No.566849

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 451

soranoさん

第451話

2013-04-16 22:29:56 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1145   閲覧ユーザー数:1077

~狭間の宮殿~

 

「耐えてみせろ………我が一撃を!!」

ケビン達に向かって行ったレクシュミはクラフト―――白露の鎌撃を放ち

「浄化してやろうぞ!!」

「土に還りなさい!!」

リ・クティナは魔術―――ケシェスの聖炎を、白銀公は魔術―――贖罪の聖炎を放った!

「させません!白露の鎌撃!!」

対するリタはレクシュミと同じクラフトを放って、レクシュミの技を相殺し

「我が力、思い知るのじゃ!メル=ステリナル!!」

「はぁっ!ルン=アウエラ!!」

レシェンテとエクリアは白銀公とリ・クティナが放った魔術より高位の魔術を放って2人の魔術を呑みこむと共に3人を攻撃し

「おお……?おお………!」

ナベリウスは魔術―――ティルワンの闇界を放ち

「え~い!レイ=ルーン~!!」

(黒き雷よ!黒ゼレフの電撃!!)

「我が美しき魔力………受けるがよい!ケルト=ルーン!!」

「そらっ!ラグナブラスト!!」

「セリカ様、お力を………!メギドの槍!!」

サリア、パズモ、アムドシアス、ケビン、シュリも続くように魔術やアーツを放った!さまざまな魔法攻撃がレクシュミ達を襲ったが

「「「!!」」」

3人はそれぞれ分散して回避した。それを見たケビン達はそれぞれの判断でケビン、マリーニャ、リタ、ナベリウスはレクシュミに、エクリア、サリア、シュリはリ・クティナに、アムドシアス、パズモ、レシェンテは白銀公に向かって行った!

 

「ハッ!!」

自分に向かって来たアムドシアス達を見た白銀公はクラフト―――二連制圧射撃を放ち

「ああ!美しき我が弓技!!」

対するアムドシアスもクラフト―――二連制圧射撃を放って、攻撃を相殺し

(贖罪の雷!!ラグナブラスト!!)

パズモは魔術とアーツによって発生した2種類の異なる雷を同時に放った!

「させません。」

パズモの魔術に気づいた白銀公は自分の周りを囲むようにドーム型の結界を展開して防御した。

「これでも喰らうのじゃ!!」

そしてパズモに続くようにレシェンテは魔術―――連射魔弾を放った!レシェンテが放った数個の魔弾は結界に次々に命中して消えて行くと共に罅を入れた!

「なっ………!?」

それを見た白銀公が驚いたその時

「これでどうじゃ!ルン=アウエラ!!」

「クッ………!?」

レシェンテが放った高位の魔術が結界を破壊すると共に白銀公にダメージを与え、怯ませた。

「我が美しき異界の魔力………受けるがよい!ラストディザスター!!」

「!!」

そしてアムドシアスが放ったアーツを見た白銀公は回避行動をとろうとしたが

(逃がさない!ダークマター改!!)

「なっ………身体が………!うっ!?」

パズモが放ったアーツによって身体が引き寄せられ、アムドシアスが放った高位のアーツに命中し、さらに呻いた!

「レイ=ルーン!!」

隙を見逃さないかのようにレシェンテは次の魔術を放ち

「クッ………!」

レシェンテの魔術に気づいた白銀公は両手で自分の目の前に簡易結界を展開して防御しようとしたが、レシェンテの魔術は簡易結界を容易に破壊し、白銀公を襲った!

「ああっ!?クッ………まさか一角公や冥門公以外にこれほどの魔力を持つ者が”神殺し”と共にいるとは……………ですが………私もそう簡単には負けません!」

白銀公はダメージに呻きながらも弓技や魔術を駆使して戦ったが弓技はアムドシアスに相殺され、魔術はレシェンテの魔術によって呑みこまれると共にパズモが放つ魔術やアーツに命中し、一方的に圧され続けていた。

「………っ………どうやら分散した時点で私の負けだったようですね………ですがせめて一矢は報いさせてもらいます。我が奥義………受けてみなさい!!」

白銀公は傷つき、痛む身体で表情を歪めながらアムドシアスを睨んだ後、すざましい魔力が籠った矢を空へと放った!すると魔力の矢は無数の光の矢に分散してアムドシアス達に襲い掛かった!

「ええい、鬱陶しい!!」

「フッ………力の違いを見せてやろう!」

それを見たアムドシアスは自分達の頭上に魔術―――二つ回廊の轟雷を放ち、電撃の大爆発によって自分達に襲い掛かる光の矢を相殺し、レシェンテは不敵な笑みを浮かべた後詠唱を開始した!しかしその時、いくつかの光の矢はアムドシアス達を襲わず、アムドシアス達を囲むように地面に刺さり、矢はそれぞれすざましい光を放ち始めた!

(させない!………聖なる力よ………私達に真なる守りの加護を!防護の神域!!)

光を放ち始める矢を見たパズモがSクラフト―――防護の神域を放って自分達に絶対障壁を貼ったその時!

「アスタニッシュグリッツ!!」

地面に刺さった矢は一斉に輝き出した後、巨大な魔力の柱がアムドシアス達を呑みこむと共に天をも貫くかの如く、上がって行った!そして光が晴れるとそこには無傷のアムドシアス達がいた!

「なっ!?……………フフ………まさか私の奥義が小さき精霊に防がれるとは思いませんでした…………」

白銀公は自分が放ったSクラフト―――アスタニッシュグリッツが防がれた事に驚き、そして防いだ者であるパズモを見つめて静かな笑みを浮かべたその時!

「天光満る所に我はあり 黄泉の門開くところに汝あり!出でよ!神の雷!」

詠唱を終えたレシェンテによって天よりすざましい雷を帯びた巨大な大剣が現れ

「インディグネイト・ジャッジメント!!」

白銀公の至近距離に落下し、辺りを轟かせるほどの轟音を立てながらすざましい雷が落ちた!

「見事…………です……………」

そして強烈な雷をその身に受けた白銀公は地面に倒れ、戦闘不能になった!

 

「狙うはそこっ!!」

「ぽーん。ぽーん。」

「そらっ!ソウルブラー!!」

レクシュミと対峙したリタとナベリウスは魔術―――連続水弾と連続闇弾を、ケビンは手数の多いアーツを同時に放ち

「ハァァァァ………!!」

レクシュミは自分に向かって来た遠距離攻撃を闘気を込めた双剣で全て打ち払った!

「んなっ!?魔力弾やアーツを武器で打ち払うとか………む、無茶苦茶や………」

そしてレクシュミの行動を見たケビンは驚き

「そこっ!!」

マリーニャはクラフト―――ナイフ投げを放ったが

「甘い!!」

レクシュミは武器を振るって自分に向かって来た短剣を撃ち落した!

「剛震突き!!」

「そこっ!北斗斬り!!」

そしてレクシュミが武器を振るって短剣を撃ち落した隙を狙ったリタとマリーニャが同時攻撃を仕掛けた!

「その程度!」

しかしレクシュミは体制をすぐに立て直し、武器を振るって2人の同時攻撃を受け流し

「もう………終いにしよか。ハァァァァァ………!!」

「舐めるなっ!!」

2人のすぐ後に放ったケビンのクラフト―――デスパニッシャーによる連撃も全て受け流し

「巫女様より授けられしこの力………受けるがいい!流水剣!!」

闘気と魔力によって発生した水の奔流を放つクラフト―――流水剣をリタとマリーニャに放った!

 

「危なっ!?」

「……なるほど。”水の巫女”の神格者なだけあって、水の力を借りた技ができるんですね………」

攻撃に気づいた2人はそれぞれ回避をした。

「燃えちゃえ………」

その時ナベリウスは魔術―――炎叉龍の轟炎をレクシュミに放った!

「その程度の炎………巫女様より授かったこの水の敵ではない!!」

しかしレクシュミは最上位の水の魔術の力を武器に込め、解き放つクラフト―――神極流水剣で自分を襲う炎を切り裂いた!そしてケビン達は協力して、レクシュミと戦っていたが4対1という不利な戦いでありながらもレクシュミは互角の戦いをしていた!

「……驚きました。神格者とはいえ、ここまでの強さなんて…………」

「な、なんちゅう強さや………!4対1でやっと互角やなんて………!」

「……さすがは音に聞こえし”不死騎兵隊団長”ね………同じレウィニアの将軍のレヴィア将軍とは桁違いに強いわ…………」

「昔より………ずっと………強い………」

レクシュミから距離をとった4人はそれぞれ驚きの表情でレクシュミを見つめ

「フッ。さすがはセリカの”使徒”とかつての使い魔達………異界の騎士も中々の武だ。」

見つめられたレクシュミは不敵な笑みを浮かべた後

「だが………この一撃に耐えられるか?巫女様………我が剣に力を!」

自らの武器にすざましい闘気と魔力を込め、神気を纏ったすざましい水を纏わせた!

「まずっ………!あの様子だと水の巫女―――”神”の力を借りた一撃を放つ気よ!あんなの放たれたらひとたまりもないわ!」

レクシュミの行動を見たマリーニャが焦ったその時

「………だったら、オレが防ぎますわ。他の皆さんは大技を撃った隙を狙って、一気に決めて下さい。」

ケビンが決意の表情で提案した。

「ケビンさん、防げるんですか?”神”の力を借りた一撃を。」

「ハハ………”聖痕”の力、舐めとったらあかんで。おぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

そしてリタに尋ねられたケビンは苦笑した後、聖痕の力をその身に纏い

「我が右手に有りし星の杯よ、天より授かりし輝きをもって我らが盾となれ…………グラールスフィア!!」

聖痕の力によって強化した法術で結界をドーム型に展開した!そしてケビンの行動を見たマリーニャ達はそれぞれ大技の構えをしたその時、レクシュミはSクラフトを解き放った!

「この一撃で全てを決める!水巫女の神剣!!」

レクシュミが解き放った”水の巫女”の力を武器に宿らせ、強烈な一撃を放つ奥義―――水巫女の神剣はケビンが展開した結界とぶつかった!

 

「グッ!?」

レクシュミが解き放った巨大な水の剣は結界を貫こうとし、結界を維持している術者であるケビンに強い衝撃が与えられ、ケビンは一瞬怯んだが

「おぉぉぉぉぉぉ―――――――――――ッ!!」

ケビンは聖痕の力をより一層高め、両手で”星杯”が描かれたロケットを持って結界の強度をより一層上げると共にすざましい衝撃波を解き放った!すると巨大な水の剣を弾き飛ばした!

「何っ!?」

弾き飛ばされた自分の大技を見たレクシュミは目を見開いて驚き

「へっ…………見たか……………」

力を使い果たしたケビンは地面に倒れ、戦闘不能になった!

「後はあたし達に任せて!抑えきれない激情が私を包む!!」

そしてマリーニャは全身に闘気を纏い

「それっ!!」

懐から短剣を数本出し、投擲した!

「甘い!!」

しかしレクシュミは武器を振るって短剣を撃ち落した。しかし

「奥義!」

「なっ!ガッ!?」

マリーニャは神速でレクシュミに近づき、レクシュミを何度も蹴り上げ、宙に浮かせた後、闘気による竜巻を発生させ、レクシュミを空へと舞いあげ

「サプライズホーン!!」

「グッ!?この程度………!」

落下して来たレクシュミを2刀流にしてあった短剣で十字(クロス)に斬り、大ダメージを与えた!

「次………わたしの………番………」

その時地面に巨大な魔法陣を展開し詠唱をし続け、詠唱を終えたナベリウスが大魔術を放った!

「闇の深淵に………眠る………呪われし………漆黒の剣………今こそ顕れよ………!アケロングリーフ………!!」

すると天よりすざましい瘴気を纏った暗黒の大剣が現れ、レクシュミの近くに落ち、すざましい闇と瘴気がレクシュミを襲った!

「グアアアアアッ!?」

深淵に眠る呪われし漆黒の大剣を召喚する”冥門公”ナベリウスの禁術にしてSクラフト―――アケロングリーフを受けたレクシュミは叫んだ!

「フフ………ドラブナの真の力………見せてあげます。ハァァァァァ………!!」

そしてリタは魔槍を空へと掲げた!するとすざましい瘴気と暗黒を纏った竜巻が発生し、レクシュミを襲った!

「グゥゥゥゥゥ………!?」

竜巻に巻き込まれたレクシュミは耐えながらも苦しんだ。

「私は”守護霊”!主に仇名す全てを滅する者!これで………終わりです!!」

リタは高々と叫んだ後、魔槍ドラブナに憑依し

「邪技!」

レクシュミに向かって突進し、十字(クロス)に斬った!!

「カオスクロス!!」

リタが魔槍から現れ、叫ぶと闘気と暗黒が込められた十字架がレクシュミに刻まれ、さらに十字架が爆発を起こした瞬間怨霊が叫び声を上げながらレクシュミの身体を通り過ぎながら消えて行った!

「ガハッ!?この私を破るとは………見事………だ…………」

 

聖騎士シルフィアの奥義を参考にし習得した奥義―――魔槍ドラブナに込められる、”浄化”や”聖”と相対する”呪い”と”邪”の力で解き放つリタの究極のSクラフト―――邪技・カオスクロスを受けたレクシュミは呻いた後、地面に膝をつき、戦闘不能になった………!

 

 

 

 

 

前回次で終わらせると言っておきながらまだ終わっていなくてすみません!(大汗)残っているそれぞれの戦い全てを書くと結構時間がかかりそうでしたので、ある程度きりがいいところで終わりました。次は絶対にクリア達との戦いを終わらせますのでちなみに結構先の話ですが特務支援課初期メンバーのティオ以外にはエステルのように2種類の武器を使わせる予定です♪ロイドは契約しているある人物がかつてある人物の母親に授けた武器、エリィは留学中に義兄やかつての恩人に鍛えてもらった武術の武器、ランディは碧をやっていたら答えはわかっているかと♪なのでもしよければ新ウエポンのクラフト案もお願いします♪………感想お待ちしております。

 

 


 
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