No.539136

魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者

はらっぱさん

出会うはずのない者との出会い

2013-02-02 18:28:37 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:8030   閲覧ユーザー数:7451

俺は今、公園で一匹の猫と相対している。

 

猫は雨に打たれ酷く衰弱しているようだ

 

その猫との出会いを話すには翠屋を出て少しした辺りから語らねばなるまい

 

回想

 

俺と、セイバーが家に帰ろうと歩いていると

 

夕也「・・・ん?雨か?」

 

どうやら雨が降ってきたようだ

 

夕也「セイバー、先に帰って傘を持ってきてくれ。俺はあそこの公園で雨宿りしてるから」

 

俺は目の前の公園を指差す

 

セイ「わかりました。急いで戻ってきますので」

 

そう言うとセイバーは走っていった。

 

とりあえず、風邪引かないようにしないと・・・

 

俺は、公園の中にあったトイレの中にすばやく駆けこみ、セイバーが傘を持ってくるまで待った

 

すると、数分後

 

???「(・・で・・・・・・す。これ・・で)」

 

俺の中に声が流れ込んできた

 

なんだ?この声?

 

俺は不審に思い、トイレから雨にぬれない程度に顔を出して公園内を見渡す、すると

 

夕也「・・・・猫?でも・・・」

 

俺は不審に思った。だって猫の額に宝石が埋まっていたから

 

回想終了

 

そんなことがあり、どうしようか迷っている。

 

とりあえず話しかけてみよう、もしかしたらさっきの声の主かもしれない

 

夕也「どうしたの?こんなところで?」

 

???「ッ!?にゃ、にゃおーーー・・・」

 

一瞬ビックリしたな、こいつ・・・カマかけてみるか

 

夕也「だいじょうぶだよ。俺は魔法関係者だ。」

 

???「ほ、本当ですかっ!?・・・あ・・・」

 

夕也「やっぱり使い魔だったか。いったい誰の使い魔なの?」

 

???「・・・あなたの名前は?」

 

おおっと、自分の名前を名乗るのを忘れてた

 

夕也「俺は前園夕也。で、あなたは?」

 

リニス「私はリニスと申します」

 

おお・・・リニスだったのか、いやあんまり覚えてないけど・・・

 

夕也「で。あなたの主人は何処に行ったんですか?」

 

リニス「プレシアはもう関係ありません。私が自分で契約を全うしたと思ったからここにいるんです」

 

夕也「ふうーーん・・・ねえ、リニス。生きたいと思わない?」

 

リニス「え?それは生きれるなら生きたいですけど・・・」

 

俺は決意を込めてこういった

 

夕也「俺はさ、目の前の人が不幸な目にあってるのを黙ってみてるってのはどうやら出来ない性分らしい」

 

リニス「はあ・・・「なあ、お前にとっての幸せな未来って何だ?」え?なんですかいきなり?」

 

夕也「いいから言えって。お前が望む願いをさ」

 

リニス「私の願いはわたしの教え子達がちゃんと成長していくのを見守って生きたい」

 

夕也「じゃ、お前の望み、俺が叶えてやる。俺と契約してくれ」

 

リニス「え?なんでですか?」

 

夕也「お前を生かすためにだよ。ああ、魔力なら心配要らないぜ。俺リミッターかけてこの魔力だから全部はずしたら確かSSS+オーバーだったかな?それくらいあるから」

 

リニス「すごいんですね・・・でもいいんですか?わたしなんかがあなたの使い魔で?」

 

夕也「俺としては、むしろ願ったり叶ったりだけどね・・・じゃいくぞ」

 

その後俺達は契約した。契約内容は

 

 

ずっとそばにいる

 

 

リニス「すごい。この魔力は・・・」

 

夕也「ああ。「ユウヤ、こちらにいましたか・・・?その猫は?」ん?セイバーか。」

 

契約を完了したらちょうどセイバーがやってきた

 

セイ「ユウヤ、この猫はいったいなんですか?魔力反応がありますが・・・」

 

夕也「ああ。今俺の使い魔になったリニスだ」

 

リニス「リニスです。あなたは?」

 

セイ「ああ。私の名はセイバー。マイスターユウヤに仕えている」

 

リニス「え!?まさか、ユニゾンデバイスですか!?めずらしい・・・」

 

夕也「とりあえず、早く家に帰ろう。リニスを暖めてあげないと」

 

リニス「こんな私のためにありがとうございます」

 

夕也「いいっていいって。これからもよろしくね、リニス」

 

リニス「はい、ユウ」

 

これが、リニスとの出会いであり、この世界が既に原作からかけ離れていると知った俺だった。


 
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