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魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第十一話

Blazさん

突然の事故で死んでしまった岡本零人。
彼は神の力によってなのはの世界に転生する。
それが果てしない戦いの旅路だとは誰も知らずに・・・・・。

無印篇イメージテーマソング

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2013-06-16 19:09:40 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3789   閲覧ユーザー数:3583

第十一話 「もう一度」

 

三人称side

 

なのは達が時の庭園に突入した頃、アルテミスでは突如艦隊が何者かに襲撃されていた。

 

「三番四番艦ともに航行不能!現在六番艦が攻撃を受けてます!」

 

ガルシア「くっ!?敵の数は何体なんだ!?」

 

「そ・・・それが・・・・敵はわずか三機です・・・・」

 

ガルシア「何っ!!?」

 

そして次元の海で管理局の艦隊を攻撃している機体が三機。

一体は"機動戦士ガンダムSEED"に登場するデュエルガンダムアサルトシュラウド。

もう一体は同じくSEEDに登場するバスターガンダム。

そして最後にはアッシュが攻撃を行っていた。

 

デュエル「ふん!ぬるい攻撃だな!」

 

デュエルはやや呆れ気味に言い"シヴァ"を発射し

 

バスター「そんなんじゃ俺達を倒せやしねぇぜ!」

 

バスターは余裕で攻撃を回避し対装甲拡散砲をスラスター部分に発射する。

 

アッシュ「・・・・・」

 

そしてアッシュは一気にガルシアが乗る旗艦へと突撃した。

 

バスター「なっおい、零人!?」

 

デュエル「気にするな。アイツ一人でも大丈夫だろ。」

 

そして零人は一人旗艦のブリッジに乗り込んだ

 

ガルシア「ひぃ!?う・・・撃て!撃てえ!!」

 

ガルシアの命令に局員達は発砲したが零人はジャンプで回避しガルシアの目の前でグラビトン・ライフルを構え、静止した。

 

ガルシア「ひ・・・た・・頼む命だけは!!」

 

零人「・・・・出撃を中止しろ。そうたら考えてやる。」

 

ガルシア「・・・・・・わかった、全艦発進中止だ・・・。」

 

零人「・・・・それでいい。」カチャ・・

 

デュエル『なんだもうお終いか?』

 

バスター『危なかったぜ。あと少しでイザークがキレてブリッジを撃っちまうとこだったぜ・・・。』

 

零人「・・・フッ。」

 

零人は少し面白そうに笑い、転移したのだった。

この戦闘の結果、アルテミスに駐留していた艦の八割が当面航行不能となった。

 

 

なのはside

 

現在、私達は時の庭園の中を走っておりクロノ君と合流を急いでました。

 

なのは「あっ!クロノくんっ!」

 

クロノ「三人ともすまないな。流石に魔道機の数が多くて進めなかったんだ・・。」

 

アルフ「兎に角数だけが取り柄のガラクタだ!大半は無視していいからアタシについて来な!」

 

そして私達は一気に強行突破したの。ディバインバスターで十体ぐらい吹っ飛んだの!

 

アルフ「ココの地面は虚数空間がちらほらあるから気をつけな!」

 

クロノ「虚数空間は落ちると魔法が使えなくなり二度と出れなくなるぞ!」

 

なのは「う・・うん。わかったの!」

 

すると広い空間に出てきてそこには二つの道があったの。

 

アルフ「コッチが動力炉でコッチがあいつ・・プレシアが居る場所に続く道だよ。」

 

クロノ「わかった。僕は一人で動力炉を破壊するから君達はプレシアの確保を頼む。」

 

クロノ君は動力炉、私達は私達はフェイトちゃんのお母さんの所に向かいました。

でもその先で魔道機が大量に待ち構えていました・・・・・。

フェイトside

 

・・・・・・ココはどこだろう。

私は確か・・・・あの子と一緒にジュエルシードを回収しようとしてそれで母さんの攻撃が落ちてきて・・・・・・。

 

フェイト「う・・・う・・ん。」

 

「気が付いたか。」

 

フェイト「っ!?」

 

気づくと私の隣には以前私を助けた赤いマントの魔道師がいました。

 

フェイト「アナタは・・・」

 

零人「今この艦はプレシアの確保を開始している。」

 

フェイト「っ!じゃあもしかして・・・・」

 

零人「あの白い魔道師と使い魔もどきとお前の使い魔が今お前の母親の元に向かっているが途中で足止めを食らっている。」

 

フェイト「・・・・・・」

 

零人「いずれにしてもあいつ等だけでは不可能だ。お前はどうする?」

 

フェイト「・・・・・・くうっ・・・・」

 

私は無理に体を動かそうとしたけどまだ体が思うように動かなかった・・・・。

すると彼は私に手を伸ばし魔法らしき力を掛けてくれた。

 

フェイト「あ・・・・・・」

 

零人「これでしばらくは体は動かせるが一時的な応急処置だ、無理は出来ん。」

 

フェイト「なんで・・・ここまでしてくれるの?」

 

零人「・・・・・・・・」

 

彼は無言で私にバルディッシュを渡してくれた。

 

フェイト「バルディッシュ・・・・・」

 

私はセットアップするがバルディッシュはボロボロのままであった。

 

フェイト「もう少し・・・私の我が侭に付き合ってくれるかな・・・」

 

バル『・・・・マスターが望むのなら。』

 

そしてバルディッシュはリペアを掛けて元の状態に戻った。だが私は体を動かそうとしたがまだ少しよろけた・・・すると

 

零人「・・・・しかたねぇ」

 

フェイト「えっ?(ガバッ)・・・・えっえっ!!?//」

 

彼は私をお・・お姫様だっこして艦内を飛び始めた。それも猛スピードで。

 

フェイト「何処へ!?//」

 

零人「転送ポートだ。少しでも魔力を温存するんだ。」

 

リンディ『ちょっとアナタは一体!?第一どうやってこの艦に!?』

 

零人「答える義務はない。」

 

そうすると私達は転送ポートにたどり着いた。彼はキーボードを出現させ操作をした。

 

零人「座標はあの白い魔道師のところに転送するがいいな?」

 

フェイト「え・・・う、うん!」

 

リンディ『ちょっと!どうやって転送ポートを使うって言うの!?第一管理権は私達が・・・』

 

エイミィ『艦長!転送ポートの管理権がいつの間にか奪われています!!』

 

リンディ『ええ!?』

 

フェイト「アナタは・・・・一体?」

 

零人「俺は・・・アッシュだ。」

 

フェイト「アッシュ・・・・・ありがとう!//」

 

零人「フッ・・・・・」

 

そうして私は彼女のもとに転送されていった。

 

零人「・・・・さてとお暇させてもらう。」

 

 

三人称side

 

その頃、なのは達は魔道機を相手にしており苦戦を強いられていた。

 

なのは「くぅっ!!数が多すぎるの!」

 

ユーノ「うわっ!!このままじゃ・・・!」

 

アルフ「てかアンタも戦えよ!!」

 

だがその時壁の一角から中型の魔道機が現れた。

 

なのは「嘘っ!?」

 

アルフ「気ぃつけな!アイツはシールドがあるから多少の攻撃じゃビクともしないよ!」

 

アルフが警告した瞬間反対の壁からも中型魔道機が現れ、挟み撃ちになってしまった。

 

ユーノ「1.2.3・・・四体も・・・・!」

 

刹那、魔道機が一斉に砲撃をはじめ、なのは達は回避するだけで精一杯だった。

 

なのは「こ・・このままじゃ・・!」

 

そして一瞬なのはが気を抜いてしまい魔道機がなのはの背中に照準を合わせた。

 

ユーノ「なのはっ!後ろ!!」

 

なのは「っ!!!」

 

魔道機が攻撃しようとした瞬間黄色の一閃が魔道機に直撃した。

 

なのは「ふぇっ!?」

 

なのはが上を見上げるとフェイトとデュエル、バスターの一人と三人が居た。

 

なのは「フェ・・・・フェイトちゃん!!」

 

アルフ「フェイト!!」

 

フェイト「・・・・二人とも他の二体の相手、できる?」

 

デュエル「無論だ。」

 

バスター「オーケー、任せな!」

 

するとフェイト達は一斉に敵に向かいデュエルはビームライフルを発射しバスターは超高インパルス長射程狙撃ライフルで狙撃する。その間にフェイトはなのは達と合流した。

 

なのは「フェイトちゃん体は大丈夫なの!?」

 

フェイト「うん・・。なんとかコレを終わらせるまでは持ちこたえるよ。」

 

なのは「フェイトちゃん・・・!」

 

バスター「あのさぁ感動の再開はいいけどこっちの事も忘れてねぇか!?」

 

アルフ「一応アタシも頑張ったてんだけど!?」

 

デュエル「貴様等!こんなこで根を上げるな!!」

 

「「あ・・・・・・」」

 

ユーノ「と・・・取り合えず早く援護しよ?」

 

フェイト「う・・うん!」

 

なのは「了解なの!」

 

 

さて何故デュエルとバスターがココにいるか。理由は少し時間がさかのぼる・・・

 

フェイト「あの子とアルフの反応は・・・・こっち!」

 

フェイトが二人の魔力反応を辿って合流しようとしていたが途中、

中型魔道機が襲撃してきたのだった。

 

フェイト「っ!」

 

それに反応したフェイトは戦闘態勢を取ったが突如他からの援護攻撃により中型魔道機は

爆散した。

 

フェイト「えっ!?」

 

デュエル「よし、これでココに居た雑魚は全部だな。」

 

バスター「おい、そこのアンタ大丈夫か?」

 

フェイト「・・・・・貴方達は?」

 

バスター「俺たちはアッシュからの要請でアンタの護衛に来たのさ。」

 

フェイト「アッシュが?」

 

デュエル「そうだ。俺はイザーク・ジュール。コイツはディアッカ・エルスマンだ。」

 

バスター「よろしくな。んじゃさっさと行こうぜ。ココに居ても意味ないし。」

 

フェイト「・・・うん!」

 

 

再び現在・・・・・・

 

その後フェイト達の加勢により魔道機を全滅させた一行はプレシアの部屋の前に来ていた。

 

なのは「ここが・・・。」

 

フェイト「うん。母さんの居る部屋だよ。」

 

デュエル「なら、俺たちはココまでだな。」

 

ユーノ「えっ?それってどういう・・・・」

 

バスター「俺たちはココに来る雑魚の相手をするからって事さ。」

 

デュエル「まったく・・・アイツの作戦は細かいからな。ここは俺達二人で抑えるから

貴様らは行けっ!」

 

フェイト「・・・・・うん!」

 

なのは「負けないで下さいね!」

 

そう言って四人はプレシアの下へと向かっていった・・・・

そしてそれと同時に大量の魔道機がデュエルとバスターの前に現れた。

 

バスター「・・・・だってさイザーク。」

 

デュエル「ふん・・・・当たり前だ・・・・行くぞディアッカ!!」ジャキッ

 

バスター「オーケェ!!」ガゴン!(連結音)

一方なのは達はプレシアの元へとたどり着いていた。そこにはフェイトに瓜二つの子がカプセルの中で眠っていた。

 

なのは「あの人が・・・・・」

 

アルフ「そう、フェイトの母親だよ。」

 

 

 

フェイト「・・・お久しぶりです、母さん。」

 

プレシア「・・・・今更何のようなの。散々人を裏切っておいて。」

 

フェイト「だからこそです。あなたにとって私はただの駒でしかないのかもしれない。

でも・・・・私は貴方の娘です。」

 

プレシア「ふっ今更貴方を娘と思えなんてチャンチャラおかしいわ。確かに貴方はアリシアの遺伝子から生まれたクローンよ。でもそれが何?結果、貴方は失敗作ただそれだけよ。」

 

フェイト「・・・・・・。」

 

プレシア「だから私は貴方を娘とは思わない、それだけの事・・・。」

 

フェイト「・・・それでも・・・。」

 

 

-それでも貴方は私の母親です。-

 

プレシア「っ!!」

 

その一言、たった一言だけだがプレシアは内心驚いていた。あの機械のように従うだけのフェイトがこの短期間でここまで成長するとは・・と。

 

そしてそのフェイトは自分のデバイスを待機モードにしゆっくりと母親に近づいていった

 

なのは「ふ・・・フェイトちゃん!?」

 

アルフ「ちょっフェイト危ないって!」

 

その時庭園が大きく揺らぎ始めた。クロノが動力炉の破壊に成功したのだろう。

そしてその本人も合流した。

 

クロノ「なっ!まさかまた敵に・・・「ちょっと黙っててください」っ!!」

 

気がつけばなのはとユーノ以外の二人はバインドで縛られていた。

なのはは途中から黙りただ二人を見守っていた。

 

 

プレシア自身不思議と抵抗はなかった。アリシアと似ているから?

否、本当は自分の娘と認めたかった。でも頭では認めたくなかった。

だが今はこうして受け入れられる。 

そしてフェイトはゆっくりと母にもたれ掛かったのだった。

 

プレシア「・・・・・・・。」

 

プレシアは無意識にフェイトの髪を撫でていた。綺麗でサラサラな感触がした。

 

フェイト「母さん・・・帰ろ・・。」

 

プレシア「(・・・・・・・・。)・・・・・それは・・・出来ない相談よ。」

 

そしてプレシアはフェイトを突き飛ばし攻撃を行ったのだった・・・・。

 

第十二話投稿後にプチラジオをするのでコメント蘭に質問等を募集します。

なにとぞよろしくお願いします。


 
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