「先ほどは、その…すみませんでした。せっかく村を助けてくれたのに怖がってしまって…」
「別にいいよ。当たり前の反応だろ」
「私、この村で私塾を開いてる水鏡と申します」
水鏡?なんか聞いたことあるような気がするんだが…
「それで、なんか用なのか?」
「すみませんでした」
水鏡と名乗ったその女の人はいきなり謝ったのである。
「どうしたんだ急に?別にあやまられるようなことは何も…」
「村を救ってくれたあなたを恐がってしまいさらに気をつかわせてしまって…」
「あぁ、そのことか…別にいいよ、あれは当たり前の反応だろうし」
「しかし…」
水鏡さんがさらに言葉を続けようとするがさらに複数の足音が聞こえてくる。
「「「先生!」」」
こちらにやってきたのは村人たちでその先頭には魔法使いのような帽子をかぶった子女の子と同じく帽子?をかぶったショートヘアーの女の子、それにポニーテールの女の子が居た。
「「「村の人たちも分かってくれました!」」」
とまた声を揃えて言う。
「朱里、雛里、舞花!」
誰?
そんなことを思っていると村人たちが声をかけてきた。言いたいことをまとめると「村の為に戦ってくれたのに恐がってすみません」ということだろう。俺が去った後水鏡さんが村人たちを説得したとかって話だ。
ちゃんともてなしたいからとりあえず村に戻ってくれと言うのでとりあえず戻ることにした。村長が譲らなかったから…
ちなみにさっきの女の子たちは諸葛亮、鳳統、徐庶と名乗ったので驚いたのはまた別の話。
そして最初に水鏡さんが呼んだ名は真名というらしくそれは本人が認めた者以外知っていても決して呼んではいけない名前らしい。
なぜ真名を知らないのですか?と聞かれたので困ったが海を越えた別の島から来たという風に言ってある…嘘は言ってないよね…
そして現在は村長の家にいる。なぜか水鏡さんもいるが…
「榊殿と言ったかの…先ほどは村を救ってくれてありがとう」
「いや、別に大したことじゃないですよ」
「村を救ってくれた方にこんなことを頼むのは忍びないのですが…聞いてはもらえませんか?」
「まぁ、俺に出来る事なら…」
「本当ですか!?頼みというのは…今後の予定が出来るまでで結構ですのでこの村を賊から護ってはもらえませんか?」
「予定が出来るまでならいいですけど…そう言うのって役所かなんかに言ったら討伐してもらえるんじゃないんですか?」
「本来ならそうなんですが…なんど要請しても今討伐隊を編成しているとしか返ってこなくて…」
それは職務放棄ってやつなんじゃないのか?
「これがその返事です」
そう言って水鏡さんが紙を渡してくるが…俺に漢文を読むなんてことが出来るわけもなく…
「すみません、読めないです」
と言って返すしかなかった。
「なら、この村にいる間は私の私塾で読み書きを習いませんか?」
「おお!それはいい!水鏡先生は教えるのはうまいですからな!」
「いや、別に俺は…」
勉強は嫌いなんだよな…
「まぁ、そう言わずに…村を護ってくれるお礼と思っていただければ…」
なんか断れそうにないな…
「分かりました…お願いします」
こうして俺は水鏡先生の私塾で勉強することになってしまった…
さてさて、今回の第3話どうだったでしょうか?
この作品では朱里と雛理をメインヒロインで書いていこうかな?なんて思ってます(変わるかもしれませんが…)
とりあえず今後も頑張っていくんで読んでいただけたら幸いですm(__)m
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今回3話の投稿となってますm(__)m
この話で朱里と雛理が出てきます