No.527783 IS<白き天使と赤の騎士>十河さん 2013-01-04 23:14:36 投稿 / 全8ページ 総閲覧数:2639 閲覧ユーザー数:2476 |
「お姉ちゃん!」
「湊は近くにいない・・。・・あった!」
ことりはライドベンダー・ベンダーモードを発見、黄色のカンドロイドのトラカンを投げる。
するとライドベンダーと合体、トライドベンダーに変形。
「湊の元に行って、トラくん!」
「襲われている人がいたら助けてあげて!」
「ガオオーン!」
トライドベンダーは一般人を襲っている怪人を蹴散らしながら湊の元に向かう。
トラカンは姉の暦が開発。
暦はかつて真木と同じ研究者だったが人命よりも研究成果を優先する真木の考え方に危機感を覚えて離職、現在は風見学園で教師をしている。
カンドロイド等の開発やバースのメンテナンスができ、今も研究者から戻って来てくるように声をかけられている位に人望が厚い。
トライドベンダーは本来ラトラーター専用モンスターマシンだが暦が後にことりやななかや湊の言うことを聞くようにトラカンを改良。
姉として協力研究員の弟とアイドルになった妹たちを心配してのことだろう。
今では立派な警護ペットだ。
芽衣は死角に入り込み、デッキをかざしバックルが出現。
「変身!」
芽衣は龍騎に変身、近くの水溜まりからミラーワールドに入り込む。
昴も芽衣とは別の場所へと向かい、ドライバーオンリングを翳す。
(ドライバーオン・プリーズ)
ドライバーが具現化したと同時に智花たちが現れる。
「すばるん、変身すんの!?」
「みんな!?危ないから隠れてろって!」
智花が一歩前に出て、両手で昴の右手を包み込む。
「・・昴さん、必ず生きて帰ってきてください!私たちはまだこれからなんです、規定人数に達していなくても教えてほしいことがまだまだあるんです!」
「・・私たちは見送ることしかできません、だから必ず・・!」
「お~、お兄ちゃん、がんばれー。」
「ありがとう、皆。俺もまだまだ生きたいし、智花たちは俺が必ず守るって約束したからな。」
昴は右手のリングを智花たちに見せ、こう言った。
「俺が智花たちの・・希望だ。」
「・・はい!」
ドライバーを変身モードに切り替え、ランドウィザードリングを装着。
(シャバドゥビタッチヘーンシーン♪シャバドゥビタッチヘーンシーン♪)
「それじゃ見ていてくれよ。・・変身!」
(ランド・プリーズ・ドッ・ドッドッドドドン・ ドンッ・ドッドッドン!)
地面に手を翳すと黄色の魔方陣が現れ、昴の体を通り抜けるとウィザード・ランドスタイルに変身。
「黄色だ!」
「行ってくる。皆は隠れてくれ。」
ウィザードはクズヤミー等大量の怪人に立ち向かう。
「はっ!それ!」
ランドの特徴の力強さを生かした立ち回りを展開するも数の多さに次第に押されていく。
「くそ、強くはないが数が多いな。・・なら一掃するか。」
ウィザードはドラゴンの力を解放するリングを装着して翳す。
(シャバドゥビタッチヘーンシーン♪シャバドゥビタッチヘーンシーン♪)
(フレイム・ドラゴン・ボー・ボー・ボーボーボー!)
ウィザードの周りに炎が現れ、さらにウィザードラゴンの幻影がウィザードを包み込み、ローブが赤黒反転。
これが現実でドラゴンの力を解放する強化スタイルで強化された炎を操る魔法使い・仮面ライダーウィザード・フレイムドラゴン。
「すげー、すばるんがさらに変わった!」
「胸にドラゴン・・。」
ウィザードは特別のリングを装着。
「さあ、フィナーレだ!」
(ルパッチマジックタッチゴー♪ルパッチマジックタッチゴー♪)
(チョーイイネ・スペシャル・サイコー♪)
「はああ、くらえー!」
ウィザードは宙に浮かび、ドラゴンの幻影が飛び交い、胸部にあるウィザードラゴン頭部のドラグスカルが具現化、口から強力な火炎放射を放つ必殺技・ドラゴンブレスを凪ぎ払うように放ち、クズヤミー等を一掃。
「すごい・・。」
「あれだけいた怪人があっというまに・・。」
智花と愛莉はフレイムドラゴンの力を見て唖然となる。
「おー、お兄ちゃんスゴい。」
「スペシャルって長谷川さんの中にいるファントムのドラゴンの力を解放するもの・・?」
「やっぱりすばるんすげー!」
ひなた、紗季、真帆もウィザードの力に驚きと感嘆の声を上げる。
カブトはワーム一夏ことグラリスワームと戦っていた。
カブトはギリギリまで引き付け強烈な一撃をお見舞いする虎落としを使いつつ戦っていたがグラリスのパワーは凄まじくカブトは次第に疲弊していく。
「お前・・!あいつが何をしているのかわかっているのか!?」
「ふふ、千冬姉のやっていることは間違いないんだよ。お前が消えれば全て解決、凰鈴音、天海芽衣たちも殺せば千冬姉の脅威は無くなる。」
「あいつの為といって赤ちゃんや子供を平気で手をかけるカルト集団を許していいのか!?」
「知らないね。・・そろそろ消えてよ。」
「・・うぐっ!」
グラリスはカブトの首を掴んで締め付ける。
カブトの肺から空気が無くなっていく。
オーズはトライドベンダーと合流。
「トラ!姉さんか。」
「グオーン!」
「よし、行くぞ!」
オーズはトライドベンダーに乗り込み、メダルを入れ換えスキャン。
(ライオン!・トラ!・チーター!)
(ラタラタ~・ラトラーター♪)
オーズはラトラーターコンボに変身。
ライオディアスの余剰分をトライドベンダーが吸収するのでコンボの負担が軽減。
「こいつも!」
さらにメダジャリバーにセルメダルをセットしてスキャン。
(トリプル・スキャニングチャージ!)
「はぁ!オラァ!」
オーズはメダジャリバーの必殺技・オーズバッシュとトライドベンダーのメダル型円盤を射出するランチャークローラーでヤミーやドーパントを切り裂きつつ吹き飛ばしながら突き進む。
「校舎が切れてる!」
「でもすぐ元に戻ってるよ。」
「あのバイクもスゴいよ。」
その際世界が切り裂かれるが修正力が働くので切り裂かれても何もなかったかのように元に戻る。
「あらかた倒せたか。」
しばらく進み、オーズはトライドベンダーから降りてメダルを交換してスキャン。
(タカ!・トラ!・バッタ!)
(タ・ト・バ♪・タトバ♪・タ・ト・バ♪)
「トラ、姉さんたちの所に戻って守ってくれ。その際一般人を助ける事も忘れるな。」
「ガオーン!」
オーズはトライドベンダーをことりたちの所に戻す。
「さて、待たせたな。できれば感じたくも会いたくもなかったがな。」
オーズは過去に感じ取っていた思い出したくもない気配を感じて振り向く。
そこには倒したはずの恐竜グリードがいた。
「真木・・あんたもしつこいな。」
「白河くん、また会えて嬉しいですよ。あの時はアンクくんがいたから終末を迎えましたが・・今はもういない。」
「相変わらずだな。暦姉さんが離れる理由もわかるよ。そしてあの時の俺とは違う。紫に取り込まれなくなったし、俺が欲しかった力はすぐ近くにあった事に気付いたんだよ。」
オーズは手を伸ばし、拳を作る。
「どこまでも届く俺の腕・・、アンクや姉さんたちはその事を俺に教えてくれたんだ。」
「ならその力を否定して君を終末へと導きましょう。」
「真木・・!亡霊は暗黒に還れ!」
オーズと恐竜グリードが激しくぶつかり合う。
龍騎はクズヤミー等を倒した後変身を解き、エミリーと対峙していた。
「こんな時に君は!」
「うるさい!黙って私と戦え!天海!」
エミリーは剣を振るい、芽衣は素手で戦っていた。
素早い身のこなしでエミリーの振るう剣を避けつつ足技を当てていた。
「ふ、やっぱりあんたは剣士じゃないわ!」
「前にも言ったけど、僕は剣士じゃない!そんなに剣士の称号が欲しいのならいくらでも上げるよ!」
芽衣はエミリーの隙を突いて連続でキックを当てていく。
「はあぁ!」
「キャアア!」
最後に強力なキックを叩き込む。
華麗な足技・ファンタジスタブレイクを受け、エミリーは倒れる。
「はぁ、はぁ。ここまで執着する理由がわからないよ・・。」
ドス
「・・あはは!あんたはやっぱり甘いわね!」
「えっ・・?」
何もなかった様にエミリーは立ち上がり脇腹を突き刺す。
それにより血が流れる。
「何で・・?あの連続キックを受けて立てるの・・?」
ふらつく芽衣はエミリーの目を見てしまった。
不自然に紫がかっている事に・・。
「な、何か力を・・。」
「あはは、スコルピオワームの毒を改良したものを注入したのよ!おかげであんたの足技を耐えられる力を手に入れたわ!ついでに言っとくとさっきの剣にも毒を塗ってあるわ。と言ってもあんたに聞こえてるかわからないけどね!」
「・・・。(ヤバ・・毒が回ってきた・・。目が霞む・・。)」
芽衣は構えるが毒と血を流していることで目が霞み、ふらつく。
オーズも恐竜グリードに苦戦。
「ったく、メダル二枚の癖にそんな強いんだもんな。」
「ふふ、君も残っているその力を使えば同等になるかもしれませんよ?」
「はっ、お断りだ。」
オーズはメダルを入れ換えスキャン。
(ライオン!・カマキリ!・コンドル!)
「コンボは使わないのですか?」
「コンボを使わずお前を倒す!」
ラキリドルにフォームチェンジ、恐竜グリードに立ち向かう。
ウィザードは青髪の女性・マリリンが変身した仮面ライダーオーゼに大苦戦。
見た目はサイガに近く、飛ぶこともできる。
雑魚を一掃したあとファイアバグのロゴが入ったライオトルーパーに襲われていた。
「キャハハ、私の見たことのないライダーだから期待していたのに、あんたの力はそんなものなの?」
オーゼは智花たちが隠れている柱を見つめて笑う。
「あの子たちを殺せば少しは強くなるのかしら?」
「や、やめろ・・!智花たちは関係ない・・!」
「お前たち、やりなさい。」
「はっ、姫のために!」
ライオトルーパーが構える。
「い、いや・・。」
「あっちいけ!」
智花たちは恐怖で足が動かない。
(くそ、スペシャルは隙が大きいしコネクトで呼び寄せてもあの人数に太刀打ちできない・・!どうすれば・・!)
ウィザードは起死回生の一撃を考えるが考えが浮かばない。
(ちくしょう、何が智花たちの希望だ・・!俺は守れないのか!?)
ライオトルーパーの手が振り上がる。
(アタックライド・ブラスト)
「ぐわ!」
「諦めんな、ウィザード!」
「あらあら、世界の破壊者が魔法使いの味方をするの?面白いわ。」
ディケイドブラストでライオトルーパーとオーゼを吹き飛ばし、ディケイドはウィザードの手を引いて立たせて並び立つ。
「お前はあの子たちの希望なんだろ?だったら簡単に諦めんな。」
「・・そうだな。けど魔力が切れそうなんだよ。」
「魔力切れか、それはきついな。回復手段を持ってないからどうするか・・。」
~♪~~♪
ディケイドがそう言うと歌が聞こえてきた。
「・・歌が聞こえる。」
「心に染み渡る、キレイな歌声だ・・。」
ディケイドとウィザードは歌声を聞き、疲れが取れる感じがした。
(それに・・魔力が回復している・・?)
ウィザードに至っては魔力が回復しているような感じがする。
体育館で莉乃がその透き通る歌声を披露していた。
「~~♪~~~♪」
莉乃は蒼き清浄なる歌を歌う。
その歌声は各ライダーと芽衣に届いていた。
ここからライダーの反撃が始まる。
ライダーピンチ。
その時聞こえてきた莉乃の歌。
莉乃が歌う歌には意味があるのです。
次辺りで終わりたい。
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戦い。
莉乃の隠された能力が明らかに。
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