No.543428

リリカルなのは 物語を守る者と壊す者

二百式さん

更新しました。
今回は一哉サイドでアースラの内部での話しですが。
これからも頑張りますのでお願いします。

感想待ってます。

2013-02-12 21:36:49 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1413   閲覧ユーザー数:1366

弟13話「アースラにて」

 

 

 今俺達は管理局の拠点、アースラという戦艦の中に転移してきた。

 

俺は帰るつもりだったが、なのはに従うと言った手前、置いていくわけにもいかんから付いてきたが・・

 

 

 「とりあえず、君はバリアジャケットを解除してくれ、それに君も何時までその姿でいるんだ?元の姿に戻ったらどうだい?」

 

 

 クロノがなのはとユーノに言う。なのはは分かるがユーノはなんだ?元の姿って。

 

 

 「あぁそうだった。ずっとこの姿だったよ」

 

 

 そう言うと元の姿に戻るユーノ。

 

 

 「ふえぇぇぇぇぇぇxx!?、ユーノ君って人間だったの!?」

 

 

 「あれ?なのはにはこの姿を見せたのは二回目じゃなかったっけ?」

 

 

 「違うよ!?。今回が初めてだよ!!」

 

 

 「・・・・・・あぁ!!そうだったね。忘れてたよ!」

 

 

 そんなやりとりをしているなのはとユーノ。俺も初めて見たが驚いたな。

 

 

 「ジンにも初めて見せるね、これが僕の本当の姿だよ。よろしくね」

 

 

 ユーノは俺の方を向き言ってくる。

 

 

 「あぁ、よろしく頼む。」

 

 

 俺が言い終わると同時にクロノが俺に近付き。

 

 

 「お前もバリアジャケットを解除するんだ。」

 

 

 俺にだけ命令か・・・・・潰してやろうか?この餓鬼・・・・・

 

 

 「お前に従う必要は無い。それに、顔に火傷を負っている為に顔が出せんのでな・・・・拒否する。」

 

 

 俺は否定の言葉を呟く。

 

 

 「何だと!!?」

 

 

 「え?」

 

 

 「何だって!?」

 

 

 三者三様の返答が返ってきた。まぁ火傷は嘘だがな、行動が制限されるのは避けるべきだろう。

 

 

 「まぁいい、っと・・・・っここが館長室だ、くれぐれも問題は起こさないでくれ。」

 

 

  そう言って入っていくクロノ。俺達も順に部屋に入っていく。

 

 

 

そして一人の女性が俺達の前に立つ。

 

 

 「ようこそアースラへ、私がこの艦の艦長を務めていますリンディ・ハラオウンです。」

 

 

 女性が自己紹介をしてきたので俺達も自己紹介をする。

 

 

 「高町なのはです。」

 

 

 「ユーノ・スクライアです。」

 

 

 「・・・・ジンと名乗っている。」

 

 

 俺達も自己紹介を終えると早速・・・・

 

 

 「それで、今回の件について説明をして欲しいのですが。」

 

 

 リンディが聞いてくるとユーノが

 

 

 「あっ!。それは僕が説明します。」

 

 

 どうやらユーノが説明するようだ。俺はその間にカイに念話を飛ばす。

 

 

 「(カイ、今管理局のリンディ・ハラオウンと接触した。どうすればいい?)」

 

 

 するとカイから

 

 

 「(来たか・・・・・とりあえず管理局は遠回りになのはを管理局に協力するように言ってくるけど、なのはは協力するんだ。やり方は気に入らないけどな、お前はどうする?)」

 

 

 「(俺はこいつらに従う気は無い。好きに動かさせて貰うさ。)」

 

 

 「(了解、なら話が終わったら少しこっちに来てくれないか?頼みがある。)」

 

 

 「(頼み?・・・・まぁいい、分かった)」

 

 

 {(サンキュ、じゃあまた)」

 

 

 「(あぁ。)」

 

 

 念話を終えると同時にユーノの方も説明が終わったようだ。そして今度はリンディが管理局について説明している。。お互いの説明が終わった後。

 

 

 「なるほど、事情は分かりました。ユーノさん、貴方は立派ね」

 

 

 「だが同時に無謀でもあるな。」

 

 

 リンディとクロノが言いたい事を言ってくる。

 

 

 「そして、ジン・・・・さん、貴方にも聞きたい事があるのですが良いですか?」

 

 

 「答えられる範囲なら。」

 

 

 「ありがとうございます。・・・では、まず貴方のバリアジャケットのような物は何ですか?」

 

 

 ・・・・いきなりの質問だな。まぁいい

 

 

 「あれは俺の能力だ。それ以外は答えられんな。」

 

 

 「お前!!ふざけているのか?そんなのが答えになると思っているのか!!」

 

 

 クロノが怒鳴ってくるが・・・聞く耳持たんな。

 

 

 「黙れ・・・・言った筈だ。答えられる範囲ならと、これが答えれる範囲だ。」

 

 

 「何だと!!お前・・・っ!?。」

 

 

 「これ以上騒ぐと潰すぞ?・・・あの時は手加減したが、次は本気で潰す・・・。」

 

 

 俺は殺気を出しながらクロノを見る。

 

 

 「なっ!?さっきのが手加減していただと!?ありえない・・・そんな・・・」

 

 

 クロノは青ざめて少し震えているようだ。ふん、つまらん

 

 

 「で?、他に聞く事は無いのか?無いのなら俺は帰らせて貰おう。」

 

 

 俺は椅子から立ち上り帰ろうとすると。

 

 

 「まっ!待ってください!!貴方は何故ジュエルシードを集めるのですか?。」

 

 

 俺を引き止めるようにリンディが質問してくる。集める理由・・・か

 

 

 「俺はなのはとユーノに頼まれて協力しているだけに過ぎん、他に理由は無い。」

 

 

 「信じても?」

 

 

 「好きにしろ。」

 

 

 「分かりました。後、貴方にお願いがあります。私たちに協力してもらえませんか?。」

 

 

 

 こいつら、なのはだけじゃなくて俺まで管理局に入れようとしているのか?。面倒だな・・・

 

 

 「俺のことは後でいいだろう。先にこの件についての事を聞きたいんだが?」

 

 

 俺が言うとリンディは少し顔を歪ませるがすぐに戻し。

 

 

 「そう・・・ですね、まずはそちらのことについて話ましょう。」

 

 

 リンディはなのはの方を向き

 

 

 「この件に関しては時空管理局が全権を持ちます。」

 

 

 リンディが言い。

 

 

 「君たちは今回のを忘れて元の生活に戻るといい。」

 

 

 

 クロノが続ける。

 

 

 「そ、そんな!?」

 

 

 「これは僕の責任です!!僕がやらないと何です。」

 

 

 「これはもう民間人の関わっていいレベルじゃない。反論は許さない。」

 

 

 

 「まあ、急に言われても気持ちの整理もつかないでしょうし、一晩ゆっくり考えて二人で話し合って、それから改めて話をしましょう。」

 

 

 そう言って話を終わらせるリンディ。・・・・・くだらんな、カイが言っていたのはこの事か。

 

 

 「・・・・・・・・・・・」

 

 

 「そしてジンさん、先ほどの返事を聞かせてもらえますか?」

 

 

 この状況で俺に聞くか。こいつらは一度潰さないとわからない様だな

 

 

 「・・・断る。」

 

 

 「え?・・・」

 

 

 「聞こえなかったのか?お前達に協力するのは断るといったんだ。」

 

 

 「何だと!!お前、何故だ!!。」

 

 

 クロノがまた怒鳴る。こいつは怒鳴る事しかできないのか?

 

 

 「悪いな、やはり管理局は臆病者共の集まりだ。それに、自分達の本心も明かさないやつらと協力する気は無い。」

 

 

 「・・・どういうことですか?。」

 

 

 リンディが聞いてくるが・・・

 

 

 「お前がそれを言うのか?リンディ・ハラオウン。まぁこんな子供には言えない事だがろうが。」

 

 

 「!?」

 

 

 「お前達の考えなど知りたくも無いが、なのはとユーノを利用すると言うのならば、俺はお前達と協力する気などは無い。」

 

 

 「え!?私とユーノ君を利用?どういう事?ジン君!」

 

 

 「簡単な事だなのは。こいつらはお前に協力して欲しいから、あえてこの件は管理局が持つと言ったんだ。お前は先ほどその事を言われても協力する気だったんだろ?」

 

 

 「え?・・・・うん、そうだけど。だって、今更元の生活には戻る事なんて出来ないよ。」

 

 

 「お前のその気持ちを、こいつらは利用したんだ。だから先ほど、「また改めて話をしよう」と言ったんだ。お前が協力すると分かっていたからな・・・・違うか?リンディ・ハラオウン」

 

 

 

 「・・・・・・・・・・・」

 

 

 「本当なんですか!?館長!!」

 

 

 リンディは無言で俯いている。

 

 

 「これ以上はなす事は無いな・・・・帰るぞなのは、ユーノ。」

 

 

 「待って下さい!!。」

 

 

 帰ろうとした俺達をリンディが止めた。さて、どう出てくる?

 

 

 

一哉SIDE END

 

 

 

 

 

 

リンディSIDE

 

 

 参ったわ・・・まさかこんな事になるなんて・・

 

 

 最初はこの子達が協力してくれれば 戦力が増えてありがたいと思ってそれとなく協力をしてもらおうと思っていたけど、ジン君によってそれが駄目になった。

 

 

 ジン君は私が考えていた事をまるで読んでいたかの様に言ってき、その時の私は恐らく物凄く驚いていたでしょうね。

 

 

 なのはちゃんの魔力は素晴らしい物だ、彼女が管理局に入ってくれれば即戦力になれるだろう、そしてジン君もまた素晴らしいくらいの魔力を持っている。そしてクロノを完全に弄んでいた、クロノの魔力はAAAなのにそれを簡単に倒したのだ・・・彼も協力できないかと考えていたけど、全てが駄目になってしまった。でも彼達が管理局に入ったら上の連中が何か言ってきそうだけど、彼女達を道具にはさせない。それだけは言える。

 

 

 

 「さて、もう話す事も無くなった様だな・・・・帰るぞなのは、ユーノ。」

 

 

 ジン君がなのはちゃんとユーノ君を連れて出て行こうとした時・・

 

 

 

 「待ってください!!1」

 

 

 私は叫んだ。

 

 

 「何だ?。もうこれ以上話す事は無い筈だが?まだ何かあるのか?」

 

 

 ジン君が私の方を睨んでくる、睨みだけで気絶しそうな位に冷たい目、きっと私の評価は最低になっているだろう。

 

 

 「騙していた事は謝ります。すみませんでした・・・そして改めてお願いします。なのはちゃん、ユーノ君。どうか私たちに協力していただけませんか?お願いします!!」

 

 

 私は頭を下げて頼み込む。二人は少し考えていたが・・・

 

 

 「リンディさん、私たちは協力します!」

 

 

 「元々は僕の責任です。僕も協力します。」

 

 

 二人は協力してくれると言った。後は・・・・

 

 

 「・・・・・・・・・・・・」

 

 

 私を睨んでくるジン君だ。

 

 

 「ジン君、貴方にももう一度お願いします。どうか私たちと協力していただけませんか?お願いします。」

 

 

 ジン君は暫く私の方を見ていたが。

 

 

 「俺はお前達に協力する気は無い。」

 

 

 やはり協力はしてくれなさそうだ。でもそれは仕方ない、その信用を奪ったのは私なのだから・・・

 

 

 「そうですか、わかr「だが・・・」え?」

 

 

 「俺はなのは達に協力しているだけだお前達に従う気は無いが・・・なのはの指示なら俺は従う。」

 

 

 「それでは。」

 

 

 「なのはが危険な時と頼みの時には協力してやる。それ以外の時は知らん。」

 

 

 「!!?・・・はい、ありがとうございます。」

 

 

 私は再び彼女達に頭を下げる。

 

 

 リンディSIDE END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一哉SIDE

 

 

 あれから協力する事が決まり。次にフェイト達が出てきた時は連絡するといった感じで話は終わった。 俺達は鳴海市に転移していつもの公園にいる。

 

 

 「それにしても、ジンは本当に驚かせられるよ。どこで噓だと分かったんだい?」

 

 

 「別に、」

 

 

 「あはは、でもジン君にはお礼を言いたいなぁ。」

 

 

 なのはが礼を言いたいと言ってきた。

 

 

 「ジン君、私の為に怒ってくれてありがとう!1」

 

 

 「・・・・別に、ただあいつ等のやり方が気に入らなかっただけだ。」

 

 

 「うん、それでもありがとう、後これからもよろしくね!!。」

 

 

 「僕も、これからもよろしく。」

 

 

 なのはとフェレットに戻ったユーノが言う。

 

 

 「あぁ。」

 

 

 俺は返事だけをする。

 

 

 「それじゃ、私そろそろ帰るね。ジン君!!またなの!!」

 

 

 「じゃあね、ジン。」

 

 

 なのははユーノを抱えて帰る。

 

 

 誰もいなくなった公園で俺は変身を解き空を見上げる。

 

 

 「また・・・・・・か。久しぶりだな、そう言われたのは。」

 

 

 俺は空から視線を戻し。

 

 

 「さて、カイの所に行くとしよう・・・あいつも待っているだろう。」

 

 

 ポケットに手を入れて歩き出す。

 

 

 「・・・・またな・・・・・か。」

 

 

 その呟きは誰にも聞かれず風に消えていった

 

 

 

 

 


 
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