ウォーシップガンナー2~鋼鉄の咆哮~ 海原往く大鷲の航跡
【ウィルキア王国近衛海軍第十一艦隊、主要登場人物】
カイト・A・トライトン(28)
1911年生まれの、ウィルキア王国近衛海軍第11艦隊所属の中佐。
生誕地は港町シェルドハーフェンの軍人一家で、ウィルキア人の父親と日本人の母親の間の長男として生まれる。
1939年3月、約一ヶ月後に迫った配属先の最新鋭艦フレースベルグの進水式を待たずに、ヴァイセンベルガー大将が起こしたクーデターに巻き込まれる。
近衛艦隊に配属されたライナルト・シュルツとは海軍大学校時代の親友でありライバル。
シュルツと違い電子戦闘やイージスシステムの戦闘技術の単位などまで取得していたため、卒業試験がついついおろそかになってしまった。
その結果、首席卒業の座をシュルツに奪われた。
冷静に事を分析する推察力や戦略眼に優れ、戦闘行動に於いては基本的には慎重派なのだが、時として大胆な行動を取る。
舞台となる最新鋭ミサイル巡洋戦艦フレースベルグの艦長を務める。
亡命政府樹立後、ウィルキア解放軍西方第3艦隊の旗艦艦長として帝国と超兵器との戦いを繰り広げる事になる。
リナ・V・スワロー(26)
1913年生まれの、ウィルキア王国近衛海軍第11艦隊所属の大尉。
ウィルキア王国首都シュヴァンブルグ出身のイギリス系ウィルキア人。
カイトとは、海軍大学校時代の先輩と後輩の関係であり、彼と同じ配属先の艦『フレースベルグ』では副長を務める事になる。
美人なのだが世話好きな性格で、ときおり疎まれる事もある。
バン・A・トライトン(25)
1914年の生まれで、名前の通りカイトの実弟。
ウィルキア王国近衛海軍の中尉で、無線通信の技師資格を取得しており、通信長として活躍していた。
小さいころに兄の背に隠れて育った事が災いし、今でも若干小心になる場面もある。
最新鋭艦フレースベルグの通信長そして戦闘時は砲雷長として、そして解放軍の兵士として世界の海原と言う名の戦場に赴くことになる。
ジェラルド・バクスター(60)
ウィルキア王国近衛海軍の大佐で、第11艦隊の司令官。
例え小事でも問題があれば放っておけない性格で、軍人としての使命感は人一倍強いと自負している。
亡命政府樹立後には、近衛海軍の副司令だったアルベルト・ガルトナーを、解放軍の司令に推挙。
自身は解放軍副司令及び、西方第3艦隊の司令官として職務を全うする事に。
下士官や若手士官とも年齢や階級の垣根を越えて交流が深く、よく慕われることが多い。
【フレースベルグ級ミサイル巡洋戦艦】
1920年代にウィルキア海軍参謀部が打ち出した、水上を空母以上の速力で航行し、なおかつ空母の艦載機に劣らない打撃力を有する艦艇というコンセプトの基に開発された巡洋戦艦。
コンピューターによる統合戦闘システム(イージスシステム)を搭載した、最新鋭のイージス艦である。
その戦艦並の巨体に、弾薬類を豊富に詰め込みアーセナルシップのような弾薬積載量を誇るため、補給の頻度が少ない。
ステルス性を重視した船体は隠密性を高めるため、横幅が喫水線より上部に行くにつれ細くなり、船首部は上部より下部が前方にはり出した形状のため刃のように波を切り裂く。
原子力とガスタービンのハイブリッドで航行し、巨砲を積載せず軽量であるため最大速力39ノットを誇る高速艦。
しかしその高価さが祟り、1939年現在では2隻の建造しか成されていない。
名の由来は、北欧神話において世界の風を巻き起こし、世界の全てを知る大鷲フレースベルグから来ている。
【フレースベルグ級ミサイル巡洋艦、艦艇一覧、および兵装等】
フレースベルグ(WKS CGX-1 Hresvelgr)
排水量:4,3000トン(満載)
全長:237m
全幅:28m
喫水:8.6m
機関:ウィルキアンエンジニア社 AD6原子炉4基4軸、LE1002ガスタービンエンジン4基
速力:最大39+ノット(時速約70km)
航続距離:(ガスタービンのみで)約1,2000km 巡航速度(32ノット)時
兵員:士官18名、兵員200名
兵装:155mmAGS単装×3門
対空ミサイル発射VLS×120セル
対艦ミサイル発射VLS×80セル
対潜ASROC発射VLS×10セル
舷側魚雷発射口×8門
30mmCIWS×6基
同型艦
ニーズヘッグ(WKS CGX-2 Nidheggr)
【ウィルキア王国近衛海軍第11艦隊 編成】
《旗艦(予定)》ミサイル巡洋戦艦 フレースベルグ
戦艦 シェルドハーフェン ※フレースベルグが就役するまでは艦隊旗艦
戦艦 ブローズグホーヴィ
巡洋戦艦 フェンリア
駆逐艦 グルファクシ
駆逐艦 フーギン
大型補給ドック艦 フリングホルニ
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《説明》コーエーの海戦アクションゲーム、「ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮」の二次創作。
クーデターにより国を追われた主人公たちと、それを取り巻く人物たちが織りなす物語。
戦争物や、ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮をこよなく愛しすぎて二次創作など許さん! みたいな方は閲覧を御遠慮くださいませ。
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