No.576211 真・リリカルなのは 第四章 裏月村家急襲編 第十九話 奇跡は人が起こすものohatiyoさん 2013-05-14 08:19:37 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:698 閲覧ユーザー数:680 |
なのはのスターライトブレイカーで勝利した……………と確信していたのも束の間
ワルキューレは既に再生していた
いくら再生すると言っても、体が消し飛んだのにも関わらず、何事も無かったかのように、立っている
カイト「…………………………………………………………」
高町の砲撃で奴の体は消し飛んだはず…………………
しかし、それでも再生した……………ありえない再生力だ…………………………
カイト(何らかのリスクを背負うと思うが……………)
奴の様子からして感じられない…………………
ワルキューレ「ナゼ? トイウカオヲ、シテイルナ、コゾウ」
カイトの考えていることが、顔に出ていたのか、言い当てられる
カイト「………………………………………………………」
ワルキューレ「カンタンナコトダ、ワシニハ、カクガアル……ソレガ、ムキズナラ、ナンドデモ、サイセイスルノダ」
はやて「セ○やん!!」
カイト「なるほど、では核を潰せば貴様は死ぬのだな?」
ワルキューレ「ソウイウコトダ……………キサマラデハ、フカノウダガナ」
カイト「本当にそう思うか?」
ワルキューレ「アア、アレホドノワザヲ、ナンドモ、ウテルハズガナイ」
カイト「魔導師を舐めるな!! 高町が撃てないなら俺が撃つ!!!」
ワルキューレ「サセンヨ…………キサマダケハ、ナントシテモ、コロス」
カイト「来い、やれるのならな!!」
ワルキューレ「イクゾ!!」
クロノ「仕方ない、カイトを援護する!!」
はやて「うん…………」
顔色が悪い はやて
フェイト「はやて!! 無理をしないで!! 魔力が限界でしょ!!」
なのは「シャマルさん!!」
シャマル「任せて!! ただ、はやてちゃんの魔力量は膨大だから時間が掛かるけど」
ワルキューレ「コレデモ、クラエ!」
右腕の口から赤い液体を吐く
カイト「!?」
ワルキューレ「ソレハ、アカイ、リュウサン……………フレレバ、トケル」
カイト「チッ」
ワルキューレは、硫酸をばら撒く
クロノ「ブレイズキャノン!!」
クロノは時間を稼ぐため、ワルキューレに効かないとわかっていても攻撃する
ワルキューレ「キクトオモッテイルノカ?」
シグナム「飛竜一閃!!」
シグナムも、ワルキューレに仕掛ける
ワルキューレ「ジャマナヒモダ」
ブチッ
レヴァンティンの連結部分が右腕の口で噛み千切られる
ヴィータ「食らえ!!」
シグナムが攻撃した隙に、死角に回り込み、ワルキューレの後頭部を狙う ヴィータ
ワルキューレ「コトワル!!」
しかし、ワルキューレは気づいていたのか、慌てる様子も無く、ヴィータの方を見ることなく、尻尾でヴィータを弾く
クロノ達が戦っている間、カイトは辺りを飛び回っていた
何かを探しているようだ
カイト(核は何所だ? 何所にある?)
高町の砲撃で消せなかった………そして、あの自信………………
カイト(間違いない…………………核は奴の体内に無い!!)
何所かにある筈…………何所だ?
ワルキューレ「ウロチョロスルナ、ハエガ!!」
飛び回るカイトに向けて、紅い硫酸を右腕の口から吐き出す
カイト「チッ」
無造作に動き回ると感ずかれるか…………………
カイトは、硫酸を躱す
クロノ「スティンガーレイ」
何度でも攻撃する クロノ
ワルキューレ「コチョバユイワ」
やはり効かない
フェイト「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
ザンバーフォームのバルディッシュを構え、ワルキューレに近づく フェイト
ワルキューレ「セッキンセンデクルカ…………ソノタンリョクハ、ミトメルガ」
ガシッ
尻尾でフェイトの右腕を縛る
ワルキューレ「コノママ、ウデヲ、ヘシオッテヤル」
フェイト「グッ」
尻尾の力だけで、フェイトの右腕の骨が軋む
シグナム「紫電一閃!!」
ザシュッ
フェイトを助けるために、尻尾を切断する シグナム
連結部分を千切られ、長さが半分はどになったレヴァンティンで戦えるのは見事といえる
ワルキューレ「ウザイ、アリダ」
フェイト「ありがとう シグナム」
シグナム「気を抜くな テスタロッサ! 死ぬぞ!」
フェイト「わかってる!」
ヴィータ「シュワルベフリーゲン!」
小さな鉄球をぶつける ヴィータ……………しかし
ワルキューレ「タマアソビハ、イエデヤレ」
直撃したが、全く効いていない
なのは「私も!!」
ザフィーラ「待て! なのは、お前も魔力を大分消費している! 一旦休め!」
シャマルに回復してもらっていた ザフィーラ
なのは「でもっ」
シャマル「落ちつて なのはちゃん…………もう少しだから」
未だに、はやての魔力を回復させている シャマル
回復は得意分野だが、やはりはやての魔力を回復させながら、他の人の面倒を見ることは出来ないようである
ユーノ「良し、恭也さんはこれで大丈夫だろう」
アルフ「アタシらも行くか!!」
吐き出された恭也の手当てをしていたユーノと護衛のアルフ
2人も戦闘に参加するようだ
ワルキューレ「ハハハハハハハ!!!!! アリガ、ナンビキアツマロウトモ、ムイミダ! チカラノサヲ、シレ」
フェイト「プラズマランサー!!!」
ワルキューレ「キカン! キカンゾ! マドウシノ、コウゲキナド、キカンゾォォォォォォ!!!!」
シグナムが尻尾を切断してから、ダメージを与えれない クロノ達
冷静なクロノにも、焦りが見える
クロノ(天城………まだか?)
シグナム(天城……………一体何をやっている?)
何かを探しているようだが………………
未だに飛び回り続ける カイト
カイト(近くには無いか…………)
~すずか視点~
アリサ「何て戦いなの………………」
正直ここまでの戦いになるなんて思っていなかった…………
すずか「……………………………………………」
天城君、さっきから何を探してるんだろう?
先ほどから戦闘に参加していないカイトに疑問を持つ すずか
すずか「!!!」
そっか、核を探してるんだ!
すずか「ねぇアリサちゃん……………」
アリサ「何よ? すずか」
すずか「ちょっとだけ私に付き合ってくれる?」
アリサ「え?」
すずか「実はゴニョゴニョゴニョゴニョ」
アリサの耳元で呟く
アリサ「!?」
すずか「ダメかな?」
アリサ「いいに決まってるじゃない、なのは達を助けたいのは私も一緒よ!」
どうやら、すずかは何かを知っているようだ
~VSワルキューレ~
シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
ヴィータ「食らいやがれ!!」
クロノ「これで!!」
フェイト「はぁっ!!」
4人の一斉攻撃をまともに食らうが、全く傷つかない ワルキューレ
ワルキューレ「キカン、キカン、キカン、キカン!!」
クロノ「クソッ!」
ワルキューレ「イタクモ、カユクモ、ナイワ」
カイト(クソッ 見つからん!!)
何所にある?
ワルキューレ「!!!」
アノガキ…………サテハ、キヅイタナ………………………………
飛び回るカイトに警戒を強める ワルキューレ
ワルキューレ「ヤハリ、ヤッカイダ! キエロ、コゾウ!!」
カイト「!?」
いきなり、カイトに向かって飛び出す ワルキューレ
ワルキューレ「オラァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
カイト「グハッ!!」
右腕で殴られ、吹き飛ばされる カイト
ワルキューレ「トドメダ!」
地面に落下したカイトを踏み潰そうと、急行落下する ワルキューレ
なのは「ディバインバスター!!!」
しかし、なのはがそれを許さない
ユーノに回復してもらい、万全の状態で戦えるようになった なのは
ワルキューレ「チッ ウットウシイ」
カイト(ここで俺を狙ってきたということは……………確定だな!)
なのは「大丈夫! カイト君!」
カイト「聞け!! ジジイの核はそいつの体内には無い!! 何所かに隠してあるんだ!!」
クロノ「そういうことか!!」
漸くカイトの狙いに気づいた クロノ達
すずか「その場所ならわかります!!」
急に すずかが叫び、そこに注目が集まる
すずかとアリサは、月村庭にある巨大な岩の近くに居た
フェイト「すずか!!」
すずか「昔、月村家に伝わる伝承を見たことがあるの! 究極の吸血鬼蘇えりし時、庭園の岩に眠る核を壊すべしと!! それはこの岩のことだと思います!!」
そう、すずかは核の在りかを知っていたのだ
ワルキューレ「ガキガ!! クタバレ!!」
核の場所をバラされ、硫酸ですずかを溶かそうとする
フェイト「すずか!!」
ダメ、間に合わない!
すずか「っ!!」
すずかは死を覚悟した…………しかし、後ろに居るアリサを巻き込むわけにはいかない
何としてもアリサだけは救いたい…………………そう願った
ワルキューレ「ナンダト!?」
なのは「アレは!」
クロノ「プロテクション!!」
すずかの目の前にバリアが張られ、硫酸を弾く
誰かが、すずか達の前にプロテクションを使って、バリアを張ったのか?
いや違う、すずかを守ったのは、すずかが首から掛けている三日月形の形をしたネックレスだった
すずかは直感でこう思った
すずか「あなたが救ってくれたの?」
?(Yes マスター)
喋り出すネックレス……………………どうやら只のネックレスではないようだ
なのは「デバイス……………」
すずか「……………………………………………………………」
すずかのネックレスは、この戦いが始まる前、忍が母の物だからとお守りとしてくれたのだった
すずかの母は魔導師だったのだ!!
忍「母さん……………」
すずかを守ってくれたの?
すずか「名前はあるの?」
?(あなたの母君からはスノーホワイトという名を頂きました)
すずか(お母さん…………私も戦えるかな?)
スノーホワイト(私がサポートいたします)
すずか「うん!! 行くよ! スノーホワイト! セットアップ!!」
すずかは、なのは達の真似で、そう叫んだ
なのは「すずかちゃん!?」
フェイト「リンカーコアが無かったはずなのに……………」
カイト「違うな…………無いのではなく、停止していただけだろう」
なのは「そんなことありえるの?」
クロノ「あるさ」
カイト「大体の人間は本来リンカーコアを所有している…………動いていないからわからないだけでな」
クロノ「何かが切っ掛けで動きだす…………未だ解明できていない謎だがな」
すずか「はっ!!」
紫色のバリアジャケットにグローグのようなものが両腕に付いている姿になる
スノーホワイト(マスター あなたは魔力変換資質「氷結」を持っています)
すずか「氷結?」
スノーホワイト(岩を殴ってください、簡単に砕けます)
すずか「えいっ!!」
すずかが小突くと岩は瞬時に凍り、粉々に砕け散る
すると人間のより大きめな心臓のようなものが出てきた
ワルキューレ「ヤメロォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!」
スノーホワイト(さぁ砕いて下さい)
すずか「アイスバンク!!!!」
殴ったものを凍らせ、瞬時に砕く技
ワルキューレの核が遂に砕かれた
ワルキューレ「マサカ!!!! アノテイドノ、アリニィィィィィ!!!!!!!!」
鎧のような個所は溶け、元の源三郎が姿を曝す
カイト「さて、殺すか」
カイトは剣を構え、源三郎に近づく
源三郎「ヒィィィィィ こ、殺すのか? この人殺しめ!!」
カイト「貴様は吸血鬼だろう?」
クロノ「待て! 殺すのはやめろ!!」
カイトの前に立ち、行く手を阻む クロノ
カイト「いい加減にしろ!! こんな下種を生かしてどうするつもりだ!!」
カイトは、クロノの胸ぐらを掴み怒鳴る
クロノ「管理局が責任を持って彼を裁く……………だから待て!」
カイト「貴様ら管理局など信用できるか!!」
?「安心してください、ちゃんと仕事はしますよ」
クロノ「な、何者?」
突如として、現れた謎の青年が居た
?「これは失礼、管理局所属ニコル・クライテッド一尉です」
カイト「……………………………………………………………」
ニコル「彼には重い処罰を下します…………ご安心ください」
そういうと源三郎の首を叩き、気絶させ、連れていく ニコル
その動きに無駄がなく、素早い動作だったので、カイトですら反応が遅れてしまった
カイト「待て!!」
時既に遅く、ニコルと名乗った青年は転移魔法で何所かへ行ってしまう
カイト(何て奴だ…………かなり出来る…………………)
管理局はあれ程の戦力を持っているということか……………
カイトは何所かに飛び去っていく
クロノ(今の男、何者だ?)
ニコル・クライテッドと言ったな…………調べる必要がありそうだ…………
忍を狙った吸血鬼5人の内、4人は死亡、1人は誘拐された
こうして吸血鬼達との戦いは後味が悪い終息となった…………………………
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遂に訪れる終幕