No.579647

IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 白い服の男性ーThe male of white dress ー

ザルバさん

久しぶりに投稿します。大方のストーリーが中々思いつかなくて時間かかりました。

2013-05-24 12:49:14 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3486   閲覧ユーザー数:3395

 一夏と打ち解けて、皆(千冬、束、山田以外)は食堂にいた。束は今後、自分の居所をどうするか千冬たちと話し合うことに。一方一夏達は・・・・・

「ねえ一夏。空を飛んでいる時ってどんな感じだった?」

「そうだな・・・・・・無音の中を一人鳥になったかのように飛んでいて結構いいぞ。」

「でもその反面、奴らと戦うんでしょ。」

「それだといい様で悪いな。」

 鈴と箒がマイナスなことを言う。

「ま、まあな。・・・・・・・っ!」

 一夏は体の痛みを感じた。

「一夏さん、大丈夫ですの?」

「あ、ああ。大丈夫だセシリア。ありがとうな。」

「無茶をしないでよ。ただでさえ一夏君は身体に負担が掛かっているんだから。」

「き、気をつけます。」

 楯無とそんなやり取りをしていると回りの生徒の声が聞こえてくる。

『ねえ、昨日のウルトラマン結構頑張っていたわよね。』

『うんうん。でもなんか疲れているように見えたよ。』

『ウルトラマンも生きているから疲れるんだよ。』

 そんな言葉を耳にすると一夏は少し微笑んだ。

「嬉しそうだな、一夏。」

「ん!そうか?」

「そうよ。アンタはすぐ顔に出るんだから。」

「で、でも私達わからなかったよね。」

 それを言うなというような顔を箒達はする。

「ははは・・・・・・・」

 一夏は苦笑いする。

 

 千冬の部屋で千冬、束、山田は話し合いをしていた。

「これからどうする、束。」

「う~ん。日本にいたとしても世界各国から狙われちゃうし・・・・・」

「かと言ってずっと逃亡生活していたら篠ノ之さんに迷惑掛けちゃいますよね。」

「だな。となると・・・・・・」

「国連に加盟するのがいいですよ。」

「おお!ナイスアイディア・・・・・てえ?」

「誰だ、今言ったのは?」

「わ、私ではないですよ。」

 三人は辺りを見回すと一人の白い服を着た男性が立っていた。

「あ、あなたは誰ですか?何処から入ったのですか?」

「そんなに一度に聞かないで下さい。」

「す、すいません。」

 山田先生はその男性に頭を下げる。

「真耶、下げなくていいぞ。」

「あ、はい。」

「貴様は一体何者だ?」

「私の名は今度本体と一緒に名乗りましょう。」

『本体?』

 その男性の言葉に疑問符を浮かべる三人。男性はにこやかな顔をして話を続けた。

「彼、織斑一夏くんのことは私も知っています。彼がウルトラマンであることも。」

 三人はその言葉に驚愕する。

「ご安心を。私はそのことを公に公開するつもりはありません。それに私は彼の先輩との親友の中です。」

「親友・・・・・・デュナミスト!」

 千冬がそう言うと男性は頷いた。

「それとさっきの篠ノ之博士の件ですが私は国連に顔が利くます。」

「どうして顔が利くのかな?」

「私は少し前にビーストのことを人の記憶から消去する仕事に関わっていましたから。」

『!!』

「世界的に行ったのもですから私の顔は知れ渡っています。」

「・・・・信用してもいいのか?」

「それはあなたたちの自由です。一応話は付けておくので。」

 男性は一礼すると消えていった。

「き、消えた!消えたよちーちゃん!」

「わかっている!だが今のは・・・・」

「私もちゃんと見ましたし夢ではないのですが・・・・・・3D映像にも見えませんでしたし・・・・・」

 三人は突如現れた白い服の男性のことが頭から離れなくなった。

 

 白い服の男性は千冬たちとの対話を終えると近くの椅子に座った。

「ふう・・・・」

 その男性の近くにコーヒーの入ったコップが置かれる。

「お疲れ。」

「憐・・・・」

 男性は微笑む。男性は憐の出したコーヒーを飲む。

「あいつからの提案についてお前はどう思う?」

「そうだね。世界は安易に国連所属を講義するだろうけども彼の提案は最善の策だと思うよ。」

「だよな。」

 憐は空いている椅子に座り男性と向かい合わせになる。

「いきなり篠ノ之博士が国連所属になるのは世界的にも衝撃が走るが・・・・・だがそうでもしないと一夏の大事な奴が辛い重いするだけだしな。」

「そうだね。篠ノ之博士はまるで昔のTLTだ。自分達が掲げた勝手な正義で守っていたつもりが逆にマイナスになっているなんてね。」

「でもやろうとしていたことは間違いじゃなかったんだろ?」

「まあね。」

「じゃあいいじゃねえか。後からどうこう言う奴らなんかほっとけよ。それに、他の国の奴らはお前の意見に賛同したんだろ。」

「まあね。その時に書いた書類もあるし。」

「じゃあ文句なんか言えないじゃないか。」

「ありがとう、憐。」

「いいって。それにお前は大事な友達だろ。」

「そうだね。」

 男性は立ち上がる。

「国連事務総長に話しに行かないと。」

「ああ。・・・・・あっ!」

「どうかしたのか、憐。」

「一夏にいくつか聞いて欲しい事があるんだ。あいつもしかしたら――――」

 憐の言葉に男性は少し納得する。

「・・・・確かにあるかもしれないね。わかった、聞いてみるよ。」

「ありがとな。」

 男性は憐の前から消えた。

 

 


 
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