作者よりの言葉(というより愚痴)
これにて、
長く続いた反董卓連合軍の物語が終わります。
実に一年4ヶ月に渡った、
どんだけ引き伸ばすのかと云われるぐらい長い間連合軍やっていました。
実は状況をまとめるだけでも3話ぐらい使える自信があったのですが、流石に節制する心構えを持たないまずいだと思ったので『記録』を引用することでばっさり切り落としました。
最後の華琳さまの心中を少し説明。
あまりにも一刀の様子を気にした挙句に周りの娘たちの様子が目に入っていなかった華琳さま。
ですが、ここでまた連合軍中注目はされなかったものの心が乱れていたであろう春蘭の弱い姿を見て自分の立場に気が付きます。
華琳さまが一刀の心配をするのはまぁ当然ですよね。
だけど、華琳さまをヤンデレにしたいわけではないので華琳さまには自分の立場をしっかり自覚した上で行動して頂かないとですね。
華琳さまは覇王とは言えないと、そう言ったわけですが、
華琳さまは覇王ではなくても確かに全ての求めるがために王になった人。
それならば一刀という一つに縛られているわけには行かないし、そうであってもなりません。
華琳さまには今回それをもう一度しっかりを自覚させて頂きました。
作者の本音を言わせてもらえば、
突然天よりの電波を受けて一度一刀を曹操軍から離れさせてから、またここまで連れてくるのにこんだけ時間使った、って感想ですよ。
何度か帰らせることが出来る場面がありましたね。
例えば最初に連合軍にきて汜水関での愛紗との喧嘩。
続いて華琳が自ら現れて話し合い。桂花との話し合い。
虎牢関での袁紹をはめるための大掛かりの作業。(これも華琳さまがでしゃばってなかったら実はそのまま桃香さん置いて戻る予定だったのに霞に拉致られる)
本当に思えば一刀を帰らせることが出来る場面なんて幾らでもあったのにそれを引きずって引きずって…
別に話長くするつもりでやったわけではなく、一刀のキャラでここで帰るか?ここでこうやったら華琳さまのキャラぶっ壊れるじゃん?こんな感じで作者の頭の中では見えない華琳さまと一刀との押し引きがあったわけです。
作者がキャラに飲まされるってこういうことですよ。
まあ、なんだかんだで、
『一部』、終わりました。
Lとフィリップを混ぜたような天才一刀という『ネタ』性の短編から始まったものが何時の間にこんなにも長く続いてしまいました。
いや最初に書いた時には100%ネタでした。
連載にする気なんて『これっぽっち』もありませんでした。
だってもう天才ぶっ壊れ無双一刀なんて飽き飽きじゃないですか。
つまらないんです。
それも完全ネタ路線で行ったらまだウケがありますけど、
何年日本語勉強してもネタの入れ方なんてわかりゃしないわけでして。
…そこ、ショタはネタでないかとか言わない。
でも途中まではこの外史も貂蝉やら自分オリジナルの左慈(女)とか万安隠者(結以)とか出す予定だったのですけど。
特に何も考えずにじファンに上げて思いの外受けてしまった。
これはもうネタとか下手に詰めたら外史空中分解する。
と思ってそれからは完全シリアス路線を選びました。
曹操軍から離れる時に貂蝉の仕業とかTINAMIでは言ってましたけど、以後その部分も削除しました。
キャラの感情表現などに気を使って話が長くなってしまって皆さん展開の遅さに呆れたと思われますが、
自分としてはやれることをやったと思います。
皆さんの関心のおかげで去年の夏、韓国の人からこの外史がバレてしまってあるサイトで翻訳機で回して上げてたので(オイ)
今は自分で自分が日本語で書いたもの翻訳して向こうにも上げてる始末ですよ(笑)。
ちなみにあそこはまだ汜水関です。
最後にキャラたちに付いての作者個人の感想を少々
各キャラへの思い。
--一刀
最初は本当にネタとして作ったキャラでL+フィリップっぽい一刀ということしか考えてなかった。フィリップは仮面ライダーWの主人公の一人で興味があることに集中すると他には目が行かない天才キャラ。実際は一刀がLっぽいのは外見だけで思考回路はフィリップに行動パターンは作者もどういうことか判らない。Lではない気がする。
後半に話した一刀の過去設定は昔流琉に一部話した時からあった設定。なかなか残りものを放つ機会がなくて最後に押しこむ形になってそこんところはちょっとだけ不満が残る。
現代で愛していた女の名前をレベッカ宮本にしようとしてたり、実は華琳さまが一刀のミスで現代に取り残されてしまってそこから一刀が華琳さまを好きになったとかそういう話考えてたことは内緒。
--華琳さま
作者は基本華琳さまのキャラはあまり好きではない。(無印とか最低だと思うし、真のキャラはなかなか良いけどそれでも)
だけど今回のこの一刀もなかなかの性格破綻者だったため二人の間でいい勝負が出来た。
華琳が桂花に『自分と一刀は夫婦みたいな関係』と言うところがありました。
そう考えると反董卓連合軍は二人の間の長い長い夫婦ケンカとも取れるかもしれません。
--流琉
連合軍時であまりにも不憫な扱いを受けてしまったので最後で報われるようにしてあげたくて無理に成長したとかねじ込んでしまった。
残された季衣がかわいそうになってくるかいつかこのネタをいじる時が来る。近いうちに。
ヤンデレ化しちゃいそうな危ないところもあったが今も流琉は元気です。
一刀の弱い部分に一番先に気づいてあげた娘。優しさがにじみ出るいい子だと作者は思う。
--凪
忠犬と呼ばれし忠臣、凪。
華琳さんに春蘭がいれば、一刀には凪が居ました。
普段は自分の感情を抑える重いキャラですが、辛いもの好きなだけあって結構熱血な所があるのがまたいいところ。割りと本当に春蘭に似てると思う。沸騰点の差はあるとしても。
咄嗟に一刀を殴ったり首絞めたりしましたがそれさえも忠義の元。
でもそういう体を張るキャラなせいで一刀から『裏切るであろう』忠臣という烙印を押されていた。が、それでも一刀が手を出してしまったぐらいの人材なのだからその秘められた可能性は言うまでもないと思う。
--秋蘭
作者が作ってしまった今作一番の被害者。
華琳と一刀が別れる原因を作ったのが秋蘭だということは実は最初からそう決まっていた。
他のキャラは自分なりに一刀のことを認めていたが秋蘭だけは一刀をどこか見下していたのでこれは必然的だった。
春蘭にしなかったのは、春蘭がそんなことするわけがない(頭の問題ではなく志の問題で)という贔屓から来たもの。
じゃあ秋蘭は実際こんなことするのかというと、韓国では話したのだけど、蜀ルートで赤壁の戦いで、祭を受け入れようとする華琳さまに進言しようとする秋蘭を春蘭が咎める。秋蘭を裏切り者に指名したのは実はこのシーンが原因だった。
ごめんね、秋蘭。
--春蘭
忠臣一言で尽きる。
馬鹿だけど、それでも忠臣とはまさにこうでなければという忠臣の鑑。
馬鹿だけど、それでも精一杯主を思うその心に華琳さまも何度も癒されたことだろう。
馬鹿だけど(ry
--桂花
我らが猫耳軍師さま。
毎日のように一刀に囲碁や将棋でフルボッコされながらもそれで色々成長して、連合軍にて誰にそうなったと言われることもなく覚醒なさった感じ。
一刀が居なくなった後自分一刀の色に染まっていることを自覚してなんとか自分らしさを保とうと頑張ったものの、一刀が居ない華琳が揺れるのを見て彼の代わりになろうとします。
でも結局それもままならないと判ってからはあっさり自分の持ち場に専念します。
愚直な春蘭に比べて色々と華琳を理解してくれる立場なので秋蘭も一刀も居ない華琳が壊れなかったのは桂花が居てくれたから。
桂花が一刀の影響でちょっとズレた行動をしてもそれを一番理解してくれるのが華琳さまなので互いが一番相手を理解してくれてるという素晴らしい関係でしたね。
一刀と桂花の関係も然り。
--季衣
あまり語ったことがないので感想も特にナシ。
流琉のフォローが出来るキャラだったら流琉があんなに不憫になることもなかったかも。
--真桜、沙和
季衣に同じく。
二部ではもっと焦点というか、ライトが当たるようにしたいと思う。
--桃香さん
作者が望む桃香さんの姿にメタモルフォーゼした。
何度でも言おう。
作者は三国の中で蜀を一番好む。そしてその原因の一つに桃香さんも居るのだ。
だけど桃香さんをもうちょっと開花させるために部下たちを悪く書いてしまったことに申し訳なさを感じる。
それでもそんなに原作から離れてもないと思う。
--愛紗さん
愛紗さんは春蘭みたいな忠臣ではあるけど、ちょっと違うのは桃香さんが世話が焼くのキャラのせいで愛紗さんの立場が曖昧になってしまうところ。
桃香さんがしっかりしないから愛紗さんが桃香さんの上であるような軍としておかしな構造が出来上がる。
一刀はこんな状況打破するために自分の体も投じた。
劉備軍が安定しないのは7割は愛紗さんのせい。(元の辿れば桃香さんが10割なのは否めない)
--鈴々、星さん
ほぼいじれなかった。
星さんとか良いネタに出来ただろうにまったくいじれなかったのはあくまでも作者の力量不足である。
韓国では今汜水関なのに星さんとの絡みを期待してる読者さんに申し訳ない。
星さんとの絡みは星さんの登場の時以来全無である。
鈴々は所々活躍するも心理描写はほぼやっていない。妙なところで劉備軍の中で一番まともなところを見せてINTEL入ってるとか云われるとこもあるけど今日も鈴々は元気でいい子。
--孔明さん
朱里は何故か孔明さんと書こうとする。不思議。
一刀さんのせいであまり活躍できなかった軍師さま。
でも基本的に一刀は内政の重要なところはノータッチだったので個人的にはいい勉強になっただろうと思う。
作者の贔屓に犠牲されたうちの一人。
--雛里ちゃん
作品中にも出るが雛里は凪みたいに一刀についていく覚悟もあった。
が、一刀が迷いもなく断ったのでそれからは諦める。
作者としては当時は鳳凰一双も頑張って書いてたのでこっちまで雛里ちゃんルートにしたくないという気持ちもあった。
それでも劉備軍の中では一番一刀のこおを理解してくれるキャラだった。
--蓮華
間接的にだが色々活躍。(主に明命のおかげ)
蓮華には雪蓮さんが王である間ずっと悩み続けてもらわなければならない。
その悩みこそが成長へとつながると作者は信じている。
--袁紹さん
ごめん。
本当ごめん。
助けられなかった。
主に斗詩がずっとぶっ倒れていたせい。
斗詩がもうちょっと早く復帰できればまだ救う方法があった。
--斗詩、猪々子
特になし。
記録に残っていないが袁紹軍を劉備軍が吸収したと出ているので二人もそっちに行ったと思って欲しい。
--月
ヘタしたら桃香の上位互換になったりする月さんはあるいみこの外史を進めるについて一番の障害物だった。
桃香さんの成長を強調させながら董卓のキャラも生かせることは作者に至難だった。
結局皇帝陛下に依存する形で進めた。
桃香が誰もが幸せな世界を望んだに比べ、
月は誰も死なない結末を望んだところで差を置きたかった。
--恋
最後に悪役押し付けちゃった。
何度でも言う。恋は悪くない。下手に絡ませようとした作者が悪い。
凪を斬っちゃったことも恋にトドメ刺そうとしていたし、作中で唯一一刀に告白したのにあっさり拒まれるなど、恋には色々心に闇を植えつけてしまった。
いつか報わせることが出来る日が来ると信じてみよう。
--霞
特になし。
というより一刀への態度がはっきりとしなかった。反省。
最後に春蘭に虎牢関でのこと話すのは虎牢関でアレ起きた時から考えてた。(でもこの時期に秋蘭が居なくなるという展開にするつもりはなかった)
陛下の守り役という形で取り敢えず曹操軍に組み入れてみた。
春蘭に言えなかった話をすると、こっちの方が面白そうだからここに残るとかそういう話をしようとしてたらしい。
他のキャラはほぼライトが行かなかったので省く。
作者の色んな個人的な心の声をばらしたところで、
今後どうするかについて語ってみましょう。
ぶっちゃけこの作者は連合軍以後の展開をまともに書いたことがありません。
だからといって、連合軍までやっておいて終わるというのもなんか物足りない感がありますね。出てないキャラも沢山ですし(稟、風、他益州派などと)
今考えているのを少し語ります。
--(TINAMI限定)取り敢えずここまで書いた外史に話数を入れよう。
はい、関係ないわ。後の展開と関係ないわ。
そもそもなんで今まで話数入れなかったのかというと、
最初の時は書いた通り続けるつもりなかったのでいつ打ち切られても(気分的に)大丈夫なように話数入れてなかったのが、
以後はなんとなく汚く話数入れるより題名だけドーンと上げた方が(作者が)見た目的によかったので。
でも実際に話数入れてくださいというメールも多数受けています故、
一部も終わったことですし話数入れておこうと思います。
後からやります。今からやるとは言ってません。
--番外書いちゃう?
あまり注目させる機会がなかったのですけど、
この一刀は自力でこの世界に辿り着いた人間ですね。(タイムマシーンとかさ…あのさぁ…)
まぁ、時間だけでなく次元の壁越えてるのはともかくとして
使いたくなるわけですね。
頭の中には華琳さまを連れて一刀が現代に休暇に行く話を考えています。
それで華琳さまにも一刀についてもっとくわしく知って頂きますしね。
でも、ちょっと迷うのは…
・それもはや恋姫してないよね。
・お前また番外とか言っといて20話ぐらい書く気じゃね?
・お前が無駄にアメリカ生まれにしたせいで下手にネタ入れたら矛盾ありまくり(ry
みたいな感じになってしまうので辞めて2部考えようと思っても居ます(オイ何気に2部考えてないと言っちゃってるよ、この作者)
皆さんが見たいと言ったら書きますけどね。実は自分も書きたい方に心傾きますし。
ただ書いたら節制しないと…
--一刀のキャラ変えちゃう?
敢えて言おう。
寧ろ今までのキャラが異常であったと。
後半に行く辺り皆さん良くフラグ立てまくりだの性格アレなのにしっかりハーレムとか言ってましたけど(韓国ではフラグだけばらまいて回収はしないとまで言われましたよ)
自分のスタイルは誰か一人定めてその娘一筋、って感じですよ。雛里ちゃんみたいに(真理ちゃんはですか?しーっ)
キャラが変わるという例としてはこんな感じです。
例)
今まで→一刀「俺は俺が興味のあることしかやらない。他のことがどうだか知ったことじゃない」
今から→一刀「あまり危険なことに首突っ込むな。お前に何かあったら俺が何するか俺にも判らないからな」
……作者がどの辺を変えて行きたいのかお分かり頂けただろうか。
--放浪癖
残されたフラグ回収のためには一刀に居座ってもらうわけには行かないので、時々あっちこっち歩きまわる可能性大。
今作者が一番困ってるのは蓮華のフラグどうやった回収しようかって話であります。
こんなところでしょうかね?
作者の脳内会議は常に外からの電話連結をお待ちしております。
さて、今後の計画(みたいな何か)も紹介したところで、
1~2の間に渡橋がまだもうちょっと必要だろうとは思うけど、ここで先ず1部終了とします。
ちゃんとストーリー考えてからまたお会いしましょう。
では
ノシノシ
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