No.528167

cross saber

九日 一さん

初投稿になります。 QPと言います

下手ですが一応、剣技中心のバトル小説です。
一生懸命書きますのでよろしくお願いします。。

2013-01-05 19:25:16 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:315   閲覧ユーザー数:306

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロローグ ~level 4~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビー ビー ビー ビー 

 

けたたましいブザー音が、局内を響き渡る。

 

いつもの落ち着き様からは想像できないような動揺を見せる、情報管理局を目の前に、男は呆然と立っていた。 頭を殴る警戒音は最高レベルの一つ手前、レベル4を表している。

 

「レベル4なんて今まで聞いたことないぞ…」

 

戦乱の世が終わり地域をまとめる4つの都市が各地に誕生して百年、世界は文字通り平和で、レベル5はおろか、最低警戒値のブザーさえ数えるほどしか鳴ったことがなかった。

 

それが今、崩れ始めている―。

 

「何があった」

 

横をせわしなく動き回る部下の1人を呼び止める。

 

「ハッ。 情報によりますと、我がラバールの保護区“スウル村”の村民が1人残らず失踪した模様」

 

「なにっ!」

 

全住民の失踪。 つまり、村が1つ消えたということだ。

 

スウル村は牛などの家畜を用いた産業を中心に、小さな土地でのどかな生活を営んでいた。 武器になるようなものは何1つ持っていない。 また、ここ最近の異常気象や賊軍の攻撃などの目立った報告はない。

 

村民同士の抗争でも、悪条件による土地の移動でもない。

 

ならば―

 

「村に何体か奴ら(・・)の死体が転がっていたということです」

 

部下が声を低くしてそう告げた。

 

男は目を閉じ、生温かい空気を大きく吸い込む。

 

明らかに異常な何かがうごめいている。だがその原因も実態も幽霊のように掴みえない。

 

計り知れない不安が、男を取り巻き包み込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦乱の世が終わったその瞬間から、―いや、もともと 何か(・・) は闇の奥底でずっと動いていたのだ。

 

しかし悲しいことに、盲目になった人々の目にそれが映るはずもなく、世界は混乱と絶望へと着々と進行していた。

 

 

 

 

 

 

 

<あとがき>

 

ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

次回は早速、壮絶?なバトルが繰り広げられます。

 

気に入っていただいた方は、どうぞ次回もお願いします。。。

コメントもお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 
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