No.584657 魔法少女リリカルなのは~箒と拳の魔法使い~七不思議さん 2013-06-07 20:57:07 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:1344 閲覧ユーザー数:1244 |
第15話 ゴッド登場「校長とは、学校の頂点すなわち神なのですよ~」
前回のあらすじ
イヴ温泉に行く。
紫苑女装フラグ
リニス、紫苑の唇を奪う。
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この前起きたリニス発情期事件(オレが命名)の事は、本人は記憶にないらしい。まあ、覚えていてもいなくてもどちらでもいい気がする。その理由は、覚えていれば、それをネタにして、リニスを弄る事が出来る。覚えていなければオレだけしか恥ずかしい思いを継続する事になる。なのでリニスを弄る。とまあ、こんな感じになるだろう。
『シオンそろそろ学校に行きますよ。』
もう、そんな時間か
「それじゃ、行ってきます」
すると、リニスが
「紫苑~お弁当忘れてます。」
「ん、サンキュ……じゃあ行ってきます。」
家を出て、数十メートル時点で奇怪な物を見つけた。
「なあ、イヴ」
『何でしょうか?』
「これ、何だ?」
オレは、道端に倒れている金髪の者を指差した。
『……きっと、寝てるんですよ。』
「いや、どう見ても行き倒れ?というか……」
オレが言葉を発する前に倒れている金髪の方からグーと腹の虫が泣いているのが聞こえた。
「……うん、予想通り食事を取ってないんだよこのフェルナンデスは」
倒れていた人物それはフェルナンデスであった。
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フェイト視点
私は急いでいた。早くジュエルシードを捜さないとそれだけを何よりも優先にして動いていた。今まで集めたジュエルシードは、1つこれじゃあ母さんの役に立たない。一分一秒より多くジュエルシード探索に力を注いだ。
けど、それだけでは駄目だったらしい。私は、空腹で道端に倒れた。自分では大丈夫と思っていたが、体は正直らしい。
『フェイト、ちゃんとご飯食べなよ。』
ふと、アルフの言葉を思い出した。
……アルフのいうこと聞いておくんだったな。
そんな事を思っていると、
「なあ、イヴ」
どこかで聞いたことがある声が聞こえた。
『何でしょうか?』
デバイスの声?
「これは、何だ?」
『……きっと、寝てるんですよ』
「いや、どう見ても行き倒れ?というか……」
グーと私のお腹が鳴った。
う、うう、恥ずかしい
「……予想通り食事を取ってないんだよこのフェルナンデスは」
この呼び方は、リニスと一緒にいた子か。
そこで私は、意識を失った。
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「……なあ、イヴ意識が無いぞ」
『可哀想にこの歳で餓死ですか。』
……それは、洒落にならんぞ!?……学校は遅刻でいいから、近くの公園にでも行くか。
『マスター、その子を連れてどこに向かうんですか?』
不機嫌そうな声でイヴが聞いてくる。
「近くの公園だが?」
『何でですか?』
「人助けだが?」
『……プッ、ほ、本気ですか。』
今笑ったよなコイツ。明らかに笑ったよな。しかし、オレは、心が広いんだ。
「……本気だが。(さあ、言葉を選べよ。)」
『……そ、そうですか。(マスターが人助けをするそれは、ありえませんよ。だってあのマスターがですよ。あの、人を弄る事を快楽としてるあの、マスターが行き倒れの人を弄らずにいる。……というか、その優しさを私に向けてくれませんかね。と思っても駄目ですね。あのドが付くほどのサディストなのですから』
本音がバリバリ漏れてるよこのデバイス
「なるほど、なるほど。……イヴお前がどうオレの事を思っていたのか、よ~く分かった。」
『え!?………声に出てましたか?』
「もちろんだが?」
『……大好きですマスター』
「そうかそうか、お話をしてほしいほどオレのことが好きなのか。しょうがない、特別コースのお話をしてやろう。」
『そんな、こんなにもマスターのことを愛してるのに!?』
それは、きっと家族愛だろ。少なくともオレは、そうだ。そうこれは言わば
「愛の鞭だよ。」
そんなやりとりをしているうちに
「ん、んん……あれ、ここは」
フェルナンデスが目を覚ました。
「目を覚ましましたか?」
フェルナンデスは、オレを見上げる形でいる。まあ、属にいう膝枕という奴だ。
「あ、あなたは!?」ぐぅ~
フェルナンデスは、起きると同時にお腹が鳴った。
「ふふふ、お腹の虫が鳴いてますよ。」
オレがそう言うとフェルナンデスは、俯き顔を赤くした。
「恥ずかしいのは、分かります。それよりもお腹が減っているのでしょう?お弁当を食べますか?」
リニスから作って貰ったお昼のお弁当をフェルナンデスに差し出す。
「いい……の?」
「ええ、いいですよ。」
そう言いフェルナンデスにお弁当を渡す。
フェルナンデスは、お弁当を開き食べ始める。
「あなたは……もぐもぐ……敵なのに……もぐもぐ」
「口の中のものを無くしてから喋って下さい。」
『久し振りに聞いたよマスターの猫かぶりモード』
「……イヴ、少し……じゃないなマジでキツいお話逝っとく?」
『あん、それも私だけの愛ですよね。』
なんか壊れてきたなイヴ。
『……じょ、冗談ですよ。そんなに引かないでください。』
「もぐもぐ……ごちそうさまでした。」
もう食べ終わったかそれじゃあ
「そろそろ学校に行かないと行けないから。えっと…………これを」
オレはフェルナンデスにオレの家までの地図を紙に書いて渡す。
「その地図に書かれてるとこがオレの家です。リニスがいると思うから行ってみたらどうですか?」
「……なんでそんなに優しくするんですか?私達は、敵なんですよ。」
むっ、意味が分からん事を言う。
「別にオレは、敵なんて思ってないですよ。それに、敵対する気なんて一切無いです。」
とりあえず何か誤解をしていたようだったので、そう説明する。
「でも!?あなたは、ジュエルシードを集めてるんですよね」
「いや別に集めてる訳じゃないですよ。ただ、オレの周りで面倒な事が起きるのが嫌で持っているだけですよ。……ホントに時間が……悪いけどオレは、学校に行きますね。」
そう言い、全力疾走で学校に向かった。
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校長室
「いや~紫苑さんまさか、あなたみたいな優等生が遅刻とはですね~」
目の前に校長先生、いやゴッドがいる。身長は、オレとほぼ一緒、頭になんか犬の耳が垂れている女性だ。
「いや、ゴッドそれがですね、道端に倒れていたフェルナンデスが居たんですよ。」
ゴッドがついでくれたお茶を飲みながら話す。
「おや、人助けで遅刻ですか~やっぱり紫苑さんは、優等生ですね~」
ゴッドもお茶を飲みながらそう話す。
「全くお昼のお弁当が無くなっちゃいましたよ。」
「人に食事を分け与えるなんて良いことですよ~まあ、今日のところは、紫苑さんのケーキで許して上げますよ~」
「分かりました。それでは、キッチンを使わせて貰いますね。……後、お金後で払うんで昼食も作っちゃっていいですか?」
「勿論OKですよ~私の分も作って下さいね~」
ゴッドの校長室は、一つの家のような場所になっている。
「ゴッド、何のケーキがいいですか?」
「それでは、シンプルにショートケーキが食べたいですね~後、紫苑さん~午後から授業を受けて下さいね~」
「了解しました。それじゃ、同時進行で作りますか。」
「ということは~箒の魔法を見せてくれる訳ですね~」
ゴッドは、魔法を知っている。というか、ゴッドはそれ以上の事が出来るんだ。前に天候を操作してるとこを見てしまった為にこういう風になっているのだ。
「いや~久し振りに紫苑さんと会って思った事があるんですよ~」
今は料理中なのでゴッドの話を聞くだけだ。
「何人の女の人とキスしたんですか?」
「ブッ」
盛大に吹いた。というか
「どういうことですか!?ゴッド!?オレがキスを!?」
『何人』という、身に覚えのない事を言われる。
オレが知っているのは1人なのに何人ってどういうこと!?
「し、シオンどういうことですか?」
「おやおや、イヴさんお久しぶりですね~……付け加えておきますとね~紫苑さんの唇からイヴさんの匂いもしますね~」
「ちょっ///ゴッド何をデタラメを……」
「残念ながらゴッドは、何でもお見通しなんですよ~寝ているときに奪うなんてえっち~ですね~」
……そういうことか、ゴッドの言うことは信憑性があるからな。
「イヴ、後でうんっっっとキツいのお話しような。」
笑顔で答える。イヴは、顔を真っ青にしていた。
「いや~紫苑さんのキツいお話は、流石の私でも耐えられませんからね~」
ゴッドがそんな事を呟いていたがちゃんと聞こえていた。
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校長室で食事を済ませ、イヴとお話をし、昼休み頃に教室に向かうと階段の所にアリサがいた。上の方にすずかもいて何やら変な空気だった。
「アリサどうかしたのか?」
「……紫苑、学校に来てたんだ。」
何時ものアリサとは違い、何にイラついているように見える。
「……何にイラついているんだ?」
オレは、アリサに向かってそう言った。アリサは、重い口を開き、
「……何のこと?」
誤魔化す。一年という付き合いだが、それでも分かってしまう。ほぼ毎日のような弄ってきた奴だ。
「……もう一度言う。何でそんなつらそうな顔をして、イラついているんだ?相談ぐらい乗るぞ?」
その言葉に僅かに反応する。すずかも何か言おうとしているが、言えない。しばらく、沈黙が続き、アリサが喋り始める
「……なのはが、何か悩んでるみたいなんだけど、全然相談してくれないのよ。だから……」
「喧嘩しちゃったってか?」
「そう、喧嘩しちゃった。というか、私が一方的に怒鳴っただけなんだけどね。けど、相談ぐらいしたっていいじゃない。なのはの、あんな顔見てたら私達だって心配するのよ……」
「だから、なのはと、何も出来ない自分にイラついているわけか。」
「……何でも丸分かりなのね。……もしかしてなのはの、悩みも分かるの?」
「オレは、ゴッドみたいに何でもお見通しじゃないんだ。……それに、誰にも言えないことはあるんじゃないか?」
「それでも、嫌じゃない。ただ、親友が悩んでる姿見てるだけなんて、胸が痛いのよ。……自分がこんなにも弱くて、友達を助けられない。そんなに私は頼りないかしら。」
「……アリサお前は十分に頼りがいがあるよ。」
「……え?」
「お前はなのはや、すずかに頼られている……それに、クラスでだって皆に頼られている。十分頼れる存在だよ。」
すずかも頷く。
「…そ、それにオレもお前の事頼ってるんだぜ(弄ってストレス解消の為)」
「それって、弄る為でしょ?」
アリサは、さっきと雰囲気が違い明るい声でそう言う
「やっと、いつものアリサになったか。」
「ふふ、お陰様でね。それに、なのはの、悩みは話してくれるまで待つ事にしたわ」
「そうだな。もしかしたらもう直ぐ解決するかもしれないしな。」
「なによ、知らないとか言ってたくせにその知った言い草は」
何時ものアリサに戻ったな。後は、あの魔法少女がどうするかだ。
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午後の授業が終わり、オレは、家に帰宅した。玄関に見慣れない靴があったことに気がついた。
「ん?客が来てるのか?」
まあ、オレの客ではないだろ。そんなに、知り合いいないし。…………自分でいっててなんか、悲しい。
すると、奥から
「それじゃあ、リニスまたね。」
「リニスまた来るからね~」
「ええ、フェイトにアルフまた、来て下さいね。」
フェルナンデスとオレンジ色の髪のお姉さんと鉢合わせになった。
「ん?あんたがリニスを助けてくれたシオンって子だね。ありがとね。」
「えっと」
「駄目だよアルフ、ちゃんと自己紹介しないと」
フェルナンデスがそう言うと
「おお、そうだったね。私はアルフ。」
「フェルナンデスにアルフ、リニスとゆっくり話ができた?」
二人の名前を言うと何故だか二人は、とういかフェルナンデスが何かああ、またかという顔をしている。すると奥からリニスが出てきて
「紫苑、いい加減人の名前を覚えましょう。」
……?何をいってるんだ?オレは、ちゃんと覚えていて、当たってるはずだぞ?
『リニス何を言ってるんですか?マスターはちゃんと二人の名前を言ってますけど』
「そうだよな。」
「ハァ~、それではもう一度言って下さい」
「フェルナンデスにアルフ……」
「はい、アウトです。」
「誰を間違えてるんだよ。」
『そうですよ。確かに言った筈ですよ。フェルナンデスにアルフと』
オレとイヴでリニスに反論していると
「全く、このコンビときたら……」
などと呆れていた。するとフェルナンデスが
「……そういえば、ちゃんと自己紹介してない」
「それですよ!?」
リニスがフェルナンデスの言葉に反応した。
「そうでした。紫苑とイヴの悪い癖をちゃんと自己紹介しないと変な渾名で呼ぶと言うことを…」
「それじゃあ、自己紹介するね。私はフェイト。フェイト・テスタロッサ。」
フェイトの名前を聞きオレは、
「……ん、よろしくしない。」
「うん、よろ……ってよろしくしない!?」
「いい加減にしなさい」
リニスは、呆れながらも拳骨をかましてきた。
「それで、あなたの名前は?」
「紫苑、小鳥遊 紫苑だ。」
「うん。それじゃあ、紫苑またね。」
フェイトは、そう言うとアルフと家から出て行った。
するとリニスが唐突に
「紫苑、フェイトに紫苑が持っていたジュエルシード渡したんですがよかったですよね。」
「ん?別いいんじゃね。まだ、持ってるし……」
「そうですか……ってどういう事ですか!?確かに2つフェイトに渡したんですが。」
「え~っとな。この前公園に捨て猫がいた訳よ。オレは、余りの敵の(捨て猫)可愛さに負けたんだ。」
「だから?」
「オレは、食べ物を調達……釣りをしたんだ。、新鮮な魚を奴に(捨て猫)食べさせる為に」
「さ、魚……ジュルリ……」
リニスさんが涎を垂らし始めた。
「そこでな釣れたわけよ。ジュエルシードが」
「どういう風になったら釣れるんですかね。」
「簡単な話だ。魚がジュエルシードを発動させていて、それを釣ったわけだ。5メートルぐらいの」
オレは、手を横に伸ばしてデカさをアピールする。
「5メートルの魚……ジュルリ……魚…魚」
「リニスさんが涎垂らしてるよ。そんなに食べたいの?(多分もうジュエルシードの話どうでもよそさうだし)」
コクコクとリニスは、首を縦に振る。
「それじゃあ、夕食は魚だな。んじゃ、買い物行ってくる。リニスは、他の料理頼んだぞ。」
そう言って、オレは、買い物をしに行く。
『今日は、魚ですか………刺身を要求します。』
歩いているとイヴがそう言ってくる。
……まあ、それもいいけどな
「焼き魚ってのもいいんじゃないか?」
『むむ、それもそれでいいんですが……』
「そういえば、イヴ」
『何ですか?』
「アウトフレームにならないの?」
流石に学校じゃないんだからな。
そんな事を思っているうちに、イヴは、何時もの姿に戻っていた。
「それじゃあ、シオン迷子にならないように腕を組みましょうか。」
そう言ってイヴは、俺の腕に腕を絡め、街に買い物をしに向かった。
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