大逆転! ダブルライダーの勝利 Aパート
ダブルライダーは桃香達を守るため、スーパー黄金狼男に戦いを挑むが
スーパー黄金狼男の主力である瞬間移動の前になすすべなく一方的に
甚振られていた。
そしてスーパー黄金狼男はダブルライダーに止めをさそうとゆっくりと
近づいていた。
スーパー黄金狼男
「グオオオオオオオ・・・・・」
仮面ライダー二号
「く、くっそおおお・・・・これまでなのか?」
仮面ライダー一号
「諦めるな・・・・ここで我々が敗北すればこの世界も俺達の世界も
ゲルショッカーに奪われるんだぞ!」
ダブルライダーは何とか立ち上がろうとするがダメージが大きすぎて
簡単に立ち上がれそうにもない。
この様子を見ていた桃香達は天を向き、祈りをささげていた。
桃香
「(神様・・・お願いします・・・ご主人様達を助けて下さい!)」
愛紗
「(神様・・・・・あの方達は何度も私達をゲルショッカーから救ってくださ
いました どうかあのお二人に力を・・・・)」
星
「(神よ・・・あの方々はこれまでもゲルショッカーの悪行から人々を守ってきました
我らの英雄を見捨てると仰るのですか!?)」
鈴々
「(お願いなのだ神様・・・お兄ちゃん達を助けてくれたら鈴々、大好きな肉まんを
一年間食べるのを我慢するのだ!)」
恋
「(神様・・・・ご主人様達・・・・月と詠助けてくれた・・・・
だから・・・・二人・・・・助けて・・・・・)」
音々音
「(神よ・・・・どうかあの二人を御救い下さい・・・もしあの二人が死んでしまったら腹いせに「ちんきゅーキック」をお見舞いしてやるのです!・・・)」
翠
「(神様・・・・・・自分を犠牲にして戦う英雄に力を貸してくれ!)」
蒲公英
「(お願い・・・神様・・・)」
白蓮
「(神よ・・・あの二人は皆と同じく私の無実を信じ、袁紹達の誤解を解いてくれた
だから・・・・二人を助けてくれ!)」
朱里
「(・・・・神様・・・)」
雛里
「(・・・・神様・・・)」
皆必死に神に祈りを捧げていた。 現状をよく理解できていない人を除いて・・・
麗羽
「み、皆さん・・・・そんな方法で」
猪々子
「麗羽様・・・あたし等も祈った方がいいのでは?」
麗羽
「何故ですの?」
斗詩
「なぜって・・・・あの二人が負けたら狼男は次は私達に絶対襲いかかると思いますよ」
(ゾクッ!)
麗羽は斗詩にそう言われて
とっさに祈る事にする。
麗羽
「い、祈りますわよ!(ガクガクブルブルッ・・・・)」
斗詩、猪々子
「はいっ!」
麗羽
「(神様・・・・私から言えた口ではありませんが、どうかあの二人にお力を
・・・・でないと私達が・・・じゃなくて・・あの方達はあの怪物に挑もうとした
私を止めて下さいました あの二人が止めてくれなかったら私は殺されていましたわ)」
斗詩
「(神様・・・・お願いします)」
猪々子
「(神様・・・・頼むよ・・・)」
彼女達が祈りを捧げていた頃、スーパー黄金狼男はダブルライダーに
近づき、二人を見下ろしていた。
スーパー黄金狼男
「ククククク・・・・不様だな仮面ライダー・・・もう立ち上がる力もないのか?」
仮面ライダー一号
「お、己ッ!」
スーパー黄金狼男
「まあ、本来の私を相手にしたとしても良くもった方だ・・・・・・」
仮面ライダー二号
「狼男・・・・きさま・・・・」
二号は残った力で狼男を睨みつける。
スーパー黄金狼男
「フン・・・・相変わらず気に入らない目をしておる仮面ライダー二号
フンッ!」
(ドガッ!)
仮面ライダー二号
「グワッ!」
二号は狼男に蹴りとばされる。
そして
スーパー黄金狼男
「まずは・・・・貴様から止めを刺してやる仮面ライダー二号・・・・
フフフ・・・・これで貴様に倒された屈辱を晴らせる」
仮面ライダー二号
「く、くっそ・・・・」
そして狼男は巨大なこぶしを二号の風車ダイナモにむける。
スーパー黄金狼男
「これさえ破壊すれば貴様はもう二度と仮面ライダーに変身できまい
さあ・・・止めをさしてやる」
その頃桃香達は・・・
桃香
「(神様・・・!)」
愛紗
「(神様・・・・)」
星
「(神よ・・・)」
鈴々
「(神様・・・!)」
恋
「(神様・・)」
音々音
「(神よ・・・・・・・)」
翠
「(神様・・・・・・!)」
蒲公英
「(・・・神様・・・)」
白蓮
「(神よ・・・!)」
朱里
「(・・・・神様・・・)」
雛里
「(・・・・神様・・・)」
麗羽
「(神様・・・・)」
斗詩
「(神様・・・・)」
猪々子
「(神様・・・・・・)」
彼女達は本気で彼らを救いたい一心で祈り、そして涙まで流していた。
そして彼女達の祈りが届いたのか空の動きに変化が見られ徐々に雲が
増えていった。
そしてスーパー黄金狼男は今二号に風車ダイナモにこぶしを振り下ろした
スーパー黄金狼男
「死ねええええっ! 一文字隼人おおおおおおおッ!」
仮面ライダー一号
「い、一文字いいいいいいっ!」
一号が叫び声をあげたと同時に彼女達の涙は頬から地面に
落ちてしまう。
(ポタッ・・・・)
そしてそれを合図にするかの様に急に空の雲行きが変化していった。
(ビガッ・・・・・ゴロゴロゴロ・・・)
スーパー黄金狼男
「んっ!?・・・・な、何だ!?」
スーパー黄金狼男もこれには驚き攻撃を中断し空を見上げるとあんなに明るかった
星空は雲に覆われていき徐々に暗黒の世界へと変わっていく。
そして月も隠れたと同時に
(ザアアアアアアアアア・・・・・)
雨が降り出した。
スーパー黄金狼男
「雨!? し、しまった 月が!・・・・」
スーパー黄金狼男は月が隠れた事に動揺している事に彼女達は驚いた。
桃香
「どうしたんだろ? 狼男凄く慌ててるけど・・・」
鈴々
「あっ! あれをみるのだ!」
一同は鈴々が指差す方向を見る。
何とスーパー黄金狼男は徐々に小さくなっていき
そして黄金狼男に戻ってしまったのだ。
黄金狼男
「ウオオオっ オオオオン!くそ! 月が雲で隠れてしまった・・・・」
蒲公英
「あれっ? 元に戻っちゃった」
朱里
「分かりました 狼男があの姿になれるのは月が出ている間だけです
月が雲で隠れてしまったから元に戻ったんですよ」
愛紗
「なるほど・・・・」
雛里
「朱里ちゃん・・・私達のお祈りが天に届いたのかな?」
朱里
「たぶん・・そうだよ」
二人が話しあっていると今度は
(ビュオオオオオオオオオオオオオオオッ!)
桃香
「きゃあああああああああっ!? 今度は風!?」
翠
「おいおいっ!? 一体何なんだ!?」
何と今度は強風が吹き荒れだした。
桃香達はめくれそうになっているスカートを抑えていると
その強風は倒れているダブルライダーの元へと届き、ベルトの風車
を廻し始める。
(ビュイイイイイイイイイイン・・・)
黄金狼男
「風?・・・・はっ!? い、いかん! 仮
面ライダーのベルトの風車ダイナモが風を受けると!」
黄金狼男は青ざめた表情になる。
実は黄金狼男はショッカーにいた頃、裏切り者緑川博士の遺した仮面ライダーに
関する資料を読んだ事があった。
それによると仮面ライダーの風車ダイナモは風力をエネルギーに変えて
仮面ライダーに変身させるだけでなく、変身中にダイナモに風を受けた場合
はエネルギーとして吸収することによって通常の数十倍の速さで損傷を修復させ
、さらにその分戦闘力が上がるとあったのだ。
つまり・・・
(ピカアアアアアアアアッ!)
ダブルライダーの眼は力が戻った事を示すかのように赤く輝きだす。
そして
仮面ライダー二号
「セアアアアアッ!」
(ドゴッ!)
黄金狼男
「ウオオオオオンッ!」
倒れていた仮面ライダー二号は黄金狼男の後頭部に蹴りを入れて前に蹴り飛ばした。
敵を蹴り飛ばした二号は一号と同時に立ち上がり前に立つ。
仮面ライダー二号
「何が起こったが分からないがどうやら形勢逆転の様だな」
仮面ライダー一号
「今度はこっちの番だ狼男!」
仮面ライダー二号
「よくも好き勝手に甚振ってくれたな こっちが受けた痛みそのまま返してやる!」
黄金狼男
「何をこしゃくな!」
仮面ライダー一号
「いくぞっ!」
仮面ライダー二号
「おおっ!」
(挿入曲:ライダーアクション)
ダブルライダーは黄金狼男に向かっていく。
まずは二号が
仮面ライダー二号
「セアッ! セアッ! セアッ!」
(バキッ! バキッ! ボゴッ!)
黄金狼男
「グオオオオオオオッ!」
黄金狼男の頭を左手で抑え、腹部を右手で攻撃していく。
そして二号が離れると今度は一号が
仮面ライダー一号
「トオッ! トオッ! トオッ!」
(バキッ! バキッ! ボゴッ!)
黄金狼男にパンチで攻撃してその肉体にダメージを与えていった。
だが黄金狼男もただ攻撃を受けるだけではない。
黄金狼男
「ウオオオオオオオッ オオオオン! 調子に乗るな仮面ライダー!
ウオオオオオオオッ オオオオン!」
(バシュン!バシュン!バシュン!)
黄金狼男は指先からロケット弾をダブルライダーに向けて放つ。
ロケット弾はミサイル程ではないがかなりの破壊力をもった
黄金狼男の武器なのだ。
つまり当たればダブルライダーでもただでは済まない。
しかし、
ダブルライダー
「はっ!」
ダブルライダーはロケット弾が当たる直前、間一髪で攻撃をかわした。
黄金狼男
「くそっ!」
ロケット弾を外した黄金狼男はダブルライダーに向かっていく。
そして
仮面ライダー一号
「・・・・・」
仮面ライダー二号
「・・・・・」
黄金狼男
「ガアアアアアアアア・・・・」
三者は互いに構えながら睨みあい、そして
黄金狼男
「ガアアアアッ!」
黄金狼男からダブルライダーに突っ込んできた。
ダブルライダーは
ダブルライダー
「はっ!」
体当たりをしてきた黄金狼男を受け止め、
ダブルライダー
「トオオオオオオッ!」
黄金狼男
「ウオオオオオオオッ!?」
そのまま後方に投げ飛ばしてしまう。
投げ飛ばされた黄金狼男は木々を薙ぎ倒していった。
そして何とか黄金狼男は立ち上がるが
黄金狼男
「お、己ッ!・・・・」
フラフラとしていた。
木々に激突したダメージが激しすぎたのかもはや戦う力が残っていないようであった。
これを見た仮面ライダーは止めを刺す時だと判断し
仮面ライダー一号
「行くぞっ!」
仮面ライダー二号
「おおっ!」
(ピュイイイイイイイイン!)
ダブルライダー
「トオオオオオオッ!」
(ビュオオオオオオオン!)
ダブルライダーは同時に跳び上がり
ダブルライダー
「ライダアアアアアアアア・ダブルキイイイイイイイイック!」
空中にてキックを放つ体制になった。
そして黄金狼男へと向かっていった。
黄金狼男
「くっ! ここまでか!?」
黄金狼男は死を覚悟して眼をつぶる。
桃香
「やった!」
隠れていた桃香はダブルライダーの勝利を確信するが
その時
?????
「ギイイイイイイイインッ!」
何者かが黄金狼男の目の前に現れて変わりにダブルライダーのキックを
受ける。
(ドゴッ!)
桃香達
「なっ!?」
ダブルライダー
「何っ!?」
何やら様子がおかしいと判断した黄金狼男はおそるおそる眼をあけると
そこには信じられない光景があった。
はたして何があったのか!?
(ル・ル・ル~ルルルルッ!『アイキャッチ 新一号&新二号』)
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本郷達は桃香達を守るため、スーパー黄金狼男に戦いを挑むがスーパー黄金狼男は瞬間移動と怪力でダブルライダーを圧倒してしまう。
この様子を見ていた桃香達は彼らを救いたい気持ちがあったものの怪人の強さをよく理解していた為手がだせないでいた。最期の手段として彼女達は天に祈りをささげ神に救いを求めるのであった。