No.571206

超次元ゲイムネプテューヌ 未知なる魔神 ラステイション編

さん

その3

2013-04-29 19:00:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:806   閲覧ユーザー数:783

―――諸君 ボクはおっぱいが好きだ。

―――諸君 ボクはおっぱいが好きだ。

―――諸君 ボクはおっぱいが大好きだ。

 

巨乳が好きだ。

貧乳が好きだ。

美乳が好きだ。

爆乳が好きだ。

 

Tシャツ 水着。

エプロン 下着。

セーター ジャージ。

寝間着 巫女服。

ゴスロリ スク水。

着物 バニー服。

メイド服 セーラー服。

 

この世界に存在するありとあらゆるおっぱいが大好きだ。

 

団体で並んだおっぱい行列を見たときは最高だ。

ブラジャー等に圧縮されたおっぱいには心が躍る。

 

巨乳が歩くごとに揺れるその瞬間が好きだ。

貧乳をコンプレックスに大きくしようと自分のおっぱいを揉む姿は歓喜を覚える。

美乳の形のいいそのおっぱいの感触は天に昇りそうな柔らかさだった。

爆乳に手が沈むその造形には神が与えた快楽だと豪語できる。

 

二つに絡み合うおっぱいを見た時は、感動を覚える。

恋人繋ぎで合理的におっぱいの感触を得る心地はたまらない。

海で、川で、水着姿の女性のおっぱいが水と共に踊るその様は永久保存だ。

タオル姿に女性のおっぱいの谷間には絶頂すら覚える。

 

諸君 私はおっぱいに無限の可能性が秘めていること感じている。

諸君 私に賛同してくる同志よ。

君達は一体何を望んでいる?

 

 

( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!

 

よろしい ならばおっぱいだ。

 

我々はおっぱいに育てられおっぱいを想い生きていく。

そこにおっぱいがあるのなら、リアルでもドリームでも揉み、吸い、見て、突き、崇める。

例え変態だと罵られてもそこにおっぱいがあるのなら威風堂々にボクは誇らしげに笑おう。

 

お尻や、太ももや、うなじが好きだという邪道どもは地獄に落ちてしまえ。

奴らに我らの崇高は理解できまい。

 

さぁ、行こう同志たちよ。

この世の始まりから終わりまで存在する全てのおっぱいを知るまで走り続けよう。

 

その先には我らの極致が待っている。

どんな誘惑だろうと笑って跳ね除けよう。

その先のおっぱい楽園(アヴァロン)を目指して世界を駆け抜けよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……頭が痛い」

 

俺に憑いている(・・・・・)奴が、変なテンションで唱えたり叫んだりしている。

同志だとか、なんか言っているけどこれに同調する奴がいるのか、俺には一生の理解できないことだろう。

恐らくだが、美少女に会って興奮しているんだろう。

俺から見ても、ネプテューヌ、アイエフ、コンパはレベルが高いし。

 

 

「こぅちゃん、疲れた顔してどうしたの?」

「……気にするな」

 

とりあえず俺は正気だ、そう自己暗示する。

あいつは洗脳するように何かをお経を唱える時があるが、完全に無視だ。

もし、呑まれてしまえば一生、後戻りできない。そして、大事な物を失ってしまう気がする。

 

因みに俺達がいるのは、宿屋の食堂だ。

偶然か俺と予約していた宿が同じらしく、一緒に食事しながら情報を提示することになってしまった。

 

「……流石、かの有名な黒閃ね。こんなにモンスターの情報が持っているなんて…」

 

アイエフには、俺が今まで狩ってきたモンスターの特徴を集めたメモ帳を貸している。

ネプテューヌ達が探している強いモンスターとかが俺と交戦したことがあれば、それで分るだろう。

一応、事情を聞いてみると、いーすんという人物の封印を解除に必要らしい。

鍵の欠片なんてアイテムを俺は見たことも聞いたことないから、俺が上げた情報が役に立つかな…。

 

「あいちゃん、あいちゃん!このハンバーグおいしいよ!」

「……誰のために調べているか、胸に聞いてみなさいねぷ子……?」

 

ネプテューヌが頬を抑えながら笑顔で言っているが、アイエフは仏教顔でメモ帳と戦い中に話しかけられ、若干怒り気味だ。

多分、このパーティーはネプテューヌが中心なんだろうなと思いながら俺はお茶をのどに流す。

 

「えっと……ゲイムギョウ界の為だよね!」

「はぁ……もういいわ」

「ははは、アイエフ。俺は明日の朝まで、この宿いるから直ぐに全部見ようとしないでいいよ」

 

ラステイションのエリートチームを全滅させた恐怖のモンスター。

とりあえず、明日そのダンジョンに向かって討伐する予定だ。

俺の所属は一応だけど、リーンボックスだけど俺の家には他国から……特にプラネテューヌがモンスター被害が多いらしく、依頼書が舞い込んできているから出来るならとっとと終わらせて、また他の大陸に仕事しに行きたいな。

 

「あの……」

「んっ、コンパ…でいいよな」

「は、はい、です……」

 

うん、かなり警戒されている。

ははは、怪しい人物ランキングで一位とか勝手に決められたらしいけど確かに怪しい恰好をしていることは百歩譲って認めていいけど色々と許さん。

今度、プラネテューヌに行ったとき、問い詰めてやる。

 

「さ、さっきは、その怖がってごめんなさいです…」

「んー、気にしていないからいいよ。ほら、食事に暗い顔は必要ないよ」

 

アイエフも、メモ帳を呼んでやれやれとした表情で食べ始めているし、いまだに難しい顔をしているのはコンパだけだ。

 

「気にしないでいい。他人の評価で全部が決まるわけじゃない。反感を買ったならそれを認めて直せばいい。簡単なことだろう?」

 

もう少し、ファッションに興味を持とうと今日学習したし、でもこの黒コートって戦闘服なんだよな。

どうしようか……適当に装甲でも付けてみようかな……。

 

「…ありがとう、ございます」

 

消えそうな声で頭を下げるコンパ。

何だか、さっきまで俺がコンパを苛めていたように思ってしまう。

 

 

―――巨乳を悲しませた罪は重し。

 

 

お前は黙ってろ!

 

「そういえば、紅夜」

「ん?」

 

突然、アイエフが口を開いた。

 

「記憶喪失にいい治療法とか知ってる?」

「……いや、知らないけど、どうしたんだ」

「実はねぷ子、記憶喪失なのよ」

 

すげぇ、唐突だな。

とりあえず、ネプテューヌの方に顔を向けると

 

「なーにぃ?こぅちゃん!。まさか私に惚れちゃった!?ねぷ子さん的には、こぅちゃんものすごいイケメンだし悪くはないかなーーとか思っちゃうんだけど、やっぱりお付き合いするならお互いの時間をもう少し深めた方が……」

 

最後まで聞かず、アイエフに視線を戻す。

 

「……記憶喪失なのよ」

「はぁ……言っておくけど、俺も記憶喪失だぞ」

「「「えっ!?」」」

 

三人で驚かれた。

 

「一年前、ダンジョンで倒れていたところをべー……女神様に助けられた。いろいろ試したけど何も思い出せないんだ」

 

記憶を思い出そうとすると黒い靄のようなものが思考を埋め尽くして阻害するんだ。まるで思い出すなと言うように。

俺に憑いている奴に聞けば、ワザとらしく話を逸らされる。絶対に知っているのは丸見えだが、相手が話す気がなければどうすることもできないんだよな。

 

「そうなんだ。記憶喪失仲間としてよろしく!」

「全然、よろしくされたくない」

「ガーーン!!!」

 

実際にガーンと叫ぶ奴を初めて見た。

 

「知りたい……と思わないの?」

「思うさ、いろいろ試したけど無理だった。けど今の生活に支障ないし、今のままでもいいかもしれないと思っているだけ」

 

そう言って、手を合わせてごちそうさまする。

本当は昔の俺を知りたい……けど、打つ手がないので自然回復に期待するしかない。

 

「俺は明日、危険なモンスター討伐があるから、失礼するよ」

 

早寝、早起きは大切だ。

ケイに渡された書類にもまだ目を通してしないし。

 

「待ってよこぅちゃん!」

「……あっ?」

 

部屋に戻ろうとしたとき、ネプテューヌが声を上げた。

 

「私達も連れて行って!」

「却下」

「速攻で断られた!?」

 

当たり前だ。

そこらの雑魚モンスターなら別にいいけど、相手は凄まじい強さが予測される危険なモンスターなんだ。

確かに一目で、ネプテューヌ達にはそれなりの実力があるのは勘で分かるが、あまりに危険すぎる。俺は防戦が苦手だからな。

 

「はぁ……もし、お前たちが探している鍵の欠片が俺のターゲットでドロップしたらあげるから、それでいいだろう?」

「むぅ~~」

 

納得できないような表情でこちらを見てきたネプテューヌ。

だが、俺は知らん。すたすたと足を進める。

食堂を出る寸前に様子を伺うと、アイエフ達と何かを話していた。……嫌な予感しかしない。

明日のことを不安に思いながら、俺は暗い気分のまま自分の部屋に向かった。

 

 

 


 
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