No.556206

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ 番外編6

tokkeyさん

この物語は、本編とはきっと関係ありません
なんとなく妄想できたので書いたので短いです
春といえば花見!
花見といえばお酒!
お酒といえばじゅ・・・ぎゃあああああああ

2013-03-17 18:12:02 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5834   閲覧ユーザー数:5139

~ 外伝話 †じゅ・・・乙女達の集い† ~

 

 

 

ここはとある山奥にある温泉郷

私達は気分転換のための旅に出ていた

昔、この辺りでとある少年と出会い

その際にとても美味しいお酒に巡り合った

後日その場所を探しても探しても見つからなかったのだけれど・・・

 

今回私は娘と親友とその弟子と一緒に旅をしていた

私の名前は黄忠(こうちゅう)

あらあら・・・なにやら不穏な空気を感じるわね?

私の娘の名は璃々(りり)

親友の名は厳顔(げんがん)

その弟子の名前は魏延(ぎえん)という

 

私達4人は知己でもある漢中の張魯(ちょうろ)の所へきていた

そんな彼女がとっておきの湯治があるというのでこの温泉郷へきていた

そこは天然のお湯が湧き出ており、非常に美容にもいいとのこと

久しぶりの旅をしたせいで疲れもあったのだろうか

この温泉に入ると本当に身体から疲れが染み出して、疲れが取れていくのが分かった

そして何より・・・

 

 

 

「ねぇ、桔梗(ききょう:厳顔真名)」

 

「なんじゃ紫苑(しおん:黄忠真名)」

 

「あ、璃々~あんまり遠くにいっちゃだめよ~」

 

「は~い、おかーさーん」

 

「このお酒なんだけれど・・・」

 

「うむ、以前飲んだモノと似ておるな」

 

「ということは・・・ここの女将さん」

 

「だな、昔あった小僧の知り合いかもしれんな」

 

「うん?わっちがどうしたんす?」

 

 

その声に振り返ると、お酒を持ってきた

私と同じ位の背丈に獣耳と尻尾が生えた人が温泉に入ってきたって尻尾?!

妖(あやかし)かと思い私を含め3人が距離を取る

 

 

「うん?ああ、わっちは別におぬし達を食ったりとかは考えておらんから

 大丈夫でありんす、魁花(かいふぁ:張魯真名)の知り合いなら特にな」

 

「そうだぜ紫苑、この人・・・雪華(せつか)様は守り神みたいなもんさ

 普段ならこうやって声を聞くことすらできないお方なんだぜ」

 

 

そういってさらにお酒を追加してもってきた張魯を見て

私達は緊張を解いて、傍による

 

 

「そんな御仁でしたのね、失礼な態度を取り申し訳ありません」

 

「気にするでない、ほれおぬし達いける口じゃろう?

 今は口うるさい子がおらんからゆっくりと飲んで楽しむんす」

 

「それじゃお言葉に甘えて・・・」

 

 

こうして、宴は始まった

お酒をある程度飲んでると、娘がおずおずと傍にやってきて

雪華様におそるおそるといった感じで尋ねた

 

 

「あのね・・・尻尾触っても大丈夫ですか?」

 

「ちょっと璃々!?す、すいませんこの子ったら・・・」

 

 

私は慌てて頭を下げる

 

 

「うん?それ位構わんぞ、白(はく)も昔はよくわっちの事を触りんした

 それに子供は大陸の宝物でありんす」

 

 

私はその言葉を聞き、子供は本当に宝なのだと再度認識させられた

しかし、親友はそれよりも違う言葉に反応した

 

 

「雪華殿、今【白】と申されたな?

 それは仮面をつけた青年の事で間違いないじゃろうか?」

 

「うん?もしかして白の知り合いでありんすか?

 わっちは一応あの子の母親代わりをしておったよ

 じゃから璃々ちゃん位の子はわっちは好きじゃよ」

 

「なんと!?あの鬼のような青年の母親であったか!?」

 

 

これには流石の私も驚きを隠せなかった

 

 

「まっあの子は色々な星の下に生まれた子でありんす

 その結果、生まれてすぐわっちの下に生贄として捨てられたでありんすよ

 その辺りは・・・温泉あがってからゆっくりとお酒と一緒に話しんす」

 

 

そういって、彼女は温泉から出て行った

私たちもほどよい感じになったので温泉から出て

近くの小屋へと移動した

そこで、色々な話をしながら朝まで宴は続いた

 

 

 

あとがきっぽいもの~

 

久しぶりの登場のお姉様達です!

ええ、お姉様達です!!

しかし、久しぶりの雪華さんは口調が安定しないです・・・

春になったし花見したいなぁと妄想したら出てきたので書いてみました

ちょっと仕事の時間帯が大幅に変わったので

慣れるのに時間がかかりそうです・・・気長に待っていただけると助かりますm(_ _)m


 
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