No.559822

真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第1章 拠点ー緋蓮編

雪月さん

常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております

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2013-03-27 20:59:36 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:5922   閲覧ユーザー数:4643

拠点ー緋蓮編 『 母 緋蓮 』

 

 

 

 

これは先日開かれた孫呉の独立を記念しての酒宴での祭と楓の会話の一コマである(※第1章 10話参照)

 

「我々も独立を果たしたのじゃ 領土でもない寿春にいつまでも埋葬しておくっていうのはどうかの?

 呉公や韓当、祖茂達の遺品も含めた改葬(※墓移動のこと)を行うのはどうじゃ?」

 

「確かに改葬するいい機会だね

 袁術達がどういう行動に出るのかが読めないけどねぇ

 とりあえず堅様と協議した上で打診してみるよ」

 

「おう 楓 よろしく頼む!」

 

この会話の遣り取りを奇跡的に憶えていた楓から、後日事情を聞いた緋蓮は、袁術側と諍いを起こさないよう配慮をする為

紅を介して袁術側へ打診してのであった

 

仲介を務めた紅が寿春に赴いた処、袁術側が提示した条件とは・・・

 

条件の一つめは、北郷一刀並びに孫家の血族の者達の入国は許可しないので代わりの者を遣す事

条件の二つめ、改葬に関しては呉公には生前世話になった礼もあるので許可するという

 

美羽が不在で対応した七乃からの至極簡単でマトモな条件提示があっただけで

どういうイジメ的な事を仕出かしてくるのか!?と警戒していた孫家側としては拍子抜けしたものであるが・・・

 

条件の入国に際して、呉公と関係のない一刀の名前がどうして挙げられていたのかが周囲の笑いを誘っていた

というのも、どう考えてみても袁術に対して行った”おしりペンペン事件”(※第1章 4話参照)が尾を引いている事は明白であった

幼かった美羽のトラウマになっているのであろう・・・ことは想像に難くなかった

 

さすがに顔が引き攣り苦笑いをする一刀であったものの・・・

人の良い一刀はすこしやりすぎたか・・・と反省しきりであった事は言うまでもない

 

という事情もあり、緋蓮が行う事が出来ないので、提案した祭に全てを委任し改葬すべく寿春へと旅立っていった

 

改葬の呉側の場所の選定については、楓が場所の選定の任に当たっていた

改葬に立ち会えない緋蓮の心中を(おもんばか)ってなのか

 

くれぐれも堅様のことをよろしく頼みますと迫られる念の入れようで・・・押し負けた格好の一刀である

さすがに、重鎮の楓にここまで脅迫?とも言えなくもない迫力で頼られては・・・気にしない訳にもいかず

緋蓮の姿を探すものの・・・一向に見つからなかったのである

 

 

 

 

方々を探し回るも見つからず、終には建業の街を囲む城壁の上まで捜索範囲は及ぶにあたり、さすがにここにはいないだろう・・・

と諦め振り返ろうとした視線の遥か先に、緋蓮がぽつんと一人頬杖をついて佇んでいる姿をみつけ近づく一刀

 

「一刀君・・・か」

 

「探しましたよ 緋蓮さん」

「何か私に緊急の用事?」

「いえ・・・姿が見えず気になったので・・・どうしてここに?」

と楓に脅迫めいて頼まれたとは口が裂けても言えなかった一刀である

 

「ん~ 寿春へ旅立つ祭を見送ってから・・・ね なんとなくかな

 この地平線まで見える景色がご先祖様でもある孫武様もご覧になられてたのかなって・・・

 こうして時間を忘れて景色を眺めるなんてこと・・・今まで時間が取れなかったしね」

と言った後の一刀へ向けられた寂しそうな緋蓮の笑顔に、ついつい自身の母である緋蓮を連想させ重ねて見てしまう一刀がいた

それを悟られぬように誤魔化す意味で緋蓮に質問する一刀

 

「緋蓮さんから見て呉公とはどういった方だったので?」

「そうね そう言えば一刀君はあの人に会った事なかったわよね」

「はい・・・聞くのも口に出すのも禁忌みたいでしたので・・・」

 

「そうね・・・何から話そうかしら あの当時はほんと悪夢だったわ 夢で済んだのならどれだけ嬉しかった事か・・・

 あ! でもでも今はそれほど深刻じゃないわよ? 独立も果たせた事だしね」

と一刀に気を使い急いで笑顔で繕うものの・・・痛々しいことこの上ない 

それだけ心の傷が深いと容易に感じる事が出来た一幕でもあった

 

「話を戻すとね あの人は幼少の頃より知勇兼備の将になるだろうと将来を嘱望されていたわ

 私には全く関係ないと・・・私には才色兼備のさの字の噂すらなかったけれど・・・フフフ」

と笑う緋蓮にちょびっと恐怖が走った一刀だったりする

 

「ただあの人はいつも私に言っていたわ 緋蓮お前には俺にはない大陸を統べる才能があるとね・・・

 これからはお前の副官として、常に傍らにいて俺の全てをお前に預けるっていう真剣な面持ちでね

 決意のようで可笑しな求婚の誓いの言葉をもらって・・・

 結婚してからはあの人の言葉にのせられるかのように・・・それから大陸中を駆け回ったものよ

 

 そういえば途中、翡翠・・・これ真名だわね えっと馬寿成 馬騰?って言えば判るかしら?と不倫騒動にも発展したかしら

 こちらは娘が一人いるが未亡人だから気にするなとか・・・

 英雄なら女妾を侍らすのも甲斐性の内とかって吐いてね・・・ホント図々しいったらありゃしない・・・

 あぁ・・・なんだか・・・あの当時の腹だたしさが思い出されてくるわ・・・あの雌馬!

 

 討伐対象の韓遂の軍勢そっちのけで、夫を中央に挟んで翡翠と両軍を展開させ睨みあったわね 確か・・・懐かしいわ~」

 

そら恐ろしい事をそんなにサラリとカミングアウントされてもというか・・・回顧録を笑顔で語り流されても・・・一刀困っちゃいます

と自身の事ではないのに、こんなに肩身の狭い思いをするのは・・・なんだか呉公の事が他人事に感じられない一刀である

 

生きていらしたなら、きっとお互いの手を取り合い同志よ!と涙を流した事は想像に難くない

 

「不倫騒動の事とは置いておくとして・・・副官としてのあの人はホントに優秀だった

 まさに痒いところに手が届く存在、私にとって唯一無二の存在 それは雪蓮や蓮華、小蓮達子供達にとってもでしょうけどね」

と不倫騒動の事を横においてもらえたことに、ホッと一安心し胸を撫で下ろし聞き手に徹している一刀

 

緋蓮の話は想いは・・・行き場を求めてさらに止め処なく紡ぎ出されていく・・・

 

「雪蓮に関しては私の悪いところばかり似たのか・・・良人や祭、楓達からいつも私に瓜二つと言われていたわ 

 雪蓮の性格も関係しているとは思うのだけれど、二人とも言いたいことは言う性格だしね

 

 私は雪蓮を孫呉の意思を継ぐもの取りと決め、少々の事では動じぬよう様々な事を経験をさせてきた 良人から何と言われようとも・・・

 幼かった雪蓮一人では挫ける可能性もあったから

 同じ歳で幼い頃から”天童”と噂のあった冥琳を引き取り、二人を徹底的に育て上げたつもりよ

 雪蓮や冥琳にとって、私の育成方法は想像の埒外であっただろうけどね フフフ 

 

 それも孫呉の次代を担ってもらう為に課した試練・・・

 

 蓮華は逆で夫に瓜二つと言っていい程の真面目な性格で神経質それでいて優しい、本当に私の子供かと拍子抜けしたものよ

 ただ初見の敵を軽んじてしまう辺りは、まだまだなのでしょうけれど・・・

 雪蓮を跡取りと決めていたから、蓮華の育成に関しては

 ほとんどその時の従事長、咲の母親と途中から加入してきた王林に任せっきりだったのだけれどね

 それでも雪蓮にもしもの事がないとも限らないから、成長してきたら色々と習わせたけれど・・・

 

 さすがに小蓮が生まれる頃には、孫呉も功をあげ領土も得て上昇傾向だったものだから夫婦共々忙しくて・・・

 私は全然構う事が出来なかったわ

 産んでからちょっとして、すぐ夫も亡くしちゃったからなのかしら・・・ 

 寂しい想いをさせてしまっているんだろうって思うと、不憫で全然キツく叱れなかったわ

 でも小蓮もいい子に育ったわ 勉強から逃げる癖は直さないといけないだろうけど

 姉達の事・孫呉の皆を大切に思い、自分が果たせる役割を必死に探してる あの子なりにね 

 

 反対に雪蓮や特に蓮華からすぐに”甘やかさないで”って注意されちゃうんだけどね どちらが母親なのか判らなくなったわ ふふふ」

 

「・・・そうだったんですか」

呉公のこと、雪蓮を始めとした娘達のこと、緋蓮の想いにありきたりであるがそう答えるしか出来なかった一刀である

 

「ええ 私は領土を広げ家臣を増やしという点では良き主君であったかもしれない・・・

 でも良き母親であったとは全然思わないわ むしろ失格でしょうね

 だから一刀君をこんなに魅力的に育て上げたというのが・・・ね

 詳しくは聞いてないけれど、転生した私っていうじゃない? そうした事実が全く信じられないのよね」

 

「緋蓮さんの全てを見聞きした訳ではないので、想像の範疇でしか答えられないのですが・・・

 恐らくは雪蓮と同じ教育方法であったのではないでしょうか

 

 母は二言目には”貴方には”使命”がある ”使命”を全うできるように努力なさい”

 弱い事・使命を果たせない事は、死に等しく死した後も罪悪でしかないわよって言うのが口癖でしたから・・・

 

 今想うと母はこうして俺が飛ばされる事を予期していたような・・・今はそう感じています」

 

「そう・・・罪悪・・・か 厳しい一言ね 耳が痛いわ 本当に感謝しなきゃね 一刀君を育てたという私に・・・」

「ひっ 緋蓮さん・・・」

と驚く一刀を尻目に、緋蓮は一刀を力いっぱい引き寄せ抱きしめる・・・ 

 

緋蓮のふくよかな胸に埋まって、息苦しく恥ずかしい事この上なかったが嫌ではなかった

むしろ馥郁たる香りが漂う・・・なんとも懐かしい温かさを感じた一刀であったのでつい口から・・・

 

「かっ母さん・・・あっ すっすいません! 緋蓮さん!」

と意図せず言葉が滑り出してしまい、顔を赤らめつつ急いで言い繕い、慌てて緋蓮から離れようとするものの・・・

緋蓮に離して貰えず、抵抗を止め大人しく緋蓮に抱かれている一刀であった

 

「ふふ ”女”として見られないのは、ちょっと残念だけれどぉ~

 一刀君みたいな息子も授かりたかったわ 

 将来、雪蓮や蓮華、小蓮の三人の誰かのお婿さんにはなるだろうから・・・

 私の息子には違いないのだろうけれど! フフフ」

と一刀と視線を合わせ、意地悪く含み笑いを浮かべウインクをし”からかった”上で

再度一刀を優しく抱きしめ、片手で髪をやさしく梳いたり頭を撫でる緋蓮

 

「貴方のおかげで私は・・・良人が亡くなった今でも、希望溢れる未来を歩むことが出来ているわ

 本当にありがとう”一刀” これからは遠慮しないで”母さん”って気軽に呼んで」

緋蓮はこの時初めて、一刀を”呼び捨て”で呼んだのだった・・・

 

その言葉を聞いた一刀は、聞き違い等ではなく、孫文台・緋蓮と”母・緋蓮”の言葉としての記憶と重なり

込められた想いが・・・ぬくもりが・・・失われし遠き日々の懐かしさを呼び起こし、素直に心地よく緋蓮に身を委ねる一刀であった 

 

「ひれっ・・・ 母さん・・・」

「ふふふ 母さんでいいわ ”一刀”は甘えん坊さんなのね」

と顔を赤らめ恥ずかしがる一刀を猶も優しく抱きしめながら・・・

一刀の背中をとん・・・とん・・・とリズム良く手のひらで叩いてあやす母となった孫文台・緋蓮であった

 

二人が刻むリズムと包み込む確かなぬくもり・心の安寧は

この悠久の刻の中で一瞬の邂逅であったのであろうか・・・はたまた幻であったのだろうか・・・

本当の親子となったありし日の光景と重なり混ざり合い、今また新たな一歩を刻んでいくこととなった

 

それより数日後、寿春より無事に遺品を手に帰還を果たした祭

楓が探し出したという新たな埋葬場所は、建業の街からそう離れてない近くに小川が流れる静かで趣のある場所を選んでいた

寿春で埋葬されていた時と同じような、静かで厳かな雰囲気を持つ場所であった為、緋蓮や祭も納得の場所であった

 

改葬する日取りが決定すると共に記念碑も建てられ、以後、改葬当日を呉で初となる『祭日』と制定したのである

 

 

 

 

その後の緋蓮と一刀の関係がどうなったのか・・・というと

 

執務室へ大量の書簡を手に持ち近づいていく一刀

 

「邪魔するよ~」

「一刀じゃな~い! うわぁ~」

「はい これ・・・雪蓮の分ね」

「ぶ~~~~~ 多いよぉ~~~~かずとぉ~ これじゃおそとであそべなぁ~い!」

と雪蓮の分の書簡を渡し余った片方の手で、駄々をこねる雪蓮の頭を撫でてなだめる一刀

 

「一刀 なぁに?」

「母さん 至急この重要案件の書簡に目を通しておいて」

 

「はいはい わかりました! 母さんももう歳なんだから・・・もう少し母さんを労わってくれない?」

「はぁ~ こういう時だけ年寄りぶるのは止してくれよ まだ年寄りって年齢でもないだろう?」

「あら! 嬉しい事言ってくれるじゃない 一刀」

「若いって言って欲しいんだろ?」

「当たり前じゃなぁ~い♪ 永遠の17歳と認識しておいて!」

 

「17歳・・・とぴぃーーーーーーーーーヶ月(ボソ」

「か・ず・と? い・ま な・に・か言ったかしら?」

こういうコメカミをヒクヒクさせ、凄みを利かしながらも笑みを絶やさない恐ろしい処は

あちらにいる時と大差ないなと苦笑する一刀である

 

「イイエ! なぁ~んにも! それじゃ母さん 頼んだ書簡よろしく!」

と態勢が悪くなる前に、早々に退散しようと背を向け部屋を去っていく一刀

 

「一刀!」

と緋蓮は一声叫ぶと、後ろを向いている一刀に向け容赦なく書簡を飛ばすも・・・

「おっと!」

と緋蓮が投げてよこした書簡を後ろを振り返る事もなく難なく受け取ってみせる

 

このやりとりも懐かしいなと感じていた一刀である 

あちらでは今回の書簡などという生易しいものではなく・・・包丁やカッターや鎌などが容赦なく飛んできたものだが・・・

 

「今頼まれた至急と言われた書簡の返答よ」

と次の仕事の書簡に目を通しながら答える緋蓮

 

「おお! 珍しく仕事が速いね 母さん」

「珍しくは余計よ! 全くもう・・・」

と苦笑しながら仕事に向き合う緋蓮と、何事もなかったように苦笑しながら執務室を後にする一刀

 

以前にも増して親密さを増した緋蓮と一刀の二人のやり取りを

同じ執務室で仕事をしていたものの・・・割り込む事も出来ず呆然と視線だけで追っていた雪蓮と冥琳と楓の三人であった・・・

 

「冥琳、楓 どういうことよ? 二人の関係が何やらおかしくない? 呼び方すら変わってるし・・・何か聞いたり知ってる?」

「さっさぁ~? さっぱり あっ いえ・・・雪蓮様 全く・・・」

自身が一刀に頼み込んだとはいえ、余りの二人の変わり様に驚きのあまり、礼を失するヘマを仕出かしつつも猶も誤魔化す楓であった 

 

「そっそう? 冥琳はどう?」

楓の粗相に何かあると感じたものの・・・深くは追求せずに冥琳へと流す雪蓮

 

「私も初耳だよ 雪蓮・・・」

というように、冥琳の驚きの表情など一目見れば長年の付き合いでわかる雪蓮であるが・・・

念の為聞かざる終えなくなる程、皆狼狽していたのだ

周りに顔をつき合せて、事態を把握すべく猶も暫くの間、囁きあっているものの・・・一向に埒も明かずに

 

二人の間に何があったのよ・・・ すっごく気になるぢゃない・・・ 誰か教えてーーーーーーーーーーーーー!

 

と終には恒例?となった癇癪をおこす雪蓮の心の叫びも・・・

都合よく誰かが答えてくれる!・・・なんて都合の良い事が起こるはずもなく・・・

 

雪蓮自身は母・緋蓮の事を鬼や悪魔と表現する事が多いのだが・・・

 

母と一刀のそんな砕けた会話・仕草・表情を初めて垣間見て

母や一刀への嫉妬なのか・・・寂しさなのか・・・よく判らない綯い交ぜにした気持ちが

胸の奥に小骨のようにひっかかり、ズキズキと数刻を経ても猶痛みが取れないのであった・・・

 

雪蓮の痛みを代弁するかのように、次々に詳細を知らない蓮華や小蓮達から、驚かれ問い詰められる場面も見受けられたものの・・・

一刀・緋蓮双方共、その事については、笑いながらお茶を濁し一切語らなかった為、その後も結局一切不明のままであった・・・

 

 

 

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

 (背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で

  徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

 

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる 

  初期には転属させられた事に不満であったが

  一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に(わだかま)りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

 

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【あとがき】

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

 

最近仕事に圧され気味でして・・・拠点というにはお粗末な文章量でホントに申し訳ありません・・・

一週間で纏めるのが難しくなってきた感が否めません・・・

無双で遊んでいるから・・・なのかは定かではアリマセンが(言い訳+逃げ口上

 

話を戻しまして、未来での母・緋蓮と一刀の生活の一端をこの度の拠点で垣間見る事ができたのかなと思います

 

孫堅 緋蓮さんと一刀の母である緋蓮さんは、以前別人と書きました通り、≒であって=ではありません

基本のベースは同じでも、歩んでいる人生の違いをこの度上手く表現出来たのかは自信がございませんが・・・

 

この度の拠点以後となる第二章冒頭から

緋蓮さんは”一刀君→一刀”と一刀は”緋蓮さん→母さん”と呼ぶこととなり、少し混乱される方がいらっしゃるかもしれませんが・・・

この流れで制作して参りたいと思っております

 

次に前話の祭さん編 やっぱりというかなんというか・・・ゴレンジャーネタが古すぎたのか?どうなのか・・・

ぷち呉ウィザードにした方が良かったのか・・・はたまたウィザード繋がりで魔法熟女・りりかる祭さんにした方がよかったのか・・・

今となっては定かではありません(ソコジャ ナイダロ オイ・・・

 

その事が災いしたのか、支援数がものの見事に減っちゃいました(グスン・・・(´;ω;`)ブワッ

(どうみても遊びすぎが原因だと思いますが・・・単に面白くなかったとも・・・言えなくもない・・・)

 

色々原因はあるでしょうが、どう考えても雪月の脳内の方が原因で問題有りでしょう 

次回祭さん編があったならエロエ○にします(なんちゃって嘘デスガ!

 

次回は4位となりました穏編でございま~す

それでは次回更新までヾ(*'-'*)マタネー♪

 

 


 
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