No.54031

愛する者を守る剣

自分の願望を書きました。
あとネタバレにもなるので、注意してください。
文力もなく、自分の想像で書いています。もし見て気分が悪くなったら、すいません。
書く理由はあまりにも魏が、悲しすぎました。確かにあのエンドは、良かったのですが、あまりにも曹操が可哀想になりまして、
かきました。

続きを表示

2009-01-24 23:26:36 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:21345   閲覧ユーザー数:11859

 

「・・・・・・・・・」

 

一「俺は・・・・」

 

 周りは暗闇。音も聞こえず、自分が存在するのかもあやうい

 

一「いきているんか?」

 

 自分に問いかけ、自分の存在をたしかめる。

 

一「心地がしない。いきている」

 

 すべての感覚が感じられない。いや、そもそも体はあるのか?何も感じない。

 

一「へへへ。こりゃだめだわ」

 

 確信した。自分は、この闇と一生をともにする。流すにもなに1つ感情を表す術がない。

 

一「・・・・・く・・・そ」

 

 だが、溢れんばかりの感情が心を満たしていく。

 

一「泣いてたんだ。あいつは・・・・・この・・・俺のために」

 

 負けてたまるか!。何を決め付けている!!自分という存在はまだいきてる。あきらめるのはまだはやい。

 

???「人の子よ」

 

 どこからか声が聞こえる。

 

一「んだよ。今取り込み中なんだ。」

 

???「汝の、役目は終わった」

 

一「勝手に決めんな。まだ終わってねぇ。」

 

???「汝をそこまで駆り立てる原動はなにだ?」

 

一「そんなの。決まっている」

 

 なぞの声がする方に精一杯ほえる。

 

一「惚れた女を泣かして死ねるか。」

 

???「・・・ただ、それだけか」

 

一「それだけで、充分」

 

???「先に待ち構えるのが、絶望の章でもか。」

 

一「なら、その章をぶった切る!!」

 

???「汝では、無理だ。」

 

一「強くなってやるよ。誰にも負けないほど」

 

???「・・・・その言葉」

 

一「???」

 

???「二言はないな」

 

一「当たり前だ。」

 

 声の主に答える。

 

???「良かろう。ならば行け。」

 

 自分を感じる。

 

一「・・・・これは・・」

 

 暗闇に二つの光が走る。

 

一「あんたは。いったい??」

 

 自分と違う光に問いかける。

 

???「いずれ、分かる時がくる。」

 

 光の形が変化しはじめた。

 

???「餞別だ。持っていけ。」

 

 光の形が分かり始めた。一刀を中心に合計4つの光輝くものがある。

 

???「汝の剣だ。名を七宝剣という。」

 

一「俺、弱いんだが」

 

刀をくれるのはありがたいが、

 

???「案ずるな。汝は強い。人の子でこの世界の理をくだいたのだ。心も体も」

 

一「この暗闇のことか」

 

 一刀は、周りをみたわす。なにもないが

 

???「しかし、しょせん人の子。人外の力はない。」

 

一「惚れた女を守れれば、充分」

 

言いながら、七宝剣改め4つの光に手をのばす。一対の刀を左右一本ずつ腰にさす。次に六尺ほどの槍だ。左右に刃物がついている。三等分に折りたたんで腰の後ろになおす。次は、刀でも槍でもない篭手だ。両腕にはめると、動きを制限する感じはない。これで殴れば、ただではすまんだろう。

そして最後それは、自分の背丈より30センチほど小さい剣だ。見た感じ斬艦刀みたいだ。それを、背中に真っ直ぐさす。

 

???「欲のない、人の子だ」

 

一「そうかもな。」

 

???「では、いきなさい。汝の物語をはじめに。」

 

 言葉が終わると暗闇に亀裂がはしる。

 

一「よし。うおぉぉら。」

 

 気合ともに亀裂に右ストレートを叩き込む。音もなく大きな穴があく。その先には、見慣れた光景が

 

???「外史は、1年ほど進んでおる。汝の旅に神のご加護を」

 

一「ありがとよ。とりゃぁぁぁ」

 

 またもや気合とともに穴にはいる。

 

???「汝の世界は、汝がまもれ。」

 

 

あらたにはじまる物語

 

 

 

 

とある崖のうえ

 

???「華琳様。ここにおられたのですか」

 

  息を切らしながら、華琳いや曹操に心配そうに話しかねる。

 

華琳「大丈夫よ。桂花」

 

桂花「・・・・・・」

 

華琳「あの、バカはまだ帰ってこない。あれから一年経つというのに」

 

 崖の先には1つの墓石がある。「本郷一刀、ここに新たな世界へ旅たつ。」と荒く削られてる。刃物で無理やり書いたのだろう。

 

桂花「華琳様。そんなお顔をなさらないでください。」

 

 自然と悲しい顔になっていたのね。魏の王たるものがなさけない。

 

華琳「そうね、行くわよ。今日は気分がいいから閨の相手をしてちょうだい。」

 

桂花「はい!!!」

 

 私は、楽しくやっているわ。一刀も怒らないから早く帰ってきなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でかい山の頂上

 

一刀「うわぁぁぁぁーーーーー」

 

 空から落ちる俺。

 ガサガサ。バキバキ。木があって助かった。

 

一刀「しかし枝にひっかかるとは、情けない。」

 

 辺りを見渡すと暗い。

 

一刀「しかも、夜だし助けよべないし。」

 

 最初からへこむ俺。

 

一刀「まあいい。どのくらい強くなったのか試してみるか。」

 

 数メートルはある高さから、落ちてみた。

 

 

 

 

 

 

 ジーーーーーーン

 

一刀「いってーーーーーーーー」

 

 うそつき。かなり痛いぞこれ。

 

一刀「強くなってないじゃん!!!。」

 

 さけびながら、木を殴ってみる。

 

 

 

 

 

 

 ジーーーーーーン

 

一刀「やっぱ、いってーーーーーーー」

 

 本日二度目の雄叫び。いや日は挟んだかな?。いやいやそんなツッコミはいらん。

 

 ガサガサ。

 

一刀「やば。獣よんじゃったかな。」

 

 冷や汗ダラダラ。

 

魏兵士1「貴様、何をしている。」

 

 それは見覚えのある。いや見間違えるわけがない。それはいつも俺の瞳の中にあった魏の兵士の鎧。

 

一刀「助かった。俺の名は本郷一刀。君たちに保護を頼みたい。」

 

魏兵士「・・・・なんだと??」

 

 兵士。いや後ろにも五人ほどいるな。あれ?俺ってこんなに気配読めたっけ?・・・・・ま、いっか

 とにかく、兵士はなぜかだまる。

 

一刀「ノックして、もしもーし?大丈夫か?」

 

 返事がないので鎧をたたこうしたら、

 

魏兵士「貴様!!!我らの世界を平和に導いた御使い様の名前を名乗るとは、恥しらずが。」

 

一刀「いや、本物だけど。」

 

 ブッチ!!

 魏兵士からなんか切れる音がした。

 

魏兵士「御使い様は、一年前にお亡くなりになったわ。」

 

 そうなのか。そりゃ一年もいなきゃそうなるか。

 

魏兵士「我慢ならん殺す。援護を頼む絶対に逃すわけにはいかない。」

 

 後ろに声をかけると、矢がとんできた。

 

一刀「ッッ!」

 

 横にある刀を抜いてふさいだ。

 あれ?俺はそんなに反射神経とか動体視力よくないぞ。

 

魏兵士「ちっ。運のいい奴め。剣で切り殺してやる。」

 

 敵が遅い動きが読める。あっ、「強さ」ってこのことか。

 

一刀「すまん。」

 

 兵士の腹を思いっきり殴る。思いのほか飛んだ。

 力も少々ついているみたいだ。

 後ろにいた兵士は、もういない

 

一刀「情報をもっていったか。優秀だな。」

 

 こんなところでぐずぐずしてられない。とにかく山をおりよう。

 

一刀「この七宝剣つかえる。」 

 

 自分の武器を構えながら山をおりた。

 

 

 

 

 

 

 

玉座の間

 

 

稟「これで、会議を終了します。」

 

風「稟ちゃん、おつかれ。」

 

 たった今、会議が終わったようだ。

 

稟「あぁ、それにしても平和維持とはまったく忙しいものだ。」

 

風「あらら、稟ちゃんとあろうものが弱音ですか。」

             ・・

稟「弱音もなにも、私たちは法律を元に案を出し合っているだけだ。実際楽すぎるくらいだ。」

 

 法律。それは我わが愛したものの大きな置き土産。いろんな意味で

 

風「そうですね。でも疲れてるみたいですよ。」

 

稟「法律は、とてもよい案なのだが・・・・・」

 

風「私たちが、追いつけてないですもんね。」

 

 そう、法律は素晴らしい案だ。しかし考えが高度すぎる私たちだけでは、手に負えない

              ・・・・・・・・・

風「しかも、作ったお兄さんはいなくなっちゃうし」

 

 華琳をはじめ、家臣たちは死んだとは思ってない。ならなぜ墓石を?

 踏ん切りをするためだろう。華琳いわく「あのバカは、殺しても死なないわ。帰ってきたら地獄のお仕置きをするわ。」

 と涙で赤く腫れた目を擦りながら言った。まったく説得力のカケラもない。

 

稟「そうだな。春蘭も泣いていたが華琳様を支えていたのはびっくりしたな。」

 

 泣き崩れた華琳様を、なんと春蘭がささえていたのだ。「本郷・・・・いや一刀が見たら笑われますよ。

 一刀が帰ってくるまで華琳様。私と秋蘭が支えていきますから。」

 みんな取り乱しているなか、春蘭は一人華琳様を支えていた。

                         ・・

風「ほんとですよ。凪たちも号泣していましたし、あの場所で泣かなかったのは桂花と稟ちゃんだけでしたね。」

 

稟「!!!。その話はやめてくれ。わたしより秋蘭のほうが・・・・」

 

秋蘭「ほほう、あの時の話を掘り出すか。」

 

稟・風「「!!!!」」

 

 気配を感じなかった。

 

稟「いや、それは・・なぁ風」

 

風「ぐーーーー」

 

稟「寝るな」

 

 ポカ!

 

風「うぉ。」

 

 でた。奥義「寝たふり」よし。これで話題がそれる。

 

秋蘭「残念ながら話を続くがな。」

 

 無理だった

          ・・・・

華琳「いいじゃない。あの時の秋蘭は可愛かったわ。」

 

 華琳が話にはいってくる。

        ・・・・

春蘭「そうだぞ、あの時は我が妹ながら可愛かった」

 

 春蘭が話にはいってくる。

 

秋蘭「華琳様はともかく、姉者にいわれるとは」

 

華琳「春蘭もたまには、やりかえさないとね。」

 

  

 バン!!!

 玉座の間を、思いっきりたたいて戸を開ける魏兵士があらわれた。」

 

春蘭「うるさい!今良いとこなんだ。」

 

 ツッコムとこそこじゃない。

 

華琳「何事よしょうもないことなら、切り捨てるわよ。」

 

魏兵士「は、報告します。都の後ろにある山林で不信な男を発見。すぐ拘束しとうとしましたが敵はかなりの手馴れ我が隊の副将を撃破

    。我らでは手に負えないと判断し「ザク!!!」うわ!」

 

 兵士の前には華琳の武器、絶が刺さっている。    

 

華琳「まさか、その程度で帰ってきたの?」

 

 目がかなり怖い。

 

魏兵士「いえ、この程度なら私たちで討てますが相手が変な名前を言って、いたため報告をと」

 

稟「変な名前とは?」

 

魏兵士「はい、『ほんごうかずと』と名乗っていました。」

 

 シーーーーーーーン

 

 花梨を含めみなが静かになった

華琳「まさか、その『かずと』と名乗った奴はそのまま?」

 

魏兵士「いえ、隊の15人を追跡にいかせています。見つけ次第拘束するように・・・」

 

魏兵士2「報告!!。先ほど『ほんごうかずと』と名乗る男を・・・」

 

華琳「捕まえたの?」

 

魏兵士「いえ、包囲網を突破。真っ直ぐこちらに向かっています。」

 

華琳「稟、どう思う?」

 

稟「罠でしょう。しかし、」

 

風「お兄さんの名前を語っているのですから、罰が必要ですね。」

 

 皆さんから、なんともいえないオーラが・・・

 

華琳「・・・・・ただでは殺さないわ。」  

 

全員「はい」

 

華琳「全員で、迎えにいきましょうか。」

 

春蘭「はい華琳様。一刀の名の重さ刻んでやります。」

 

秋蘭「新しい獲物の練習台が、欲しかったとこだ。」

 

風「稟ちゃん。拷問道具準備です。」

 

稟「あと、火あぶりの準備を、」

 

 おのおのが恐ろしいことを語っている。

 

華琳「明日が楽しみだわ。」

 

魏兵士「では、我々も」

 

華琳「いらないわ。私たちだけで充分よ。残りの兵を撤退。城の周りに兵を配置。見つけしだい報告。」

 

魏兵士「御意!」

 

春蘭「では華琳様」

 

華琳「ええ。みんなも明日の準備を」

 

 

私たちの男を愚弄した輩に制裁を

      

 

山林の中

  

 

一刀「まったく、人の話を聞いてくれてもいいじゃん」

 

 今、一刀は山林の地形を利用しおってから逃げている。しかし服装だけにすぐ見つかる。  

 月の光で俺の制服や七宝剣が銀色の輝きを帯びている。

 

一刀「どうにかならんかな?」

 

魏兵士「いたぞ!!囲め」

 

 周りを見てなかったため、見つかってしまった。

 敵は全部で3人

 

魏兵士2「くらえ。」

 

 剣を上に振りかぶって切りかかる。

 

一刀「あまい。」

 

 一本の刀で剣の軌道を流し、開いた腹に拳を叩き込む。

 

魏兵士1「くそ、」

 

 次は大きな旗が付いた槍での突き。

 

一刀「見える。」

 

 突きを半身の姿勢で流し、勢いのまま刀の峰でたたく。

 

一刀「って言ってみたかったんだよな。」

 

魏兵士「・・・」

 

 残り一人はあっというまにやられた味方をみて、愕然としている。

 

一刀「これで全部で14人か。くたくただし逃げるなら今のうちだよ。」

 

 魏兵士は注意しながら後退していく。

 

一刀「お腹、すいた・・・お!!」

 

 目の前には、果物らしきものがなっている。

 

一刀「この際、仕方ないか。」

 

 しぶしぶ食べると、

 

一刀「酸っぱい!!。でもおいしい」

 

 疲れてる体にはけっこうくるものだ。

 

一刀「あの華琳の旗、つかえるかも。」

 

 槍と一体化している旗を取り、マント代わりにする。ちなみに顔もかくしてます。顔はばれてますから。

 

一刀「我ながらナイスアイディア。」

 

 華琳の旗は藍色に黒の字で曹と書かれている。

 

一刀「今晩は、木の上で寝るか。」

 

 木登りは得意ではないからけっこう時間がかかった。

 

一刀「明日に備えて、おやすみ。」

 

 

 

 

玉座の間

 

華琳「・・・・・・」

 

 いま、一日の半時が過ぎたいわゆるお昼ご飯だ。

 

華琳「・・・遅すぎる。」

 

秋蘭「あちらも策があるのでは?」

 

稟「いやないだろう、一刀殿の名前をだすこと自体策なのだから。」

 

春蘭「来たら殺るだけです。ねぇ華琳様」

 

華琳「そうね。気長にまちましょう。」

 

魏兵士「報告!南の方角から怪しき人物を発見。」

 

稟「南か、山林の方角と一致か」

 

魏兵士「不信人物の容姿は我が曹の旗を使い、体全体を隠しております。」

 

風「怪しさをふんだんに醸し出していますね。」

 

華琳「春蘭、秋蘭いくわよ。」

 

春蘭「はい。華琳様」

 

秋蘭「御意」

 

 

 

 

 

 

木の上

 

一刀「うーーーーん。よく寝た」

 

 いや、

 

一刀「寝すぎた。もうお昼ぐらいだよな。」

 

 やばい。てかよく捕まらなかったな。

 

一刀「まぁいいか。まずこの森を抜けよう」

 

注意をしながら、山を抜ける。

 

一刀「抜けたーー」

 

 やっとのことで山をぬける。

 

一刀「災い転じてなんとやら。」

 

 目の前にはあるのは、俺の物語のはじまりの場所

 

一刀「さて、行きますか」

 

 

南の門

 

一刀「ずいぶんと大きくなったな。ではいく「待たれよ」」

 

 一刀は門番兵に止められた。

 

門番兵「この都は、曹操様が直々に納められておる。通りたければ身分の証明を」

 

一刀「いや、それが・・・・「その必要はないわ。」」

 

 後ろから、凛とした声が聞こえる。

 

門番兵「曹操様!!」

 

一刀(一年でかわるもんだな。」

 

 一刀の良く知る曹操こと華琳はずいぶんと可愛さが増していた。しかも自分より3分の2ほどの

 大きさの鎌をもっている。

 

一刀(なんで、武器を持ってるの??)

 

華琳「今から、この不届き者を殺すから。」

 

 なにぃぃーーーー

 

一刀「まて、か「うぉぉーー」」

 

 華琳に話しかけようとしたら、華琳の後ろから砂塵を起こしながら突進してくるのがきた。

 

一刀「ぐはっ!!」

 

 両腕の篭手でガードしたが、2,3メートル後ろに飛んだ。

 

秋蘭「こら、姉者!!」

 

 華琳の隣にいるのは、夏侯淵こと秋蘭がいる。さすが秋蘭話を聞いてくれるみたいだ。

 

春蘭「しかし。こいつは華琳様を」

 

 砂塵を撒き散らしたのは、夏侯惇こと春蘭だ

 

秋蘭「違う。私の分もとっておけ。」

 

 マヂですか。

                ・・・・・ 

春蘭「わかった。・・・・きさまは我が愛した一刀の名を語った罪万死に値する上、主曹猛徳の真名   まで、呼ぶとは・・」

  

一刀(うれしいことをいってくれるんじゃないか)

      ・・・・

春蘭「違うぞ、私たちだ。姉者そろそろ行くぞ。実際私も怒っているのでな。」

              ・・・ 

 秋蘭は、ものすごい剣幕で、火縄銃見たいなのをかまえた。

   ・・・・

一刀「我ノ化身。完成したのか・・・・・」

 

全員「「「!!!!」」」

 

 俺が考えた秋蘭の武器だ。まさか完成しているとは

 

秋蘭「ほほう。これを知っているか。なおさら生きて返すわけには、なあ姉者」

 

春蘭「もとより生かす価値などない。行くぞ」

 

秋蘭「応!!」

 

 秋蘭の我ノ化身から、放たれるは鉄の塊

 

一刀「目と銃口の先を読めば!!」

 

 間一髪!!右のわき腹を通り越した

 

秋蘭「あれを、避けるとは」

 

春蘭「どこを見ている!!」

 

 春蘭の斬撃を篭手でなんとか防いでいる。

 上から来る斬撃を腕をクロスし防ぐ。

 

一刀「かは、、」

 

秋蘭「おおりゃあぁぁ」

 

 なんという気迫。このままでは

 

秋蘭「そこだ」

 

 秋蘭が春蘭の右の方から銃弾を飛ばす。

 

一刀「くそ。」

 

 さすが姉妹。コンビネーションがうまい。

 

一刀「でやぁぁー」

 

 両腕で無理矢理押し込み、銃弾を避ける。

 

一刀「くっ!!」

 

 右太ももにかすった。かすっただけなもにすごく痛い。

 その、一瞬の隙を春蘭が見逃すはずがない。

 

春蘭「スキあり!!!!」

 

 下段から上段に刀を振るう。 

 スパ!!!!

 

 

 

 

 

 ポタポタ・・・・・

 

 

 あ、あっぶねーー

 もう少しで一刀の三枚おろしができるとこだっだぜ。

 顔には右ほほからこめかみまで刀傷が出来た。大丈夫傷は浅い。

 顔を隠していた布も今の攻撃でボロボロだ。

 

 

 

春蘭「・・・・・・・かずと??」

 

 春蘭は、あまりにもびっくりしたのだろう。刀をもったまま硬直している。

 

一刀「だから、最初からいっているだろう。」

 

 秋蘭は腰が抜けたのだろう、その場にへなへなと座っている。

 

華琳「・・・・・・」

 

 華琳は無言でこちらに歩いてくる。

 

一刀「華琳、ただい「ガキン」」 

 

 華琳は、俺に鎌を振り下げた

 

一刀「ちょっと、まて「うるさい!!」」

 

華琳「一刀は死んだの。役目をおえて、死んだの!!」

 

 華琳は滅茶苦茶に鎌を振り回している。

 

一刀「バカ野郎、最後の顔があんなに泣いてちゃ死んでもしにきれねえよ。」

 

華琳「!!!。でも!でも!・・・役目を終えたらまたどこかに行っちゃうじゃない!!」

 

 華琳の目には、涙が溢れる。

 

一刀「俺の役目は、『愛する者のそばにいることだ。』。だから、俺を愛し続けろ。それが俺の存在   の意味!!俺の居場所だ。」

 

 カラン

  

華琳「本当?もう・・・・どこにもいかない?」

 

 武器を落とし、ほほには涙が光る。

 

一刀「華琳が俺を嫌いにならない限りな」

 

 静かに華琳を抱きしめる。

 

華琳「嫌いになるわけ・・・・・・ないでしょ・・・・・・うわわぁぁぁん」

 

 華琳は、大粒の涙をながしている。

 

春蘭「がずどーーーぼんのもだーーー」{一刀ーーー本物だーーー)

 

 春蘭は泣きながらこちらに歩いてくる。刀を引きずりながら

 

一刀「ただいま春蘭。そういえば秋蘭は?」

 

春蘭「うん。秋蘭なら一刀が行けば起きると思う」

 

一刀「わかった。」

 

 

 華琳を抱いたまま秋蘭のもとに行く。

 秋蘭の目は焦点があっていない 

一刀「ただいま。秋蘭」

 

秋蘭「かず・・・と?」

 

一刀「あぁ。そうだよ遅くなったな」

 

秋蘭「うぐぅ、ぐす、うぅぅ」

 

 秋蘭は声を殺して泣いている。涙ポロポロ落としながら

 

一刀「心配かけたな」

 

秋蘭「・・んぐ・・・・まったくだ・・・・・怪我を・・・・したんだったな」

 

一刀「あぁ。大丈夫だ。傷は浅い後は残るかもしれないがな」

 

秋蘭「うむ、」

 

 ぺロ

 

一刀「な!。秋蘭なにを!!」

 

秋蘭「いや、傷から化膿してはこまるからな消毒を」

 

 ペロペロ。

 

春蘭「秋蘭だけずるい。私も」

 

 ハム、チュウ

 

一刀「吸うな!。痛い」

 

春蘭「我慢しろ。化膿したらどうする。」

 

一刀「しかし、ムグゥ」

 

華琳「んぅ・・・んぁ、おとなしく・・・ちゅ・・しなさい。」

 

 講義をするおれの口を華琳の口で抑える。

 

華琳「んちゅ・・・・・・早く帰るわよ」

 

 口を離すときらめく銀の橋ができた。

 

一刀「な、なんで??」

 

華琳「ちゃんとした怪我の手当て。」

 

秋蘭「そうですね、このままだと一刀の血をすべて吸い出しそうですし」

 

春蘭「華琳様、だけキス・・・・・いいな」

 

華琳「もう、一刀はいなくならないから大丈夫よ。ね」

 

一刀「あぁ、もう二度といなくならない」

 

華琳「行くわよ。私たちの家に帰るわよ。」

 

一刀「ああ」

 

 

 第一巻  終幕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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