No.560751

仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望 52

朱里と雛里の策は成功し、ゾル大佐をおびき出し袁紹の誤解を解く事に成功した。しかしゾル大佐はひるまず、黄金狼男としての正体を現すとさらに満月の光を吸収し巨大化する。スーパー黄金狼男にパワーアップした狼男はその圧倒的な力を見せつける。このままでは全員が殺されると判断した本郷は一文字に持たせていた煙幕を投げるようにいい、その場から全員撤退するのであった。

2013-03-30 13:44:55 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:1367   閲覧ユーザー数:1349

黄金狼男 真の力発揮!危うしダブルライダー! Cパート

 

故・納谷 悟朗氏に捧ぐ・・・・・

 

本郷達がゾル大佐をおびき出した場所から少し離れた洞窟

 

そこにスーパー黄金狼男の攻撃から逃げてきた本郷たちが隠れていた。

 

しかしすぐに奴に見つかってしまうだろう。

 

そしてそこに逃げ込んだ本郷はこういう。

 

本郷猛

「・・・・・皆いるか?」

 

愛紗

「はい全員無事です」

 

桃香

「だけど全身土まみれだよ~ うっうう・・・」

 

無理もない。 間一髪ミサイルに直撃しなかったとはいえ爆風で土が舞い上がったの

 

だから。

 

「いや命があるだけまだマシだぜ桃香さま・・・」

 

鈴々

「あんな攻撃してくるなんてとんでもない化物なのだ!」

 

一文字隼人

「悪かった・・・・俺はゾルをよく知っているつもりだったが

奴にこんな能力があるとは知らなかった」

 

朱里

「い、いえ・・・一文字様が悪いわけでは・・・」

 

一文字隼人

「いや・・・・奴が大幹部だからこそ、他の怪人にはない特殊能力を

持っていることは充分想定できた。」

 

本郷猛

「ああ・・そうだな その事は俺も充分考えておくべきだった」

 

「それよりどうされます? 逃げることはできましたがきっといずれ

見つかりますよ」

 

星の問いに本郷はこう答える。

 

本郷猛

「・・・・俺達が黄金狼男を足止めする 皆はその隙に益州に

逃げろ」

 

白蓮

「なっ?」

 

「何言ってるんだよご主人様!」

 

蒲公英

「そうだよ!相手はあんなドカン!と爆発する武器を無差別に

撃ってきた化物なんだよ!」

 

愛紗

「蒲公英の言うとおりです! 今のご主人様達だけでは到底勝てる相手では

ありません! 充分な策を練ってから・・・・」

 

本郷猛

「・・・いやもうそんな時間はない」

 

愛紗

「えっ?」

 

本郷猛

「奴はもうこの近くまできてる」

 

 

一文字隼人

「見つかるのも時間の問題だ」

 

改造人間本郷猛、一文字隼人の聴覚は人間の数十倍ある。

 

遠くからの音を聞き分けることも可能なのである。

 

そして

 

スーパー黄金狼男

「ウオオオオオオオオオオン・・・・どこだ本郷猛

一文字隼人・・・・」

 

かすかだがスーパー黄金狼男の声が愛紗達にも聞こえてきた。

 

桃香

「ひえええええっ! 近くまで来てますよ!」

 

鈴々

「このままじゃ見つかっちゃうのだ!」

 

二人が震えていると本郷に気絶させられた麗羽が目を覚ます。

 

麗羽

「う、うううん・・・・ここはいったい?」

 

斗詩

「麗羽様! お目覚めになったんですね!」

 

麗羽

「はっ! ・・・・・そうですわ 私は本郷さんにお腹を殴られて

気を・・・なぜ殴ったのですの本郷さん!」

 

猪々子

「麗羽様・・・・本郷は麗羽様を助けてくれたんですよ」

 

麗羽

「どういう意味ですの? それに貴方がた なぜ、土まみれ・・・・

って!私まで!?」

 

麗羽は自分まで土まみれになっている事に驚いていた。

 

斗詩

「麗羽様・・・麗羽様が向かっていこうとしたあのゾルって

男・・・・とんでもない狼の化け物だったんですよ」

 

麗羽

「化け物ですって? そんなのいるわけが・・・・」

 

麗羽がそういおうとしたその時

 

スーパー黄金狼男

「・・・・隠れても無駄だ・・・・匂うぞ・・・・近くにいるな

グオオオオオオオオオ・」

 

思わず背筋が凍るような不気味な声が遠くから聞こえてきた。

 

麗羽

「い、今の身も震えるような不気味な声は一体何なんですの!?」

 

猪々子

「ひいいいっ! あ、あいつ近くまで来てやがる!

(ガクガクブルブルッ)」

 

猪々子はなるべく見つからないように自分の姿を隠し

 

雛里

「こ、怖いよ 朱里ちゃん・・・・」

 

朱里

「雛里ちゃん・・・・・(ガクガク)」

 

朱里と雛里はお互い抱きあう。

 

麗羽は猪々子、斗詩そして朱里、雛里が震えているのを見てこれは

 

尋常じゃないと判断した。

 

麗羽

「貴方がた・・・なぜそんなに震えて・・・」

 

一文字隼人

「袁紹まだ分からないのか!? 彼女達は奴が近づいて

いるから震えているんだ」

 

麗羽

「えっ?」

 

本郷猛

「それに全員土まみれなのは奴の攻撃を受けたからなんだ

死ななかったのが不思議なくらいだ」

 

麗羽

「・・・・ほ、本当ですの?」

 

愛紗

「本当だ」

 

桃香

「本当です」

 

「・・・恋もあいつの攻撃そらすので精いっぱいだった

おかげで方天画戟ボロボロ・・・・」

 

恋は袁紹にボロボロになった方天画戟を見せる。

 

麗羽

「ど、どうやら・・・本当のようですわね」

 

袁紹はボロボロになった方天画戟を見て彼らが言っていることが事実だと知る。

 

そして本郷と一文字は外に出ようとする。

 

本郷猛

「よし行くぞ一文字」

 

一文字隼人

「ああ・・・ここで奴を食い止めなきゃな・・・」

 

愛紗

「お、お待ちくださいお二人とも!」

 

本郷猛

「大丈夫だ愛紗 俺達は絶対に負けたりはしない

必ず生きて皆の元に戻る」

 

愛紗

「で、ですがご主人様・・・」

 

本郷猛

「それに今まで俺がゲルショッカーに負けた事あるか?」

 

愛紗

「い、いいえ・・・・」

 

愛紗はこれまで本郷こと仮面ライダーが苦戦しながらも、

 

何度もゲルショッカーに勝利したことからそういうしかなかった。

 

一文字隼人

「じゃあ行ってくる」

 

 

本郷と一文字が戦いに向かおうとしたその時

 

麗羽

「お待ちください」

 

麗羽が二人を呼びとめる。

 

本郷猛

「何だ袁紹?」

 

麗羽

「貴方達の話が本当なら、何故戦いに向かわれるのですの? 今の

話ではあの男に勝てる見込みはほぼないはずですわよ」

 

麗羽の問いに本郷は

 

本郷猛

「勝てる勝てないは関係ない・・・・大切なのはゲルショッカーから

皆を守ることができるかだ」

 

麗羽

「何故貴方達は守るために戦うのですの?」

 

麗羽の問いに今度は一文字がこう答えた。

 

一文字隼人

「それはな・・・・・」

 

麗羽

「それは?」

 

一文字隼人

「俺達が仮面ライダー 天の国からやってきた『正義の味方』だからだ! フンッ!」

 

本郷猛

「フンッ!」

 

(ピュイイイイン!)

 

一文字がそういうと二人は変身する為のポーズを取った。

 

本郷猛

「ライダー・・・・」

 

一文字隼人

「変身っ!」

 

本郷猛

「変身っ!」

 

彼らの腰にベルトが現れ、一文字のベルトのシャッターが開くと、それぞれ

 

ベルトから発する凄まじい光が彼らを包み込み、本郷を仮面ライダー一号

 

に、そして一文字を仮面ライダー二号に変えて、変身した二人がその場にいた。

 

(ピュイイイイン!)

 

仮面ライダー二号

「行くぞ本郷!」

 

仮面ライダー一号

「おおっ!」

 

ダブルライダーはそういうと外へと向かっていった。

 

 

そして外ではスーパー黄金狼男が逃げていた桃香達を探していた。

 

辺りの木をなぎ倒しながら

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオ・・・いい加減出てこい本郷猛! 一文字隼人!

貴様らがこの辺に隠れているのはもう分かっているのだぞ!」

 

(シ~ン)

 

しかし、返事はない。

 

スーパー黄金狼男

「私を無視するとはいい度胸だ・・・・ん? あんな所に洞窟が

そうか奴ら・・・あそこに隠れたな」

 

スーパー黄金狼男は洞窟に近づくが体がパワーアップにより巨大化している為

 

洞窟内に入れそうにない。

 

そしてスーパー黄金狼男は洞窟に向かって叫んだ。

 

スーパー黄金狼男

「本郷猛! 一文字隼人! 貴様らがここに隠れているのは分かっている

大人しく出てこい! 出てこなければ大声の振動波で貴様らの仲間ごと生き埋めに

してやる! グオオオオオオオ・・・オオオン!」

 

スーパー黄金狼男がそういったその時

 

(ピュイイイイン!)

 

仮面ライダー一号

「俺達はここだ!」

 

スーパー黄金狼男

「むっ!?」

 

スーパー黄金狼男は上を見ると木の上に仮面ライダーがいたのだ。

 

スーパー黄金狼男

「か、仮面ライダー!」

 

仮面ライダー二号

「ゾル・・・いや狼男! まさか満月の力でパワーアップするとは

この俺達もさすがに驚いた だが貴様がいかに強大になろうとも敗れる

我々ではない!」

 

スーパー黄金狼男

「ほう? では貴様らが負けないとい言う事を証明してもらおうか!

グオオオオオオ・・・・オオオオオン!」

 

(ゴオオオオッ!)

 

スーパー黄金狼男はダブルライダーのいる木まで大声の衝撃波を吐きだした。

 

(挿入曲:レッツゴー! ライダーキック)

 

ダブルライダー

『トオオオオオオッ!』

 

ダブルライダーは衝撃波が届く前にとっさに空中高くジャンプする。

 

(ドガアアアアアアアアン!)

 

木は衝撃波を受けて粉々になるが、ダブルライダーは無傷であった。

 

そしてダブルライダーはスーパー黄金狼男の前に着地する。

 

仮面ライダー一号

「・・・・・・・」

 

仮面ライダー二号

「・・・・・・・・」

 

スーパー黄金狼男

「ガアアアアアアアア・・・・」

 

互いに睨みあい、そしてスーパー黄金狼男から攻撃をしてくる。

 

スーパー黄金狼男

「狼ミサイル・・・! グオオオオオ! オオオン!」

 

(バシュバシュバシュ!)

 

スーパー黄金狼男は両手からミサイルを発射しダブルライダーを攻撃し始める。

 

仮面ライダー一号

「ハアッ!」

 

仮面ライダー二号

「ハアッ!」

 

ダブルライダーは次々とくるミサイルを避けて何とかスーパー黄金狼男

 

に接近を試みた。

 

しかし余りにもミサイルが多くよけるので精一杯であり、しかも爆風で

 

ダメージを受けていた。

 

スーパー黄金狼男

「どうした仮面ライダー? 私のミサイルを避けるだけでは私には勝てんぞ!」

 

仮面ライダー一号

「くそ!奴のミサイルは無限なのか!?」

 

仮面ライダー二号

「何とか奴の攻撃を封じる方法はないのか!?」

 

この時一号はある事に気づいた。

 

仮面ライダー一号

「ん? そうだ、この手にかけてみよう」

 

仮面ライダー二号

「本郷何か作戦があるのか?」

 

仮面ライダー一号

「ああっ! 耳を貸せ(ヒソヒソ・・・・)」

 

仮面ライダー二号

「よしその手で行くぞ」

 

二人が話を終えた時、スーパー黄金狼男のミサイルが二人に命中寸前まで迫っていた。

 

仮面ライダー一号

「はっ!?」

 

スーパー黄金狼男

「死ねえっ! 仮面ライダー!」

 

スーパー黄金狼男がそういった時ミサイルは

 

(ドオオオオオオオオオン)

 

命中したのか激しく爆発する。

 

そしてその辺は煙で包まれてしまう。

 

 

愛紗

「ご、ご主人様!? 一文字様!?」

 

鈴々

「お兄ちゃん!?」

 

桃香

「そ、そんな・・・・」

 

その戦いの様子を隠れてみていた一同は仮面ライダーに向かって放たれたミサイル

 

が爆発するところを見てしまう。

 

よくは見えなかったが彼女達は確かにミサイルが仮面ライダーまで向かっていくのだけ

 

は分かった。

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオオオオンッ! 戦いの最中に無駄話なんかするからだ!

その事をあの世で後悔するのだな!」

 

スーパー黄金狼男がそういったその時

 

??????

「私達はまだ生きているぞ狼男!」

 

スーパー黄金狼男

「何っ!?」

 

声が煙の方から聞こえてきてそして

 

仮面ライダー一号

「トオオオオオオッ!」

 

仮面ライダー一号が煙から飛び出し、そして

 

仮面ライダー一号

「電光ライダアアアアアアアア・キイイイイイイック!」

 

一号は最強の技「電光ライダーキック」をスーパー黄金狼男

 

に当てる為に急降下していった。

 

そして一号の足は電撃で覆われている。

 

スーパー黄金狼男

「こしゃくな・・・・・グオオオオオオオン!」

 

スーパー黄金狼男は一号に両手を向けてミサイルを放つ体制になる。

 

しかし、それと同時にある事に気づいた。

 

スーパー黄金狼男

「んっ!? 二号がいない!?」

 

そう二号がいなかったのだ。

 

どこにいるのか探そうとした瞬間

 

仮面ライダー二号

「ライダアアアアアアアアアアア・卍パアアアアンチ!」

 

何と二号が突如背後から現れてパンチを背中に当てようとしていたのだ。

 

スーパー黄金狼男

「し、しまった!」

 

スーパー黄金狼男は背後からの攻撃されそうになった事に気付いたが

 

なぜか後方に攻撃を向けようとしなかった。そして・・・・・

 

(ドゴオオオオオオオオッ!)

 

(バギャアアアアアアア!)

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオオン!」

 

ダブルライダーの攻撃が見事スーパー黄金狼男に命中し衝撃でスーパー黄金狼男

 

は横に倒れてしまう。

 

桃香

「や、やった」

 

鈴々

「お兄ちゃん達の攻撃が当たったのだ!」

 

スーパー黄金狼男

「グ、グオオオオオオオ・・・・い、今のは効いたぞ 貴様らなぜ無事なんだ

私のミサイルは確かに当たったはずだ・・・」

 

倒れていたスーパー黄金狼男はダブルライダーに聞くと二人はこう答える。

 

仮面ライダー二号

「それはな、お前のミサイルが当たる瞬間俺は最大パワーのライダーパンチを地面に打ち込み、その衝撃で岩の壁を作って貴様の攻撃を防いだのだ!」

 

スーパー黄金狼男

「何と!?」

 

スーパー黄金狼男はさっきまで二人がいた場所を見ると確かに地面が盛り上がった

 

後があった。

 

仮面ライダー一号

「そして貴様が俺達を倒したと思いこみ油断している間に二号は地中からお前の後ろ

に回り込み俺は貴様の気をそらす為、貴様の正面に出たのだ」

 

スーパー黄金狼男

「そういうことだったのか・・・」

 

仮面ライダー二号

「貴様のミサイル攻撃は確かに強力だ だが威力が余りにもありすぎて

撃ちだす力も半端じゃないから、正面以外の敵には対処できない そうだろ?」

 

スーパー黄金狼男

「くくく・・・・その通りだ だが・・・それがどうした?」

 

仮面ライダー一号

「何っ!?」

 

スーパー黄金狼男

「所詮ミサイルなど単なる付け焼刃。パワーアップした私の本当の持ち前はこれだ!」

 

(ビュン!)

 

仮面ライダー二号

「なっ!?」

 

何と倒れていた狼男は一瞬にして姿を消したのだ。

 

 

そして

 

(ビュン!)

 

仮面ライダー一号

「はっ!?」

 

とっさに後ろに回り込まれたと察知し振り返ろうとするが

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオン!」

 

(ドゴオオオオオオ!)

 

ダブルライダー

「ぐわああああああっ!」

 

(ドガッ!)

 

振り返りきる寸前に攻撃されダブルライダーはそれぞれ木々に叩きつけられる。

 

仮面ライダー二号

「くそっ! トオオオオオオッ!」

 

二号はジャンプして急降下パンチでスーパー黄金狼男を攻撃しようとするが

 

(ビュン!)

 

仮面ライダー二号

「なっ!?」

 

攻撃がかわされ、さらに背後に回り込まれると

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオ!」

 

巨大な腕ではたかれてしまいまた木に叩きつけられた。

 

仮面ライダー二号

「ぐわああっ!」

 

仮面ライダー一号

「一文字っ!」

 

一号はすぐさま二号の元に加勢に向かおうとするが

 

(ビュン!)

 

仮面ライダー一号

「なっ!?」

 

何とスーパー黄金狼男はいつのまにか自分の前に来ており

 

そして

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオ」

 

(ガシッ!)

 

いきなり体をつかまれ

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオッ!」

 

二号の元に投げつけられる。

 

ダブルライダー

「ぐわあああっ!」

 

ダブルライダーは互いにぶつかりその反動で木々が数本なぎ倒される。

 

(バキバキバキッ!)

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオオオ・・・・」

 

 

スーパー黄金狼男がうなり声をあげてる時この様子を隠れてみていた

 

彼女達は驚愕する。

 

桃香

「ああっ・・・・ご主人様達が・・・・」

 

「何だよあいつ・・・み・さ・い・るとかだけじゃなくて

素早さも武器なのか?」

 

蒲公英

「速いだけじゃなくてあの狼男凄い力だよ」

 

蒲公英は木々が倒されているのを見て怪人の力を理解した。

 

そして朱里はある事に気づいた。

朱里

「もしかして・・・・」

 

鈴々

「どうしたのだ朱里!?」

 

朱里

「もしかしたらさっきのミサイルとやらの攻撃はご主人様達の気をさらす為の

おとりだったのでは・・・・本当の最も優れた能力を隠す為に・・・」

 

雛里

「私もそう思います。 私達をすぐに殺さなかったのもミサイルが狼男の主力

だと深く印象付け恐怖心を与える為・・・・」

 

愛紗

「そ、そんな・・・・二人とも何とかして奴の動きを見きる方法はないのか!?」

 

朱里

「無理です。 相手が余りにも速すぎる上に、動きに何の法則もありません。

あれはもう高速移動ではなく瞬間移動です」

 

雛里

「きっと見切られる事を予測しての移動です」

 

白蓮

「な、なんて奴だよ・・・・」

 

その時恋が二人の元に向かおうとしているのに音々音が気づく。

 

音々音

「ど、どこに行かれるんですか恋殿!」

 

「二人助けに行く・・・・」

 

それを聞いた桃香と愛紗は慌てて

桃香

「待って下さい恋さん 気持ちは分かりますがあの素早さではいくら恋さんでも

無理です!」

 

愛紗

「そうだぞ恋! いくらお主が最強の武人でも奴のあの

速さは尋常ではない!瞬殺されるぞ!怪人の強さはお主が

良く知っているはずだ」

 

「でも・・・・・」

 

愛紗

「それにご主人様達は言っていた。 必ず生きて帰るって

だから信じるんだ ご主人様達は負けないとな・・・」

 

「恋もご主人様達勝つって信じたい・・・・でも・・・」

 

鈴々

「でも・・・・?」

 

「このままじゃご主人様達負ける・・・」

 

恋の指差す方向を一同は見る。

 

一方的にスーパー黄金狼男に甚振られるダブルライダーの姿を

 

 

そして恋は

 

「このまま隠れて見ているなんて嫌・・・」

 

「恋・・・・・」

 

朱里

「こうなったら・・・・・」

 

鈴々

「朱里何か策を思いついたのか?」

 

朱里

「天に祈るんです。 ご主人様達を助けて下さいと」

 

「おいおいっ! 今はお祈りしている場合じゃ・・・・」

 

朱里

「それでも何もしないよりは遥かにマシです!」

 

朱里にそう言われた一同は

 

雛里

「朱里ちゃん・・・私も神様にお祈りする」

 

愛紗

「分かった 朱里私も祈る」

 

桃香

「私も祈るよ」

 

鈴々

「鈴々もお祈りするのだ!」

 

「しょうがない今回は神に祈るしかないようだな」

 

「ああ・・・・」

 

蒲公英

「神様が私達の願いを聞いてくれる事を信じようよ」

 

「・・・・恋も神様にお祈りする」

 

音々音

「音々音もお祈りするのです」

 

 

全員天に祈る事を決めた。

 

そして一同は天の方を向いて手を合わせて祈り始めた。

 

一方ダブルライダーは未だにスーパー黄金狼男の

 

素早い動きとパワーに翻弄され、反撃ができないでいた。

 

スーパー黄金狼男

「グオオオオオオオオオ・・・・ここまでだな仮面ライダー」

 

仮面ライダー一号

「お、己ッ・・・・ゴホッ!」

 

仮面ライダー二号

「なんて奴だ でかい図体の上に素早いなんて・・・ゲホッ!」

 

ダブルライダーはマスク越しに吐血もしている。

 

改造人間とは言えかなりのダメージを受けたのだから無理はない。

 

スーパー黄金狼男

「所詮貴様らではパワーアップした私の敵ではない 今ここで止めを

さしてやる」

 

するとスーパー黄金狼男はゆっくりとダブルライダーに歩み始める。

 

もはや素早く動く必要はないと判断したようだ。

 

このままダブルライダーはスーパー黄金狼男に倒されてしまうのか?

 

それとも彼女達の願いが天に届き、ダブルライダーに勝機が来るのだろうか?

 

つづく

 

次回予告

ゲルショッカー首領

「SSのご覧になっている諸君。いよいよ我々の宿敵仮面ライダーの

最期が近いようだ。 狼男よ!ゲルショッカーの野望達成の為にも必ず

仮面ライダーを倒すのだ 次回「大逆転! ダブルライダーの勝利」でまた

会おう ・・・何だと!?逆転されるだと!?」


 
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