No.565975

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #81

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
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大丈夫な人は駄文にお付き合いください

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2013-04-14 09:50:28 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5880   閲覧ユーザー数:5160

~ 第81話 †傷ついても白牙は健在†

 

 

曹操(そうそう)を突き飛ばし、背中で関羽(かんう)の一撃を受け止めた

咄嗟に気を練って身体を通常よりも固くしたとしても

軍神の一撃は甘くなかった・・・かなりの深手を負ったが動けないことは無い

それを証明したくて突き飛ばしてしまった曹操を見ながら

 

 

「大丈夫か?華琳(かりん:曹操真名)?」

 

 

と声をかけたのだが

関羽からの一撃を庇った俺を見て曹操が呆然としている

関羽も俺が庇った事に関して頭が追いついてないようで呆然としている

そして、多分曹操が悲鳴をあげようと目を閉じた瞬間

 

 

「華琳様ぁぁぁぁぁぁ!!」

「邪魔だよ!どいて!!華琳様の所へ行くんだぁぁぁぁ!!」

 

 

許褚(きょちょ)と典韋(てんい)の二人が敵を吹き飛ばしながらやってきて

 

 

「華琳様、早くこちらへ!!」

 

 

荀彧(じゅんいく)も曹操に駆け寄ってきていた

それを見て俺は関羽の方を見る

 

 

「関羽、どうやら作戦は失敗に終わったみたいだな?

 俺からは追いかけるつもりはない退却するんだ」

 

 

俺の言葉にハッとなり、闘志の宿る眼になり

 

 

「貴殿はもう瀕死のはず、そこな二人程度では私は止められぬ!

 曹操殿を討たせてもらう!」

 

 

ほぉ・・・確かにまだまだ未熟な許褚と典韋じゃ関羽を止められないだろう

だけどな、俺から言わせたら関羽よおまえさんも未熟なんだぜ?

俺はため息をつきながら後ろにいる4人に言う

 

 

「荀彧、曹操を連れていけ。許褚に典韋お前達も護衛するんだ・・・さっさといけ!!

 後、関羽よ・・・自分の物差しで人を判断するなよ」

 

 

俺の怒鳴り声に後ろの4人はヒッと声上げてそそくさと下がっていった

背中の傷は確かに致命傷に近い傷だが・・・筋肉を伸縮させて傷を塞いだように見せて血を止める

これは某影っぽい技漫画を前世で見てて覚えてた知識だ

さらに呂布(りょふ)相手にすら使わなかった虎気を開放する・・・

それだけで関羽は脂汗を出しながら後退し始める

 

 

「どうした関羽?おまえさんが言ってた瀕死の相手に何故下がる

 俺を退けて、さっさと曹操に追いつくんじゃなかったのか?」

 

 

その挑発に関羽は耐えられずに突撃をしてきた

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「こぉんの!未熟者があああああああああ!」

 

 

関羽の大振りの袈裟斬りを避けて

わざと防御させる為に遅い攻撃を青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)に当てる

 

 

「きゃあああああああああ!」

 

 

それだけで10M近く吹き飛んでいって、地面を滑っていった

俺はゆっくりと歩いて、青龍偃月刀を杖代わりに立とうとしている関羽へ近づく

 

 

「分かっただろう関羽、上には上がいるということを

 そして、慢心してたからこそ相手の実力を見誤り引き際を間違えた事を

 もう一度言う・・・撤退しろ」

 

「まだ・・・私は死んではいない!!」

 

 

肩で息をしてフラフラになりながらでも構えを取る関羽

はぁ~・・・めんどくさいな気絶させて張飛(ちょうひ)に渡すか

頭をかきながら、関羽に向かおうとしたら

目の前に張飛が出てきて

 

 

「愛紗(あいしゃ:関羽真名)!もういいのだ!!

 おにーちゃんが帰って来いって言ってたから帰るのだ!!」

 

 

その言葉に関羽がふっと力を抜いて

 

 

「そうか・・・」

 

 

そういって張飛に倒れ掛かったがそれを張飛は受け止めて肩に担いだ

それを見て俺は

 

 

「張飛、俺は追いかけないから行っていいぞ」

 

「おじちゃんありがとうなのだ!!」

 

 

近くの馬に乗って去っていった

それを見て周りを確認すると、楽進(がくしん)達の活躍のおかげなのか

だいぶ落ち着いて対処して数の少なかった奇襲部隊を追い払っていた

俺の傍に他の場所にいた奇襲部隊を排除していた孫堅(そんけん)達がやってきた

俺を見るなりあわわと慌ててるが・・・はて?

 

 

「あ、主様主様主様」

 

あたふたと俺の周りを周るとう艾(がい)に

 

「ふふふ・・・九十九に傷・・・ふふふ」

 

なにやら黒いオーラを放つ司馬懿(しばい)に

 

「衛生兵はどこ!?えいせいへええええええええい!」

 

と大声を出す孫堅

そうか、俺背中に重傷負ってたわ・・・

とりあえず部隊に帯同している五斗米道(ゴットヴェイドー)に

薬を塗ってもらい、背中を縫ってもらった

この間に、楽進達と合流して曹操達に追いつくように言っておいた

さて・・・俺も曹操に会いにいくとしますかね

色々と伝言も受け取ってるしな

後は劉備の所にはもっと探りを入れておかないとな

これだけの作戦を北郷(ほんごう)だけじゃ絶対に無理なはずだ

少なくとも誰かしら軍師がすでにいるはず

まっすぐに分かることだ、今は曹操だな

なるべく安静にしながら曹操が撤退していった道を進んでいった

 

 

 

~あとがきっぽいもの~

 

 

ここで改めてチートっぷりを発揮する白ちゃんです

一応説明しましたが、筋肉を伸縮させてるせいで動きはすこぶる悪くなります

某漫画でもそんな感じだったような気がします・・・

他の人物に対応させようかと思いましたが

愛紗さんに素で勝てそうなのは白ちゃん以外だと孫堅さんですが

彼女の場合手加減というのが無理だと思い、白ちゃんにやらせました

そしたらただのチートになりました・・・ご容赦くださいっ

次は華琳さんとの会話で、今回の話は終わります

そして、ようやく連合話にいけると思います

 

亀より遅い駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


 
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