No.540260 魔法少女リリカルなのは 退屈嫌いの転生者の介入録2013-02-05 03:46:43 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:4927 閲覧ユーザー数:4700 |
私立聖祥大学付属小学校
それが今日から通うことになった小学校だ
正直言って行きたくねぇ
もう大学卒業に十分な頭脳があるのだから今更小学校に通うなんて意味が無いだろ?
それに早く能力を使いこなせるようになりてぇ
ぜってぇ使いこなせたら楽しいだろうな~
いっそのこと学校辞めるか?
…………まぁ、一応行くか。学歴は重要だしな
ということで
「ここか」
割とでっけぇ建物の小学校だ、さすが私立ってところか?
「あ~」
そういえば職員室の場所がわからねぇな
「お?」
ちょうど人が来た
紫色の髪をした少女だ
聞いてみよう
「ちょっといいか?」
「え?…………あ、あいきゃんとすぴーくいんぐりっしゅ…」
「は?」
I can't speak English
訳すと私は英語が話せませんになる
ああ、そうか
「日本語で大丈夫だ」
「わ、日本語上手ですね」
元日本人なんだから当たり前だろうが
「職員室の場所教えてくれ」
「職員室?…………もしかして転校生ですか?」
「もしかしなくてもその通りだ」
「あ、案内しましょうか」
「お?いいのか?」
「はい」
「頼む」
そんなやりとりをして職員室に案内してもらった
「ここです」
「ありがとうな」
「いえ」
…………敬語のまま…
「同年代なんだから敬語なんて無粋じゃねぇ?」
一人でも親しみのもてる知り合いが欲しかったからつい言ってしまった
「そう?」
「こっちはタメ語なんだしそっちもそういう風に話せよ」
と言うと少し悩む様子を見せる
「…………うん、そうだね」
とどうやら敬語はなくなったようだ
「私、月村 すずか。よろしく」
と言われるが
「…………」
あの名前を名乗るのは少し抵抗がある
なので
「クロだ」
前世でも友人(一人だけだが)に呼ばれていた名前をなのる
俺の前世の名前は木慈 玄火(きじ くろび)だった
だから名前の部分は対して違いがない
ローマ字打ちにするならbiかviの違いだ
「クロ?あだ名かな?」
名前とは思いにくいからかあだ名というのがすぐ理解されたみてぇだ
「ああ、名前長ぇんだ、だからクロでいい」
「それならわたしもすずかでいいよ。よろしく、クロ君」
「おう、よろしくすずか。それと機会があったらまたな」
「うん」
「じゃな」
といって職員室に入る
「失礼しゃっす」
「おや?君は?」
入ってすぐに一番近くにいた教師が声をかけてきた
「転校生っす」
「ああ、なるほど。ちょっと待っててくれ。鬼断先生(おにだせんせい)!」
といって恐らく担任であろう先生を呼ぶ
「…………なんすか」
…………
…………
…………怖っ!
来たのは現役ヤンキーやってるんで夜露死苦!って言いそうなほど怖い女教師だった
「転校生ですよ。鬼断先生のクラスでしたよね?」
と爽やかにいう先生
「っち。…………そうですね」
舌打ちとか…………ホントに教師かよ…………
「後はよろしくお願いします」
と言って爽やかな先生は自分の席についた
「…………悪鬼羅刹の鬼と断頭台の断で鬼断だ」
例えが怖ぇよ
「行くぞ、さっさと来い」
「あ、はい」
思わず敬語になっちまった
「ここが今日からテメェの教室だ、行くぞ」
先生のあとについて行く
「おら、さっさと席につけクソガキども!」
と言っている先生の言葉を無視して、というよりも聞こえていない生徒が数名いた
先生が急にチョークを持ち
思いっきり投げた
そのチョークは席についていない生徒の間を抜け
壁に"刺さった"
は?
目をこする
見る
刺さってる
もう一度こする
やっぱり刺さってる
は?
アリエネー
チョークの耐久度はそれほど高くない
黒板の位置から落としたりすれば間違いなく折れる
だからあんな風に思いっきり投げたりしたら壊れることはあっても
刺さることなんてありえない…………
あんた化物なの?
と固まっていると
視界にすずかが手を振っているのが見えた
…………ついでに昨日の少女達の姿も
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3話 学校