No.588292

BLAZBLUE Crosse†Contrast

junさん

お待たせしました第一章です。
亀投稿なのはご愛嬌で(^^;
さて、今回はタオに連れられて乳の人に会いに行くところです。
ちゃんと乳の人のもとへたどり着けるのかウツメの運命やいかに…
今回から次回予告もしてみました(^^;

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2013-06-17 01:25:54 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:656   閲覧ユーザー数:653

-第一章-

新たな出会い

《オリエントタウン》様々な人が暮らし、賑わいを見せている《階層都市》にある街でカカ族の村とは違い明るく飲食店なども揃っている。

タオとウツメはそんなオリエントタウンの人々の往来の中を進んでいた。

「あの~、ところでその乳の人とは一体どんな人なんですか?」

どこから取り出したのか薄いベージュ色のマフラーを首に巻きつけているウツメが疑問を口にした。どうやら連れてこられたはいいもののろくに説明も受けていないようである。

「乳の人はタオ達に優しくしてくれるいい人ニャス」

笑顔を浮かべたままタオカカはそう言った。

説明にはなっていないがどうやら今から会いに行く相手は悪い人ではないらしい。なのでウツメは「そうなんですか~」と気の抜けた返事を返し後に続く。

しかし、目的地への道中でタオカカが食べ物の臭いへつられあっちへフラフラこっちへフラフラと移動するのでなかなかたどり着けず、結局はかなりの時間を費やしてしまった。

「乳の人ー!」

そして、目的地である診療所に着くとタオカカは白衣を着た人物に飛びかかった。

「あら?タオじゃない。一体どうしたの?って、こらやめなさい!」

振り返ったその人の胸元に顔を埋めて両手で胸を触るタオカカ。十分にセクハラである。その光景を見ていたウツメは

「なるほどやっぱりそれは挨拶だったんですね~」

などと言って入り口に突っ立っている。

「?タオ、そちらの方は?」

ようやくタオカカを引き剥がした乳の人がウツメに気付きタオカカに説明を求めた。

「おぉ、忘れるとこだったニャス。暗い人はタオの村の近くで倒れててお腹がペコペコニャのでタオのついでにご飯を食べさせて欲しいニャス」

説明を受けウツメの近くまで歩み寄る女性。背も高く大人の女性といった雰囲気だ。

「初めまして。私はライチよ」

優しく微笑みかけ手を差し出すライチ。

「どうも、ウツメと言います~」

やる気のない声と共に手を握るウツメ。その時ライチの頭の上に小さな動物のようなものが出てきた。

「この子はラオチュウって言うの。仲良くしてあげてね」

しかし、ライチの声は届かずウツメの視線はラオチュウに釘付けになっていた。

小さなパンダのような容姿をしているラオチュウはウツメの視線に気付き首を傾げる。

「…っか、」

「?」

ライチとラオチュウが頭に疑問符を浮かべていると

「かわいい~」

今まで聞いたことのないような大声を発し、俊敏な動きでラオチュウを捕獲すると胸に抱き抱えて頬擦りを始めた。

「~~~~!」

声にならない叫びを上げてラオチュウが暴れるがそんなのお構いなしに愛で続ける。

「あらあらラオチュウ気に入られちゃったみたいね」

「乳の人~そんなことよりペコペコニャスよ~」

タオカカが顔をしょんぼりさせながらライチの白衣を引っ張る。

ラオチュウのことは眼中にないらしい。

「はいはい、それじゃあ準備するから待っててね。ウツメさんもって聞いてないか」

ウツメはラオチュウとじゃれあうのに忙しいようで聞いていなかった。ラオチュウは既にぐったりしている。

「じゃあラオチュウもう少し我慢しててね」

笑顔と共に言い残し奥へ行くライチ。タオカカもつまみ食い狙いで後に続く。

二人が完全に見えなくなったところでウツメはゆっくりと立ち上がりラオチュウを側のベッドに乗せ、

「さて、かわいいもので元気も出ましたからそろそろ行きますか」

そう呟き診療所から音もなく出ていった…

-作者コメント-

どうも作者です(^^)

ようやく第一章投稿できました(^^;

今回はウツメのかわいいもの好きが発覚してなおかつ乳の人の登場を書きました。

次回はバトルパートに入る予定です(>_<)

過度な期待はせずにお待ちください(((^_^;)

でわでわまだ次回~(^-^)/

-次回予告-

診療所から姿を消したウツメ。

一体何故?彼女はどこに向かうのか?

次回!【戦闘】お楽しみに!


 
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