No.57264

何かを目指してた。

さん

五分小説です。
最近、二日に一回のペースです。

読みやすいように書いてます。
よろしくお願い致します。

2009-02-10 22:57:42 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:530   閲覧ユーザー数:509

確かにそうだった。

確かにそうだった。

 

いつからだったか。

忘れたのは。

もう覚えていない。

思いだすことさえできない。

全く記憶がない。

そうだったという確証はない。

けれど、そうだったのだ。

 

 

「みさきー、ご飯よー。」

下で母親の声がした。

 

「今行くよ。」

叩いていたパソコンのキーボードをしまって、下に降りる。

パソコンの画面には、あてのない文字の羅列が踊っていた。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択