No.540272 ソードアート・オンライン rebirth of fencer唐芋さん 2013-02-05 05:15:53 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:8893 閲覧ユーザー数:8597 |
何処かの白い空間
全方位真っ白の空間に社長室などに置いてある様なデスクがあった
そこにはクソでかいハゲたおっさんと金髪ロリっ子がいた
「おい、あれの準備は出来ているのか?」
「はい!完璧です!!」
ハゲたおっさんの言った事に返事をするロリっ子
そのハゲたおっさんはあの知る人ぞ知るガチムチ神である
「全く…お前が何回もドジるからこんな事する事になったんだぞ?」
「ふぇ~ん…ごめんなさい…」
実はガチムチ神の部下のロリっ子がミス連発で転生者を出しすぎた為
ガチムチ神の上司から「お前ら、ちょっと反省文代わりに死なずにできる転生者作ってみろ
出来なきゃ減俸な」と言われた
「チッ…何で俺まで…」
「で…でも!この実験が上手くいけば!」
「俺は上手くいくとは思わん」
「えっ?何でですか?」
ガチムチ神は溜め息をついた後再び口を開く
「そもそも俺達の行う転生と言うのは
魂を変換して指定した世界に組み込む事なんだ
死なずに転生者を作るって言うのは言わば魂をゼロの状態から作る事だ
そもそも転生者ってのは魂に何らかの因子があって
その因子をいじくって出来る者だ、つまり因子無しで作る事は基本不可能って事だ」
「え…えっと?」
「…簡単に言えば、亀が甲羅背負ってフルマラソン十秒台で走るくらい無理だ」
「なるほど!でもRCSなら大丈夫ですよ!」
「何処からそんな自信が来るんだか…」
RCSとは今回の為に作った装置[reincarnation convert system ]の略称である
この装置は簡単に言えば排出した転生者のデータを元に新たな転生者を作り上げる装置だ
魂の変換に必要な因子をデータで補う物で理論上ならゼロから転生者は作れるが
とても不安定な物であり、まず言える事はどうなるか分からない
さらにデメリットがかなり多い
「取り敢えずやってみましょうよ!」
「まぁ、やらない事には始まらないしな」
ガチムチ神はRCSに履歴書の様な紙を入れる
「誰にしたんですか?」
「俺の知る限り一番マシな奴だ、全く…アイツは面倒くさい能力を選んだもんだ…」
「アハハ…何となく分かりました…」
そう話している内に装置が止まる
どうやら出来た様である
「じゃあ、早速転生させましょう!」
「まて、何処にするつもりだ?」
「ここでいいんじゃないですかね?」
とロリっ子が指を指したのは
今現在、転生者が一番多く向かっているソードアート・オンラインを指差す
「ま、いいか。ここで」
「じゃあ、転送しちゃいましょう!」
「おい、勝手に押すな!」
ポチッとロリっ子が転送ボタンを押すと
シュンッと言う音と共に魂が消える
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
それと同時に画面が赤く光る
「うぇぇぇ!?なんですか!?」
「邪魔だ、どけ!」
ロリっ子を押し退け、ガチムチ神が装置のキーボードを打ち確認する
「ど…どうしましたか?」
「やってくれたな…時間調整が五歳辺りから始まるつもりが
原作開始からになっちまった…」
「えっ…えっと…」
「つまり最初からアインクラッドにいる事になる…」
「えぇ!?」
「どうしてくれんだ…失敗しちまったじゃねぇか!」
「ヒィッ!!ごめんなさい!!」
ガチムチ神がロリっ子に雷を落とす
「これ…現実戻ったら間違いなく性格変わるぞ…
その他、一部の設定も変わってるし…」
「はわわ…どうしましょう…?」
ロリっ子が涙目で言う
ガチムチ神は毛の無い頭をボリボリと書き
「仕方ねぇ…これは見守るしかねぇわ…後はどうにもできん…」
「うぅ…ごめんなさい…」
「しゃあねぇよ、担当世界の申請してくる…」
ガチムチ神はその場からフッと消える
「でもあの人のデータが元だし…大丈夫ですよね?」
ロリっ子は作った転生者を送り込んだ世界を
どうやってついてるのかが分からないモニターを見ながら言った
???side
「…何処だ?ここ」
俺は本やアニメなどで見るファンタジーな草原にたっていた
…何でこんな所にいるんだ?
頭がズキズキするな…
「取り敢えず人を探すか…」
俺は人を探しに取り敢えず歩いた
しばらく歩くと二人の男性がいた
片方は青い服に背中に剣を背負っていて
もう片方は赤髪のロングヘアーに曲刀(だったか?)を持っていた
何かを練習しているように見える
…話しかけてみるか
「おい、何しているんだ?」
俺が話しかけると二人がこっちを見た時
二人の回りにいたイノシシ?がこっちに突撃してくる
俺は迎え撃つため腰のホルスターから自分の愛銃を取ろうとするが
「…!?」
銃が無い…?いや、ホルスター自体無い、どういう事だ?
…!!また、頭痛が…
「おい!早く避けろ!」
赤毛ロングに言われ、横に転がり避ける
イノシシ?は俺の横を通りすぎる
その後二人が俺に近寄る
「何で、剣を抜かないんだよ」
「剣?剣なんて何処に…」
「背中についてるだろ?」
青い服の男に言われ、背中を見ると
確かに剣があった
見てみるにロングソードか?
「そういや、さっき腰に手を当ててたけど…あれ何してたんだ?」
「その前にあれを片付けないとな」
青い服の男が指を指した方向を見ると
さっき攻撃を避けたイノシシ?がこっちを向き
攻撃体制に入る
「クライン!」
「おう!」
クラインと呼ばれた奴が曲刀を肩に構え、腰を落とすと曲刀の刃が赤色に光る
「なんだ?あれ…」
「…?ソードスキルを知らないのか?」
「ソードスキル?」
青服と話しているとクラインがイノシシ?に向かって突進する
そのままイノシシ?を斬り、イノシシ?は割れたガラスの様にバラバラになり、消滅する
その後、クラインもこっちに来る
「ふぃ~…終わった終わった…で、さっきの質問なんだけどよ…」
「あぁ…あれは…銃を取ろうとして…」
「「銃?」」
そう言った後、二人は吹き出し笑いだした
「何だ?何故、笑う?」
「だって…だってなぁ…」
「あぁ…ふう…ソードアート・オンラインに銃は無いぜ?」
「ソードアート・オンライン?…ぐっ!?」
今まで一番強い頭痛が来た…
立っているのもままならないくらいだ…
二人が何か言っているが全く聞こえない…
何だか…頭に何か入ってくる感じがする…
…全部思い出した
いや、少し違うか?まぁ、いい
俺はふらふらしながら立つ
「おい、大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない」
「そ…そうか…」
青服は苦笑いの様な表情をしていた
「そう言えば、お前も初心者なのか?」
「まぁ、そんな所だ」
「俺達もまだ狩りはやるし、ちょうどいいや
キリト、こいつもレクチャーしてやってくんね?」
「あぁ、分かった」
クラインの言った事にキリトと呼ばれた青服が頷く
「じゃあ、自己紹介するか!俺はクライン、よろしくな!」
「俺はキリトだ、よろしく」
「俺は…何だ?」
そう言えば俺の名前は何だ?あのおっさんからは決められてないし…
「おいおい、まさかプレイヤーネーム忘れちまったのか?
そう言うのはメインメニューを見れば分かるぜ」
「メインメニュー…」
「開き方は左手の人差し指と中指を合わせて
下ろせば開けるぜ」
キリトに言われた通りにすると
確かにメニューが出てきた
そこには【プロフィールを設定してください】と表示されていた
俺は下のボタンを押すと画面が変わり、プレイヤーネーム等の様々な項目が出てくる
何故か既に全部埋まっており、この時に自分は今は14歳なんだと分かった
そして一番上のプレイヤーネームの項目には見覚えのある名前があった
…!!なるほど…でも俺はアイツとは違う…
俺はプレイヤーネームの項目を押し、表記されている名前を一文字消し、ユウトに書き直す
何故それにしたのかは分からない、勘と言う奴だ
そして俺はOKと書かれたボタンを押し、プロフィール作成を終了する
「おい、どうした?」
俺がいつまで立っても答えないため、クラインが痺れを切らして聞いてくる
「いや、何でもない
ユウトだ、よろしく」
二人と握手を交わし、狩りに向かう
後キリトにレクチャーされ、ある程度ソードスキルが使えるようになった
でも、二人の使うソードスキルと自分の使うソードスキルに何か違いがあるような気がした
それが何かは分からないが
sideout
数時間後
ユウトside
フィールドは既に夕暮れになっていた
「なぁ、お前らはこれからどうすんだ?」
「俺は、もう少し狩りを続けるよ。ユウトは?」
「俺もまだ、続けるな。早く慣れておきたいしな」
そう言った後、俺は自分の持ってる片手直剣(と言うらしい)を見つめる
「ヨッシャ!じゃあまだやるか!と言いてぇ所だけど一回落ちるわ」
「何か用事があるのか?」
「おう!夕方5時半にアツアツのピザを予約済みよ!」
俺の聞いた事にクラインは胸をはって答える
「準備万端だな…」
クラインの言った事に苦笑するキリト
「あぁ、そうだ。この後他のMMOでの知り合いと落ち合う約束してんだけど
どうだ?お前らも会わねぇか?そいつらにもレクチャー頼みてぇんだけど…」
「お…俺は…」
キリトは何か言いにくそうな雰囲気を出している
「いやいや、無理にとは言わねぇよ
こっちがレクチャー頼んだんだし…で、ユウトはどうだ?」
「すまん、今はパスだ。まだまだ、慣れてないしな」
「そうか、じゃあまたな
次会った時はよろしく頼むぜ!」
とクラインはメインメニューを開きログアウトの準備をする
俺は、狩りを再開するため立ち上がると
「あれ?おかしいな…
ログアウトボタンがねぇよ」
「そんな訳無いだろ?何処かに見落としてんじゃないのか?」
「いや、本当にねぇよ!お前らも見てみろ!」
とクラインに言われたので仕方なくメインメニューを開くと
確かにログアウトボタンが無かった
「無いな…」
「無いだろ?何かのバグか?」
「いや…もしバグなら、オンラインゲームにしたら致命的すぎる
本当にバグが起きているなら、今頃全員ログアウトされてる筈だ」
「何?クソっ、この外れろ!コノヤロ!」
クラインは必死にナーヴギア…だったか?を外す様なジェスチャーをする
「現在の肉体は指一本動かないよ
他人に外されれば戻る事は出来るけど…クライン、家に自分以外の人は?」
「俺は、一人暮らしだ、キリトとユウトは?」
「俺は、母親と妹がいる。ユウトは?」
「俺は分からん、目が覚めたらこっちにログインしていた」
「なんだそりゃ?イタズラか何かか?それよりキリトの妹さんっていくつ!?」
キリトに詰め寄るクライン
下心丸見えだな…
「中学生だから…どうだろうな?」
「中学生…か…」
そして項垂れるクライン
コイツ…分かりやすいな…
「しかし、何も起こらないな
今、対応中か作業中かって所か
まぁ、どちらにせよ、ピザにはもう間に合いそうに無いな」
俺はクラインを見ながら言う
現在の時刻は5時27分
どう考えても間に合わない
すると
「俺のテリマヨチーズとジンジャーエールがぁぁぁぁぁ!!」
クラインが頭を抱えて叫んでいた
まぁ、仕方ない
「うっ…冷めたピザなんて…」
ドンマイとしか言いようが無いな…
その時
ゴーンッゴーンッゴーンッゴーンッ
鐘の音が聞こえる
確か時刻を知らせる為のだったか?
「うぅ…ピザ…」
「いい加減立ち直れよ…」
俺がクラインの肩に手を置こうとした時
俺達の体から青い光が出てくる
「何だ?やっとログアウト出来るのか?」
「違う…これは…転移エフェクト!!」
キリトの言葉と共に俺達は何処かに転移する
俺達は第1層【はじまりの町】の広場に転移された
回りを見れば他のプレイヤーも居るようだ
「おい!上を見ろ!」
と誰かが叫んだので上を見ると
上空に一つだけ赤いディスプレイの様な物が浮いていた
これが後に悪夢の始まりになるとはこの時の俺は思いもしなかった
sideout
「大丈夫みたいですね!」
「まぁ、元はアイツだからな
取り敢えず今後も見ていくか
後、お茶入れてきて」
「はい!」
「しかし、まさかアイツ以外の転生者全員女とか…あの部下どんなミスしてんだ…」
考えすぎて書きたくなってつい書いてしまった新作です
どうでしたか?
なのはと平行してやるのでこっちは不定期になりますがよろしくお願いします!(大事な事なので(ry )
ついに出た!ガチムチ神!!
何か普通のハゲたおっさんで行くつもりが言動がおっさんっぽく無くなっちゃいました…
まぁ、気にしたら敗けと言う事で(笑)
恐らくこの二人は今の所出てくる予定がありません、ゴメンね(笑)
転生者の理論
自己解釈です、信じないでください
信じないでください 大事な(ry
ユウト君のオリジナル
もう分かる人には分かると思います(笑)
他に特に書く事が無いのでこれで終わります
それではこの小説もよろしくお願いします!
Tweet |
|
|
1
|
0
|
追加するフォルダを選択
プロローグ
新連載です
なのはと平行してやるので
こっちは不定期になりますがよろしくお願いします