No.550217

語られし者たちとIS 世界樹大戦 第26話 激戦! 三つの戦い そして……

書かせていただきます
視点はなしで

2013-03-02 00:13:51 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1324   閲覧ユーザー数:1222

一夏とジュディスは窓から外に出た。もちろん教員にばれないようにするために

 

そのまますぐに飛び出そうとしたが、近くに多くの魔物と戦っているリオンとアンジュがいることに気が付いた

 

助太刀しようと考えていたが、リオンは視線で訴えていた

 

こちらは大丈夫だ。自分のことにしろ。と

 

リオンの言いたいことが伝わったのか、一夏達はすぐに飛び出して目的地に向かった

 

いなくなったことを確認した後、リオンは力を溜める

 

「ち、このままでは誰かに見つかるかもしれない。一気に決めるぞ」

 

「わかったわ! 私もフォローするわ」

 

あまりにも敵の数が多い、そのうえこれ以上時間をかけていては誰かに気が付かれてしまう

 

そう考えたリオンはある技を使うことを決めた

 

すぐにリオンは集中し始める。その間、アンジュはリオンを守ることにする

 

敵の中心に一気に間合いに入った瞬間

 

「いい気になるな! 塵も残さん! 奥技! 浄破滅焼闇!!」

 

剣に纏った闇の炎を一気に解放して魔物たちを一気に焼き払った

 

「闇の炎に抱かれて消えろ!!」

 

残っていた少数の魔物はアンジュがきっちりと倒していた

 

全ての魔物を倒し終えた彼らは自分のパートナーの所に戻ることにした

 

入れ替わるように騒音を聞きつけた教員たちが駆け付けた

 

教員が来る前に間に合ってよかったと一息ついたリオンとアンジュだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海上では六人は構えているのもやっとという感じ、一方の福音はまだまだ余裕という感じ

 

福音からの攻撃をかわすだけでも精一杯になっている

 

「これは……まずいかもね」

 

「けど、ここで逃げるわけにはいかないだろう」

 

ラウラの言葉に頷きたい、だが勝てる見込みなんてほとんどない

 

「それでも……私は!」

 

箒は一人福音に立ち向かう

 

「無茶してんじゃないわよ!」

 

「うるさい! 私は……私は!!」

 

鈴の忠告を無視して箒は、そのまま戦闘を続けようとしたその時

 

「いつも言っているだろう? あんまり一人で無理しすぎるなって」

 

彼女たちの後ろから聞こえてきた声に誰もが振り向いた

 

聞こえるはずのなかった声、だが待っていた人物でもあった

 

「「「「「「一夏(さん)!!」」」」」」

 

「待たせたな」

 

一夏は皆に一声かけた後、福音と向かい合う

 

「さて、さっきは負けたけど今度はそうはいかない。行くぞ!」

 

気合を入れて立ち向かうと同時にオーバーリミッツを一段階解放した

 

福音はそれに気が付いたのか一気に弾幕を打ち込み、一夏の動きを止めようとした

 

だが一度見ている弾幕のため、一夏は華麗にかわして攻撃を仕掛ける

 

「喰らえ、弧月閃!」

 

三日月を描くように敵を切り裂く

 

「爪竜連牙斬!!」

 

竜が爪で相手を襲うかのような連続攻撃を仕掛ける

 

「バースト・アーツ! 零落! 白ノ一閃!!」

 

一筋の線を描くように一気に切り裂く。勿論、一夏の攻撃はこれで終わらない

 

一気に間合いを詰めて、攻撃を続ける

 

「零落白夜・四季! 冬の力、氷月翔閃!」

 

先ほどと同じように三日月を描くように攻撃をしたのだが、まるで一夏の零落白夜に氷が纏ったかのような剣撃になっていた

 

「水を纏いし一閃! 零落! 蒼ノ一閃!!」

 

先ほどの零落白夜とは違い、攻撃の後、水飛沫が上がる

 

「一夏さん、あんな技をお持ちだったのですか?」

 

「だが……何だ、あれは?」

 

セシリアとラウラは驚きながらただ見ているだけだった

 

(いつだったかタッグ戦の時に使った技だよね……?)

 

(……属性が付いた? 今の水、いや氷?)

 

(零落白夜に纏うエネルギーの様子が変化していく? 今度は炎のように見える……)

 

参加者である三人は一夏の新しい力を分析しようとしてみている

 

同時に今度は零落白夜のエネルギーが炎のようになっていた

 

「零落白夜・四季、夏の力! 魔王炎撃波!!」

 

振り抜いた剣から炎を巻き起こして福音を攻撃

 

実際の炎のようにエネルギーがまるで燃え移ったかのようにダメージを与えている

 

「焔が通る一筋の道! 零落! 紅ノ一閃!!」

 

先ほどと同じように切り裂く。今度は通った所がまるで零落白夜のエネルギーが炎のようになって燃え上がっている

 

圧倒的な力を見てここにいた者たちが呆けていたが、すぐに気を取り直して一夏の援護に回る

 

新しい技に慣れていなかったためか、彼のシールドエネルギーがそんなに多く残っていない

 

それに気が付いたため、支援し始めた

 

しかし箒の心の中は穏やかでなかった

 

(なぜだ……追いついたと思ったらすぐに差が……私は……一夏の隣に並んでみせる!!)

 

そう決意した時、箒のISに変化があった。赤椿の装甲から赤い光に交じって黄金の粒子が溢れ出した

 

同時にシールドエネルギーが回復していく

 

絢爛舞踏発動、そうモニターに出てきた

 

その説明を見て箒は喜ぶ

 

(! これなら……私はまだ戦える! 一夏の隣に立てる)

 

すぐに箒も戦線に復帰し、一夏のそばによる

 

「一夏、受け取れ!」

 

「! これは!? 行くぞ!! 皆」

 

箒の新たな力により、一夏のシールドエネルギーも回復し、一気に形勢逆転となる

 

復活した二人の攻めにより、そのまま一気に福音の動きを止めた

 

装甲が消え、操縦者が落ちていくところをすぐに鈴と簪が受け止めた

 

それを見て、一夏は一安心した

 

「やったな……」

 

そう小さくつぶやいて、彼らは帰還することにした

 

一夏、鈴、簪、シャルロットは自分たちのパートナーが戻ってくることを信じて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じころ、船上での戦いは続いている

 

巨大魚の突撃攻撃により、船のダメージがかなり大きくなっている

 

「おい! このままだとこの船沈むぞ!」

 

「わかっています! それよりステルス機能の方は無事ですか?」

 

「問題ない。だが、このままでは……」

 

巨大魚は海に潜っている為、決定打が与えられない

 

負けてしまう。そう思った瞬間、船が浮いた

 

一体何が起こったのかと思い、上を見てみると巨大な生物が船を運んでいた

 

より詳しく言うと船にロープが括り付けられて、それを巨大生物が持っているようだ

 

「あれは……始祖の隷長……ということは」

 

ジェイの予想通りの人物が船に降りてきた。ジュディスだ

 

「間に合ってよかったわ。さてと、終わらせましょう」

 

ジュディスの言葉に皆頷く

 

急に船がいなくなったことに驚いたのか巨大魚が浮上して辺りを見渡している

 

これをチャンスと思い、一斉攻撃を仕掛ける

 

「大牙!!」

 

「裁きの十字よ、敵を討て! ブラッディクロス!!」

 

「クロスミラージュ!!」

 

「術式展開! クロスウィンド!!」

 

「天雷槍月!!」

 

「翔翼!」

 

巨大魚の鱗が少々はがれていたため、その部分を狙って攻撃した

 

一撃ずつ確実にダメージを与えていくことができた

 

動きが鈍くなったことを確認し、再び一斉攻撃を仕掛けてとどめを刺した

 

意識を失った巨大魚は消滅していった

 

このまま船で砂浜に戻ることも考えたが、損傷が激しくいつ壊れてもおかしくないため、異世界に行き、バウルに運んでもらうことにした

 

こうして、三つの場所で行われていた戦いが終わった

 

 

 

 

 

 

零落白夜・四季の解説

 

零落白夜の纏うエネルギーを変化させる能力

 

春は風、夏は炎、秋は土、冬は水

 

以上4つの属性を自在に操ることができ、それにより技の性能が変化する

 

まだエネルギーの配分がうまくできていないが、本来、燃費はかなり良い

 

テイルズ的に言うとヴェスぺリアのスキル変化のスキルを得たようなもの

 

弧月閃→氷月双閃(水を得た場合)、魔人剣→魔王炎撃波(炎を得た場合)

 

 

ただし、あくまで属性を得るだけで、例えば炎を得たからと言って実際に相手を火傷にできるわけではない

 

基本的に技を変化させるために使うもの

 

 

 

 

 

雪羅ではなく別のものにしました

 

感想・指摘等あればよろしくお願いします

 


 
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