No.550948

仮面ライダー Rainbow of the oblivion―忘却の虹― 3話

XXXさん

リアル忙しいです。あと、初期に出てくるライダーはクウガ~ディケイドまでです

2013-03-03 20:38:35 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1526   閲覧ユーザー数:1499

「ボンゴレ九代目の実子の子。つまり九代目の孫かもしんねぇ」

 

「……………えっ?」

 

ツナはリボーンの言葉を聞き思考が停止した。

 

「ええええええぇぇぇぇぇぇ!?」

 

「うっせーぞ、ダメツナ。近所迷惑だぞ」

 

「いや、近所迷惑だぞ、じゃないよ!!九代目に孫なんていたの!?」

 

「まぁ、お前は知らねーのも無理ねーか。このことはボンゴレの人間でも極一部しか知らねーからな」

 

「それってどういう…」

 

「…………んんっ………」

 

リボーンにその事を聞こうとしたツナだったが、ベッドに寝かされていた男…平沢梨斗が目を覚ましかけていた

 

「あっ、気がつきましたか?えっと…平沢さん?」

 

「………平沢?俺のことか…?お前は…!Ⅰ世(プリーモ)!!?」

 

「っ!」

 

「えっ?プリーモ?」

 

突然プリーモと呼ばれツナは何のことか分からなかったが、リボーンは少し驚いていた。

 

「似ている…すごく似ている…けどどこか違う」

 

「あの~平沢さん?」

 

「…それは俺の名前か?」

 

「えっ?生徒手帳に名前がありましたけど…違うんですか?」

 

「生徒手帳…そんな物が服に入ってたのか…」

 

「…おい、ツナ。こいつ記憶喪失かもしんねーぞ」

 

「きっ記憶喪失!?記憶喪失ってあの記憶喪失!?」

 

ツナが驚くのも無理はなかった。日常生活でその言葉を聞くことはまずないからである。

 

「おい、お前の一番古い記憶はいつだったかわかるか」

 

「……五日くらい前………」

 

「その時に何かみたか?」

 

「それは………っ!」

 

リボーンの質問に答えていたが突然何かに反応したようなしぐさをとり、ベッドから飛び起きた。

 

「どっ、どうしたんですか?」

 

「っ!」

 

ダッ!!

 

ツナの質問に答えることなく、リトは階段を駆け下り、家を出た。

 

「追いかけるぞ、ツナ」

 

「でももう見失っちゃたぞ!」

 

「出てく時に発信器をつけといた。」

 

「いつの間に!?」

 

そういった会話をしながら二人は階段を下りて、リトの後を追うように家を出た。

 

「ツッ君どこいくの~?」

 

「ちょっとそこまで!!」

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――。

 

 

「そこの角を右だ」

 

リボーンは発信器の後をたどってツナに指示し、ツナはそれにしたがって角をまがる。

 

「そこを曲がれば着くぞ。」

 

「わかった!!」

 

二人がついたのは廃工場だった。まだ完全に機械が撤去されておらず、今もそのままにしてある。

 

「あっ、いた!!」

 

「…何かいるな」

 

「えっ?」

 

そこにはリトともうひとつ人影があった。しかもそれは争っているように見えた。

 

「ケンカしてる!!やめさせないと!!」

 

そう言ってそこへ向かおうとしたツナだったが、そこにいたのはリトとまるで蜘蛛のような姿をした異形の存在だった。

「なっなんだよあれーー!?」

 

「人間じゃねーのはたしかだな…」

 

「何できた!!早くにげろ!!」

 

二人に気がついたリトは帰るように言う。しかし、それと同時に二人に気づいた怪人が二人に標的を変えようとした。

 

「オリャア!!」

 

しかし、リトは怪人をそこにはいかせまいと怪人を殴り飛ばした。すると、殴った腕は人間の姿から変わった。

 

「オラァァァ!!」

 

続けて怪人を殴り続けた。すると、みるみるうちにリトの体が人間の姿から変わっていった。それはまるでクワガタを連想するような仮面に白い装甲をつけ、腰にベルトのようなものをつけた姿だった。

 

「今度は平沢さんが変わったぁぁ!?」

 

「わけわかんなくなってきたな」

 

リトはそのまま工場に入っていった。

 

「オリャア!!」

 

「グッ!…キシャァァ!!」

 

「うおっ!?」

 

リトは怪人に攻撃するがあまり効果は無さそうだった。怪人は口から糸をはき、そのその糸をリトの首に巻き付けた。

 

そして、その糸を使いリトを近くのはしらに叩きつけた。

リトが怯んだところを怪人はうでの爪を伸ばして刺そうとする。

しかし、

 

ビュンッ!!

 

「ガァァ!?」

 

怪人は突然横からきたものに吹き飛ばされた

 

「大丈夫か!!」

 

「…………(コクッ)」

 

横からきたのは超死ぬ気モードになったツナだった。

リトは首に巻き付け手ある糸をとり、うなずいた。

 

「オリャリャリャァァァァ!!」

 

「グッ!ガッ!!グァァ!!」

 

そしてそのままリトは怪人の方向に走り、止めと言わんばかりのラッシュをする。

それによって怪人は近くの機材にぶつかる。油が漏れ、怪人は機材もろとも爆発した。

 

「……………………」

 

「…お前はいったい何者なんだ?」

 

「……わからない…」

 

「(やっぱりリボーンの言う通り…記憶喪失なのか?)………ん?」

 

ツナは爆発した場所を見ていたリトを見た。指が光っていたように見えたがそれは爆発の炎で光っていた指輪だった。しかし、それを見てツナといつの間にかいたリボーンは衝撃を受ける。

 

「あれは…まさか!?」

 

「ボンゴレリング?…だがあんなの見たことねぇ…」

 

そう、リトがつけていた指輪にはイタリア語でボンゴレと刻まれ、さらにボンゴレの紋章もあった。

 

シュゥゥ…

 

「どうしてそれを持っているんですか平沢さん!?」

 

「…それは……」

 

「まぁ、その話は家にかえってかたにするぞ。ママンの夕飯がさめちまう」

 

いつの間にか辺りは暗くなっていた。

 

「一緒に夕飯いかがですか?…一人うるさいのいますけど…」

 

「どうせ、いく宛ねーんだろ。飯食ってけよ」

 

「……わかった」

 

「それに人が集まるとめんどうだからな」

 

そう、機材が爆発したのだ。近くにいる住民が来たらややこしくなる。

 

「そ、そっか早くいかないと!!」

 

「そんじゃあ家にレッツゴー!」

 

「……」

 

三人は再び家に向かった。夕飯を食べるために。

 


 
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