No.551088

小・恋姫無双(小ネタ)37

荒田柿さん

前回までのあらすじ
今からおよそ137億年前にビッグバンが起こりました
そこから生命の誕生、恐竜全盛期、氷河期など紆余曲折あり今回に続きます

2013-03-04 00:08:38 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1542   閲覧ユーザー数:1393

181:春蘭日記・十四の例

某月某日

今日は講演会の内容を考えている

先日、町内会から講演会の依頼を受けたのだ

話してほしい内容は『この国の未来について』か『夏候惇という人について』だそうだ

まず、『この国の未来について』だが

これを文官ではない私が話すのは無謀だろう(私が文官になるのはさらに無謀だろう)

精々言えることは、いきつけの定食屋の新作料理の麻婆饅頭には期待してないことくらいだ

華琳様の本を参考にしようとも思ったが、これも断念した

講演会に来た人に私のいびきを聞かせるわけにはいかないのだ

次に、『夏候惇という人について』だが

私が私について知っていることは名前、年齢、家族構成、国家機密、勇猛果敢であること(一騎当千の逸話がある)、迂闊であること(出来もしない講演会の依頼を受ける逸話がある)くらいだ

これでは講演会などもたないだろう

最終的に、かろうじて思いついた苦肉の策は華琳様の本を音読して講演会を昼寝大会に変えてしまうことくらいだった

 

 

 

霞:苦肉の策はやめといたほうがええで。惇ちゃんが一番最初に脱落する姿が目に見えるもん

 

182:物忘れ

紫苑「違う違うわよ私。これはぼけ始めたわけじゃないわよ私。そう、きっと璃々くらいの年に若返り始めたのよ」

 

183:理解を得ない人

一刀「白蓮のすごさはわかる人にはわかるんだよ」

 

 

 

一刀「ただ、本人含めてわかる人がいないんだよ」

 

184:服装

一刀「他の人もそうだけど、そんな格好で冬は大丈夫なの?」

霞「何言うてんねん」

 

 

 

霞「死にそうになるに決まっとるやないか」

 

185:ゴングが鳴る前から決まってる勝敗

美羽「次こそ雪蓮の奴を倒すのじゃ」

七乃「無理なんですって、諦めましょうよー」

美羽「いやじゃ!何か策はないか、七乃?」

七乃「えー、本当にやるんですか?そうですね…じゃあ人質なんてどうでしょう?」

美羽「ほほう?」

七乃「あの方は味方には優しいですから動きを封じることくらいはできるんじゃないでしょうか」

美羽「おお!」

七乃「問題は誰を人質にするかです。我々が捕まえることのできるものなんか限られてます。というか、捕まえることのできるものなんか思いつきません」

美羽「なるほど…ふーむ…」

雪蓮「もういいでしょ、諦めたら?私帰りたいんだけど」

美羽「ふはは、その減らず口も今日までじゃ。なにせこちらには人質がおるからのう」

雪蓮「人質ですって?」

美羽「うむ。七乃、あれをもってこい!…どうした?ほら、あれじゃあれ。倉庫の奥の方に隠してあった雪蓮秘蔵の酒じゃ。雪蓮が他人から隠れて自分一人で楽しむためとしか考えられなかった場所に置いてあったやつじゃ。…え?無い?…飲んだ?妾が?…おお!そうじゃった!ちょっと味見したらおいしかったんでその勢いで全部飲んじゃったのじゃ。…というわけじゃ雪蓮。今日はもうなにもないから帰っていいぞ。…あと、あの酒はうまかった」

 

 

 

七乃「本当はあの方のこと怖がってないでしょ?ああ、動かないで、包帯がうまく巻けません」


 
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