姓 黒 名 繞
字 幽明
真名 深
齢 二十二
洛陽に来たときになぜ黒い外套を羽織っていたのか聞いてみたところ、
「かっこいいだろ?」との回答を頂いた。
青少年に発症する病に侵されている模様。
実は県長に任命されるまで、暗殺者が多くて大変だったらしい。
本人曰く「お陰で、森で暮らしていた頃よりも気配を消すのが上手くなった」とのこと。
ちなみに洛陽で曹操を何度か見かけたことがある。曹操だとは気付いていないが……。
補足すると。
洛陽の近場の戦闘は深が、洛陽とは離れる位置を曹操が出向いて戦闘を行っていたため、
戦場では共に戦うことはなかった。
姓 黒 名 纏
字 泉
真名 影華
齢 二十
忠犬①
深に近付く女を無言で威嚇する習性を持つ。
深と利き腕が違うことを、密かに気にしているらしい。今日も絶好調である。
最近、深が専用の武器が欲しいとぼやいていたので、密かに鍛冶屋へ通い彼の武器を作らせている。
出来る女はさり気ない心配りが大事なのだ。
姓 徐 名 庶
字 元直
真名 茜
齢 十八
忠犬②(予定)
何かと恩を返そうとしてくる暴走少女。
諳の部屋を掃除していたとき、偶然クマのぬいぐるみを発見した。
洛陽に来る時もこのぬいぐるみを使って、半ば脅迫まがいに諳を説得したらしい。
実は千寿から二人の武器を預かっていて、二人に会った後に渡している。
深には苗刀。内刃の剣だ。
影華には二対の飛輪を。チャクラムって言うと分かるかもしれない。
そして、ちゃっかりと自分用に双手剣を作ってもらっていた。
この双手剣の柄頭には絡繰があり、二つの柄頭を合わせることで、一つの武器になる。
発案は徐庶。
これ以降の年齢は本人達の意思を尊重する為、秘匿とさせて頂きます。(震え声)
姓 孫 名 堅
字 文台
真名 蓮根
近々、成長した深と会える事を確信している。
その為、調練がいつも以上に厳しくなり、兵達から陳情が出ているとか。
周瑜は今日も頭痛を堪え、戦闘狂の二人の為、政務に励みます。
密かに息子を産んでみたかったと思っており、深はそんな母性本能をくすぐるようだ。
レンコン……『蓮』を付けた名前が浮かばなかったんだ。紅蓮とか厨二っぽくて却下した。
姓 司馬 名 徽
字 徳操
真名 諳
茜がいなくなって、心配している反面ほっとしてもいる。
彼女と仲の良かった諸葛亮、鳳統もその後すぐに卒業してしまった。
その為、茜により溜められていた鬱憤の矛先は千寿に向いているようだ。
姓 龐 名 徳公
字 子魚
真名 千寿
一番の被害者。
諳に茜の通行証を作るように脅され、新たなトラウマが出来上がった。
しばらく『あん』という言葉に敏感に反応するようになり、
その言葉を聞くと部屋の隅で小さくなり、うつろな目でうわ言のように何事か呟くそうだ。
最近、兵士達にもそれで弄られるようになり、
次第にそっち方面に目覚めていったとかいないとか……。まだ大丈夫。
史実では、司馬徽を「水鏡」、諸葛亮を「臥龍」、龐統を「鳳雛」と名付けた人物。
子は諸葛亮の姉と結婚しており、諸葛亮とは縁戚関係にあたる人でもある、結構凄い人。
ちなみに龐統は従子。
あくまで史実の話なので、ここではそんな関係ではない。
『クマのぬいぐるみ』
本来は没ネタだったが、ここにきて脚光を浴びる事に。
諳が大事にしているものらしく、背中には小さく諳の名前が刺繍されている。
隠していたはずなのだが、掃除をしていた茜に見つかった。なぜだろう……。
これ以降茜は、言い負かされそうになるとぬいぐるみの事で強請るようになる。
諳の唯一の弱点だったかもしれない。
『黄巾党』
史実では黄巾賊と呼ばれている。
実は、親衛隊と呼ばれる追っ駆けは全体の一割にも満たない。
張三姉妹が曹操に捕縛され軍門に下ったとき、死を覚悟していた彼らであったが、
公演の度に見かけるため、彼女達が顔を覚えていた。
その為処罰される事は無く、彼らの忠誠心もまた強固となった。
姓 劉 名 表
字 景升
真名 ?
物事に対して関心がなく、日々怠惰に暮らしている。
龐徳公がなんとか補佐しようとしているが、政治に関して発言力が無い為難航している。
姓 程 名 遠志
字 不明
真名 ?
深の母親を殺した張本人。
あれ以降出番がなかったが、読者の皆も分かっていた通り、こんな結末を辿った。
実は史実には登場しておらず、架空の人物。
格好のカマセ犬役である。
『空』
深の家族第一号。虎。
茜を助ける為に命を落とした。
その心は二人の少女に受け継がれているはず。
『深パパ』
孫堅と知り合いだった。
でも詳細までは考えてないんだ。
だから公開する予定も無い……不遇。
伏線を置いていく癖に、その扱いに困る人物であった。
『深ママ』
深パパと同様、今後登場予定はない。
色々なプロットに出てきていたが、そのどれもで深が幼い時に殺される役だった。
つまり、やられ役。
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作者自身が忘れないようにする為
また、読者の皆様の為に裏話を少々
ネタ多め