No.574452

真・恋姫†無双~赤龍伝~第116話「天国or地獄?」

さん

主人公も含めてオリジナルキャラクターが多数出てきます。
未熟なため文章や設定などにおかしな部分が多々あるとは思いますが、長い目で見てくださると助かります。

2013-05-09 01:45:33 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2323   閲覧ユーザー数:2081

真・恋姫†無双~赤龍伝~第116話「天国or地獄?」

 

 

―――火蓮の屋敷――――

 

赤斗「こんばんは。火蓮さん、藍里」

 

祭「返事がないのう」

 

赤斗「どうしたんだろ? 寝てるのかな?」

 

美羽「おおー赤斗っ! 助けてたもー!」

 

美羽が赤斗に抱きついてきた。

 

赤斗「なっ、美羽? 何で裸?」

 

姿を現した美羽は、何故だか裸だった。

 

美羽「孫堅が、孫堅が!!」

 

赤斗「ああ…火蓮さんの仕業か……」

 

火蓮の仕業だと分かると何故だか妙に納得できた。

 

 

赤斗「火蓮さん居ますか? こ、これは!!」

 

居間に入ると、そこは男にとっての極楽だった。

 

火蓮「おぉ赤斗に祭か。良いところにきたな。まあ座れ座れ」

 

居間に居たのは火蓮、藍里、七乃、恋の四人。

 

その四人全員が美羽と同じで裸になっていた。

 

藍里「えっ!? 赤斗様っ!! ちょ、ちょっと待って下さい!!」

 

藍里は慌てて服で裸を隠す。

 

七乃「あーお嬢様、どこに行ってたんですかー?」

 

恋「赤斗、お帰り」

 

恋と七乃はマイペースにお酒を飲み続ける。

 

赤斗「いったい皆して何してるんですか?」

 

顔を真っ赤にしながら赤斗は尋ねる。

 

火蓮「うーーん。何でだったかな?」

 

七乃「何言っているんですかぁ。火蓮さんが面白がって脱がしたんじゃないですかぁ」

 

美羽「そうじゃ!そうじゃ!」

 

火蓮「ああ、そういえば、そうだったな」

 

赤斗「ははは……でも、何で火蓮さんまで脱いでいるんですか?」

 

火蓮「だって、脱いだ方が楽しいじゃないか♪」

 

赤斗(藍里。……がんばったね)

 

赤斗「でも、そろそろ服を着て下さいよ」

 

火蓮「何でだ?」

 

赤斗「何でって…それは……」

 

赤斗は恥ずかしくて堪らない。

 

目の前には五人の美女が裸になっているのだから当然だ。

 

火蓮「何だ、恥ずかしがっているのか♪ なら赤斗と祭も脱げ脱げ♪」

 

祭「応よ」

 

祭はそう言うと服を脱ぎだす。

 

赤斗「ちょっと祭さん!」

 

火蓮「ほらほら赤斗も脱げ。なんなら私が脱がしてやろうか?」

 

赤斗「いえ、結構です」

 

逃げ出そうとした赤斗だったが、その瞬間、赤斗のすぐ横の壁に飛んできた剣が突き刺さった。

 

赤斗「……はい?」

 

 

火蓮「なぁに逃げようとしている?」

 

火蓮が獣のような目をしながら赤斗に近づく。

 

赤斗「だって……」

 

火蓮「赤斗。この頃、お前本来の役目を忘れていないか?」

 

赤斗「本来の役目? ……………………あ」

 

火蓮「やっと思いだしたか」

 

赤斗「…………孫呉に天の血を入れる?」

 

赤斗は正直言ってすっかり忘れていた。

 

火蓮「そうだ。で、今まで何人に手を出したんだ?」

 

赤斗「はい?」

 

火蓮「今まで何人の娘を抱いたんだ?」

 

赤斗「えっと、それは……」

 

祭「儂も興味があるのう」

 

七乃「何だか面白そうですねぇ♪」

 

藍里「私も、ちょっとだけ興味があります」

 

赤斗「……藍里まで」

 

火蓮「それで何人だ?」

 

赤斗「えっと、…………あの時と、……あの時もか」

 

藍里「…………」

 

火蓮「思いだしたか?」

 

赤斗「えっと、その……四人です」

 

火蓮「まだ四人だけだとー!」

 

赤斗「す、すみません!」

 

火蓮「まったく、まあ良い。その四人とは誰だ?」

 

赤斗「そ、そんな事まで聴くんですか?」

 

火蓮「当たり前だろ。明命は虎牢関の時に手を出したよな。あとは誰だ?」

 

赤斗「雪蓮と亞莎に……、それと……シャオ」

 

火蓮「何だとぉ! シャオだとぉ!!」

 

赤斗「本当にすみませんでした!!」

 

火蓮「あーははははははっ! そうかそうか♪」

 

赤斗「あのぉ……火蓮さん。怒っていないんですか?」

 

火蓮「シャオは可愛いからな。しょうがないよな♪」

 

赤斗「……ホッ」

 

火蓮が溺愛している小蓮に手を出したので、こっぴどく怒られると思っていた赤斗は心底安心した。

 

火蓮「で、いつ頃手を出した?」

 

赤斗「雪蓮は許貢の残党襲撃の前で……小蓮と亞莎は修行中の時ですね」

 

火蓮「なるほどな。シャオや雪蓮に手を出したなら、この場に居る全員に手を出しても大丈夫だな?」

 

赤斗「はい?」

 

火蓮「だから、お前の本来の役目を果たせと言っているのだ」

 

祭「それは良い♪」

 

藍里「////////////」

 

火蓮「ちなみに、私でもかまわんぞ」

 

赤斗「はいぃぃーーーっ!?」

 

祭「堅殿。こ奴は生娘のように雰囲気を大切するのじゃ。そのような誘い方では無理じゃぞ」

 

火蓮「そうなのか?」

 

祭「以前、こ奴を誘った事があるのだが、雰囲気がダメだったようで逃げられてしまった事があるのじゃ」

 

火蓮「雰囲気だと?」

 

赤斗「だって……あの時は、いきなり子を作ろうと言うから……」

 

火蓮「恥ずかしくなって逃げたか?」

 

赤斗「……はい」

 

火蓮「ふふ…だが、今夜は逃げられんぞ♪」

 

赤斗「ちょ、ちょっと火蓮さん?」

 

火蓮が獲物を狙う獣の目をしながら赤斗に近づく。

 

もちろん、獲物は目の前にいる赤斗である。

 

祭「覚悟を決めよ」

 

祭が後ろから赤斗を羽交い絞めにした。

 

赤斗「さ、祭さん!?」

 

火蓮「いいぞ祭。そのまま逃がすなよ」

 

祭「心得た」

 

赤斗「藍里、恋、助け――」

 

助けを求めて、藍里たちの方を見るも、藍里は恥ずかしさのあまりか失神しており、恋は眠っていた。

 

七乃と美羽はいつの間にやら居なくなっていた。

 

火蓮「往生際が悪いぞ」

 

赤斗の服が火蓮と祭の手によって脱がされていく。

 

祭「ほれ、飲め♪」

 

赤斗「!?」

 

祭が赤斗の口に酒を無理矢理に流しこむ。

 

強い酒だったため、赤斗はすぐに酔いが回ってしまった。

 

火蓮「さあ覚悟しろ♪」

 

赤斗「――――――――!!」

 

これから朝までの間、赤斗の記憶は途切れるのであった。

 

 

つづく


 
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