皆刀「・・・ん・・・あれ・・・痛っ!」
???「目が覚めましたか?」
皆刀「君は?」
桃実「私はりゅ・・・桃実と言います。」
皆刀「桃実!?痛ッ!」
桃実「動かないで下さい!傷口が開いてしまいます!」
皆刀「ごっごめん・・・ありがとう」ニコッ
桃実「///」
皆刀「これは?」
桃実「おかゆです。どうぞ召し上がれ。」
ぎゅるるる~
皆刀「いただきます!」
桃実「貴方の名前は?」
皆刀「俺は・・・皆刀って言うんだ。」
桃実「皆刀さんって言うんですか・・・良い名前ですね。」
皆刀「ここは何処なの?」
桃実「ここは江州近くの邑です。」
皆刀「戻らなきゃ!・・・クッ」
桃実「ダメ!」
ぎゅっ
皆刀「痛っ!ぐっぐるじぃ!」
桃実「あっ・・・ごめんなさい。」
皆刀「・・・じゃあ、しばらく厄介になろうかな。」
洛陽
王座の間
雨林「見つかった?」
千里「いえ、まだです。」
桂花「それと、徐進軍が洛陽の近くに進軍してきてるらしいわよ。」
雨林「父様が食い止めてくれたんだったわよね。」
百里「ですが、一刀様は現在五胡の方に行ったと書簡に書いてありました。」
雨林「なるほどね・・・それで、呉はこれからどうするのかしら?」
孫登「もちろん北郷軍に下ったんだ、武将として使ってくれ。
ここに居ればお父様にも会えるしな。それに、せめてもの罪滅ぼしをさせてくれ。」
陸延「そうですね~私達のせいでもありますしね~私は伊奈って言います~」
愛蓮「私は愛蓮よ。」
甘述「私は春と言う・・・よろしく頼む。」
雨林「じゃあ、もう一度書簡を読んで頂戴。」
千里「分かりました。
戦果報告
皆刀らしき人を江州方面で見たと言う情報を掴んだ。
呉が傘下に入り楽になったと思う。俺達はこのまま五胡に行く。
洛陽方面の防衛はここまでだ、後は頼む。
五胡が内部分裂が激しいとの事なのでちょっと統一してくるよ。。
それと、孫登達は戦力として使うと良い。必ず助けになるだろう。
追伸 華琳、潤香達も五胡に居る。いつか会えるだろう。
と言う事です。」
雨林「母様も来てるのね・・・会社の方は良いのかしら?」
小蓮「私一刀の元に行くね~」
暦「潤香様も居るなら私も行きたいな・・・」
雨林「戦力低下になるわね・・・兄様が戻ってくるまで待ってもらえないかしら?」
暦「・・・心得た。」
ちゃんと会える様に話を作りますから、我慢して下さい。
小蓮「ぶぅ~分かったよ~」
雨林「じゃあ、当初の目的通り、業方面街道の強化と、
各地の復旧作業と呉の兵士の再調練と十字隊の強化をお願い。」
そして、1ヶ月の月日が流れた。
江州近くの邑
ザクッザクッザクッ
皆刀「ふぅ~」
皆刀は傷口も完治し、現在畑仕事をしていた。
桃実「お茶が入りましたよ。」
皆刀「ありがとう。きゅうりはそろそろ大丈夫そうじゃない?」
桃実「クスッそうですね。」
そこへ
姜維「劉弾様、お迎えに参りました。」
桃実「・・・そうですか・・・」
姜維「このお方は?」
桃実「溺れていた所を助けたのです。」
姜維「なるほど。では、行きましょう。」
桃実「はい・・・皆刀さんごめんなさい。」
ペコリッ
皆刀「あっ・・・うん・・・俺もそろそろ旅に出るよ。
(劉弾って確か・・・蜀の王だったよな。)」
桃実「そうですか・・・貴方との暮らしはすごく充実していました。
ありがとうございます。」
皆刀「こちらこそ。」
桃実「・・・1日だけもらえないですか?」
皆刀「良いけど・・・」
桃実「姜維も・・・1日だけ待って下さい・・・」
姜維「分かりました。明日迎えに来ます。」
夜
皆刀「劉弾って蜀の王様だよね?」
桃実「はい・・・蜀はもうすぐ徐進軍と合併するのです。」
皆刀「それって・・・」
桃実「蜀の戦力は五胡との戦いで戦力が低下し、
食物も少なくなっているんです。徐進軍と合併すれば、
全てが解決できるんです・・・」
皆刀「でも!それって政略結婚でしょ!
嫌ならそんな事する必要ないよ!
それなら、蜀ごとあげれば良いじゃないか!」
桃実「それは無理です・・・私は蜀の王・・・けじめを付けなければなりません。」
皆刀「・・・・」
桃実「・・・最後に、好きな人に抱かれたいって言う気持ちはあるんです。
一目惚れって言うんですね、これが・・・
皆刀様!私を抱いて下さい!私が私で居られる様に・・・」
皆刀「・・・分かった・・・」
桃実「よっよろしくお願いします。///」
2人は一線を・・・・
翌朝
姜維「劉弾様、行きましょう。」
桃実「はい・・・」
皆刀「・・・じゃあね。」
桃実「はい・・・お元気で。」
さらに翌日
明理「すいません、ここにこんな人居ませんか?」
村人「おお!皆刀君の事じゃな。ほれ、あの家に居るぞ。」
明理「ありがとうございます。」
皆刀「(・・・何だろう・・・何か大事な物を無くした感じ・・・)」
明理「皆刀様!」
ぎゅっ
明理「生きてて良かったでじゅ!うわーーんっ」
皆刀「ごめんな、心配かけて・・・」
なでなでっ
明理「グスンっ乗って下さい!直ぐにお城に戻りましょう!」
皆刀「分かった・・・」
明理「捕まってて下さい!」
パカラパカラパカラッ・・・・・
皆刀は城へと戻って行った、喪失感と共に。
洛陽
王座の間
皆刀「皆、今まですまなかった。」
雨林「兄様!」
ぎゅっ
愛乃「皆刀ちゃん!」
ぎゅっ
千里「皆刀様!」
ぎゅっ
皆刀「今まですまなかったな。その後どうなったの?」
百里「私がせちゅめいします!噛んじゃった」
説明中・・・・・・・
皆刀「父さんが来てるの!?」
千里「はい、すごかったです。」
愛蓮「だな。あれが王と言う者なんだろうな。」
暦「五胡の内部派閥で未だに戦ってるらしいしな。」
月音「五胡十六国と言えば分かると書いてあったよ。」
達也「かなり大変そうだな。」
皆刀「五胡は広いからね・・・三国とは比じゃないよ。
しかも、異民族だし、かなり強いよな・・・」
千里「その五胡十六国って何ですか?」
愛美「簡単に言うと、五胡の内部派閥がに分かれて戦が始まるって事。
民族同士の争いや、国家同士の争いがあるんだけど、民族同士の戦いになるわね。
それをまとめあげるんだから大変でしょうね・・・でも、統一すれば、
我が軍の3個分の軍事力を獲れるわ。徐進軍は簡単に潰せるわね。
でも、五胡ってのは鉄則が厳しいらしいから、
こっちみたいに王を殺さないとかは出来ないわよ。
話し合いが通じない相手だしね。力を見せつける必要があるのよ。
だから、公開処刑なんて日常茶飯事らしいわよ。もちろん、民でもね。
でも、ここは違う三国だからどうなってるのかは分からないわね。
おそらく違う五胡国戦争なんでしょうね。それに兵力も半端ないしね。
十六国にはならないわね・・・あくまで司馬・・・いえ、何でも無いわ。
とにかく、号も変わり、三国も巻き込んでの十六国だから違う事は断定して良いと思うわ。
あくまでここは外史・・・何があるか分からないわ。
私達が居る事で歴史がかなりねじ曲がってるからね。」
皆刀「なるほどね・・・じゃあ、父さんからの援軍は要らないって書簡を送って。」
千里「それが・・・書簡を届けるのも精一杯なんです・・・なので、
明命さんがこちらに来てくれるのを待つしかないです。」
皆刀「じゃあ、その時にか・・・俺達は俺達の役目をしよう。
蜀を攻める!徐進軍からの防衛、蜀攻め部隊と分けてくれ。」
月音「あたしは今回は防衛にするわ~気も結構使い過ぎたしさ~」
愛美「はぁ~・・・」
では、北郷軍の基本武将のおさらいをしておこう。
現在、北郷軍 武将、軍師
北王 北郷皆刀
武将 愛乃 雨林(代理)
徐晃、凌統、孫登、甘述、季衣、左慈、心、優蘭、小蓮、
月音、公孫範、公孫越、暦、威瑠亜、白蓮、瑠梨、達也、
周邵 モブと合わせて28名
軍師 司馬昭 司馬師
愛美、音々、涼美、陸延、呂琮、呂蒙、荀彧
モブ合わせて14名
皆刀専属待女 輪花 英花
モブ合わせて12名
大陸4割を収めるには少々少ないですが・・・
徐進軍 3割
蜀 3割
北郷 4割
五胡抜きで現勢力です。
合併すると・・・6 VS 4
月音「ご丁寧にありがと~」
いえいえ。
愛美「っとこんな感じで、皆刀の言った事が本当なら、
間違いなく負けるわね。絶対阻止よ。
何としても劉弾を捕らえる必要があるわ。
もし出来ないなら、成都を落とすしかないわ。」
千里「戦力分散するしかないですね・・・」
月音「私は愛美が居れば良いよ~他居ると邪魔だし~」
皆刀「姉さん達には戦力を余り要らないと思うしね。」
千里「じゃあ、そんな感じで組みましょう。」
皆刀「じゃあ、調練は厳しくして。
後はこまめに休憩も取って欲しい。」
しばしの平穏が訪れる事に・・・
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遅くなりましたが貼ります。