No.562101

魔法少女リリカルなのは—守る者の為に—

FalSigさん

新しく書いた二次創作です。
主人公の設定等はこの後出します。

駄文で申し訳ありませんが、読んでください。

2013-04-03 00:21:55 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1818   閲覧ユーザー数:1709

第0話

微睡から覚めると、そこは白い光の差し込む庭のような場所、いや庭そのものだった。体中がだるく動きづらかった。気持ち良い心地なのでそのまま寝ていたい、そう思ったとき、突然話しかけられた。

 

「おはようございます、柊二君。」

 

美しい声が聞こえたが、頭はぼおっとしている。見覚えのない顔であった。そういえば、さっきからいるこの場所は見覚えがなかった。どうしてここにいるのかもわからなかった。

 

「…か?柊二君聞こえていますか?」

 

「あ、はい。」

 

話しかけられていたようだ。やはり頭がぼおっとして聞こえづらい。しかし、だんだん視界も聴覚もクリアな状態になってきた。

 

「…大丈夫ですか?まだぼおっとしますか?」

 

「ええ、でも話は聞こえます。」

 

そう答えると、美しい女性はほっとしたように微笑んだ。そのあまりにも美しく可愛らしい笑顔にドキッとしてしまった。

 

「すいません、どうしてオレはここにいるのでしょうか。あと失礼ですがあなたには見覚えがありません。」

 

「ごめんなさい、あなたの住んでた世界が壊れてしまい、次元の狭間に飛ばされたのを保護したのです。」

 

「世界?どういうことです?」

 

「ああ、あなたの世界は別次元に違う世界が存在しないと考えられてたのですね。」

 

「え、あ?別次元?」

 

いきなり、そんな訳の分からない単語が出てきて困っていると女性は、

 

「ええ、世界とは一つではなく様々な次元にも多くあります。あなたの世界のあった次元はこの世界から一番遠かったのですが、異常な魔力反応がしたと思ったら突然消滅しました。」

 

「消滅?ならば、何故オレは生きてるんですか?消滅したとなればオレは一緒にこの世から消えてなくなっているはずじゃ?」

 

消滅したというのなら、何か大きな事件が起きていたはずじゃないか。しかしその場所にいたという記憶はあるのだが、オレが何をしていたのかなどの記憶が全くもってなかった。

 

「それは私にもわかりません。」

 

「なら何故オレが、その次元の狭間ってところに漂っていることがわかったんですか?」

 

「この世界は、あらゆる世界を見れる所なんです。そして、この世界には私しかいません。俗にいう神様的なものです。なので、あなた一人が狭間に漂っていたので保護しちゃいました。」

 

大体の内容は把握できた。つまり、そのオレがいた世界は何らかの理由により消滅し、その時になぜか助かったオレはこの女性に助けられた。

ちょっと待て?なぜオレの名を知っている?

 

「柊二君はいま、私がなぜ自分の名を知っているんだと思いましたね?」

 

「あ、はい。」

 

「ああ、そうでした、私の名前はシーエ・ヴァラフィナです。」

 

急に自分の名を名乗ると、ニコニコしていた顔を引き締めた。

「あなたのプロフィールは調べさせていただいてます。あなたは記憶がないようなので簡単に説明します。柊二君のいた世界ではあなたはいわゆる戦闘民族だそうです。細かいところは私もわかりませんが。」

 

「そうなんですか。」

 

自分が戦闘民族と言われても、しっくりこない。

 

「シーエさんはオレを助けたのには理由があるんですよね。」

 

当然、たかが一人次元の狭間に漂っているところを保護するには理由があるはず。

 

「ええ、お願いがあるんです。聞いていただけますか?」

 

シーエは上目使いでこちらを見てきた。そんな顔で言われたら断れない。

 

「わかりました。で、そのお願いというのは?」

 

「ありがとうございます。お願いというのは、柊二君のいた世界と似ている世界があるんです。」

 

「で、その世界がどうしたんですか?」

 

「あなたの世界を消滅させた人間の一人がその世界に潜伏しているようです。」

 

「…そうですか、オレはその世界に行って、その人を殺せばいいのですか?」

 

簡潔に述べた。その時のオレは殺気がすごかったらしく、シーエはすこし驚いていた。しかし、オレは人を殺すということに何の違和感も感じなかった。戦闘民族ゆえにか。

 

「本当は、どの世界にも介入できない決まりなんです。でも、柊二君の人生がこのまま終わるのも嫌だったので、助けちゃいました。そして、その一人は殺さなくてはなりません。同じ惨劇を繰り返さないためにも。」

 

「それは、どうも。」

 

記憶がないこの状態で助けられても逆に困るだけだな、なんて思った。

ん、介入できないなら、今までの会話はなんだったのだろう。意味がないのではないか。

 

「介入できないはずなのに、オレをどうするんですか?」

 

「柊二君をその世界に飛ばします。ここでの記憶はほとんど失ってしまいますが、必ず思い出すはずです。その人を殺していただければ、好きに生活してください。」

 

好きにと言われてもどうすればいいのやら、意外と大雑把な神様的な人だ。

 

「その世界は、魔法少女リリカルなのはというらしいですがよく分からないので、自分で見て確かめてください。」

 

「マジすか。まあ、記憶がなくなるから別にいいですけど。」

 

「最後にこれはあなたにプレゼントです。」

 

それは日本刀のようなものだった。

 

「これは、デバイスというものであちらの世界で必要になります。これぐらいは許される範囲でしょう。」

 

『こんにちは~、あなたが主人?』

 

「うわっ!」

 

いきなり日本刀?から声がした。

 

『私の名前はシェルム・プリンツェッスィン、宜しくね~。』

 

「ああ、よろしく、シェルン、でいいか?」

 

『いいよー、長いもんね、私の名前。』

 

最後にシーエは言った。

 

「これは俗にいう転生に近いんですがちょっと違います。あとはがんばってください!ではさようなら。」

 

そうシーエが言うと意識が遠く離れていった。

 

あとがき

すいません、懲りずに新しく魔法少女リリカルなのはの話を書いてみました。結構最初から長くなってしまってすいません。

いろいろ、矛盾点があるんですが、つまりすべての世界を統治?的なことしてる世界に保護された主人公が仇討ちをするためになのは達の世界に行くって感じです。まあその後はこれからの展開によります。

まあ、意見等あればコメントお願いします。

 

駄文ですが、読んでいただければ幸いです。

 


 
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