仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望
TINAMI 限定SS
ここは三国征服を企む悪の秘密結社ゲルショッカー三国時代支部本部。
そこには邪悪な野望を持つ大幹部暗黒魔術師がいた。
そして彼がゲルショッカーのシンボルを見上げるとゲルショッカーの首領が
話しかける。
ゲルショッカー首領の声
「洛陽内ではかなりの怨嗟の声を回収できたみたいだな暗黒魔術師よ」
暗黒魔術師
「フフフフ・・・・ゲルショッカーの力があってこそできた事です
ゴキブリカビは残念な結果になりましたが、彼の死も決して無駄では
ないでしょう」
ゲルショッカー首領の声
「ならさっそく私に献上する例の制作に取り掛かるのだな?」
暗黒魔術師
「いえ、まだです これでもまだ足りない方ですよ?」
ゲルショッカー首領の声
「何足りぬだと!? 洛陽の人間共の怨嗟はかなりの量であった
はず! それでも足りぬのか!?」
暗黒魔術師
「ええ・・・・より多く人間共の怨嗟の声を吸収させる事によって
貴方に献上するコレと我が偉大なる王の復活の鍵となるコレはさらに
邪悪で強力な力を得る事ができます」
そして暗黒魔術師は指を鳴らす。
(パチンッ!)
すると黒い炎に包まれて空中に浮く黒い玉が二つ現れた。
邪悪な力が宿っているからか黒く輝いている。
ゲルショッカー首領の声
「いつ見ても素晴らしい輝きよ暗黒魔術師」
暗黒魔術師
「さすが首領 お目が高い この二つの石こそ全ての支配者
になる者が持つのにふさわしい石なのです この石さえあれば
首領 貴方はより強力な存在となります」
ゲルショッカー首領の声
「期待しておるぞ暗黒魔術師よ それで足りぬ怨嗟の声の方は
どうするつもりなのだ? 私はそれほど気は長くないぞ?」
暗黒魔術師
「御心配無用です より怨嗟の声を集める為にあのお方たちを
蘇らせる事にいたしました。」
ゲルショッカー首領の声
「あのお方たち?」
暗黒魔術師
「貴方もよく知っている方々ですよ ・・・入りなさい」
ゲルショッカー戦闘員
「ギイッ!」
暗黒魔術師の合図でゲルショッカーの戦闘員が数十名以上入ってきた。
4つの棺桶を持って。
そして戦闘員が棺桶の顔を出す蓋をあけると
ゲルショッカー首領の声
「こ、こやつらは!?」
暗黒魔術師
「フフフ・・・・かつて仮面ライダーを何度も苦しめたこのお方たちなら
より怨嗟の声を集めるだけでなく、ゲルショッカーの士気を向上させるこ
とができるはず・・・・」
ゲルショッカー首領の声
「しかし他の三人なら分かるがなぜこやつがここにおるのだ!?
こやつはまだ生きておる筈だ!」
首領は棺桶に入っていた1人の男を見てそういう。
暗黒魔術師
「ああ・・彼ですか? 彼はですね あの世界1972年にいる彼とは
別の存在ですね・・・・」
ゲルショッカー首領の声
「別の存在?」
暗黒魔術師
「『正義の系譜』事件というものを御存知ですか?」
ゲルショッカー首領の声
「貴様の王がこ奴らを蘇らせ、そして怪人の帝国を作り
人類を滅ぼそうとしたというあの事件の事か?」
暗黒魔術師
「そうです。そして彼は未来でダブルライダーに倒され、そして
1988年の世界でも仮面ライダーに倒されたんです」
ゲルショッカー首領の声
「つまりこ奴は未来のあ奴の姿か?」
暗黒魔術師
「そうです・・・・それと首領、この事は彼にはどうか御内密に
この世界に未来の自分がいると知ったら混乱すると思いますので」
ゲルショッカー首領の声
「いいだろう・・・では暗黒魔術師 さっそく復活の儀式を行い
こ奴らに再び悪しき魂を与えるのだ!」
暗黒魔術師
「御意ッ!」
暗黒魔術師は首領の命令により復活の為の儀式の準備を始める。
そして今ここにかつてダブルライダーを苦しめた4人の恐るべき
悪魔が蘇ろうとしていた。
本編につづく
暗黒魔術師
「フフフ・・・太平要術の書に蓄えられた妖力でかつてライダーを苦しめたあの
ショッカー大幹部、ゾル大佐、死神博士、地獄大使、そしてゲルショッカー大幹
部ブラック将軍を蘇らせることができます。復活した彼らと協力して今度こそ
仮面ライダーを血祭りにしてあげましょう。次回『復活!ゾル 死神 地獄 ブ
ラック』にチャンネルを合わせて下さいよ。 ハハハハッ!」
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ゲルショッカー三国時代支部に戻った暗黒魔術師。
果たして彼は何を蘇らせようとしているのか?
(これはPIXIVには掲載されていないTIN
AMI限定SSです)