171:生存の証明
白蓮「『存在感が薄い』とは存在しないと成り立たない。よって『存在感が薄い』とは存在してる証明になる」
白蓮「やばい…言ってて凄いみじめな気分になってきた」
172:感情論の極限
七乃「美羽様だって怒るとすごいんですよ」
一刀「わりといつも怒ってるような気がするんだけど」
七乃「本気で怒ったときですよ。静かに怒るって感じじゃなくてひたすら轟々と心に浮かんだことを叫ぶんですよ」
七乃「だから聞いてる人は何に怒ってるか理解できないし、美羽様自身も何に怒ってたかわからなくなって収拾がつかなくなるんですよ」
173:言外の老
紫苑「まあ『若い』って呼ばれるのはいいわ。ただ、その前に『まだまだ』ってつけるのはやめてちょうだい」
174:春蘭日記・十二の理
某月某日
今日は三国共同の健康診断が行われた
一通りの検査を行い、最後に華佗と面談を行った
華佗「持病なんかは持ってるか?」
「生まれたときから書類仕事をすると調子が悪くなるし、華琳様の本を読んでると意識を失う」
華佗「いや、そうじゃなくて…不意に食欲がなくなったりしないか?」
「炒飯を五人前ほど食べるとなにも食べたくなくなるし、前にごちそうされた愛紗が炒飯だと言い張ったものを食べたときは一口で食欲が落ちた」
華佗「いや、そうでもなくて…急に疲れたりすることは無いか?」
「半日走り続けるとどうしても途中で疲れてしまうし、一日走り続けても途中で疲れてしまう」
華佗「……なにか気に病んでることはないか?心の病は体の病に結びつく」
「齢百五十歳を目標にしているが途中で死んでしまうんじゃないかと不安でしょうがない」
華佗「もういい、お前は健康だ」
華佗:必要なことではあったが、あのときほど時間を無駄にしたと思ったことはなかった
175:万事を無に帰す
阿蘇阿蘇『大特集!老化防止策!』
紫苑「…」
ペラッ
『老化することと生きることは基本的に同じことです!老化するのを止めたければ今すぐ死にましょう☆』
一刀「あれ?なんで今日は阿蘇阿蘇を的にしてんだ?つーか今日の紫苑怖いな」
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