No.544796

SAO二次創作小説 第一話

funnyfaceさん

SAOの二次創作小説です。主人公、主人公のギルド、ギルドのメンバー、主人公達の装備、武器、スキル、街、一部設定、一部モンスターなどはオリジナルです。設定がおかしいところもあると思いますが、楽しんでいただければ幸いです。

2013-02-15 23:05:25 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:6407   閲覧ユーザー数:6367

 

2025年。日本で大事件が起きた。

「ソードアート・オンライン」というVRMMOのフルダイブゲームに、若者およそ1万人が捕らえられた。

これだけではよくわからないだろう。細かく説明すると、「ナーヴギア」という頭に被るゲーム機を使って「ソードアート・オンライン」をしていたプレイヤーは、正式サービスの日、ゲーム製作者である茅場晶彦に、とんでもない事を告げられた。

その内容をかいつまんで言うと、「君たちはこのゲームに捕らえられた。」

「脱出したければこの『アインクラッド』の100層のボスを倒し、クリアしなければならない。」「尚、このゲームの中でプレイヤーが死亡した場合、現実世界にいるプレイヤーも、ナーヴギアに高圧力の電波で脳を破壊され、死ぬ。」

「もしプレイヤーの家族、友人が無理やりナーヴギアを外そうとしたり、回線を2時間ほど切断したりしても、死ぬ。」

「健闘を祈る」

といったもの。さらに、茅場はプレゼントとして「手鏡」を全プレイヤーに配布した。

それを使用したプレイヤー達は、自らの願望を実現したと言わんばかりの美男美女のアバターから、現実世界と同じ顔、体型になった。

かく言う俺、<Kuro>も、そこそこだったアバターからイケメンに。いや、逆じゃないよ?俺かなりイケメンなんだよ。自慢じゃないけど。

だがそのおかげで女には追い掛け回されるわ男に妬まれるわ女にストーカーされるわ女に襲われるわで大変だった。だからゲームでは普通にしたかったんだよ。なのに……くそっ!そんな事を考えていると。

「「「「うわあああああああああああああああああ!!!!!!」」」」

周囲のプレイヤー達が絶叫、怒号、罵倒、懇願、嘆き……それ以上の轟音が広場を震わす。

「るっせ……っ!」

おもわず耳を塞ぐ。しかし頭の中では即座に計画を立てる。

今の俺のレベルが4になったばかりだ。必至でレベあげしたからな。この状態から5レベに上げてから次の村へ向かおう。この計画を1秒以内で考え、すぐに町の外へ向かう。

~始まりの町付近の草原~

「ここらへんでいいだろう」

俺はさっそく武器を構え、イノシシ型モンスター、<フレンジーボア>との戦闘態勢に入る。俺の武器は片手剣。スキルは<片手剣>、<武器防御>、<索敵>だ。

俺は片手剣を抜く。まだ初期装備の<スマートソード>だからかなり弱い。だがこいつなら簡単に倒せる。剣を構えると光を帯びる。それを……

「……せあっ!!」

気合と共に片手直剣単発ソードスキル<レイジスパイク>を放つ。<レイジスパイク>は、突進しながら突きを繰り出す技だ。すこしブーストすればこいつは簡単に倒せる。

「プギィィィ!!」

予想通り、一撃で<フレンジーボア>のHPゲージを一気に0にする。そして<フレンジーボア>はガラスを砕いたような音をたて、四散した。そして俺の前に獲得経験値、コル、アイテムが表示されたウィンドウが出た。それを一瞬で消すと、俺は新たな獲物に向かって行った。

 

 

 

そんなのが1年前だ。いやー懐かしい。今の俺は、レベル95、武器は<片手直剣>と<カタナ>だ。なぜ武器を2つ装備しているのか、それはある時スキルの確認をしていたら知らないスキル、<剣神>があったからだ。多分<ユニークスキル>だろう。効果は、違う種類の武器(斬撃系限定)を3つまで装備できる……というものだった。

だから俺のスキルは、<剣神>(完全習得)、<片手剣>(完全習得)、<カタナ>(完全習得)、<短剣>(完全習得)、<索敵>(978)、<隠蔽>(899)、<投剣>(687)、<体術>(989)、<料理>(完全習得)、<裁縫>(完全習得)、<軽業>(869)<武器防御>(完全習得)、<戦闘時回復>(完全習得)という感じだ。

今俺は50層に作ったギルドホームにいる。そう、ギルドを作ったのだ。

ギルド名は、<emperor's crown>、<皇帝の冠>だ。俺がマスターで、他にメンバーが5名。少ないが、これ以上増やすつもりはない。なぜなら皆強くて、俺が一番心を開いた奴らだからだ。

メンバーは、<Thubaki>、<Mikage>、<Uguisu>、<Arufu>、<Rukina>だ。ちなみに椿、神影、鶯、ルキナは女。

椿は、黒髪ロングで着物っぽい装備をしている、純和風というような娘だ。武器は<カタナ>。レベルは94。

神影は黒髪セミロングの影の薄い娘だ。装備は、忍者のような黒い服で、武器は<短剣>。レベルは92。

鶯は銀髪ショートのなに考えてるのかわからない娘だ。装備はドレスのような水着のようなよくわからないちょっと過激な服で、武器は<斧>。レベルは93。

アルフは、茶色ショートの虐められ気質な奴だ。装備は<壁戦士>だから結構ごつい鎧などで、武器は<槍>と<盾>。レベルは91。

一見美少女だが本当は男だ。ルキナは、金髪ふわふわロングのお嬢様っぽい娘だ。装備は真紅のフリフリドレスで、武器は<細剣>、<投剣>。レベルは90。

うちのギルドは人数はすくないが、実力はトップレベルだ。自分で言うのもなんだがな。

今の最前線は72層。俺達は一応全員攻略組だ。といってもたまにしか参加しないけどな。

今日は全員で70層の迷宮区に来ている。ちなみに今は戦闘中だ。

「ぜあぁっ!!」

俺の刀が光を纏い、レベル74モンスター、<デュアルヘッド>の2つの頭をすっ飛ばした。そして、爆散。

「……ふぅ」

これで40体目のモンスターだ。そろそろ疲れが溜まってくる。

「大丈夫?」

椿が心配してなさそうで実はしている顔で聞いてくる。

「あぁ、大丈夫だ」

「ならいいけど」

「あんま無茶しないでくださいよー?」

「……(コクコク)」

神影も鶯も賛同する。あぁ、俺って愛されてるなぁ……。と感動していると、

「クロさぁぁぁ~~ん!!」

アルフの困り果てたというような叫び声が。

「どうしたー!アルフー!」

「モンスターが4体もぉぉ~~!!」

「ルキナはどうしたー!」

「さっき探索してくるってぇぇぇ~~!!」

「しょうがないな……」

アルフは壁戦士だからこんな弱いモンスターに負けはしないがその分殲滅力がない。だからルキナに一緒にいさせたのだが……。俺はアルフのもとへ向かう。そして、アルフを囲んでいるモンスターに突っ込んでいき、

「せらぁっ!!」

腰の刀と背中の片手剣、脚の短剣を抜いて構え、<剣神>のソードスキル、<建御雷>を放つ。刀、片手剣、短剣が黄色に輝く。刀が突きを繰り返し、右手の片手剣、短剣が振り回される。約15連撃。これはモンスターが数体いる時に使える技だ。そして4体のモンスター(<デュアルヘッド>、<クリムゾンバット>2体ずつ)を倒す。そして4体分の爆散。

「大丈夫か?」

「はいぃ……」

「POT飲んどけよ。」

「そんなに体力減ってないので大丈夫ですよぉ~……」

「そうか。しばらく休んどけ」

「はふぅ~……」

どさり、とアルフが壁にもたれかかる。さて……

「ルキナはどこだ~……?」

すばやく辺りを見回す。……いた。2つ先の通路だ。俺は小走りで向かう。

「ルキナー」

「あら?クロじゃない。どうしたの?」

ルキナが可愛らしく首を傾げて聞いてくる。

「どうしたのじゃない。アルフがモンスターに囲まれてたぞ。もう倒したけど」

「えっ!ごめんなさい……油断してたわ……」

「謝るならアルフにな」

「はい……」

ルキナは正直な娘だ。ちゃんと反省するし、学習する。

「じゃあ皆の所に行くぞ」

「はい」

ルキナともと来た道を戻り、皆と合流する。

 

 
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