その後、村に戻って宴会となった。
「すごい騒ぎだな…」
「千もの賊を追い払えたんですから無理もないですよ」
独り言のつもりだったがどうやら徐庶には聞かれていたようだ。
「今日はありがとうございました」
「徐庶の策がよかったからだろ」
「舞花です。私の真名、榊さんに預けます」
「いいのか?」
「榊さんには二度も村を助けていただきましたし今日は危険な策に乗っていただきましたから」
「そうかい…だったら俺の事は浩太とでも呼んでくれ。それが一番真名に近いから」
「分かりました浩太さん」
「それとどうやら真名を預けたいのは私だけではないようですよ」
「?どういう…」
「「榊さん!!」」
言い終わるよりも早く諸葛亮と鳳統が走ってやってきた。
「ど、どうした?」
「「私たちの真名も受け取ってください!」」
そんなこんなで俺は朱里、雛里、舞花と真名を交換?した。
「天の御使い様がいるなら早く来てくれないかな…」
それから朱里たちと話していたら朱里がそんなことを言いだした。
「天の御使い?なんだそれ?」
「浩太さんは知らなくて当然ですね、管路という占い師の予言です」
「なんでも、天の国から智と武を持った御使いがそれぞれ現れこの国を平和に導いてくれるとかなんとか…」
「その予言を本当だと信じたくなるほど今の世の中は荒れてますから…」
朱里、雛里、舞花の順に説明してくれた。
「天の御使いねぇ…どんな奴なんだろうな…本当にいるなら現れるといいな」
「「「はい!」」」
その後も村人全員で騒いでいた。
翌日からは元の生活に戻り三か月ほど過ぎたころ(賊退治も結構あったが)俺も読み書きがかなり出来るようになってある噂が流れた。
それは劉備という人物が天の御使いを得たという噂である。現在水鏡塾でもこの話題で持ちきりである。
「浩太さん聞きましたか!?」
「天の御使いの話か?」
朱里が目を輝かせて聞いてくる。
「もし本当ならすごいことですよね!?」
雛里も同様に目を輝かせている。
舞花はあまり変わらないようだが…
「それよりお前らなんでそんなに興奮してんだよ」
「私たち、噂の真偽を確かめに行きたいと思ってるんです」
「それで本物だったら?」
「「「仕官しようと思ってます!」」」
仕官って…マジか…
「じつはそのことで浩太さんにお願いがあるんです」
声をかけてきたのは水鏡先生だった。
「お願いってなんですか?」
「この子たちを劉備という人の所まで連れて行ってあげてほしいのです」
「はぁ…」
「見ての通り三人ともまだ子供ですから…」
なるほど…そういうことか
「護衛ということですか。分かりました、いいですよ」
こうして俺たちは劉備という人物の元に向かうことになった。
さてさて、今回の第5話どうだったでしょうか?
最近リアルが忙しくてあまり更新できずすみませんでしたm(__)m
まだまだ、拙い文才故、読みにくいかもしれませんがアドバイスなどあればよろしくお願いします
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今回第5話となっています更新遅くてもうしわけありませんm(__)m
楽しんでいただければ幸いです。