No.539838

真・恋姫†無双~2人目の天の御使い~ 25話 謎の敵!?

ネロっちさん

本編からずれる話ですが
ご都合主義をする為に必要と思った話です

2013-02-04 01:03:51 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1063   閲覧ユーザー数:1026

俺たちが虎牢関に来てから2日が過ぎ

 来るべき戦いに備えてこれからの事を話し合っていた

英次「まだ連合軍はここに来ないな」

真琴「まぁ、焦ってもいいことないから来るまで待てばいいよ」

霞「そやそや、今から緊張してたらいざ来たときに力出せへんで」

これから大きな戦いがあるのにゆるい空気だな。でもこの空気は嫌いじゃない。

 

恋「・・・・・くる・・・・」

 恋が突然言う。

英次「くる?何が?」

真琴「本当だ・・・近づいてくる」

 恋と真琴は何かを感じ取っているのか?俺にはまったくわからない

恋「敵が・・・・くる・・・・」

霞「恋に真琴が言うからそうなんやろな。華雄!!」

 すぐ近くに居る華雄さんに向かって

霞「出るなよ。わかっとるよな」

 霞が鬼の形相で言う

華雄「わ、わかっている。2度も同じ事は繰り返さない」

霞「それならええけど、2度目はないで」

音々音「恋殿が来ると言うから来るのです。みんな準備するのです」

 ねねが指示を出す。俺たちはそれぞれの準備の為慌しく動き出す

 

英次「よし、こっちの準備はいいな」

 自分の準備を終える。出撃の準備ではなく篭城の準備だ

そして各自みんなの準備を終え、主力が集まる

霞「長い戦いになりそうやな」

真琴「そうだね」

音々音「仕方ないのです。こちらに有利な事は相手が遠征してきている、この事だけなのですから」

英次「そうだな」

 

連合軍が見えてくる

霞「先陣は袁紹やな」

英次「そうみたいだな」

音々音「どうせ、さっきの戦いで手柄を取られたのを気にしてるのです」

英次(それはありえそうだ)

 心でそう思った。

霞「そんなことはどうでもええわ」

 霞が声をあげる

霞「ええか、しっかり守るんやで!!後ろには月たちが居るんや!」

兵士「「「応」」」

 一斉に各自の持ち場に行く兵士たち

俺たちも続いて持ち場につく。

そこに1人の伝令兵が馬で駆け込んでくる

伝令兵「伝令です!」

 大きな声が辺りに響き渡る

霞「なんや!このくそ忙しいときに!!」

伝令兵「ですが、緊急のことで、洛陽が・・・敵に攻められています」

霞「な、なんやて!?連合軍か?」

伝令兵「それが・・・見たことのない部隊でして・・・それと新堂英次を殺すと叫んでいます」

 みんなが俺の方を見る

英次「俺を?」

真琴「何かの間違いじゃないの?」

伝令兵「それはありません。私も聞きましたので」

英次「・・・・もしかして・・・・俺が洛陽に行く!」

 俺は一気に駆け出す

霞「ちょっ・・・待てや」

 霞の静止の言葉は耳に届いていたが、それを無視する

真琴「私も行く!」

 真琴が後から追ってくる

霞「真琴まで・・・あーなんやねん!」

 

音々音「霞、落ち着くです。月たちの事はあいつらに任せておくです。このまま撤退しても追撃を受けてしまうのです」

霞「なら、どうするねん」

恋「・・・出る」

霞「恋!?」

恋「出て敵を少し倒す・・・それから撤退する」

霞「ちっ・・・一度当ててから撤退か、確かに武将って言ったら袁紹の2人しかおらへんからな

よっしゃ出撃の準備に変更や」

華雄「待っていたぞ!」

音々音「華雄は自信満々みたいですが、作戦は守ってください」

華雄「わ、わかっている」

 

一方英次たちは

馬に乗り洛陽へと向かっていた

真琴「英次!何か思い当たることがあるの」

英次「確信はないけど・・・なんとなくな」

真琴「そうなの?」

英次「あぁ・・・」

 不安はそれだけじゃない。あの時は『敵』がわかっていた。

今回はそれがわからない。俺を倒す目的も・・・

いや今はそんな事考えてる暇はない。とにかく急がないと。不安な気持ちを押し殺し洛陽へと急ぐ

 

俺たちが洛陽に着くと

英次「これは・・・」

真琴「酷い・・・・」

 俺たちが見たのは壊れた家・・・火事になっている家・・・そして殺された人たち

怒りがこみ上げてくる

英次「くっ・・・誰がこんな事を」

 俺たちは月の城に向かって走り出す

英次「月、詠・・・無事でいてくれ」

 

月の城に着くとそこはもう戦場だった。月の兵士が正体不明の敵と戦っていた

俺はすぐに戦闘に参加する

英次「貴様らの目的の新堂英次だ!!!俺の首が欲しければかかってこい!!」

大きな声で叫ぶ。すると敵が全員俺の方をみる

敵「新堂英次だ・・・殺す、殺す」

 敵全員が俺の方を向き、かかってくる

英次「来い!」

 俺は構えるが、敵がこちらに来る前に・・・

真琴「させないよ」

 真琴がすべての敵を殲滅する

真琴「この程度?こんな数じゃ英次には永遠にたどり着けないよ」

 真琴の戦闘を初めて見たけど

英次「すげー・・・なんて戦い方だ。踊りを見ているみたいな・・・って見とれてる場合か」

 俺は近くの兵士に月たちを居場所を聞くと

月たちは城の中にまだ居るらしい。敵に囲まれて動けない状況らしい

英次「俺は月たちを探しに行く。真琴ここは頼むぞ」

真琴「こいつらを倒したらすぐ行くから」

英次「わかった」

 

俺は城の中に入る

英次「月たちは何処だ」

俺は周りを見るが、その手がかりとなるものなどは見つけれない

氣を探れれば一発で場所を特定できるのだが、俺にはまだそんな事は出来ない

英次「とりあえず探し回るしかないな」

 城の中を走り回っていると

英次「ん?声?・・・」

 かすかに声が聞こえた。

英次「何処からだ?」

 その場に立ち止り耳を澄ますと

英次「聞こえた!玉座の方か」

 玉座に方へと走り出す

俺が玉座にたどり着くと

 詠が倒れていた

英次「詠!」

 すぐに駆け寄る

英次「しっかりしろ」

 詠の息はある、どうやら気絶しているだけのようだ。

英次「でも月の姿がない?」

周りを確認するが月の姿が見えない

英次「月!何処だ?居るのか?」

 声を出して探すが、まったく見つけられない

すると真琴が玉座に入ってくる

 

真琴「英次!!無事?」

英次「真琴?お前外の敵はどうしたんだ?」

真琴「余裕で終わったよ。あんな雑魚相手に時間を取られるわけにはいかなかったから本気でやったらすぐ終わったよ」

英次「お、おう」

 おかしいぞ。外には少なくても1000人以上の敵は居たのに、それを2~3分で全滅とか

真琴「詠?どうしたの?」

英次「どうやら気絶してるみたいだ。息はあるし」

真琴「そっか、でも念の為氣で少し治療するね」

英次「あぁ」

 真琴は治療を始める

詠「うっ・・・」

 詠が目を覚ます

英次「詠、気がついたか?」

詠「くっ・・・し、新堂・・・」

 詠は手を伸ばして俺の袖を掴む

英次「何だ?」

詠「月を・・・助けて・・・お願い」

英次「どういう事だ?」

詠「月が連れて行かれた」

英次「何!?」

詠「お願い・・・月を・・・」

英次「任せろ。必ず助ける」

詠「お・・・おねが・・・い」

 それだけを言うと詠はまた気を失う

英次「真琴・・・月の居場所わかるか?」

真琴「ええ・・・ここから南東に行った森の近くに月の氣を感じるけど」

英次「行ってくる」

真琴は何も言わず見送る

真琴「あんな顔されたんじゃついて行くなんて言えないよね。あの顔を久しぶりに見た。

私を助けたくれたとき同じ顔」

 

俺は馬に乗り、南東の森へと急ぐ


 
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