前曲
一刀「それそれそれ!」
シュシュシュッ
ザクザクザクッ
羌兵「この!」
ブォンッ
恋「邪魔はさせない」
キュピーン
ドゴーンッ
十本陣
星「兵士が吹っ飛ばされてますな。」
千登里「こっちは人形兵ですし・・・頑張って貰わないと。」
月「結構厳しいですね。」
千登里「土人形達も尽く倒されてますし、練度はかなりすごいですね。」
星「ふふっ早く出番が回ってきそうですな。」
左翼
愛紗「我が名は関・・・北郷愛紗!十王様の青龍刀だ!
死にたくなければ道を開けよ!」
羌兵「この!」
スッ
愛紗「てぇぇぇぇぇい!」
シュシュブォンッ
羌兵「かはっ」
バタンッ
寇婁敦「貴様も長刀使いか。」
愛紗「お主は?」
寇婁敦「我が名は寇婁敦、悪いがこの先は行けないよ。」
愛紗「押し通るまでだ!」
ブォンッ
カキンッ
愛紗「何!」
寇婁敦「なかなかの豪撃だな・・・だが!」
ブォンッ
カキンッ
愛紗「クッ!」
寇婁敦「おらおらおら!」
ブォンブォンブォンッ
カキンカキンカキンッ
愛紗「重いが、私には遠く及ばんな!」
ブォンッ
カキンッ
寇婁敦「うおっ!」
愛紗「せーーーい!」
ブォンブォンドンッ
愛紗は2回斬撃後に脇腹に蹴りを入れた。
寇婁敦「かはっ・・・クッ格闘も使えたとはな・・・」
愛紗「ご主人様から貰った力だ!」
ブォンブォンッ
カキンカキンッ
愛紗「はぁぁ!」
ドンッ
愛紗は豪撃後に1回転し、取っ手を素早く相手の足元へ
寇婁敦「取ってで足払い!しまっ!」
愛紗「貰った!」
ザシュッ
寇婁敦「かはっ」
バタンッ
寇婁敦「まさ・・・か・・・えもの・・・であし・・・ばらい・・・
みご・・・と」
愛紗「お主こそ、我が記憶に留めておこう。」
寇婁敦「たす・・・か・・・」
寇婁敦は笑顔のまま息を引き取って逝った。
愛紗「残りの兵を・・・クッ!」クラッ
ガシッ
星「愛紗よ、それではまともに動けんだろ。」
愛紗「星・・・任せて良いか?どうやら一撃を食らっていたみたいだ。」
星「任された。お主は早く天幕へ戻れ。」
愛紗「すまん。」
星「此奴を天幕へ!」
兵士「はっ!」
タタタタッ
星「良い所を持ってかれましたかな、これより我が指揮を取る!敵を殲滅するぞ!
人形兵を盾にしながら戦え!」
十兵達『おお!』
右翼
鈴々「にゃにゃにゃにゃ!」
フォンフォンッ
ザクザクッ
蹋頓「威勢が良いな。」
鈴々「お前は誰なのだ?」
蹋頓「人に名を尋ねる時は言出しっ屁から言うもんだぞ。」
鈴々「にゃはは、すまないのだ。北郷鈴々なのだ!」
蹋頓「北郷の血族か。うちは蹋頓だよ。楽しませてよ。」
鈴々「もちろんなのだ!にゃにゃにゃにゃ!」
ブォンブォンブォンッ
カキンカキンカキンッ
蹋頓「重いな・・・なら。土よ泥になれ!」
グニャグニャグニャ
鈴々「にゃ!」
蹋頓「貰った!」
カキンッ
鈴々「喰らえ!」
ドゴーンッ
鈴々は蹋頓が斬り掛かった獲物を利用して高くジャンプした。
カキンッ
カランッ
蹋頓「・・・負けだな・・・いや、術を使った時点で負けてたかな。
反則して済まない。」
鈴々「投降するか?」
蹋頓「ああ、降参だ。」
鈴々「縛にするのだ!我慢するのだ!」
蹋頓「はいよ・・・待て!あっちから砂塵が来る!」
鈴々「にゃにゃ!徐進軍なのだ!」
蹋頓「っち!うちが食い止める!お前は直ぐに中止する様に行って来い!」
鈴々「分かったのだ!」
蹋頓「残りの者は徐進軍を止めるぞ!敵、味方は今は考えるな!
徐進軍を共闘して迎え討つ!」
兵士達『おおおおお!』
前曲
一刀「やっぱり大将自ら来たな。」
那楼「アンタもだろ?」
一刀「なら、やるか!」
那楼「ええ!」
カキンッ
カキンカキンカキンカキンカキンカキンッ
一刀「ははっ」
那楼「ふふっ」
カキンカキンカキンカキンッ
恋「楽しそう」
フォンッ
スッ
一刀「甘い!」
シュシュッ
スッカキンッ
那楼「さすがは統一した王だね。手が痺れて動かないよ。」
一刀「貴方こそ。」
味方本陣
タタタタッ
鈴々「大変なのだ!徐進軍が攻めて来たのだ!」
千登里「何ですって!」
梨花「ですが人形兵に反応がありませんよ?」
千登里「何か妨害するような物を持っていたのでしょう。
直ぐに前曲、後曲に通達!緊急矢を!それと、敵本陣にも通達!」
兵士「はっ!」
鈴々「鈴々はそのまま徐進軍を倒しに行くのだ!」
千登里「頼みます!数は?」
兵士「約30万です!」
千登里「ならば行けますね。直ぐに行きなさい!」
兵士「はっ!」
後曲
兵士「失礼します!右翼より徐進軍が攻めて来ているとの事です!
右翼部隊は敵も味方も徐進軍に当たってます!」
雛里「旗は分かりますか?」
兵士「楽、于、李、簡です!」
華琳「!?あの3人が何故!」
璃々「死んだはずだよ!」
華琳「・・・作り出したのか、蘇生させたのか・・・
厄介ね・・・一刀は苦戦をするわね。」
璃々「ご主人様は負けないよ!」
雛里「でしゅ!」
華琳「・・・(あの3人を討てるの?一刀・・・無理しないで。)」
前曲
一刀「はぁぁぁぁ!」
那楼「はぁぁぁぁ!」
カキーーーンッ
カランッ
那楼「・・・負けね、それで本気じゃないんでしょ?」
一刀「気づいてたの?」
那楼「貴方は傷一つ負ってないわ。」
一刀「貴方も強かったですよ。俺の事は一刀で良いですよ。」
那楼「ふふっ、私も惚れちゃったわ♥投降・・・」
タタタタタタッ
兵士「一刀様!右翼より徐進軍が攻めて来てるとの事です!」
一刀「!・・・旗は?」
兵士「楽、于、李、簡です!」
一刀「そんな・・・何であの子達が!」
那楼「一刀?」
一刀は那楼の言葉で直ぐに我に返った。
一刀「・・・いや、それより今は争ってる時じゃない!」
那楼「ええ!行きましょう!」
一刀「皆の者!よく聞け!」
那楼「我らは戦に負けた!だが、神聖なる戦に土足で踏み込んだ奴らが居る!」
一刀「これより!我らは徐進軍を迎え討つ!敵だった事は今は忘れよ!」
2人「「突撃ーーーー!」」
兵士達『おおおおおおおおおおおおおおお!」
十兵「大丈夫か?」
羌兵「これくらいカスリ傷だ、まだやれる!」
十兵「後ろは任せるぞ!」
羌兵「ああ!」
那楼「2つの兵士達が協力し合ってる風景は良いわね。」
一刀「昨日の敵は今日の友だな・・・俺達も行くぞ!」
那楼「ええ!」
右翼
蹋頓「はぁはぁはぁはぁ・・・限界か・・・」
シュッ
徐進兵「死ね!」
ザクッ
蹋頓「っち・・・かはっ」
ザクッ
蹋頓「グッ!」
蹋頓は一瞬の隙を突かれ、次々に敵兵士が剣を刺していく。
そして、蹋頓目掛けて、無数の矢が降り注いだ。
シュシュシュシュ
トストストストス
バタンッ
鈴々「蹋頓お姉ちゃん助けに来たのだ!」
蹋頓「もう・・・ダメみたい・・・強くなるんだよ・・・
さいご・・・に・・・お姉ちゃんって・・・言って・・・ほし・・・い」
鈴々「・・・仇は取るのだ・・・お姉ちゃん!」
ゴゴゴゴゴゴゴ
蹋頓「ニコッ」
蹋頓はそのまま鈴々に抱かれ、息を引き取った。
鈴々「にゃにゃにゃ!」
鈴々はそのまま突撃して行った。
ブォンッ
ドゴーンッ
鈴々「誰だ!」
楽進「悪いがお命頂きます。」
沙和「邪魔しないでなの!」
そこへ
一刀「鈴々、下がれ・・・」
鈴々「お兄ちゃん・・・分かったのだ!」
華琳達も少し遅れて到着した。
華琳「一刀!」
愛紗「華琳殿・・・今は話しかけない方がよろしいです・・・」
一刀「凪!真桜!沙和!」
3人『隊長!』
一刀「何で・・・徐進軍に?」
凪「私達は屍人です。死体から作られた兵です・・・徐進の・・・
隊長を殺す為に。」
真桜「せや、体の自由が効かんのや。」
沙和「隊長・・・私達を開放して欲しいの。」
凪「隊長を殺す位なら死を選びます。止めて下さい・・・
私達を。」
一刀「クッ・・・分かった。」
凪「行きます!はぁぁぁぁぁ!」
ドゴーンッ
真桜「行くで!」
キュィーンッ
沙和「行くの!」
シュシュッ
一刀「・・・クッ!うぉおおおおおおおおおおお!・・・ごめん」
3人『コクッ』
ブォンブォンブォンッ
ザクッザクッザクッ
一刀「なっ何で・・・・」
3人は直ぐ樣獲物を離した。
凪「少しくらいなら抗える力があったみたいです。
ありがとうございます。隊長」
真桜「ほならな。隊長」
沙和「隊長~バイバイなの。」
一刀「クッ・・・うう・・・ああ!また会おう!」
3人「はいっ!なの!もちろんや!」
3人は笑顔で砂になって消えて逝った。
一刀「・・・俺は斬りたくない者まで切れる様になったのか・・・クソーーーーー!」
カランッ
一刀は獲物を叩きつけた。
華琳「一刀」
月「ご主人様」
那楼「今は顔を見ない方が良いわ・・・兵を纏めましょう。徐進軍も殲滅したしね。」
華琳「・・・ええ。月」
月「はい・・・」
那楼「(あの子達最後に攻撃を治めたわね・・・
それを望んでる様に見えたわ・・・)」
華琳達は兵を纏め天幕へ。
物陰
簡雍「北郷一刀!ここに居たのか・・・知らせなければ」
ガサガサッ
恋「逃がさない#お前達はご主人様を泣かせた!#死ね#」
ザシュッ
コトンッ
恋「ご主人様・・・」
ぽつっぽつっ・・・
ザーーーー
恋「雨・・・空・・・泣いてる」
馬城近くの森
一刀「・・・くそ!」
ドンドンッ
一刀「くそくそ!」
ドンドンッ
一刀「うおおおおおおおお!」
ドンドンッ
そこへ
恋「・・・恋も一緒に泣く」
一刀「恋・・・」
ギュッ
一刀「く・・・ううう・・・」
なでなでっ
恋「徐進倒そう」
一刀「・・・徐進倒す・・・殺す・・・絶対に」
少し離れた所で
月「ご主人様・・・」
華琳「恋に任せましょう。私達は進まなきゃ行けないのよ・・・
今は泣かせてあげましょう・・・」
馬城
王座の間
華琳「私達に降るで良いのね?」
那楼「ああ、徐進軍を潰すんだろ?うちも協力するよ。
あの子の無念も晴らさなきゃいけないしね。
それより、十王とあの3人の繋がりについて聞いて良い?」
華琳「私の旧名は曹孟徳よ、私の部下だったのよ。
ここじゃない世界で私に仕えてた時に3人の隊長に任命したのよ。
戦場でも常に一緒だった仲よ。もちろん肉体関係でもね。」
那楼「・・・ここの世界じゃないって言ってたけど、どう言う事?」
華琳「こことは違う世界があるって事よ。それを外史って言うの。」
那楼「外史・・・何とも摩訶不思議な名前ね。」
華琳「これ以上は言えないわ。」
那楼「そこまでで十分よ。」
千登里「そう言えば梨花は?」
華琳「倒れて寝てるわ。術を使い過ぎたのでしょうね。」
愛紗「ご主人様は?」
月「そっとして置いてあげて下さい。」
愛紗「・・・はい」
夜
一刀の部屋
一刀「・・・・・・」
コンコンッ
月「ご主人様、大丈夫ですか?」
華琳「一刀入るわよ。」
がちゃっ
一刀「・・・・・・」
華琳「一刀、貴方は殺したんじゃないわ・・・救ったのよ。
貴方はあの子達を救った、そうじゃない?」
月「そうですよ、ご主人様は何も悪くはありません。
ご主人様はあの子達の為にも立ち直らなきゃ。私・・・私達はずっと傍に居ます。」
華琳「ええ、貴方の悲しみは私達の悲しみよ。」
一刀「月・・・華琳・・・」
華琳「私達にぶつけて良いのよ?」
月「///はい」
華琳、月は服を脱ぎだした。
一刀「月!華琳!」
華琳「来て一刀♥」
月「ご主人様♥」
その後動けなくなるまで・・・・♥
次週、一刀に異変が起きる。
Tweet |
|
|
7
|
1
|
追加するフォルダを選択
貼ります。