No.573408

魔法少女リリカルなのは—守る者の為に—

FalSigさん

第四話です。
まだ日常の話です。なかなか進まないのですががんばります。

宜しくお願いしますデス。

2013-05-05 23:24:10 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1671   閲覧ユーザー数:1613

第四話

朝、清々しい。快晴と言えるほどの青空、天気予報では降水確率は0%。遊ぶにはもってこいの日だ。午前5:00、身支度を整え紅茶の用意をしていると6:30を過ぎていた。鮫島さんにアリサを起こしに行くように言われた。普通、女性がやるものでは?

 

とにかくアリサの部屋に来た。ノックをしても返事がない。仕方がなく勝手に入るとアリサがベッドにうずくまっていた。

 

「アリサ、朝ですよ。今日はすずか様と遊びに行くのではないのですか?」

 

返事がない。昨日は早く寝ると言っていたのだが・・・。

ベッドの近くまで行き、もう一度起こした。

 

「アリサ、もう六時半すぎですよ。起きてください。」

 

ダメだ。起きない。掛布団を剥ぐとそこには可愛らしい天使の寝顔が・・・。

いやいや、オレはロリコンじゃない。小学生には興味はないと断言できる。とりあえずゆすってみた。

 

「おい、いい加減起きろ。アリサ、遊びに行くんだろ。」

 

一応敬語で起こしていたが、諦めて素に戻した。

改めて見ると、アリサは可愛いな。寝顔も天使だ。いや、純粋に可愛いと思うだけ、うん絶対にそうだ。

 

「ん、ふあ。」

 

アリサが起きた。間近でアリサの顔を覗き込んでいたため、お互いおでこをぶつけた。

 

「イタッ!!なに?」

 

「うぐ、痛え。」

 

アリサがおでこをさすりながら涙目でこっちを睨んできた。まさか、寝顔が天使みたいだったなんて言えない。

 

「いや、起こしに来たんだけど、なかなか起きなくて・・・。」

 

「なんで、あんな近くに顔があったのか聞いてるんだけど。」

 

「いや、あの、その。」

 

アリサはじっと睨んでいる。ホントのことを言って許してもらえるだろうか。

 

「アリサの寝顔が可愛いな、と思って覗き込んでおりました。はい。」

 

オレが腹をくくってホントのことを告げると、ボンッと音を立ててアリサの顔が真っ赤になった。オレが次の言葉を探していると、鮫島さんが入ってきた。

 

「奏霧君、お嬢様は起きたのですか?」

 

オレとアリサが向かい合っているところだった。鮫島さんの動きが止まった。やべ、オレ死んだかも。

 

「奏霧君、あとで私のとこに来なさい。」

 

「はい。」

 

「アリサお嬢様、もう七時ですよ。」

 

鮫島さんはそういった。

 

「ウソ!!柊二早く出てって。着替えるんだから。」

 

アリサはオレの背中を押してドアの外に押し出した。

 

アリサ視点

 

なによ、柊二の奴。いきなり可愛いだなんて。うー、まだ心臓がバクバクしてる。なんで?

 

今日はすずかやなのは達と遊びに行くのに寝坊したし。はぁ、一日の始まりから最悪だな。まあ、気を取り直そう。

 

「そういえば、柊二は異世界から来たのよね・・・。なのは達なら何か知ってるかも。」

 

そう、独り言をつぶやいているうちに着替えが終了し、朝食に向かった。

 

 

柊二視点

 

鮫島さんに絞られた。朝から最悪。しかし、なぜアリサは真っ赤になったんだ?

 

『マスター、今日は護衛でしょー?』

 

「んだね。お前って目立たなくできないの?」

 

『キーホルダーにでもなる?』

 

こんな凶器がキーホルダーになるんかい。驚きだ。

 

「頼む、その姿じゃ警察に捕まる。」

 

『分かったー。』

 

先に玄関で待つこと2分、アリサがやってきた。

 

「さあ、行くわよ。柊二。」

 

「了解。」

 

アリサが前に歩きその後ろにオレが続いた。突然アリサはくるっと振り返った。

 

「今日、紹介したい子がいるから、自己紹介してね。」

 

紹介?そんなの必要なのか。まあ、お嬢様の命ならしょうがないか。考えておこう。

 

今日は、ショッピングモールに買い物に行く予定で、高町なのはちゃんという子の家に集合らしい。

 

アリサとオレが着くと、そこには三人の少女がいた。

 

「なのはー、フェイトー、すずかー。」

 

アリサが手を振って駆け寄った。

 

「アリサちゃん、おはよー。」

 

「アリサ、おはよ。」

 

「アリサちゃん、おはよう。」

 

三人はアリサに挨拶すると、こっちを見た。

 

「なのは、フェイト、すずか、おはよ。柊二、自己紹介しなさい。」

 

「えっと、奏霧柊二です。一週間前からアリサの家で執事として働いています。宜しくお願いします。なのはさんとフェイトさん、すずかさんでいいですか?」

 

三人は笑顔でお辞儀をしてきた。礼儀正しい子だ。

 

「高町なのはです。なのは、でいいですよ。」

 

茶髪の子がそういった。すると金髪の子が

 

「フェイト・テスタロッサです。私もフェイトでいいです。」

 

そして最後に

 

「月村すずかです。すずかで構いません。」

 

三人が自己紹介してきた。

 

「ねえ、はやては?」

 

「まだ来てないよ。もうすぐだと思うけど。」

 

もう一人の子がまだのようだ。アリサたちがおしゃべりしているともう一人の子が来た。

 

「ごめんなぁ、遅れてもうた。」

 

息を切らしてやってきたのは関西弁の女の子だった。

 

「あれ、この人だれ?」

 

「うちの執事よ、はやて。」

 

「奏霧柊二です。執事として働いています。」

 

「八神はやていいます。宜しくお願いします。」

 

自己紹介が終わると、五人はおしゃべりしながら話しモールに向かった。

 

あとがき

・・・、・・・、すいません。更新遅れました。

はやて、なのは、フェイトの登場です(●^o^●)

アリサとの会話やなのはたちとの出会いです。A’s後の話ですので、どうなるかお楽しみにしてください。

 

これからも宜しくお願いします。

 


 
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