風は相変わらず耳に痛かった。
下から吹き上げる風が容赦なく亜衣の顔に当たり、髪が巻き上がる。亜衣はフェンスにもたれながらビルの下の光景を眺めていた。
赤い光、青い光・・いろいろなネオンの明りが暗い闇を照らしている。その明りの一つ一つに人間の欲望や陰謀が渦巻いているのを彼女は知っている。
(・・この光景。私は嫌いだったわね。)
最初は単にこの退屈な日常から抜け出しただけだった。死ぬのも悪くない、とたまたま訪れた場所にたまたま自分と背格好が似た同じ年頃の女の子がいた。
何をするわけでもなく、恨めしそうに地面を睨みつけるその姿が印象的だった。
(一年前までは・・・私ではなくてあの子がこの光景見ていたのね。)
ガチャリ・・
その時、背後のほうから鉄のドアが乾いた音をたてて開いた。
そこに立っていたのは過去の自分であり、現在の自分。もう一人の「アイ」だった。
「・・待ってたわよ。・・・神永亜衣・・もとい榎本愛。」
その顔を見るのは・・お互い半年ぶりのことだった。
半年前・・・まだ暖かったが、暑い夏が終わりそろそろ秋の準備へと街も人も変わり始めていたころだった。
二人が入れ替わって半年・・。愛も神永亜衣として慣れてきたし、些細なことであわてることのなくなってきた。ただ、ひと月に一度は必ず周りの状況や近況を報告するために亜衣と二人で会っていたのだ。
今回もまた、いつもどおりの場所で榎本愛の顔をした亜衣を待っていた。
ぼんやりと流れゆく人を見ていると、突然携帯が鳴りだす。・・亜衣だった。待ち合わせには少し遅れるらしい。愛は一つ溜息をつく。すると・・人ごみの中で意外な人物と目が合った。
「・・一弥・・さん??」
一弥は亜衣の母親・・といっても産みの母親ではない、後妻の明子の弟だった。愛にとっては叔父にあたるわけだが・・出会った瞬間自分が本物の「神永亜衣」ではないと見抜いた人物でもある。
一弥はそのままにっこりとほほ笑むと、そのまま店に入ってきた。
亜衣はぎょっとして立ち上がるが、そんなこともお構いなしに隣の席へと座る。
「やあ。久しぶりだね愛ちゃん。実はちょうど君に用が・・」
「・・か・・一弥さん。あ、あの今もう一人の亜衣が・・・・」愛がそう言いかけるが、時すでに遅し。入口には既にもう一人の愛・・本物の神永亜衣の姿があった。
しかもなぜか隣に啓太までいる。
「ごめんごめん待った・・・」そう言いかけて、亜衣は一瞬凍りつく。
「?どうしたんだ愛。」隣の啓太が心配そうに亜衣の顔を覗き込む。その様子は少なからず愛の胸を締め付けた。
その様子を一弥は横眼で見ると、そのまま愛の隣に並んだ。
「・・はじめまして、かな。僕は橋本一弥。一応彼女の叔父にあたるんだけど・・さっき偶然そこであってね。」
「あ、どうも。おれ斎藤啓太です。橋本さんコーヒーでいいです?おれちょっと買ってきます!」
律儀に挨拶をすますと、啓太はそのままカウンターへコーヒーを注文しに行った。
愛はなんとなく懐かしい思いに駆られつつも、急いで鞄から小さな箱をひとつ取り出し、そのまま亜衣に押しつけた。
「はい、これ。誕生日プレゼント。・・一応ちゃんとラッピングしなおしたけどね・・」
「・・?何?これ・・誕生日って・・」
亜衣はいぶかしげにリボンをほどき、箱を見る。中には銀のハートのモチーフのネックレスが入っていた。
「!・・・ありがとう。」
その時亜衣の後ろから啓太がコーヒーを持ってこちらに向かってきた。愛は鞄を持つとそのまま後ろを向く。
「・・ごめん、今日は帰る。一弥さんも・・それじゃ・・」
「あ。愛ちゃん!」
愛は啓太とすれ違うとに軽く会釈して、逃げるように入口へと駆け出した。続いて一弥も啓太とすれ違う。
「あれ?!帰っちゃうんですか??」
「ああ。ごめんね斎藤君。・・あ、コーヒーはもらっておくよ。・・それじゃ!」
ばたばたと急いで駆け出す二人を呆然と見送る啓太だった。駈け出して行った二人は店の外に出ると何かを話している。・・その眼には涙が浮かんでいた。
「・・なんか用事があったみたい。・・どうしたの啓太。」
隣に愛がいるのに、なぜか啓太の胸はざわついた。寄り添いながら去っていく二人に、少なからず嫉妬に似た感情を覚えていたからだった。・・少女の後ろ姿が、ひどく懐かしく思えた。
「・・どうも、僕はタイミングが最悪のようだったね。」
一弥は溜息をつきながら空を仰いだ。さっきまで泣いていた愛も、今は落ち着いている。
二人は公園のベンチに座っていた。空もすっかりと暗くなり、あたりはもう真っ暗だった。
「・・ごめんなさい。みっともない所を・・」愛は一弥から借りたハンカチを握りしめる。
「気にすることはないよ。君の本当の顔も見ることができたし。・・はいこれ。斎藤君から」
先ほど去り際にもらったコーヒーを愛に渡す。まだほんの少し暖かった。
「・・・聞いてもいいかい?斎藤君はきみの・・」
「・・・・・はい。私がまだ榎本愛だった時・・彼氏でした。いまは・・亜衣の彼氏だけど」
愛はそのままさびしそうにうつむいた。事情がどうあれ、啓太にとっては半年前から何も変わっていないのに、自分はこうもめまぐるしく環境が変わってしまった。・・もう二度と啓太と肩を並べて歩くこともできないのだ。
「・・さっきのペンダントも・・もとは誕生日に啓太がくれたんだけど。顔を入れ替わったときそのまま私が持っていたから。返したくない、って思ってたんだけど・・。持ってたら・・悲しくなってくるから。」
「そう・・。」
このあと、一弥は何をするわけでもなく、ただ黙って愛のそばで話を聞いていた。懐かしい思いでや、楽しかったこと。うれしかったことや悲しかったこと。それは「榎本愛」としての歴史なのだ。
もう二度と誰にも話すことのない思い出。全部話し終わった後、再び愛は泣いてしまったのだった。
「・・ねえどうしたのさっきから。啓太、なんか様子が変よ?」
愛と別れた後、亜衣は啓太と二人で家に向かって歩いていた。
「・・・んー・・。やっぱ変だよな。・・さっきの子、なんか愛と似てるな。」
一人で納得したようにうなずいていから、啓太はそういった。
「・・そうかもね。結構背格好が似てるせいかも。」
啓太のポケットに亜衣は自分の手をするりと入れる。
「もしかしたら・・いつの間にやらいれかわっていたりして?」
「ばっ・・ばか!そんなマンガみたいな話あるか!!」
「・・あたりまえでしょ?考えすぎだよ啓太。ねえねえ啓太。今日は啓太んちでご飯食べたい!・・確か水曜日はおじさんもおばさんもいなかったよね?」
「お、おう。・・どうする?泊まる?」
「・・んー、どうしようかなぁ・・」
ー・・大丈夫。まだ気づいていない。気づいていたとしてもどうせすぐ忘れるわ。-
亜衣はそういうと啓太と手を引っ張りながら歩き出す。ゲームはまだ始まったばかり。こんなところでボロを出すわけにはいかないのだ。
「ふふ。やっぱ泊っちゃおうかな!」
ー・・このゲームの主人公は自分。榎本愛を演じる神永亜衣の物語。そのためにはどんな手段をもいとわない!!・・-
「どうしよう。」
愛は鏡に向かってもう何度目かのため息をついた。
それは昨日のこと。突然一弥から電話があった。前回会った時も結局愛の話で終わってしまい、一弥の用事というのもあやふやになてしまった。それが突然電話があって、明日会うことになったのだ。
通常ならば「姪と叔父の関係」なので出かけるのにもさほど気にする必要もないのかもしれないが・・一弥自身「おじさん」と呼べるような年齢でも外見でもないので、必要以上に気を使わなければならない。
「亜衣ちゃん。着ていく服は決まったの?」ノックとともにやってきたのは明子だった。
「あ、明子さん。・・なかなか決まらなくて。」
「あらぁ亜衣ちゃんは可愛いんだから何着ても似合うわ。きっと。」
明子はそういうといろいろな服を手に取り、楽しそうに眺めていた。
最初の頃は一言話すのにも気を使ったものだが、最近はそうでもなくなった。
・・実際一弥も言っていたように、「亜衣」とこの両親は仲が冷え切っていたようだった。だが、愛にとって明子は自分にとって理想的な母親像であり、明子もまたそれを目標としているのだろう。
時々自分が元いた古びたアパートも懐かしく思うことは少なくはないが。だが本当に最近はそんなことも思い出さなくなってきた。
「あ、これなんかいいんじゃない?!」
(・・明子さん楽しそう。私が亜衣になってよかったことの一つ・・なんだろうか。)
たとえ明子にとってそれが良いことであったとしても・・愛にとっていいことであるかは今はまだ分からなかった。
そのころ、時を同じくして亜衣もまた鏡をじっとのぞきこんでいた。
鏡に映っているのは以前のように荒んだ眼をしていた自分ではない、全くの別人だった。半年以上たっても未だすぐに慣れるようなものでもなかった。
隣の家を見たが、今日は啓太はいない。
先ほど家の玄関を開く音を聞いた。そしてその三十分後・・愛の言うとおり、携帯に父からの着信が入った。それを確認すると、亜衣は薄くほほ笑む。
「・・・第二の人生をプレゼントしてくれた愛にお礼をしないと。ね・・」
リビングに行くと、ソファーに偉そうに父親がくつろいでいた。半年前の一件から、父の様子は変わった。いつも何かにイライラしていて他の家族ともろくに話そうとしない。
亜衣はというと、愛になり代わってからというもの徐々に母親との溝を埋めていった。愛は同課は知らないが、個人的に今の母親は嫌いではない。・・そして何より、かねてからの計画があったためである。
「・・今日はずいぶんと早く来たな。いつもならぐずぐずしてるくせに」
「だって・・久しぶり・・だから」亜衣がそういうと、父親はゆっくりと立ち上がり近づいてくる。そのままブラウスのボタンに手をかけるが、亜衣はそれを制した。
「・・・今日は自分で脱ぐ」一つひとつボタンをゆっくりと抜いていく。最後のボタンをとろうとしたとき、父は待ちきれないとばかりに亜衣に覆いかぶさり、亜衣の来ていたブラウスをはぎ取った。
その瞬間、薄暗かったリビングが突然明るく照らされる。
「?!」
父ははじかれたように亜衣の体から離れるた。だが、亜衣の後ろには愛の母・・敦子が鬼のような形相で父親を見下ろしていた。
「あ・・敦子・・!」
「・・昼間は仕事行くふりして職探し・・そしてどこにも採用されなかったら、うっぷん晴らしに実の娘を凌辱・・?最低ね・・!」
美由紀はそういうと鞄から一枚の紙を取り出し、父親に投げつける。
「・・押して頂戴。離婚届。今日は実家に帰ります。・・愛をこんな獣と同じ屋根の下になんか寝かせられないわ!!」そういうと着ていたコートを亜衣にかぶせた。そしてそのまま抱きしめる。
亜衣はというと、あまりに突然すぎて体が硬直してしまった。・・母親という存在に抱きしめられるというのは物心ついたときから記憶になかった。
「あ・・か、母さん」
「・・ごめん。ごめんなさい・・・っ!!気づいてあげられなくて・・・。ずっと一緒に暮らしているのに・・ずっと一緒にいたのに・・!!」
亜衣を抱きしめる手に力が入る。亜衣はゆっくりと敦子にその身を預けた。
(・・あったかい・・。)自分が「愛」じゃないこと、ほかにもたくさんの思いが去来して、亜衣の眼から自然に涙が流れた。
次の日・・結局愛は一睡もできなかった。
「・・初デートで舞い上がる訳でもあるまいし・・・・」重い溜息をつくと、急いで準備を始めた。結局着ていくものは明子の見立て通りのものになった。
「ごめんごめん急に電話して。大丈夫だったかい?」
当初の予定通り一弥は自ら出向いて愛を迎えにきた。
「あ、はい大丈夫。・・じゃ明子さん行ってきます。」
「ええ。二人とも気をつけてね。・・一弥もしっかりエスコートしてあげるのよ!!」
「はは・・じゃあ姉さん。義兄さんにもよろしく。なるべく遅くならないようにするから」
妙に気合の入った声援を背に受け、二人は出かけることとなった。
「あ、あの、一弥さん。神永亜衣について私に話しって・・?」
「・・ん。まあとりあえずそういうことは後に回して。どこに行こうか。」
「え?!」
外を歩くと吐く息は冷たい。もう季節は秋に終りを告げようとしていた。街に出ればいたるところでクリスマスソングが流れ、あちらこちらに控えめなクリスマスツリーが飾られている。
(・・そういえばクリスマスとか毎年好きじゃなかったな。)
クリスマスと言えばプレゼントやごちそう。そういったものすべてに家族が必要だ。だが榎本家にはその家族がないも同然だったので、クリスマス自体愛は好きではなかった。
だがこうやって歩いてみると、一つ一つの飾りもきらきらしていてなんだかうれしくなってきてしまう。
「・・あ、あれかわいい!今度あっち行きましょー!!」
愛はだんだん楽しくなってきてしまって、結局一日中愛が一弥をひっぱりまわすようになってしまった。
そうこうしているうちに日もすっかりと暮れてしまい、時計はもう夜の八時を回っていた。
「・・いやー・・。愛ちゃん体力あるねえ・・」
「・・ごめんなさい・・ちょっとはしゃぎすぎました・・」
さんざん見回ったが、愛は何一つ物を買っていなかった。
「何も買わなくてよかったの?かなりの数の店を回ったけど・・」
「なんか見ただけで満足しちゃって・・付き合ってくれてありがとうございました。」
最後に一弥が選んだ店は、落ち着いた雰囲気だった。榎本愛がここにいるとどこから場違いになりそうだったが、今の神永亜衣の姿では全く違和感がない。
「さて。・・もう一人の君について話をする前に・・」
そう言って一弥が愛に差し出したのは赤いリボンでラッピングされた細長い箱だった。
「・・え?これ・・」
「・・君への誕生日プレゼント。今の君は神永亜衣だろう?彼女の誕生日は来週なんだ。」
「あ、そっか・・。・・なんか、誕生日が二回あるのって変な感じだな・・・」
愛は複雑な気持ちで箱のふたをとる。・・銀色の月と星のネックレスだった。中には青い小さな石がはめ込まれている。
「わあ・・!きれい・・・」
「さっきの店でずーっと食い入るように見ていただろう?・・喜んでくれたようでよかった。」
「わー・・うらやましいですね~美男美女カップル。女の子かわいーな・・ね?そう思いません?!啓太先輩!!」
そう言われて啓太は危うく持っていた料理を落としそうになった。
「・・とっと。あれ・・あのふたり、やっぱつきあってたんだ・・」
「え、お前の知り合いか?」
「あ・・ああ。おれの彼女の友達・・」
(・・名前聞いてなかったっけか。男のほうはー・・橋本さん、だっけか・・)
こちらから見る限り、二人は啓太に気づいてはいなかった。だが、彼女のほうはうれしそうに何かを眺めている。その笑顔から目が離せない。
顔は違うのに、一つ一つのしぐさそのものが「愛」だったのだ。
(・・馬鹿かおれ。何考えてるんだ・・・)
すると彼女は席を立った。啓太は見つからないようにあわってて厨房に引っ込み、彼女の姿を見送った。そしてそのあとは自然に、一弥のほうへ足が向かっていった。
何やら考え込んでいる様子の一弥だったが、啓太はためらいなく声をかけた。
「あ!あのっ!!」
「え?・・あ。ああ、斎藤君・・だったか。君はここで働いているんだね。」
一瞬驚いた風だったが、すぐに懐からペンを取り出し、そばにあったペーパーにさらさらと電話番号とメールアドレスを書いて啓太に手渡した。
「へ?・・なんですかこれ・・・」
「すまないが今は何も言えない。夜はたいてい出れると思うから、聞きたいことがあった僕に直接電話してほしい。・・悪い。察してくれ。」
そういうと、半ば押しのけるように啓太をその場から遠ざけた。
「え?!あっ・・はい・・」
啓太が定位置に戻ったころにちょうど彼女も戻ってきた。・・どうやら自分の姿に気がつかなかったらしい。
「・・今、だれかいませんでした?」
「いや、気のせいだよ。」
一弥はそれ以上何も言おうとはしなかったので、愛もそれ以上何も聞かなかった。
「・・それで、あの・・神永亜衣についてだけど。」
愛がそう聞こうとすると、一弥は無言で席を立つ。立ちながらレジに啓太がいないことを確認してホッと胸をなでおろした。できれば今は愛と啓太、二人を逢わせたくなかった。
「・・場所を変えようか」
「あ、はい。」
釈然としないまま愛は一弥に従った。
店を出ていく二人の姿を見送りながら、啓太は重い溜息をつく。
(察してくれ・・って。邪魔するなってことかよ。)持っていた紙を握りしめ、そのままゴミ箱に投げつけてやろうかと思ったが・・やめた。
聞いてはいけないことかもしれないし、気がつかなければよかったかもしれない。だが、あの彼女の姿は違うのに、どうしても愛の姿を重ねて見てしまう。
愛は今頃母方の実家にいるはずだった。父親と母親との離婚問題が解決するまでもう少しかかるらしい。会えない日が続くと妙に不安になるものだった。
(・・わざわざ電話しろって言うんだ。・・何か。何かあるはずなんだ。)
啓太はくしゃくしゃになった紙をもう一度きちんとたたみなおし、自分の財布に挟みこんだ。
店を出た二人はそのまま無言で歩きだした。
夜の冷たい風が容赦なく吹き付ける。息も白いので、だいぶ気温もさがっているらしい。
「・・ごめん。なんだか落ち着かなくてね・・歩きながら話そうか。」
愛は一瞬ためらったが、すぐに前を向いた。
「・・教えてください。亜衣のこと。彼女がどういう人間なのか。・・彼女の過去を、あなたはしてるんでしょう・・?」
一弥は立ち止まり、愛の姿に過去の亜衣を思い浮かべる。
「・・彼女と出会ったのは4年前。姉さんと恭司さん・・つまり義兄さん、君の父親だね。二人の再婚話がまとまった時だった。」
真実は時に残酷でもある。ゆっくり歯車は動きだした。このころからもうすでに、愛と亜衣・・二人を取り巻く環境も徐々に壊れ始めていたのだった。
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顔を入れ変わった二人の少女愛と亜衣。最初は平和な日々を過ごすものの、徐々に状況は壊れ始めていった。