「ただいまー!」
「あ、リク君おかえりー!」
「リク君、いつもありがとう。警察の仕事に学校と忙しいのにすまないね」
「いいえ、お世話になってる以上はこれくらい大丈夫です。それに今のボクはロボットですから」
ボクはいつものように食材の買い出しから帰ってきた。
そしていつものように、モニカちゃんとその家族、そしてソラが出迎えてくれた。
「さ、それじゃあ午後の店支度の前にお食事にしましょ」
「はーい!」
と、ボクがキッチンに食材を運ぼうとしたときだった。
「きゃ!?」
突然モニカちゃんがバランスを崩し…なんとボクのほうに倒れ掛かってきたんだ!
二人は思いっきりお互いの頭同士をぶつけ…大きく尻餅をついて倒れた。
「モニカ!?リク君!?大丈夫かい!?しっかりしてくれ!!」
…おじさんの声が聞こえたのを最後に、ボクの意識は一時的にブラックアウトした…。
…しばらくして目が覚める。
「いたたた…モニカちゃん大丈夫…?」
まだ頭が痛い。額を押さえて起き上がりながらボクはモニかちゃんに声をかけたけど、何かがおかしいことに気づいた。
…あれ、なんでボクの言葉がモニカちゃんの声で…?音声ドライバが壊れちゃったのかな…。
と思っていたら、近くで声がした。
「うーん、何とか大丈夫だけど…」
ボクの声だ…でもやっぱり何かが違う。このどこかおっとりした喋り方はモニカちゃんだ…。
なんでモニカちゃんまでボクの声に?耳まで壊れちゃったのかな…。
そう思いながら目を開けてみて…………一瞬ですべてを理解した。
「「ええええええええええええええええ!?」」
…ボクとモニカちゃんは絶叫した…。
「な、なんでボクが目の前に!」
「ウソ!なんであたしが目の前にいるの!?」
キョトンとするおじさんとおばさん、そしてソラ。
今二人の身に、普通じゃありえないことが起きていたのは事実だった。
「そんな…ボク、ボク…」
「ウソでしょ?まさか、あたし…」
お互いの顔や肩、手を触りながら、二人は何が起きているのかを確かめて…。
そしてまた、絶叫した。
「モニカちゃんに!」
「リク君に!」
「「なっちゃったぁぁ~~~~っ!!!!???」」
なんということだろう。ボクとモニカちゃんはぶつかったショックで心が入れ替わっちゃったんだ!
あぁ、一体ボクたちどうなっちゃうの?どうやったら元に戻れるの?誰か、誰か助けて~!!
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息抜きのつもりが前中後編になりそうな予感。
二人は一体ど~なっちゃうの!?
■出演
リク:http://www.tinami.com/view/376146
ソラ:http://www.tinami.com/view/412107
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