???『封印を、解除します。』
夕也「なっ!?何だっ!?」
いきなり、はやての部屋にあった本からデバイスのような声がした。
それは、鎖につながれていたが鎖が弾けとび本が開いていく。
はやて「ど、どうした・・ん・や・・・」
はやても戸惑ってるようだ。
ついでに俺も戸惑ってる。
だって、この時の話、俺
???「起動。」
そして本が閉じられると本から出た眩い光が部屋全体を包み込んだ。
そして、光が収まるとそこにいたのは
???「闇の書の起動を確認しました。」
???「我ら闇の書を護る守護騎士。」
???「夜天の書の元に集いし雲。」
???「このヴォルケンリッター。何なりとご命令を。」
闇の・・・・・いや、夜天の魔道書の守護騎士たち。
ガクッ
ふと、隣で音がして見てみるとはやてが目を回していた。
ま、しょうがないよな。いきなり人が現れたんだから。
夕也「あぁ、完全に目ぇ、回ってるな・・・」
???「・・・・・貴様、何者だ・・・主に何をしている・・・」
俺がはやてを看ていると、いきなりピンクのポニーテールの人が剣を取り出し、俺を威嚇する。
・・・・・信用されていないな・・・ま、しょうがないけどな・・・
おそらくこいつらが言っている‘主’ってのははやてのことだろう。
そんな自分達の主であるはやての傍に男がいるのだからしょうがない事だろう。
とりあえず、真実を話すか。
夕也「俺はおまえらの主である八神はやての友人だ。」
???「主の・・・友人?」
おっ?ちょっと警戒心が解れたか?
???「おいっ!シグナムッ!こんな得体の知れない奴を信用するのかっ!?(それにこいつ少ないが魔力もある。管理局の魔導師かもしれないぜっ!!)」
赤髪の小さい子にはまだ信用されていないらしい・・・
シグナム?「(確かにそうだがそれもごく僅かだ。この魔力量なら戦闘要員とはおもえん。だが・・・)」
ピンクポニーテールは何か思案しているようだ。
夕也「ま、信用されねぇのは想定内だ。」
???「そこまでわかっておいて何でそのままいったんですか?」
俺がそう言うと金髪の女性がそう問いかけてくる。
夕也「え?・・・そりゃ、まぁ貴方達がはやてにとって重要な人達かな?と思って、だったらそんな人達に嘘ついたらいけないでしょ?」
???「あなた・・・」
金髪の女性は呆然としている・・・
?俺、なんか変な事いったか?
???「・・・・・(この少年の瞳・・・なにか自分に諦めを感じているような感じが・・・それに何故彼は右目に眼帯をしているのだ?今は外の様子から見て既に寝静まる頃だ。なのに、彼は眼帯を外さない・・・いったい・・・)」
出てきた人達の中で唯一の男はなにか考え込んでいる。
なにを考えているんだろう・・・
夕也「とりあえず、自己紹介しようぜ?俺は前園夕也。」
シグナム?「剣の騎士、烈火の将 シグナム」
???「湖の騎士 シャマル」
???「鉄槌の騎士 ヴィータ」
???「盾の守護獣 ザフィーラ」
なるほど・・・うん、覚えた。
夕也「で?ザフィーラ?何を悩んでいるの?」
ザフィーラ「それは・・・・・「・・・・眼帯のことか・・・」ッ!?・・・あぁ。そうだ。」
やっぱ、おかしいと思われるよな。
シグナム「確かに思っていた。何故、外さないんだ?」
ヴィータ「怪我でもしてんのか?」
シャマル「怪我だったら私が治しますよ?」
皆が心配してくる。
もう、警戒はされていないのかな・・・それならそれでいいけど・・・
夕也「・・・・・・見たいの?」
四人「「「「(ぶんぶんっ)」」」」
首を縦に振る。
ま、いいか・・・
俺は眼帯に手を掛けた・・・
ザフィーラSIDE
目の前の少年、前園が自身の身につけている眼帯を外した。
私達は驚いていた。
いや、俺は違うことに驚いていた。
なぜなら、その右目が
俺は見覚えがあった。
シグナム「な、なんだ・・・その目は・・・」
二人「「き、綺麗・・・」」
他の三人はそれぞれの感想を言っていた。
しかし、俺は違う感想を抱いていた。
ザフィーラ「(何故、この少年に宿っている・・・何故、今代の所有者はこんな小さい子供なのだ・・・この少年に未来はないということなのか・・・
俺はこの眼を知っている・・・・・!
SIDE OUT
おぅ、皆思い思いの感想を言ってんな・・・
あれ?ものすごくザフィーラが考え込んでる・・・
なにかあったのかな?
とりあえず
夕也「どうすっかな・・・」
これからの事を考えよう・・・・・
~翌日~
はやてに事情を説明した。
すると、はやては
はやて「ほんなら、まず衣食住の確保やな~~」
と、ほのぼのと言い放った。
さらに
はやて「それと蒐集やったっけ?それも禁止な「なっ!?何故ですかっ!?」うちな、他人に迷惑掛けるの嫌いやねん。」
そう言うとはやては一拍置いて
はやて「・・・それにシグナム達はもう、うちの家族みたいなもんや。家族が他人様に迷惑掛けるのは嫌やしな・・・」
シグナム「ッ!?・・・・・ありがとう・・・ございます・・・わが主。」
一同、頭を下げた。
ちなみに、俺は昨日家に帰っていない。でも、大丈夫!
セイバーには事前に泊まりになるかもしれないかもしれんとは言っといたからなっ(キリッ)
・・・・・・誰も、つっこんでくれない・・・
しくしく・・・
泣くぞ・・・・・・・・・・
???「前園。」
うん?ザフィーラか
夕也「どうした?ザフィーラ?」
ザフィーラ「・・・・・お前の右目・・・
ッ!?な、なんで・・・
夕也「何で知ってるんだ・・・?」
ザフィーラ「遠い記憶の中で俺はそれを持つ人物と戦い、負けた・・・」
えっ!?ザフィーラが・・・負けた?・・・
ザフィーラ「完敗だった・・・・・安心しろ、シグナム達には伝えていない・・・・・・・・・・・
それを使い続けた者の
・・・・・・・・・・・・・・
夕也「・・・・・・そうか。」
ザフィーラ「・・・後悔は無いのか?その力を使い続ければ「言わなくてもわかってる」・・・そうか・・・」
夕也「(ザフィーラの前ではあまり使えないな・・・)」
そう、この
俺は、そう遠くない未来に
魂を
食い殺されるだろう。
俺はそう、感じていた。
あとがき
はい、ザフィーラは却の眼の事を知っていました。
これは前々から考えていた事でして
この作品ではザフィーラは原作より強いです。
それは何故か?次回、明らかになります。
それと、次回はその話の前にある事が起こります。
では!次回に!
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