No.584317 魔法妖怪は転生者2013-06-06 20:30:01 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:2580 閲覧ユーザー数:2412 |
まあ現実世界の一日であって魔法球内では24日経ってるんだけど。其れでも一ヶ月で修行し、全員がシャボンフルーツをゲットできた
食義を覚えて一週間後、とうとう夏休みが終わり、学校が始まった
まあ、僕やキラ達にしてみれば去年まで毎日夏休みだったような物だから夏休みなんて有って無いような物だから余り変わらないんだけど
学校ってめんどくさい。僕は小学校なんて行く気は無かったのにー!
キラ『鴛鴦、校長の話の所為かも知れんが思考回路が幼児退行してるぞ』
地の文に干渉するなよー
キラ『そりゃ失礼、暇つぶしに
もーやだー
迷彩『これは重傷だ、さっさと帰るか』
~帰り道~
Side:迷彩
帰り道の途中で秀吉・白・和人の三人も鴛鴦と同じ状態に陥ってしまったので、キラが鴛鴦を、迦楼羅が秀吉を、飛鳥が白を、私が和人を負ぶって移動している。
と、前の方にバニングスと月村が二人で歩いていた。方向的に図書館辺りに行くのだろう
すると2人の近くに黒いポルシェが2台止まり、黒服とサングラスの怪しい男がバニングスと月村を車の中に手際よく連れ込んだ
キラ『連れ去られたな』
カルラ『ああ』
飛鳥『追いかけるか?』
『いや、追いかけるしかないだろ。仮にも私たちは月村の護衛だぞ?』
飛鳥『ああ、そう言えばそうだったな。護衛の依頼受けてから一度も誘拐とか無かったからスッカリ忘れてた』
キラ『おい鴛鴦、秀吉、白、和人。起きろ』
キラが寝ている者を起こすスキル『
鴛鴦・秀吉・白・和人『『『『う~ん』』』』
キラ『起きたか?早速だが月村とバニングスが攫われたから追いかけるぞ』
鴛鴦『うん、見てたから大体わかってる』
秀吉・白・和人『『『え?何で?』』』
『ああ、三人には言って無かったな。私達五人は月村の護衛を依頼されているんだ。だから追いかけなきゃいけない』
和人『成程、分かった』
『じゃあ、すまんが秀吉と和人と鴛鴦は
秀吉『場所は分かるのか?』
キラ『箱庭寮最強嘗めるな』
飛鳥『ま、そう言う訳』
カルラ『早く行くぞ、俺達が忍と恭也と士郎に怒られる』
『じゃ、行くとしますか―――――――――
私が鴛鴦を、迦楼羅が秀吉を、飛鳥が和人を担ぐと破羅剃で移動する
迷彩Side:了
Side:すずか
私達は今、街から離れた所にある倉庫に連れてこられている。アリサちゃんと一緒に図書館に向かってたんだけど、突然知らない男の人達に車に押し込まれ手足を縛られた
誘拐
それが真っ先に私の頭の中に浮かんだ言葉だった。私の家もアリサちゃんの家も一般家庭と比べるまでも無く裕福で家も大きい。友達にも『相変わらず大きいね、お家』と言われる。だからこういう事をする人たちが居る事もお姉ちゃんから聞いているしお母さんとお父さんからも気を付ける様にと言われた。だから学校の登下校はバスを使い、塾や習い事から帰る時にはアリサちゃんの車で家まで送ってもらうかメイドのノエルに迎えにきてもらっている。なのに……………
誘拐犯「おやおや?お目覚めですか?」
「………あなたは!?」
気が付いて目を覚まし、誘拐犯の顔を見ると見覚えがあった。この頃世間を騒がしている指名手配中の誘拐殺人犯で、名前は雨生龍之介。横を見るとアリサちゃんが気絶している
龍之介「おやおや、貴女の様な方にまで知られているとは光栄ですね」
「…………お金が目的ですか?」
龍之介「いえ、今回は安次郎と言う方に依頼されたのですよ」
安次郎「そう簡単にペラペラと喋るな」
その声と名前には聞き覚えがあった
月村安二郎
私の親戚の名前。しかし性格は強欲で傲慢。月村の財産とノエルを執拗に付け狙っている
安次郎「久しいな、忍の妹」
「安次郎、小父様」
安次郎「………お前等、しばし席を外せ」
龍之介「…………分かりました」
安次郎小父様は私の事を少し見た後、人払いをした。龍之介は了承して周りにいた黒服を全員連れて倉庫から出て行った
「………安次郎小父様、やっぱり月村の財産とノエルが狙いですか?」
そう問いかけると
安次郎「………忍の妹、こんな事をしてしまって済まない」
行き成り頭を下げて謝罪の言葉を述べた………え?
「どういう、事ですか?」
安次郎「氷村遊に家内と息子を人質に取られてしまったんだ。私だけではない、龍之介も弟と姉を人質に取られ、仕方なく誘拐をしていたのだ、龍之介は姉と弟の為に仕方なく誘拐をしていたのだ」
安次郎小父様の口から語られることは信じられ無い事ばかりだった
「本当ですか?」
安次郎「あんな事ばかりしていた私の言う事等信じられんと思うが事実だ。逆らえば人質を殺すと、そう脅されていたのだ。あんな事したく無かったさ、私も龍之介も」
安次郎小父様の顔は悔しさで歪んでいた。その時
???「やれやれ、悪い予感がしたので来てみたら案の定だね」
安次郎「っ!?」
声がした方を見るとそこにはお姉ちゃんに『この顔を見たら直ぐに逃げなさい』と教えられた顔をした男が居た
氷村「やれやれ、このゴミはペラペラと人の秘密を喋ってくれたな。こうなっては月村の姪共々生かしては置けない。君たちはここで僕が殺す」
目を真紅にし、牙を剥き、尖った爪を構える
安次郎「忍の妹、済まないな。こんな事に巻き込んでしまって」
「安次郎小父様」
氷村「末期の祈りは住んだか?ならば恐怖し、絶望して……………………死ね」
「(お姉ちゃん!助けて!)」
と、その時
???『邪魔するよ』
その声と共に倉庫のシャッターが吹っ飛んだ
すずかSide:了
Side:キラ
『あそこだな』
カルラ『ああ』
俺達は破羅剃で月村とバニングスが連れ込まれた倉庫の近くにいる
迷彩『………妙だな、黒服が全員出て来たぞ』
迷彩の言葉通り、月村とバニングスを攫った黒服が倉庫から出てきた
『まあ何にせよ好機だ。あのリーダー格っぽい茶髪以外は全部気絶させておこう』
七人『『『『『『『分かった』』』』』』』
『黒服の数は24人。一人頭三人だな。では行動開始』
そう言って魔法・スキル・魔術を使って一瞬で黒服達の意識を奪う
『動くな騒ぐな、騒げば斬る』
龍之介「っ!?」
『今から問う質問に答えろ。貴様らは何故月村とバニングスを誘拐した?』
龍之介「……………………氷村遊と言う男に家族を人質に取られ、脅されて」
ふむ、心拍数・血圧・呼吸音共に乱れ無し。嘘を着いた時の過度の緊張で分泌される脂肪差に近い匂いも全くしない
『ふむ、嘘は言って無いようだな』
龍之介「………君たちは?」
飛鳥『俺達は月村の護衛さ。尤も、下校中に目を離した隙に連れ去られてしまったがな』
龍之介「そうか、この中に月村すずか、アリサ・バニングス、月村安次郎。そして氷村遊が居る」
カルラ『分かった、ただし、月村の姉にその月村安次郎と言う男共々事情を詳しく説明してもらうぞ』
龍之介「ああ、それくらい覚悟の上だ」
『お前はここで待っていろ』
そう言って倉庫のシャッターに近づき、左手をシャッターに添えて右手を拳にする。そして
『邪魔するよ』
ドゴォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!
ONE PIECEのドクトリーヌよろしくシャッターをブッ飛ばして中に入る
キラSide:了
氷村「…………なんだ?お前らは」
キラ『お、居た居た』
カルラ『ああ』
飛鳥『バニングスは気絶中か』
迷彩『月村の近くに立ってる人が月村安次郎かな?』
秀吉『そうではないかのぅ』
和人『だな』
鴛鴦『サッサと助け出して月村邸に連絡して帰ろう。僕お腹すいたよ』
白『だね』
八人揃って問いかけてきた奴を無視する
氷村「っ! 劣等種の分際で僕を無視するなっ!死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
全員が無視したら怒って激おこ六段活用の激おこスティックファイナリアティぷんぷんドリームよろしく普通にしていればソコソコにモテるであろう顔を原型が分からなくなるほど
キラ『その例え止めろ作者、力が抜ける』
と、メタ発言をしつつ突っ込んできた氷村遊を回し蹴りで蹴り飛ばすキラ
カルラ『確かにあの例えは無いわ~』
六人『『『『『『うんうん』』』』』』
作者【揃いも揃って
キラ『せめて『カム着火インフェルノォォォォオオウ』にしろよ』
作者【そりゃあ表現はそっちの方が良いかもしれないけどさ、画像みると『激おこスティックファイナリアティぷんぷんドリーム』の方が良いんだよね~】
迷彩『気持ちは分かるが今後は使うのは止めてくれ』
作者【ハイハイ、なら戻りますよっと】
氷村「劣等種の分際で高貴なるこの僕を蹴り飛ばすとは。その罪万死に値する!」
餓鬼がまた叫びながらキラ達に突っ込んでいく
キラ『……………………喧しいぞ、餓鬼が』
氷村「ひっ!?」
殺気・氣・魔力・気・霊力・妖力をたっぷりと言葉に乗せて氷村遊を威圧するキラ。その眼は真紅から赤黒く変色し、眼の白い部分までもが変色して赤黒い色一色になる
キラ『高々40~50年程度しか生きていない小僧の分際で粋がるなよ』
その威圧は迦楼羅・飛鳥・迷彩以外のその場に居る氷村遊以外の
氷村「だ!黙れっ!黙れ黙れ黙れっ!!劣等種のガキが!!今すぐ血祭りに上げてやる!!」
そう言って再び突っ込んでくる氷村
キラ『…………愚かしい。―――――――――――――――
ズドン!
キラの拳が氷島の鳩尾・肝臓の位置・腎臓の位置に突き刺さる
氷島「ガッ!?」
キラ『序だ、こいつを喰らえ』
そう言って
氷村「ぐぎぇ!? げぎょ!? ごごごごぎょぉぉ!!」
突如として氷村遊が悲鳴に成らない悲鳴を上げだし、見る見るうちに
キラ『貴様が何年その姿で居て、その分人間の血液を吸って来たかは知らん。どれだけ人間を殺し、愉悦に浸って居たかも分からん。だが、それも今日この時を持って終わりだ』
悲鳴が止むと、其処に居たのは氷村遊だった者。顔はシワだらけ、頬は痩せこけ、髪も脱色して抜け落ち、歯並びも悪く風穴が開いている。吸血鬼の本能に従い、愉悦の為に人から人へ吸血を繰り返した者の成れの果て
キラが氷村に注射したのは吸血鬼を人間にする薬。副作用としてその時の肉体年齢に今まで生きてきた分の年月分の年を取る。但し、エヴァンジェリンやキラのような人造真祖月村家のような血が薄れた吸血鬼には効力が無い、飽くまで氷村遊のような純潔の吸血鬼とその吸血鬼によって死徒にされた者限定の薬である
キラ『神威』
万華鏡写輪眼を展開して氷村遊を神威で吸いこむキラ
迷彩『ん、終わったな。さて、そこに隠れている者達!出てこい!』
迷彩が倉庫の直ぐ傍の茂みに向かって叫び、迦楼羅と飛鳥が射殺す様な視線を向ける
すると慌てた様子で茂みから士郎・恭也・忍ともう一人女性が出てくる
士郎「いや、気付かれるとはね」
迷彩『キラが
恭也「そうか、まだまだ修行が足りないか」
女性「ところで、さっき氷村遊をには何を打ち込んだの?」
一緒に出てきた女性が訪ねる
飛鳥『あんたは誰だ?』
女性「ああ、そう言えば初対面だったわね。私の名前は綺堂さくら、氷村遊の義理の妹よ。凄く、すっっっっっっっっっごく不本意だけどね」
溜めの長さからどれだけ不本意かが伺える
カルラ『あれの妹か、大層苦労したんだろうな。あと、さっきキラが
さくら「そう」
カルラ『(あれ?意外と興味を示さないな)』
忍「氷村遊の身に起こったことが副作用?」
迷彩『ええ、『その時の肉体年齢に今まで生きてきた分の年月分の歳を取る』それがあの薬の副作用です』
士郎「成程、だから彼はあんなにも歳を取ったのか」
因みにすずかは忍とさくらの両人を見て安心したのか気を失っており、キラは神威の結界空間に居る
カルラ『さて、そろそろかな?』
迦楼羅がそう呟いたとき、キラが結界空間から出てきた
キラ『月村安次郎の奥さんと子供、雨生龍之介の姉と弟の居場所が分かった。教えるから助けてこい』
出てきたキラは龍之介と安次郎に人質の居る場所を伝えると会話の輪に混ざる
キラ『薬について説明は受けたと思うから
そう言って氷村遊を結界空間から出して引き渡す。尤も、すでに結界空間で月読をかけ、月読世界で240時間刺されまくったため精神はぼろぼろであるが
その後、薬はどうやって作ったか・あの渦みたいなのからでてきたが、それは何かなどと質問の嵐に有った。それから、アリサに月村家が吸血鬼の家系とバレテ一騒動あったがアリサは『吸血鬼でもすずかはすずか』といって受け入れ、すずかは涙を流して黙っていたことを謝罪した。
後キラ達はアリサの護衛もする事に成った
後書き
今回とらハから3人登場させました。安次郎さんは根は良い人っぽいので既婚者の良い人に成ってもらいました
と、言うか。今回もキラさんが
文才の無い自分が恨めしい
雨生龍之介
容姿はFate/ZEROの雨生龍之介
性格はFate/ZEROの雨生龍之介と違い、快楽殺人者ではなく唯のドSで、家族(特に姉と弟)や友達を弄るのが大好き。弄ってはよく弄った人に怒られるが、結構人気者。誘拐殺人の容疑で指名手配された時は家族や彼と親しかった者達は口をそろえて『あいつはそんな事はしない!!』と言い、表向きには雨生家から追い出されている。後に脅されていた事が警察の知る所と成り指名手配は解除、晴れて雨生家に戻る事が出来た
月村家の遠縁で吸血鬼の一族。但しそれが月村家で教えられるのは15歳に成った時ですずかはしらない(忍は勿論知っている)
魔術も嗜んでいる一族なので身体強化や治癒と言った魔術が使える
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第十五話