ガタンゴトンのリズムに合わせて
窓の外をすり抜けていく景色
ビルや屋根の合間に混じっていた緑は
いつの間にか黄色や赤に変わっていて
もう時期それも失われてゆく
思い出せない名前が増えた
思い出せない顔が増えた
代わり映えのない日常の中で
同じ場所を行ったりきたりしながら
少しづつ記憶を落としているのだと思う
ガタンゴトンのリズムに合わせて
アタシの外へ抜け落ちていく景色
忘れたくないあの人が
思い出せないあの人になる
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中央線から見える風景に寄せて