?
誤字脱字、変な文章があったら教えてください。
また、少し忙しくなってきたのでしばらくは更新できそうにありません。
夏休みに入ったら本格的に書いていこうと思っています。
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これである程度は形になります。
ここまでをプロローグ的な何かだと思ってください。