死して葬られたのち、葬処より起き上がって親族や隣人を襲う死者。
生と死の境界を暴力的に侵犯する凶々しく肉体的な危険。吸血鬼とはそのようなものである。
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平賀英一郎, 2000,『吸血鬼伝承 「生ける死体」の民俗学』中公新書：4
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＜イラストについて＞
「ZUN's Music Collection vol.1　蓬莱人形 Dolls in Pseudo Paradise」のCDジャケットの少女です。
かつて、上海アリス幻樂団のトップページに掲載されていた同一のイラストには
この物憂げな少女の右隣に、様々な物品が描かれていた形跡があります。
①脚の低い机　②三段の蒸籠（セイロウ）　③斜めの蒸籠？（レンガ本との指摘も）
④地球儀　　　⑤巻かれた布？カーテン？　⑥不明（電気傘？ or 帽子掛け？）
但し、CD-R版・プレス版のジャケットでは、その箇所は黒く塗りつぶされています。

蓬莱人形…母なる大地へ還ること無き、彷徨える死体たちへ…amen(アーメン).

◆130624/追記
「③斜めの蒸籠」…「レンガ本（分厚い本）に見える」というツイートがありました。
私は蒸籠と考えていましたが、物体③の下には「黒い支柱」のようなものがあるため
「蒸籠」ではなく「ブックスタンド」か「楽譜立て」が正しいかもしれませんね。
（twitterで御指摘して下さったＮ様、ありがとうございました）