No.542664

「春の雪」

cr4781さん

──「私、あまり気の長い方じゃありませんので。実力行使に出ますよ?」
 瞬間、彼岸花が大きく首を左右に振る。煙は勢い良く飛翔する。反射的に両目を細める。バサつく赤毛を押さえる。背中をあずけていた大樹が轟々と悲鳴を上げる。絹のように軽く柔らかい物が手の甲に何度も当たる。するりと手から流れた。小町の視界の端に白いものが映る。激しい風と共に小町の頬に触れ、どこかへ飛んだ。。 - 近藤さんの「春の雪」より。 - あやこま合同誌「無縁の塚でふたりきり」収録のSSに勝手に挿絵?をつけてみようというもの。まだ手に入りますのでどうぞ!( http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/07/14/040030071496.html ) - 前「小町幸福論 - 東方恋文帳-」( http://www.tinami.com/view/536696 )次「味のないキスを貴女に」→( http://www.tinami.com/view/570501

2013-02-10 22:22:10 投稿 / 1024×768ピクセル

2013-02-10 22:22:10 投稿
総閲覧数:613 閲覧ユーザー数:603
1024×768ピクセル

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択