No.546299

仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望 27

三国最強の武人呂布こと恋に戦いを挑む愛紗、鈴々、星。
しかし三人かがりでも呂布の武力にはかなわずあっという間に追い込まれてしまう。そして鈴々が倒されそうになった瞬間、本郷猛が割って入り呂布と対峙する。本郷は呂布に説得を試みたが、呂布からは人質にされているのは董卓だけではない事を聞かされる。そして通す意思がない事を知った本郷は仮面ライダーに変身し、呂布と互角の戦いを繰り広げる。途中呂布の軍師陳宮の妨害が入り呂布には逃げられるが、彼女もまた逃げる途中仮面ライダーの言葉を信じ後の事を任せるのであった。

2013-02-19 20:54:39 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1168   閲覧ユーザー数:1157

卑劣! ゴキブリカビを倒せ Aパート

 

 

孫策率いる呉の軍が虎牢関を制圧した頃、呂布を退け、虎牢関も

 

突破した本郷猛達は洛陽に到着した。

 

洛陽内はそこら辺、破壊し尽くされ、道ばたには体にカビが生えた人々が

 

倒れており、苦しんでいる。

 

「う、ううう・・・苦しい・・・」

 

「た、助けてくれええ・・・・・」

 

愛紗

「こ、これは・・・・!?」

 

桃香

「人の体にカビが生えてる!?」

 

本郷猛

「恐らくこれはゴキブリカビの仕業だ とりあえず、事情を聞いてみよう」

 

そして本郷はまだ意識があり、話せる状態にあった老人に事情を聞き始めた。

 

本郷猛

「しっかりして下さいお爺さん」

 

「う、ううう・・・・貴方達は?」

 

本郷猛

「我々は反董卓連合軍です。 悪政に苦しんでいる貴方達を解放する為に

やってきました。」

 

「そ、そうですか・・・」

 

本郷猛

「話して下さい。 一体何があったのかを?」

 

「と、董卓様は朝廷から帰られた途端、我々の前に姿を見せなくなったと思ったら

突如、董卓様の代理と称する赤いコウモリのような模様が入った青い覆面をした集

団が現れ、我々に重税、無茶な工事を命じたのです。我々は抗議したのですが、奴

らは暴力で我々を鎮圧し、そして油虫の様な化け物も現れ、皆にカビを植え付けたのです。」

 

老人の回想

 

「な、なんだ!? あんたら!?」

 

ゲルショッカー戦闘員

「我々は董卓様の代理の者だ! 今から貴様らに重税、飲まず喰わずの

治水工事を命じる!」

 

「ふざけるな! なんでそんな馬鹿な命令に従わなければならねえんだよ!」

 

一人の熱血漢が戦闘員に喰ってかかろうとしたが

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

(ドゴッ!)

 

「ぐえっ!」

 

いきなり腹部を殴られた上に倒れた所を

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

(ドスッ!)

 

「ぎゃあああああああっ!」

 

ナイフで背中を刺されてしまい、そのまま男は動かなくなった。

 

「うわあああああああっ!」

 

「ひ、人殺しいいいいいいいいいっ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「黙れ! この男は我々に危害を加えようとした罪で処刑した!

貴様らも殺されたくなかったら大人しく命令に従え!」

 

「うわああああっ!」

 

その場にいた者は逃げ出そうとするが

 

ゴキブリカビ

「ブブブブブッ!」

 

「ば、化け物!」

 

突然現れたゴキブリカビは口からいきなり

 

(ブシャアアアッ!)

 

白い粉を吐き出し、それを逃げようとした人に浴びせた。

 

「ぐえええっ! ぐ、苦しい・・・・・!」

 

(ドサッ!)

 

その人は地面に倒れ込みそして、体からカビが生えてきた。

 

「うわああああっ!」

 

それを見た人々は恐怖の余り、動けなくなってしまう。

 

ゴキブリカビ

「ブブブブブッ! どうです! 逃げようとするから

こんな目にあうのです!」

 

その日から洛陽の人々はゴキブリカビのいいなりになるしかなかった。

 

そして連合がくるまでの間ゲルショッカーは董卓の命令の名目で

 

理不尽な強奪や虐殺を行い、そして人々の間で董卓に対する怨嗟の

 

声が拡がっていった。

 

その老人の話を聞いた本郷達はやはり、この戦いの黒幕はゲルショッカーで

 

あると確信した。

 

「そして、あの化け物は悪事を働く度こう言ったのです。」

 

鈴々

「何ていったのだ?」

 

「『恨むなら、董卓を恨め。 僕は唯、董卓の命で逆らう貴方達を

こうしているに過ぎない ブブブブ・・・』と・・・・」

 

愛紗

「何て卑劣な!」

 

桃香

「董卓さんの名前を使ってそんな酷い事をしているなんてっ!」

 

鈴々

「あいつら、絶対許さないのだ!」

 

老人の話をきいた桃香達は体を震わせ、ゲルショッカーに対する怒りをあら

 

わにした。

 

「我々も董卓様があんな奴らと関係があるとは思いたくないので

すが、あいつのカビで苦しんでいる被害者の家族は「こんなことになっ

たのは董卓の所為」、「董卓は人間じゃない! 悪魔だ!」「董卓なんか死ん

でしまえ!」という者が増える始末・・・」

 

この話を聞いた本郷は今この洛陽は董卓に対する憎悪で蝕まれている

 

状態だと判断した。

 

それで昼間にも関わらずこんなにも暗いのだろう。

 

あの暗雲は人々の憎悪の塊なのだと。

 

本郷猛

「街全体で董卓に対する怨嗟の声が拡がっているのか?」

 

「はい・・・う、ううう 苦しい・・・・」

 

その老人は突如苦しみだし、そして気を失ってしまった。

 

本郷猛

「お爺さん! しっかりして下さい! お爺さん!」

 

「くっ! 誰かある!」

 

伝兵

「はっ!」

 

星は近くにいた伝兵を呼び出した。

 

「至急、本部に待機している華佗を連れてこい。『洛陽内に未知の病で

苦しむ患者多数。至急治療の必要あり』と伝えるんだ!」

 

伝兵

「はっ!」

 

伝兵は急いで後方に待機している義勇軍の中にいる華佗を呼びに行った。

 

ゲルショッカーが『太平要術』の書を持っていると分かった本郷は万が一

 

に備え、華佗には義勇軍の医者として残ってもらったのだ。

 

そして数分後、伝兵に連れてこられた華佗は苦しんでいる老人を治療する為に

 

カビの生えている部分に鍼を振り下ろす。

 

華佗

「元気になれえええええええええ!」

 

しかし、老人の体は光るも・・・・カビは消えなかった。

 

華佗

「くっ! 駄目だ! 病根を滅するツボに何度も刺しているが、

効果がない! 俺の鍼が効かないカビがあるなんて信じられん!」

 

本郷猛

「恐らくこれはゲルショッカーが開発した人工のカビ。ちょっとや

そっとでは消えないだろう 人間を苦しめる為に作られたはずだからな」

 

華佗

「許せん! カビを利用して人々を苦しめるなんて・・・・」

 

本郷猛

「このままだとこの人達は死ぬ・・・」

 

雛里

「あわわっ! この人達を救う方法はないんですか!?」

 

本郷猛

「一つだけある・・・・」

 

朱里

「えっ?」

 

本郷猛

「奴らは間違って仲間に感染させてしまった場合や、忠誠を誓った者が出た場

合に備えて解毒剤も開発しているはずだ」

 

白蓮

「なるほどっ! じゃあ奴らからその解毒剤を奪えば・・・・」

 

本郷猛

「この人達の治療もできるはずだ」

 

桃香

「じゃあさっそくその解毒剤をいただきにいきましょう♪」

 

本郷猛

「ああ、だが忘れるな。我々の目的はゲルショッカーの殲滅だけでなく

董卓の救出もあることを!」

 

愛紗

「御意!」

 

本郷猛

「すまない華佗。悪いが俺達が戻ってくるまでこの人達を守ってくれ」

 

華佗

「分かった!」

 

本郷猛

「よしっ! 一部の兵士は華佗を護衛しながら、この人達をゲルショッカー

から守るんだ!」

 

「はっ!」

 

本郷猛は義勇軍の兵士達にそう命令すると、ゴキブリカビがいると思われる

 

城へと向かう。大人数でいくと奴らに悟られると思った本郷は少数の部隊だけで

 

城へ向かう。

 

城へと近づくほど、辺りは不気味なまでに静かになり、虫の鳴き声すら聞こえない。

 

本郷猛

「妙だ・・・ 不気味なまでに静かすぎる」

 

鈴々

「だけど・・・辺りで何かに見られている様な気がするのだ」

 

本郷達が話している時、突如建物にカビが生え始めた。

 

「なんだ? いままではこんなカビは無かったはず・・・・」

 

鈴々

「ちょっと見てみるのだ」

 

本郷猛

「よせ鈴々!」

 

本郷は直感でそれが何か分かったのか鈴々を止めようとしたとき

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギギイッ!」

 

鈴々

「うにゃあ!」

 

(挿入曲:ショッカー襲来!)

 

突如カビがゲルショッカー戦闘員に変化したことに驚き、鈴々は思わず尻餅を

 

ついてしまう。 そう、ゲルショッカー戦闘員はカビに化けて本郷達の前に姿を

 

見せたのだ。

 

そして、本郷達をあっという間に囲ってしまう。

 

本郷猛

「やはり、貴様らだったか!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「待っていたぞ本郷猛! そして義勇軍 ここが貴様らの墓場だ!」

 

本郷猛

「戦闘員の諸君! お前達を相手するだけ無駄だ!ゴキブリカビの

所まで案内してもらおうか!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「その必要はない なぜなら貴様らはここで死ぬのだからな やれっ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

隊長格の戦闘員が合図すると、他の戦闘員が本郷達に襲い掛かる。

 

本郷猛

「戦闘員といえど、こいつらも一応改造人間だ。油断するなよ皆!」

 

愛紗

「はいっ!」

 

鈴々

「応なのだ!」

 

「御意!」

 

そして桃香、朱里、雛里を除いて本郷達は戦闘員に挑んでいった。

 

本郷猛

「トオッ! フンッ! ハッ!」

 

(バシッ! バシッ! バシッ!)

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイイイイイイイッ!」

 

本郷は戦闘員の攻撃をかわすと、殴り飛ばし、そして蹴り飛ばしていき

 

鈴々

「オリャオリャオリャー! 鈴々様のお通りなのだ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイイイイイイッ!」

 

鈴々は自分より遙かに大きい丈八蛇矛を振り回し、戦闘員をなぎ払い

 

「はいはいはいはいはいーっ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギギイイイイイッ!」

 

星は素早くつく攻撃で、戦闘員をつぎつぎ倒して屍を築いていき

 

愛紗

「ハアッ! ハアッ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイイイイイイッ!」

 

愛紗は青龍偃月刀で襲い来る戦闘員を次々切り捨てていった。

 

そして武人達の強さを侮っていた戦闘員は徐々に追い詰められ

 

残り一人になった時、本郷が後ろから戦闘員の動きを押さえる。

 

本郷猛

「さあ答えろ! ゴキブリカビのカビの解毒剤はどこだ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「そ、そんなの知らん!」

 

本郷猛

「嘘をつくな! カビと同時に手違いがあったときに備えて

解毒剤も開発しているはずだ・・・ 正直にいえ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「げ、解毒剤は・・・あのし・・・」

 

戦闘員が本郷の尋問に答えようとした時

 

(ブシャアアアアアアア!)

 

何か白い粉のような者が飛んできて戦闘員に当たってしまう。

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイイイイイイッ・・・・」

 

(ドサッ!)

 

粉を浴びた戦闘員は苦しみながら、やがて倒れ込んでしまう。

 

そしてそれと同時に顔に包帯を巻いた少年が現れる。

 

張譲

「フフフフ・・・・よくここまで来ましたね 本郷猛!

待ちくたびれましたよ」

 

本郷猛

「君は一体誰だ?」

 

張譲

「我が名は張譲! もうすぐこの世界の・・・いやっ!

全世界の支配者になる者です!」

 

愛紗

「張譲だと!?」

 

本郷猛

「張譲を知っているのか愛紗」

 

愛紗

「ええ、確か噂では董卓が何進将軍を暗殺した現場を見たのは

この張譲です」

 

本郷は聞き覚えのある名前に反応した。 確か三国志においては

 

何進将軍と敵対関係にあった人物で彼を暗殺した後、軍権を掌握しようと

 

した悪人であった。

 

それを知っていてか本郷はあえて張譲にこう聞く。

 

本郷猛

「霊帝、何進将軍を暗殺し、心優しい董卓に無実の罪を着せ、そして

今この洛陽でゲルショッカーと共に悪政を行い、人々を苦しめている

のは君か!」

 

張譲

「ははははっ! 凄い洞察力ですね その通り、霊帝、何進将軍を

暗殺し、悪政で人々を苦しめているのは僕です!」

 

張譲は自分が霊帝、何進将軍を暗殺した真犯人だとあっさり自白してしまう。

 

愛紗

「なっ!? お前が霊帝、何進将軍を殺した犯人だったのか?」

 

張譲

「嘘をついてどうなるんです?」

 

「何故、そんなことをした!」

 

張譲

「世の中を混乱させるには、霊帝、何進将軍はゲルショッカーにとっては邪魔な

存在だったのです そしてその罪を董卓にきせ、我々が董卓を騙って悪政を行えば

人々の怨嗟の声が多く『太平要術』に吸収されますからね」

 

張譲の言葉から一同はゲルショッカーの目的は本郷の言うとおり『太平要術』に

 

怨嗟の声を集める事と分かる。

 

張譲

「くくくく・・・・」

 

張譲は今度は包帯で覆った部分を触りながら笑う

 

愛紗

「何がおかしい張譲!」

 

張譲

「いえ・・・汜水関で本郷に不意打ちを仕掛けたとき、ホホジロギリに焼かれた

傷が疼いただけですよ」

 

本郷猛

「汜水関?・・・ホホジロギリ?・・・・! ま、まさか貴様は!」

 

張譲

「そのまさかです・・・・フフフフフフ・・・」

 

張譲は不気味な笑いをあげるとその姿は変異し、ゴキブリカビになる。

 

ゴキブリカビ

「僕がゴキブリカビだ! ブブブブブ!」

 

本郷猛

「やはりな! ゴキブリカビ、お前が洛陽の人達にカビを植え付けたのか!」

 

ゴキブリカビ

「彼らは愚かな人間です・・・・おとなしく我々に従えば、あんな目にあわな

かったのに・・・まあ、結果的には董卓に対する怨嗟の声が増加しましたがね

それで暗黒魔術師様の目的が達成できればどうでもいいですがね」

 

本郷猛

「・・・貴様・・・フンッ!」

 

(ピュイイイイン!)

 

ゴキブリカビの言葉で怒りが頂点に達した本郷は変身する為の体制をとる。

 

本郷猛

「ライダー・・・・」

 

本郷は左手を腰に当て、右腕を左側に持ってきてポーズをとると、

 

右腕をまた右側に持ってきて、今度は右腕を腰に当て、左腕を右側に持っ

 

てきた。

 

本郷猛

「変身っ!」

 

(ゴウン!)

 

すると本郷の腰から赤い風車のついたベルトが現れ、

 

本郷猛

「トオッ!」

 

本郷がそのままジャンプすると、ベルトから発した凄まじい光が彼を多い光が晴れ

 

ると仮面ライダーになった彼はゴキブリカビの近くに着地してきた。

 

(ピュイイイイン!)

 

ゴキブリカビ

「ブブブブ・・・・仮面ライダー! 貴方は私が倒します。」

 

仮面ライダー一号

「ゴキブリカビ、貴様の様な悪魔は断じて許さん!」

 

ゴキブリカビ

「ならかかってきなさい!」

 

そして仮面ライダーはゴキブリカビに向かっていく。

 

仮面ライダー一号

「トオッ! トオッ!」

 

(バキッ!バキッ!)

 

はじめゴキブリカビにパンチを加えると

 

ゴキブリカビ

「ブブブブブ・・・!」

 

ゴキブリカビもライダーに殴りかかってくる。

 

そして次の攻撃を当てようとしたとき、

 

仮面ライダー一号

「フンッ!」

 

ライダーは後転でゴキブリカビの攻撃をかわし、そして今度は

 

仮面ライダー一号

「トオッ!トオッ!」

 

(バシッ!バシッ!)

 

蹴りでゴキブリカビに攻撃していく。

 

ゴキブリカビ

「ブブブブブ・・・」

 

ダメージを負ったゴキブリカビは後退りながら、ライダーとの距離を

 

とるが・・・・・

 

(ピュイイイイン!)

 

仮面ライダー一号

「トオオオオオオオオッ!」

 

ライダーはポーズを取り、ジャンプすると一気に怪人に近づきそして

 

ゴキブリカビを捕まえる。そして後方に倒れ込み、ともえなげをする。

 

ゴキブリカビ

「ブブブブブ!」

 

投げ飛ばされたゴキブリカビは回転しながらライダーから離れていく。

 

何とか起き上がるが、ダメージが大きすぎて戦える状態ではない。

 

そして、止めをさそうとライダーが近づいた時

 

ゴキブリカビ

「くっ!・・・・こうなったらライダー! あれを見ろ!」

 

仮面ライダー一号

「何ッ!?・・・・ハッ!」

 

ライダーはゴキブリカビが指さした方向を見るとそこには十字架に貼り付けにされ

 

体にカビが生えている少女二人がいた。

 

仮面ライダー一号

「まさか彼女達は?」

 

ゴキブリカビ

「その通り・・・彼女達が董卓、そしてその軍師賈駆です」

 

その戦いを見ていた桃香達も貼り付けにされた少女達をみて驚く。

 

桃香

「あれが董卓さん達なの?」

 

鈴々

「何かあの綺麗な服を着ている子、優しそうな雰囲気なのだ」

 

愛紗

「なるほど・・・あれじゃ、董卓軍も奴らに従わざるを得なかったでしょうね」

 

朱里

「そしてご主人様も私達も手が出せないですよ」

 

「くっ!」

 

彼女達は何も出来ないことにいらだっている。そして仮面ライダーも人質がいたのでは

 

下手に手出しができない。

 

仮面ライダー一号

「己っ・・・・ゴキブリカビ!」

 

ゴキブリカビ

「おっと! 動かない方が身の為ですよ?」

 

(パチンッ!)

 

ゴキブリカビが指をならすとゲルショッカー戦闘員が姿を見せ

 

二人ののど元に刃物を押し当てる。

 

仮面ライダー一号

「やめろゴキブリカビ!」

 

ゴキブリカビ

「あの二人を助けたければ、一緒に来てもらいましょうか

貴方には脳改造を受けて完全な怪人になってもらいます。」

 

仮面ライダー一号

「・・・・・くっ! わかった」

 

愛紗

「いけませんご主人様! 御主人様がゲルショッカーに捕まっても

董卓達が助かる保証はないんですよ!」

 

愛紗は急いで主の元へかけつけ、ライダーを止めようとする。

 

しかし彼は

 

仮面ライダー一号

「今はあの二人の命を救う為にも奴らに従うしかない。もし董卓達を助けられ

なかったら華雄と呂布の思いが無駄になる。」

 

ライダーはそういうと愛紗にこっそり何かを持たせ、ゴキブリカビの元へと

 

赴く。

 

仮面ライダー一号

「さあ・・・お前達のアジトまで連れて行ってもらおうか」

 

ゴキブリカビ

「賢明な判断です。 取り押さえなさい」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

戦闘員はライダーを拘束し、睡眠薬を嗅がせるとそのまま、洛陽の城へと向かって

 

いった。

 

そして隙を見て董卓達を十字架から降ろした桃香達は自分達の主が捕まった

 

事に動揺し始める。

 

桃香

「愛紗ちゃんどうしよう! 御主人様が・・」

 

愛紗

「心配ありません桃香様」

 

鈴々

「何が心配ないのだ! お兄ちゃんは捕まったのだぞなのだ!」

 

愛紗

「いや、あのお方はわざと奴らにお捕まりになったのだ」

 

白蓮

「何でそんなことを・・・」

 

愛紗

「恐らく、解毒剤を手に入れる為・・・アジトのありかをしっているのは

奴らだけですからね」

 

桃香

「でも、御主人様が危ないことに変わりないよ!助けないと!」

 

朱里

「で、でもゲルショッカーはどこにむかったんでしょうか?」

 

鈴々

「あいつらの居場所が分からないんじゃどうしようもないのだ」

 

愛紗

「大丈夫だ 御主人様はさっきわたしにこれを渡してくれた」

 

愛紗は本郷猛から渡された物を見せる。それは・・・

 

鈴々

「にゃ? それは・・・」

 

鈴々も見覚えのあるそれに反応する。

 

桃香

「えっ? 何これ?」

 

愛紗

「これさえあれば・・・御主人様の居場所も分かりますよ」

 

果たして本郷は愛紗に何を渡したのか? そしてカビを植え付けられた人々

 

そして、捕らわれた仮面ライダーの運命は!?

 

(ル・ル・ル~ルルルルッ!『アイキャッチ 新一号』)


 
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